※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

GIGABYTE AORUS 17X(2022年モデル)の実機レビュー

更新日:
CPU Core i9-12900HX
GPU RTX 3070 Ti 8GB
RTX 3080 Ti 16GB
メモリ 32GB(最大64GB)
ストレージ 1TB PCIe Gen4 SSD
液晶サイズ 17.3インチ
液晶種類 FHD 非光沢 360Hz
質量 約2.7kg
バッテリー 99Wh
価格[税込] 44万円台~
HXシリーズCore i9搭載ゲーミングノートPC

GIGABYTE AORUS 17Xは、ノートPC用のインテル第12世代Coreでは最高クラスとなる、Core i9-12900HXを搭載した、ハイエンドゲーミングノートPCです。

最大でGeForce RTX 3080 TiのGPUと、360Hzの超ハイリフレッシュレート対応17.3型液晶を搭載し、非常に高い性能です。

勝ちにこだわってゲームしたい方や、CPUに負荷のかかるクリエイティブワークをする方などにおすすめです。

なお、キーボードは英語配列のみなのでご注意下さい。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

AORUS 17X YES-B4JP544UP

Core i9-12900HX、32GBメモリ、GeForce RTX 3080Ti 16GB

 

目次

お忙しい方は、「 GIGABYTE AORUS 17Xの特徴」のみお読みください。

 

GIGABYTE AORUS 17Xの特徴

第12世代Core i9 HXを搭載したゲーミングノート

GIGABYTE AORUS 17Xは、ノートPC向けのインテルの第12世代Coreの中でも上位に位置するHXシリーズのCore i9-12900HXを搭載したゲーミングノートPCです。

下表では、Core i9-12900HXの仕様を、第12世代のCore i7-12700Hや、Core i9-12900Hの仕様と比較しています。Core i9-12900HXは、Pコア数が多く、キャッシュも大きく、プロセッサーベースパワーも55Wと高いです。Pコア:8、Eコア:8というコア数は、デスクトップ用のCore i9-12900と同じ数です。

代表的な第12世代Coreプロセッサーの比較
  Core i7-12700H Core i9-12900H Core i9-12900HX
Pコア 6 6 8
Eコア 8 8 8
Pコア最大クロック 4.7GHz 5.0GHz 5.0GHz
Eコア最大クロック 3.5GHz 3.8GHz 3.6GHz
L3キャッシュ 24MB 30MB
プロセッサーベースパワー 45W 45W 55W
最大ターボパワー 115W 115W 157W

 

ただし、Core i9-12900HXを搭載しても、AORUS 17シリーズの他機種と比べてフレームレートが格段にアップする訳ではありません。ゲームのみの目的であれば、AORUS 17のCore i7-12700H / Core i9-12900Hを搭載した、別モデルの方がコスパはいいです。第12世代Core搭載のAORUS 17のレビューもご確認ください。

GIGABYTE AORUS 17Xは、ゲームだけでなくCPUに負荷のかかる作業を行うことが多い方や、トップオブトップのスペック構成でなければ気が済まない方におすすめの機種です。

第12世代Core搭載 AORUS 17シリーズのスペック比較
  AORUS 17 XE4 AORUS 17 YE5 AORUS 17X XES AORUS 17X YES
CPU Core i7-12700H Core i7-12700H
Core i9-12900H
Core i9-12900HX
GPU RTX 3070 Ti RTX 3080 Ti 16GB
RTX 3070 Ti RTX 3080 Ti 16GB
液晶 17.3型 FHD 非光沢 360Hz
メモリ 16GB
(DDR4-3200)
32GB
(DDR5-4800)
SSD 1TB PCIe Gen4 SSD
重量 本体約2.7kg
価格 28万円台~ i7 : 40万円台~
i9 : 44万円台~
44万円台~ 53万円台~

 

360Hzの超ハイリフレッシュレート液晶

GIGABYTE AORUS 17Xは、360Hz(1秒間に画面を最大360回書き換える)の超ハイリフレッシュレート液晶を搭載しています。一般ノートPCの60Hz液晶と比べると、実に6倍のリフレッシュレートとなります。

残像も少なく、非常に滑らかな映像でゲームを快適にプレイすることが可能でした。また、17.3型とノートPCとしては画面も大きいので、遠くのターゲットなども捕捉しやすいです。特に、動きが速く、競技性の高いeスポーツタイトルをプレイすることが多いゲーマーにとってはアドバンテージとなる液晶だと思います。

