GeForce RTX 3080 のベンチマーク

更新日:2020年9月21日

2020年9月2日にNVIDIAは大々的なカウントダウンとともに、オンラインイベント「NVIDIA GeForce Special Event」にて、次世代のGPU「GeForce RTX 30」シリーズとなる、「GeForce RTX 3090」「GeForce RTX 3080」「GeForce RTX 3070」の3製品のグラフィックスカードを発表しました。

その中でも先陣切って先日9月17日に発売された「GeForce RTX 3080」のグラフィックカードを用いて、3DMarkやゲームのベンチマーク(フレームレート)などを計測した結果を掲載します。

執筆:ゲーム記事担当"つむじ"

2020.9.21 初稿

目次

GeForce RTX 3080のスコア結果【概要】

性能はRTX 2080Tiの約1.2倍~

お忙しい方のために、代表的なベンチマーク「3DMark Time Spy」のスコアを先に掲載します。

GeForce RTX 3080は、RTX 2080 SUPERと比較して約1.5倍、RTX 2080Tiと比較して約1.2倍のスコアでした。

また、後述しますが、4K(3840x2160)解像度ではさらに性能比が向上しています。加えて、レイトレーシングやDLSS機能も強化されており、レイトレーシングを使った激重なゲームも60 fpsでプレイが可能となります。

3DMark Time Spy - Graphics score
RTX 3080 16887
RTX 2080Ti 13872
RTX 2080 SUPER 11315
RTX 2070 SUPER 9922
RTX 2060 SUPER 8926
GTX 1660Ti 6031
GTX 1660 SUPER 6000
GTX 1660 5431
GTX 1650 SUPER 4630
GTX 1650 3336
※当サイトの計測値

 

GeForce RTX 3080 の仕様

「GeForce RTX 30」シリーズは、「NVIDIA Ampere アーキテクチャ」を採用した新モデルのグラフィックスカードで、TITAN RTXの後継機にして最上位モデル「GeForce RTX 3090」をはじめ、RTX 2080の後継機となる「GeForce RTX 3080」、RTX 2080Tiよりも高速な「GeForce RTX 3070」の3製品からなり、発売時期や価格も公開されています。

製造プロセスは前世代の12nmから8nmになり、レイトレーシング用の「RTコア」は第2世代に、DLSSなどのディープラーニング用の「Tensorコア」は第3世代へと進化し、CUDAコアの数も倍増。メモリタイプには、より高速なMicron GDDR6Xメモリを搭載し、これにより、前世代と比較して最大で2倍の性能を発揮するそうです。その分消費電力も増大しています。

今回レビューする「GeForce RTX 3080」は、前世代のRTX 2080と比べて、CUDAコア数は2倍以上、メモリタイプはGDDR6Xとなり、容量も10GBへ強化されています。その分TDPは320Wと大きく、NVIDIAの推奨する電源容量は750Wとなっています。

RTX 30シリーズの仕様比較
  GeForce
RTX 3090
GeForce
RTX 3080
GeForce
RTX 3070
GPUコア GA102-300 GA102-200 GA104-300
GPUアーキテクチャ Ampere
製造プロセス 8nm
CUDAコア数 10496 8704 5888
定格クロック 1400MHz 1440 MHz 1500MHz
ブーストクロック 1700MHz 1710 MHz 1730MHz
メモリタイプ GDDR6X GDDR6
メモリ容量 24GB 10GB 8GB
TDP 350W 320W 220W
想定価格(税別) 22万9800円 10万9800円 7万9980円
RTX 20シリーズの仕様比較
  GeForce
RTX 2080 Ti
GeForce
RTX 2080 SUPER
GeForce
RTX 2080
GPUコア TU102 TU104 TU104
GPUアーキテクチャ Turing
製造プロセス 12nm
CUDAコア数 4352 3072 2944
定格クロック 1350MHz 1650 MHz 1515MHz
ブーストクロック 1545MHz 1815 MHz 1710MHz
メモリタイプ GDDR6
メモリ容量 11GB 8GB 8GB
TDP 250W 250W 215W

 

