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HP Pavilion 15-n200の実機レビュー

更新日:2014年6月5日

コスパの高い15.6型ノートPC

HP Pavilion 15-n200は、Core iプロセッサーを搭載しながら、5万円台で購入可能な、非常にコストパフォーマンスの高い15.6型パソコンです。

また、グラフィックスにGeForce GT 740Mを搭載することも可能です。軽めのゲームならプレイできるでしょう。

本体も薄く、持ち運びに便利です。

騒音値やパーツ温度も、特に問題ありませんでした。安くても普通に使えるPCです。

メーカー直販サイト:HP公式サイト

※レビュー機はメーカーからの借用製品です

目次

HP Pavilion 15-n200の基本スペック

Pavilion 15-n200の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2014年6月3日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
UシリーズのインテルCPUを選択可です。本機は、Core i7-4500Uです。
グラフィックカード
NVIDIA GeForce GT 740Mまたは、CPU内蔵グラフィックスです。本機はGT 740Mです。
液晶ディスプレイ
15.6型ワイドの光沢液晶です。解像度は1366 x 768です。
メモリ
最大12GBまで選択可能です。本機は4GBです。
 
ハードディスク/SSD
HDDまたはハイブリッドHDDから選択可能です。本機は1TBのハイブリッドHDDです。
光学ドライブ
DVDスーパーマルチ、またはブルーレイROMドライブです。
バッテリ駆動時間
構成にもよりますが、最大約6.5時間です(Mobile Mark 2012によるメーカー計測)。
テレビチューナー
内蔵のテレビチューナーは搭載していません。
 

特徴1 - Core iプロセッサー搭載で5万円台

本製品は、Core i プロセッサーを搭載しながら、5万円台から購入可能なコストパフォーマンスの高い製品です。

2014年6月2日時点で、Core i3-3217Uを搭載したモデルが54,800円~、Core i5-4200Uを搭載したモデルが59,800円~、Core i7-4500U+GeForce GT 740M を搭載したモデルが79,800円~(税抜き、送料別)となっています。

なお、CPUはMシリーズではなく、モバイルPCによく使われるUシリーズとなっています。省電力である代わりに処理性能はMシリーズよりもやや落ちます。

特徴2 - 超初心者向け解説書も同梱

外資系メーカーのパソコンは、マニュアル類がほとんど入っていない場合が多々あり、初心者にはあまり適しません。しかし、最近のHPのパソコンには、超初心者でも分かりやすい解説書「HP パソコンナビ」が同梱されており、初心者でも安心です。

中身は、パソコンの起動方法やインターネットの使い方など、かなり初心者向けに書かれています。Windows 8 から導入されたタイル画面の操作方法についても解説されています。初めてパソコンを使う方や、初めてWindows 8 を使う方でも安心してパソコンを購入することができます。


超初心者向け解説書「HPパソコンナビ」


目次


内容の一部

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

最近はIPSパネルを搭載した見やすい液晶が増えていますが、本製品は昔ながらの視野角が狭く、色域も狭い光沢液晶です。見やすくはないですが、こだわりがなければ普通に使えるとは思います。

詳細を確認します。

視野角は良くありません。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、青色が下げ調整となっています。このことから、寒色系の画面であることが分かります。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は狭いです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素はシンプルです。ギラつきは感じません。


 

光沢液晶であるため、画面への映り込みがあります。


画面への映り込み

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

キーピッチは縦:18.7mm、横:約18.7mm、キーストロークは1.5mmです。キートップは、ほぼフラットで、素材は滑りにくく、普通の打ちやすさのキーボードだと思います。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

タッチパッド部分には凹凸があり、マウスポインターは動かしやすいと思います。しかし、ジェスチャー操作をしたときは反応が悪いです。クリックボタンは固めです。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

CPUは普通の処理性能です。

グラフィックスにはGeForce GT 740を選択できます。ただし、このグラフィックスは、CPU内蔵のインテルHDグラフィックスよりは高い性能ですが、GeForceシリーズの中ではそれほど高くはありません。

Core i7-4500U、GeForce GT 740M、メモリ4GB、1TBハイブリッドHDDの構成でのベンチマーク結果を下記に掲載します。

PassMark Performance Test 8.0

3DMark


※ ICE STORM:Direct 9相当ベンチ、CLOUD GATE:Direct 10相当ベンチ、FIRE STRIKE:Direct 11ベンチ

PCMark 8

動画のエンコード時間

今回はメモリが4GBでしたが、8GBにすればもう少しエンコード時間が短くなる可能性があります。

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
  Core i7-4500U
x264でエンコード 29分19秒
クイック・シンク・ビデオでエンコード 12分49秒
CUDAでエンコード 30分15秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

ストレージのベンチマーク

今回は、ハイブリッドHDDを搭載していますが、CrystalDiskMarkのベンチマーク上では、それほど良いスコアではありません。むしろシーケンシャルリードなどは少し悪いスコアです。ただし、体感ですが、PCの起動・シャットダウンの時間に関しては、HDDよりも若干短いような気がします。


1TB ハイブリッドHDD

ゲームベンチマーク

本製品は、グラフィックスにGeForce GT 740Mを搭載することが可能です。

下の表に、各ゲームベンチマークソフトの結果を掲載します。今回、液晶ディスプレイが1366x768であるため、1920x1080の設定でのベンチマークは計測していません。テスト時のグラフィックドライバーバージョンは332.44です。

今回計測したスコアと、以前に別のGeForce GT 740M搭載PCで計測したスコアとを比べると、今回のスコアのほうがやや低めでした。グラフィックドライバーを変更したり、パフォーマンスの設定を変えたりしても変化ありませんでした。原因は不明です。

軽めのゲームならできますが、少し重いゲームになると、快適にプレイできないものが多いです。

ゲームベンチマーク
製品名 HP Pavilion 15-n200
基本スペック Core i7-4500U
GeForce GT 740M
重めの
ゲーム
ロストプラネット 2(テストB) 1280x720 RANK C(21.9fps)
FF XIV(旧) 1280x720 1954(重い)
中程度の
重さの
ゲーム
FF XIV 新生エオルゼア キャラクター編 (最高品質 1280x720  2719(やや快適)
FF XIV 新生エオルゼア キャラクター編 (標準品質 ノートPC) 1280x720 5817(とても快適)
ファンタシースターオンライン2 ver.2 1280x720 3256(標準的)
バイオハザード6 1280x720 RANK C(2823)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 1280x720 3451
軽めの
ゲーム
ドラゴンクエストX(標準品質) 1280x720 7497(とても快適)
デビルメイクライ4 1280x720 RANK A

 

グラフィックスの詳細情報は、下の通りです。

他のグラフィックカードのベンチマーク結果は、「ゲーム用パソコンの比較」や「FF XIV ベンチマーク」をご覧ください。

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターの対応カードと速度のチェックです。

スロットは本体の左側面にあります。挿入後のSDカードの出っ張りはほとんどありません。


SDカード挿入後の外観

 

カードリーダー/ライターの速度は速いです。

UHS-ⅡのSDカードを挿入して計測した場合、逆に速度が下がったので、UHS-Ⅱには対応していないと思われます。


 

 

 


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