さらに、4辺狭額縁ベゼルで画面への没入感が高く、sRGBカバー率99.4%と色域も広めな点も特徴となっています。写真・映像の編集や、3DCGの作成といった、クリエイティブな作業にも適しています。

競技性の高いゲームにぴったり

 

スポーツカー インスパイアのスタイリッシュなボディ

GIGABYTE AORUS 17Xは、スポーツカーにインスパイアされた、スタイリッシュなボディデザインとなっています。

シンプルなデザインですが、かっこいいです。ゲームだけでなく、一般的な用途や仕事などにも比較的使いやすいです。

シンプルでスタイリッシュなボディ

 

なお、LEDバーなどによる派手なライティングはありませんが、天板のロゴが光ります。また、キーボードも1670万色対応のバックライトが付いており、全てのキーを独立してコントロールすることができます。

天板のロゴとキーボードが光る

 

しっかり冷却

GIGABYTE AORUS 17Xは、最大でCore i9-12900HX + GeForce RTX 3080 Tiというハイエンドなパーツを搭載するので、冷却性能も非常に重要です。

GIGABYTE AORUS 17Xでは、2つの冷却ファンと、6本のヒートパイプを備えた、「WINDFORCE Infinity全銅製冷却システム」により、4か所から排気することで、CPUとGPUからの熱を効果的に放熱します。

実際に、FF15ベンチマーク実行時のCPU・GPU温度を確認しましたが、どちらも概ね80℃前後と問題のない温度に保たれていました。高い負荷のかかる作業でも、心配なく長時間使用することができます。

4か所からの排気

 

メモリのカスタマイズが可能

GIGABYTE AORUS 17Xは、メモリスロットを2つ備えています。デフォルトでは32GBメモリを搭載していますが、最大64GBまで対応可能となっています。

パソコンショップアークであれば、購入時にメモリをカスタマイズして購入することができます。購入後に自分でメモリの換装を行うこともできると思いますが、安価な機種ではないので、セルフカスタマイズよりも、認定ストアでカスタマイズしての購入がおすすめです。

メモリのカスタマイズ画面

 

デュアルSSD構成も選択可能

GIGABYTE AORUS 17Xは、1TB M.2 PCIe Gen4 SSDを搭載し、もう一つM.2 PCIe Gen4 SSD用の空きスロットもあります。購入後に自分でSSDの換装、増設を行うこともできそうです。ただし、自己責任となるので、注意が必要です。

おすすめは、パソコンショップアークのような認定ストアでカスタマイズしての購入です。認定ストアであれば、カスタマイズ後もメーカー保証が適用されるので安心です。また、パソコンショップアークでは、カスタマイズにかかる費用もそれほど高くありません。

最大で、2TB + 2TBの計4TBのストレージも選択できるので、大きめのストレージ容量を希望する場合は、カスタマイズしてからの購入を検討してみるといいです。

1stストレージのカスタマイズ画面
追加SSDの選択画面

 

キーボードは英語配列のみ

GIGABYTE AORUS 17Xは、英語配列キーボードを搭載しています。

英語配列でもゲームをする分には全く支障はありません。ただ、日本語配列のキーボードに慣れていると、文字入力などにはやや使いづらく感じると思います。

英語配列キーボードに抵抗を感じる方は、日本語キーボードを搭載したGIGABYTE AORUS 17の方を検討してみるといいと思います。

英語配列キーボードのみ

 

各用途の快適度

GIGABYTE AORUS 17Xの各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
視野角も広く、見やすい液晶です。処理性能も非常に高く、快適に使用できます。
オンライン会議 ウェブカメラ、マイク、スピーカーを備えており、普通にオンライン会議に参加できます。
動画鑑賞 色鮮やかな表示ができる17.3型液晶で、スピーカー音も比較的良く、快適に動画鑑賞できます。
RAW現像
画像編集
第12世代Core i9-12900HXを搭載し、Lightroom Classic CCを使用したRAW現像が非常に速いです。液晶の色域も広めです。ただし、DTP用途の場合はAdobe RGBカバー率が100%に近い外部ディスプレイを用意したほうがいいです。
動画編集 CPU、GPUの性能が高く、快適に動画編集ができます。色域も十分広いです。ただし、DCI-P3ほどの色域ではありません。
ゲーム RTX 3080TiまたはRTX 3070Tiに、360Hz駆動のディスプレイを搭載したハイエンドクラスのゲーミングノートPCなので、快適にゲームができます。

