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HP Pavilion 15-p000の実機レビュー

アクアブルーのボディ
HP Pavilion 15-p000は、アクアブルーとチャコールブラックのツートンカラーが素敵な15.6型液晶搭載のノートパソコンです。
価格も比較的安く、最小構成なら、6万円台(税抜)から購入可能です。
CPUは、低電圧のUシリーズのCore プロセッサーを搭載しています。
液晶は、非光沢のフルHDを搭載したモデルもあります。
メーカー直販サイト:HP公式サイト
※レビュー機は、1台が当サイトでの購入品、もう1台がメーカーからの借用品です
目次
1 Pavilion 15-p000 の基本スペック | 2 特徴1 - アクアブルーのユニボディ |
3 特徴2 - 比較的安価 | 4 液晶ディスプレイのチェック |
5 キーボードおよびタッチパッドのチェック | 6 パフォーマンスのチェック |
7 ゲームベンチマーク | 8 カードリーダー/ライターのチェック |
9 静音性のチェック | 10 パーツの温度のチェック |
11 表面温度のチェック | 12 消費電力のチェック |
13 外観のチェック | 14 まとめ |
HP Pavilion 15-p000の基本スペック
Pavilion 15-p000の基本スペックをチェックします。本製品は、下記の2つのモデルがあります。今回は、この2つのモデルでレビューをしています。※2014年8月9日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
スタンダードモデル (ブルー) | パフォーマンスモデル(ブルー) | |
---|---|---|
CPU | Core i5-4210U | Core i7-4510U |
メモリ | 4GB | 8GB |
液晶ディスプレイ | 15.6型光沢(1366x768) | 15.6型非光沢(1920x1080) |
グラフィックス | インテルHDグラフィックス 4400 | GeForce 840M(2GB) |
ストレージ | 750GB HDD | 1TB ハイブリッドHDD |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ | |
テレビチューナー | 内蔵チューナーはなし。 外付けタイプのワイヤレスTVチューナーなら選択可能。 |
特徴1 - アクアブルーのユニボディ
Pavilion 15-p000は、つなぎ目のない樹脂性ユニボディのシャーシを採用し、見た目の良さと堅牢性を両立させています。なお、ユニボディはアクアブルーのシャーシ部分に採用されています。
パソコンと言えば、ブラックやホワイト、シルバーといった色が多い中、本製品のボディにはアクアブルーを取り入れています。好みの分かれる色だと思いますが、気に入った方は、ずっと使いたくなるPCでしょう。
特徴2 - 比較的安価
本製品は、Core i5のプロセッサーを搭載しながら、6万円台(税抜)から購入できる、比較的安価な製品です。
ただし、CPUの枝番が少しだけ異なりますが、Pavilion 15-n200のほうがさらに安く買えます。安さ重視で購入するなら、Pavilion 15-n200もご検討下さい。
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
スタンダードモデルはHD(1366x768)の光沢液晶、パフォーマンスモデルはフルHD(1920x1080)の非光沢液晶となっています。それぞれの特性について、下に記載します。
なお、同じモデルでも、別のメーカーの液晶パネルが搭載される可能性があります。その場合、液晶の特性が変わることをご了承ください。
スタンダードモデル
まずスタンダードモデルの液晶についてです。
視野角はあまりよくありません。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、寒色系の画面であることが分かります。
色域はやや狭いです。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
画素はシンプルです。ギラつきはありません。


光沢液晶であるため、映り込みがあります。

映り込み
パフォーマンスモデル
次はパフォーマンスモデルの液晶です。
こちらも視野角はよくありません。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、こちらも寒色系の画面であることが分かります。
色域は、ノートパソコンとしては標準的です。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
画素はシンプルな形状です。ノングレアの処理面を見ても凹凸がほとんどなく、ギラつきはそれほど感じません。