 

ディスプレイのチェック

AORUS 17Xのディスプレイのチェックです。

一般的なFHD解像度の液晶ですが、360Hzの超ハイリフレッシュレートに対応しています。遅延や残像が少なく、動きの激しいゲームに適しています。また、色域が広めなので、ゲームだけでなく、動画の編集や、3DCG作成などのクリエイティブな用途にも使えると思います。最大輝度は、当サイトの計測では294cd/m2と普通です。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトの測定結果は、以下のとおりです。色域は広めです。

  カバー率
sRGBカバー率 99.4%
DCI-P3カバー率 75.7%
Adobe RGBカバー率 75.9%
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、各色ほぼ1:1の直線となっており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。ギラつきもほとんど感じません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認結果です。輝度をいくつにしても、フリッカーは検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約40msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延は非常に少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、2フレーム前くらいまで残像がありました。普通のノートPCは、60Hzで2フレーム前くらいまでの残像ですが、本製品は360Hzと単位時間当たり6倍のフレームが表示されているのに2フレーム前までしか残像がないので、残像は非常に少ないと言えます。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは横:約18mm、縦:約18.5mm、キーストロークは約1.7mmです。

アンチゴースト、Nキーロールオーバーに対応しており、キーレスポンスもよく、ゲームはプレイしやすいです。

ただし、英語配列キーボードです。特殊キーの配列が日本語配列とは異なるので、日本語キーボードに慣れている方は、慣れるまで文字入力がやや打ちにくいと思います。

矢印キーが一部入り込んではいますが、4列テンキーもついているので、クリエイター向けソフトのショートカットキーなどにも使いやすいと思います。

タッチパッドの使いやすさや、クリックボタンの押しやすさは普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

バックライトは1670万色のカラーリングに対応しており、各キー独立したライトコントロールが可能となっています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

AORUS 17Xでは、下の画像のように動作モードを選択することができます。「AI BOOST」をONにしておくと、起動するアプリによって、「GAMING MODE」や、「CREATOR MODE」などに自動的に切り替わります。ここでは、「AI BOOST」モードで計測を行っています。

また、外部GPUからの出力をコントロールできる、MUX Switch機能も備えています。ここでは「dGPU(ディスクリートモード)」で計測を行っています。

GIGABYTE CONTROL CENTER

 

CPU

AORUS 17Xは、第12世代Core i9-12900HXを搭載しています。

Core i9-12900HXは、Pコア数:8、Eコア数:8の16コア/24スレッド構成で、非常に高い性能です。ベンチマークの結果は以下のとおりです。

シングルコア、マルチコアともに、高いスコアが出ており、ゲームでも、クリエイター向けソフトでも、快適に動作します。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i9-12900HX
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-12900H 19223
Core i9-12900HK 17767
Core i9-12900HX 17629
Core i7-12700H 14546
Ryzen 7 6800H 13999
Ryzen 9 5900HX 13382
Core i9-11900H 13266
Ryzen 7 5800H 12604
Apple M1 Max/Pro
10コアCPU
12359
Core i7-11800H 11893
Core i7-1280P 11801
Ryzen 7 5825U 10040
Ryzen 7 5800U 9429
Ryzen 5 5600H 9255
Core i7-1260P 9032
Core i5-11400H 8514
Ryzen 5 5600U 8491
Ryzen 7 5700U 8445
Core i5-1240P 8409
Ryzen 5 5625U 8107
Core i7-1195G7 6594
Ryzen 5 5500U 6250
Core i7-1185G7 6229
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-12900HX 1934
Core i9-12900H 1920
Core i9-12900HK 1918
Core i7-12700H 1823
Core i7-1260P 1802
Core i7-1280P 1664
Core i7-1195G7 1634
Core i9-11900H 1570
Apple M1 Max/Pro
10コアCPU
1531
Ryzen 7 6800H 1522
Core i7-1185G7 1517
Core i7-11800H 1511
Core i5-1240P 1483
Ryzen 9 5900HX 1463
Ryzen 7 5825U 1460
Core i7-1165G7 1447
Core i5-11400H 1442
Ryzen 7 5800H 1435
Ryzen 7 5800U 1429
Ryzen 5 5625U 1383
Ryzen 5 5600U 1369
Ryzen 5 5600H 1354
Core i5-1135G7 1294
Ryzen 7 5700U 1264
Ryzen 5 5500U 1185
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリは最新のDDR5-4800で、帯域が広いです。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GB(8GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
53.6GB/s
53.3GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
30.66GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

グラフィックスには、GeForce RTX 3070Ti LaptopまたはGeForce RTX 3080Ti Laptopを搭載しています。

今回は、GeForce RTX 3080Ti Laptop搭載モデルをチェックしており、メーカーによって設定された実際のパフォーマンスを左右する最大グラフィックスパワーは、130Wと高めでした。

なお、仕様表を確認すると、GeForce RTX 3070Ti Laptop搭載モデルも、最大グラフィックスパワーは130Wとなっているようです。

NVIDIAのシステム情報で確認した最大グラフィックスパワー

 

「AI BOOST」をONにした時のベンチマークの結果は以下の通りです。ハイクラスのゲーミングノートPCにふさわしい高めのスコアでした。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 3080Ti Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用
RTX 3080
  17064
デスクトップ用
RTX 3070
  13393
RTX 3080Ti 16GB 175W 12614
RTX 3080Ti 16GB 150W 12194
RTX 3080 16GB 140W 11552
RTX 3080 16GB 130W 11361
RTX 3080Ti 130W 11108 [AI BOOST:ON]
RTX 3070Ti 130W 10758
RTX 3070 130W 10327
RTX 3080 8GB 105W 10258
RTX 3070Ti 105W 9901
RTX 3070 95W 9220
RTX 3060 130W 8302
RTX 3060 95W 7519
RTX 3060 75W 7047
GTX 1660Ti   5667
RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050Ti 40W 4560
RTX 3050 65W 4560
GTX 1650Ti   3700
GTX 1650   3494
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 3080Ti Laptopの情報は次の通りです。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しており、非常に高速です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
1TB PCIe Gen4 SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 約7000
6916
PCIe Gen3 SSD 約3500
SATA SSD 約550
2.5インチHDD 約150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

動作モード

ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし計測したフレームレートを掲載します。

基本的には「AI BOOST:ON」で計測していますが、一部「GAMING MODE」に自動的に切り替わらなかったゲームでは、「GAMING MODE」にして計測しています。

また、MUX Swichは「dGPU(ディスクリートモード)」です。

GIGABYTE CONTROL CENTER

 

各ゲームの平均フレームレート

いくつかのゲームの平均フレームレートを掲載します。他のグラフィックスとも比較していますが、すべて同じバージョン、同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。

高いゲーミング性能を備えているので、サイバーパンク2077や、ウォッチドッグスレギオンなど重い部類のゲームで、最高画質・レイトレ:最高設定にしても60 fps以上で快適にプレイできます。軽めのゲームであれば、最高画質でも200 fps近く出るものもありますし、VALORANTでは360Hz液晶をフルに生かしたプレイでも可能です。