非光沢液晶ですので、映り込みは低減されています。

映り込み
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
実測で、キーピッチは縦:18.5mm、横:約19mm、キーストロークは約1.5mmです。キートップは、ほぼフラットで、素材は滑りにくいです。テンキーも搭載しています。普通の打ちやすさのキーボードだと思います。
「,」などのキーが小さくなく普通の大きさなのは良いと思います。ただし、「Backspace」と「半角/全角」キーがやや小さいです。
キーボード全体図
キーの拡大図1
キーの拡大図2
タッチパッドの指の動かしやすさは普通です。ただし、クリックボタンがやや固いです。据え置き型のノートパソコンですので、マウスを使ったほうが良いと思います。
タッチパッド
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
CPUはUシリーズですので、MシリーズやMQシリーズのCPUと比べると処理性能は劣ります。パフォーマンスモデルの場合、ハイブリッドHDDを搭載しており、PCが起動してからHDDアクセスが落ち着くまでの時間などが若干短いです。また、パフォーマンスモデルの場合、GeForce 840Mのグラフィックスを選択できますが、性能はそれほど良くありません。
下にはスタンダードモデルとパフォーマンスモデルの両方のベンチマーク結果を掲載します。
PassMark Performance Test 8.0
スタンダードモデル(Core i5-4210U、4GBメモリ、750GB HDD、インテルHDグラフィックス)
パフォーマンスモデル(Core i7-4510U、8GBメモリ、1TB ハイブリッドHDD、GeForce 840M)
3DMark
スタンダードモデル(Core i5-4210U、4GBメモリ、750GB HDD、インテルHDグラフィックス)
パフォーマンスモデル(Core i7-4510U、8GBメモリ、1TB ハイブリッドHDD、GeForce 840M)
PCMark 8
スタンダードモデル(Core i5-4210U、4GBメモリ、750GB HDD、インテルHDグラフィックス)
パフォーマンスモデル(Core i7-4510U、8GBメモリ、1TB ハイブリッドHDD、GeForce 840M)
動画のエンコード時間
スタンダードモデル Core i5-4210U |
パフォーマンスモデル Core i7-4510U |
|
---|---|---|
x264でエンコード | 32分08秒 | 30分46秒 |
クイック・シンク・ビデオでエンコード | 13分55秒 | 12分32秒 |
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換
ストレージのベンチマーク
パフォーマンスモデルに搭載されているハイブリッドHDDのスコアは、キャッシュにヒットしたときの速度ではないと思われるため、750GBのHDDとそれほどスコアが変わりません。
ゲームベンチマーク
GeForce 840Mを搭載した本機でのゲームベンチマークを、下の表に掲載します。なお、グラフィックドライバーバージョンは、執筆時点で最新の「340.52」です。
全体的にスコアは低いです。グラフィック品質設定をかなり下げなければ快適にプレイできないゲームが多いです。
また、CPUが処理性能の低いUシリーズであるためなのか、ACアダプターの電源容量が小さいためなのか、はっきりと原因は分かりませんが、通常のGeForce 840Mより、スコアが低くなっています。
製品名 | HP Pavilion 15-p000 | |||
基本スペック | Core i7-4510U GeForce 840M(2GB) |
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ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア キャラクター編 |
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標準品質 ★ | 3863 (快適) |
最高 | 1654 (設定変更を推奨) | |||
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ファンタシースターオンライン2 ver.2 | ![]() |
描画:3 | 2362 (標準) |
描画:5 | 1259 (重い) | |||
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バイオハザード6 | ![]() |
高 | RANK C (2322) |
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モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) | ![]() |
― | 2365 |
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ドラゴンクエストX | ![]() |
標準 | 5228 (快適) |
最高 | 3309 (普通) | |||
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GRID Autosport | ![]() |
ウルトラロー | 63 fps |
ミディアム | 34 fps | |||
ウルトラ | 15 fps | |||
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トゥームレイダー | ![]() |
LOW | 55 fps |
HIGH | 18 fps | |||
ULTIMATE | 10 fps | |||
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メトロ ラストライト | ![]() |
Low | 23 fps |
High | 14 fps | |||
Very High | 12 fps | |||
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バットマン: アーカム・ビギンズ | ![]() |
― | 32 fps |
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」の設定にしています。 ※fpsの掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません ※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。 ※ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア は、約7000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファンタシースターオンライン2 ver.2は、約2700スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには最低でも平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、最低でも平均120fpsは欲しいです。 |
GPU-Zで確認したGeForce 840Mの情報は次の通りです。
GeForce 840Mのグラフィックカードのスペック
もう少しベンチマークスコアの高い製品が良いなと感じたら、「ゲーム用ノートパソコンの比較」をご覧ください。他のグラフィックカードを搭載したPCのベンチマーク結果を掲載しています。
カードリーダー/ライターのチェック
内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。
カード挿入後の出っ張りはほとんどありません。
SDカード挿入後の外観
カードリーダー/ライターのCrystalDiskMarkのベンチマーク結果は次の通りで、高速です。ただし、UHS-II対応カードを入れたときに速度が下がったので、UHS-IIには対応していないようです。


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