重いゲームから、動きの激しいゲームまで幅広く、快適にプレイするのに十分な性能を備えています。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 146 fps
99 fps
ウルトラ 83 fps
レイトレ:ウルトラ 65 fps
※ベンチマークで計測
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 94 fps
RTX 3080Ti 175W 93 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 88 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
130W 83 fps
RTX 3070Ti 130W 78 fps
RTX 3070 140W 70 fps
RTX 3060 115W 62 fps
RTX 3060 130W 61 fps
RTX 3050Ti 40W 29 fps
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン(DX12)
解像度 品質 レイトレ 平均fps
1920
x
1080
オフ 135 fps
オフ 114 fps
最大 オフ 80 fps
最大 67 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最大、DLSS:オフ)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 88 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
175W 87 fps
RTX 3080Ti 175W 85 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 85 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 81 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
130W 80 fps
RTX 3070Ti 130W 79 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 78 fps
RTX 3080 16GB 165W 74 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 74 fps
RTX 3080 16GB 140W 73 fps
RTX 3080 8GB 105W 73 fps
RTX 30`70 145W 68 fps
RTX 3070 95W 65 fps
RTX 3060 130W 60 fps
RTX 3060 95W 58 fps
RTX 3060 115W 46 fps
RTX 3060 90W 44 fps
RTX 3050 95W 29 fps
RTX 3050Ti 60W 28 fps
RTX 3050 60W 22 fps
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 209 fps
150 fps
エクストリーム 97 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、エクストリーム)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 97 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
130W 97 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 96 fps
RTX 3080Ti 175W 94 fps
RTX 3070Ti 130W 90 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 88 fps
RTX 3070 145W 74 fps
RTX 3060 130W 57 fps
RTX 3060
115W 52 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 軽量品質 189 fps
標準品質 152 fps
高品質 117 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 127 fps
RTX 3080Ti 175W 123 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 123 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
175W 121 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
130W 117 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 116 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 113 fps
RTX 3080 16GB 140W 108 fps
RTX 3080 16GB 165W 107 fps
RTX 3070Ti 130W 103 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 101 fps
RTX 3080 8GB 105W 95 fps
RTX 3070 95W 87 fps
RTX 3060 130W 84 fps
RTX 3060 115W 80 fps
RTX 3060 90W 75 fps
RTX 3060 75W 73 fps
RTX 3050Ti 60W 54 fps
RTX 3050 95W 50 fps
RTX 3050Ti 40W 47 fps
RTX 3050 60W 46 fps
GTX 1650Ti   43 fps
GTX 1650   36 fps
※ボーダーレスで計測
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均fps
1920x1080 167 fps
138 fps
ウルトラ 121 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 134 fps
RTX 3080Ti 175W 132 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 127 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
175W 127 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 127 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 123 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
130W 121 fps
RTX 3080 16GB 140W 114 fps
RTX 3080 16GB 165W 112 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 112 fps
RTX 3070 145W 107 fps
RTX 3060 130W 97 fps
RTX 3070Ti 105W 94 fps
RTX 3070 100W 91 fps
RTX 3060 90W 82 fps
RTX 3060 115W 81 fps
RTX 3050Ti 95W 65 fps
RTX 3050Ti 60W 63 fps
RTX 3050 95W 61 fps
RTX 3050 60W 53 fps
RTX 3050Ti 40W 48 fps
GTX 1650Ti   46 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920
x
1080
最低 200 fps
151 fps
最高 134 fps(153 fps)
※括弧内は「DLSS:クオリティ」にしたとき
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 159 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 150 fps
RTX 3080Ti 175W 148 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
130W 134 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 133 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 130 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 129 fps
RTX 3070Ti 150W 128 fps
RTX 3080 16GB 165W 121 fps
RTX 3080 8GB 105W 115 fps
RTX 3070 145W 113 fps
RTX 3070 95W 108 fps
RTX 3060 130W 105 fps
RTX 3060 115W 96 fps
RTX 3060 75W 92 fps
RTX 3080 16GB 140W 91 fps
RTX 3060 90W 90 fps
RTX 3050Ti 60W 68 fps
RTX 3050 95W 63 fps
RTX 3050 60W 56 fps
RTX 3050Ti 40W 54 fps
GTX 1650Ti   50 fps
GTX 1650   42 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 標準(ノート) 220 fps
高(ノート) 191 fps
最高品質 162 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 176 fps
RTX 3080 Ti 175W 170 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 169 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
130W 162 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
175W 160 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 153 fps
RTX 3070Ti 150W 152 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 148 fps
RTX 3080 8GB 135W 146 fps
RTX 3080 16GB 165W 134 fps
RTX 3060 130W 125 fps
RTX 3060 115W 114 fps
RTX 3060 90W 114 fps
RTX 3050Ti 60W 94 fps
RTX 3050Ti 95W 92 fps
RTX 3050 95W 89 fps
RTX 3050 60W 84 fps
GTX 1650Ti   68 fps
GTX 1650   65 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 361 fps
高設定 174 fps
最高設定 118 fps
解像度 レンダリングモード 平均fps
1920x1080 パフォーマンス
(ベータ)
400 fps
※クリエイティブモードで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 298 fps
高設定 194 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定
高設定 444 fps
※プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
PUBG: BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均fps
1920x1080 非常に低い 278 fps
中型 268 fps
ウルトラ 211 fps
※トレーニングモード、ボーダーレスで計測

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。

ここでも、「AI BOOST:ON」、MUX Swichは「dGPU(ディスクリートモード)」で計測を行っています。いずれのソフトも高速でした。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

デフォルトで、書き出しにGPUを使用がONになっており、速い書き出し速度は非常に速いです。

Core i9-12900HX
RTX 3080 Ti (175W)
32秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12900HX
RTX 3080 Ti (130W)
32秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-12900HX 47秒
Core i7-12800HX
RTX 3070 Ti (150W)
52秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H
RTX 3060 (130W)
53秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H
RTX 3050 (65W)
59秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H 60秒
Core i7-1280P 64秒
Core i7-1260P 81秒
Ryzen 7 6800U 89秒
Ryzen 7 5825U 151秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間

処理に時間のかかるニューラルフィルターを試しましたが、ハイクラスの性能を備えているので、処理にかかる時間は短いです。
Adobe Photoshop CCによる画像の編集作業も快適です。

  Core i9-12900HX
RTX 3080Ti
参考:
Ryzen 7 6800U
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) 約1秒 約3秒
ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2)) 約53秒 約1分29秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) 約1分55秒 約2分34秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
4K動画の書き出し
Core i9-12900HX
RTX 3080 Ti (175W)
3分14秒
Core i7-12700H
RTX 3080 (175W)
3分24秒
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
3分26秒 (MacBook Pro 16)
Core i7-12800HX
RTX 3070 Ti (150W)
3分34秒
Core i9-11900H
RTX 3080(140W)
3分36秒
Core i9-11980HK
RTX 3080 (165W)
3分45秒
Core i9-12900HX
RTX 3080Ti (130W)
3分48秒
Core i9-12900H
RTX 3070Ti (120W)
3分49秒
Core i7-12700H
RTX 3070Ti (105W)
3分51秒
Core i7-1180H
RTX 3070 (140W)
3分53秒
Core i7-11800H
RTX 3060 (130W)
4分04秒
Ryzen 9 5900HX
RTX 3080 (130W)
4分55秒
Core i7-11800H
RTX 3050Ti (60W)
5分08秒
Apple M1 Pro
10CPU/16GPU
5分51秒 (MacBook Pro 14)
Core i5-11400H
RTX 3050 (65W)
5分59秒
Core i7-10750H
GTX 1650
6分34秒
Apple M2
8CPU/10GPU
6分41秒 (MacBook Pro 13)
Core i5-10300H
GTX 1650
8分21秒
Core i7-1165G7 14分12秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間
Core i9-12900HX 5分28秒
Core i7-12800HX 6分18秒
Core i9-12900HX 6分33秒
Core i9-12900HK 7分12秒
Core i7-12700H 7分50秒
Core i9-11900H 8分20秒
Ryzen 7 6800H 8分42秒
Core i7-1280P 10分59秒
Ryzen 7 5825U 11分15秒
Core i7-1260P 12分43秒
Core i5-1240P 14分19秒
Ryzen 7 5800U 14分35秒
Ryzen 7 5700U 15分05秒
Core i7-1195G7 16分14秒
Core i7-1185G7 16分37秒
Core i7-1165G7 24分17秒
Core i5-1135G7 26分03秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmarkによるレンダリング時間
GeForce RTX 3080 Ti Laptop
SPECviewperf 2020

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトには「2.7kg」と記載されています。実測値は、以下の通りです。仕様値とほぼ同じで、17インチクラスのゲーミングノートPCとしては、普通の重さだと思います。

ACアダプターと合わせると約3.7kgと重いので、持ち運びには適していません。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.728kg
ACアダプター 1.006kg

 

バッテリー駆動時間のチェック

AORUS 17Xのバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は、99Whです。

バッテリー容量

 

動画の連続再生と、FF14ベンチ時のバッテリー駆動時間は以下の通りです。ハイクラスのパーツを搭載しているので、バッテリー駆動時間は短いです。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0
(2) 動画再生時 2時間1分
(3) FF14ベンチ 1時間14分
※画面輝度は約120cd/m2
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) FF14ベンチをループ実行

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。

ここでは、最も高い性能を発揮できる「TURBO MODE」で計測しました。

 

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

CPU電力は約85Wと高めで推移していますが、CPU温度は概ね85℃を超えないぐらいに抑えられており、心配のない温度です。

CPU電力
CPU温度

 

FF15ベンチ実行時の温度

ここでは、「GAMING MODE」でFF15のベンチマークを実行し、その時のCPU温度、GPU温度を計測しています。

ゲーム時のCPU温度およびGPU温度は、どちらも大体80℃前後をキープしています。高性能パーツですが、心配のない温度です。

CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

「AI BOOST:ON」での計測です。アイドル時でも少し音がしますが、静かです。FF15ベンチのような高負荷時は騒音値が上がります。タイミングによってファン速度が変化し、それに合わせて騒音値も変動しますが、ピーク時は55dBと高い騒音値となるため、うるさいです。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:FF15ベンチマーク (高品質、1920x1080)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。「AI BOOST:ON」で計測しています。

高性能パーツを搭載していますが、しっかり冷却されており、WASDキーの付近も温度はあまり上がっていません。パームレスト部も温度は高くなく、長時間ゲームをしても不快感はありません。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご覧下さい。

ハイクラスのスペック構成なので、高めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

外観のチェックです。

17.3型とサイズの大きな液晶を搭載しており、存在感があります。スポーツカーを参考にした、スタイリッシュなボディデザインです。

液晶のベゼル幅が狭く、画面占有率が90%と高いので、ゲームに没頭しやすいです。

 

天板の中央にはロゴマークが配置されています。電源を入れると、ロゴマークは白色に光ります。

 

閉じた状態です。厚みは、約30mmです。

 

背面部は、オレンジの模様がアクセントになっています。

 

スピーカーは底面の左右に2.5W x2のスピーカーが配置されています。音質は比較的よく、ノートPC基準で、10点満点で採点すると6点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

 

Webカメラには、1280x720のHDカメラを搭載しています。物理的なカメラシャッターは付いていません。Windows Helloの顔認証には対応しています。

 

側面のポート類です。USB3.2 x2、Thunderbolt 4(Type-C)、HDMI、mini DP、LAN(最大2.5G)を備えています。SDカードスロットはありません。

電源ポートが右側面のやや手前側にありますが、L字コネクタだったので、外付けマウスを使用する時でもそこまで気にはなりませんでした。ただ、右側面のUSBポートに外付けマウスを接続すると、ケーブルがやや邪魔でした。

 

液晶が開く最大の角度は、ご覧の通りです。

 

底面には、大きめのメッシュ部分があります。

今回は内部のチェックはしていませんが、2基のファンと、6本のヒートパイプで冷却しているようです。

 

ACアダプターの容量は280Wです。高出力なのでサイズも大きく、重さもあります。

 

まとめ

以上が、GIGABYTE AORUS 17Xのレビューです。

ノートPC向けのインテル第12世代Coreの中でも最高クラスのCore i9-12900HXに、GeForce RTX 3070 Ti / RTX 3080 Tiを搭載した、ハイエンドなゲーミングノートPCです。ハイエンド構成に見合った冷却性能も備えており、ゲーム時のCPU・GPU温度もしっかり抑えられており、長時間のゲームや高負荷作業でも心配なく使用できます。

さらに、大きめの17.3型液晶で、360Hz駆動の超ハイリフレッシュレートに対応しており、残像も少なく、色域も広めで質の高い液晶です。クリエイター向けソフトでの作業にも使用できそうです。

ゲームに関しては、重い部類のゲームも快適に動作します。特に、360Hz液晶をフルに活かして、競技性の高いeスポーツタイトルなど、動きの激しいゲームを勝ちにこだわってプレイするゲーマーに適しています。

気になる点を挙げるならば、キーボードが英語配列である点です。ゲーム時はそれほど気にならないかもしれませんが、日本語キーボードに慣れていると、一般的な文字入力の時にやや使いづらいかもしれません。

ゲーミングノートPCとしては、GIGABYTE AORUS 17Xよりもコスパがよく、日本語キーボードを搭載した、GIGABYTE AORUS 17もあるので、こちらと比較検討してもいいと思います。

 

第12世代Core i9 HX搭載のハイエンドゲーミングノートPC

GIGABYTE AORUS 17X

特徴

  • 最大Core i9-12900HX + RTX 3080Tiの高スペック
  • 360Hz駆動の17.3型液晶による高い没入感
  • メモリやストレージの増設・換装が可能

こんなあなたに

  • 最高クラスのゲーミングノートPCが欲しい方
  • 競技性の高いゲームを有利にプレイしたい方
  • 3DCG作成など高負荷のクリエイティブ作業用として
  • 価格44万円台[税込]~
公式サイトはこちら

 

関連ページ