テストに使用したグラフィックカード

テストに使用したPalit「GeForce RTX 3080 GP」

今回使用したグラフィックカードはPalit製の標準モデルとなる「GeForce RTX 3080 GamingPro 」です。価格は税込95,700円で、RTX 3080の中ではおそらく最安です。他社と比べて価格が安いということで少し心配でしたが、実際に使用してみると、品質もよく冷却性能も申し分ありませんでした。

詳しくは下記をご覧ください。

 

グラフィックカードの正面と背面です。回路基板の保護と放熱効果を最適化するダイキャスト成形された2つの「アルミ合金アーマープレート」を搭載しています。

 

映像出力端子はDisplayPort 1.4が3ポート 、 HDMI 2.1が1ポートとなっています。補助電源には8ピンコネクタを2本使用します。

 

背面プレートのハニカムブラケット構造により、エアフローが最大15%増加するそうです。

 

カードサイズは294 x 112 x 60 mm、質量は実測で1186gです。

 

手で持つとこんな感じです。

 

PCに装着したときの画像は次の通りです。コンパクトミドルタワーのケースですが、最近の広めのケースなら問題なく入ると思います。LEDライティングも可能で、PalitのThunderMasterソフトウェアから、ライティング効果をカスタマイズできます。

 

GPU-Zの結果は、次のようになっています。動作クロックなど基本スペック通りです。

 

テストに使用したPC

GeForce RTX 3080のベンチマークを測定するにあたって、テストに使用したPCの構成は以下の通りです。

レビュー機の構成
CPU Core i9-10900K
ケース NZXT H510 Matte Black
マザーボード ASUS TUF Z490-PLUS(WI-FI)
CPUファン 簡易水冷 Silverstone PF240-ARGB ZEFT
メモリ Gskill Trident Z DDR4-2666 16GB(8GB×2)
ストレージ1 M.2 SSD WD BLUE SN550 1TB
ストレージ2 SATA SSD Crucial MX500 1TB
電源 Corsair RM1000x 1000W

 

基本ベンチマークスコア

基本的なベンチマークスコアです。ゲームベンチマークスコアでは、各ゲームのグラフィック設定を最高設定のみで計測しています。ベンチマーク機能がないものはMSIのAfterburnerというツールを使って平均フレームレートを計測しています。

3DMark - Time Spy

3DMark Time Spyのベンチマークスコアです。4K解像度である「Time Spy Extreme」でのスコアがかなり高いです。RTX 2080 SUPERと比較しておよそ1.6倍、RTX 2080Tiと比較しておよそ1.3倍伸びています。

Time Spy(DX12) - Graphics score (2560x1440
RTX 3080 16887
RTX 2080Ti 13872
RTX 2080 SUPER 11315
RTX 2070 SUPER 9922
RTX 2060 SUPER 8926
Time Spy Extreme(DX12) - Graphics score (3840x2160)
RTX 3080 8536
RTX 2080Ti 6574
RTX 2080 SUPER 5293
RTX 2070 SUPER 4679
RTX 2060 SUPER 4042
※当サイトの計測

 

ゲームベンチマークスコア

特に高解像度であるWQHD(2560x1440)や4K(3840x2160)でのフレームレートがかなり高いです。重い部類のゲームでは、RTX 2080Tiでも60 fpsに届かなかったものが、RTX 3080だと楽に超えているタイトルが多いです。FF14などの中程度の重さのゲームでは、4K(3840x2160)解像度でも最高設定で90 fpsを超えます。

重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX12)
高品質 1920x1080 13570 / 135 fps
2560x1440 11684 / 116 fps
3840x2160 7529 / 75 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 3080 135 fps
RTX 2080Ti 129 fps
RTX 2080 SUPER 114 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440、高品質)
RTX 3080 116 fps
RTX 2080Ti 95 fps
RTX 2080 SUPER 86 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160、高品質)
RTX 3080 75 fps
RTX 2080Ti 56 fps
RTX 2080 SUPER 50 fps
※当サイトで計測した平均フレームレート
重い部類のゲーム
Horizon Zero Dawn(DX12)
最高画質 1920x1080 140 fps
2560x1440 118 fps
3840x2160 71 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高画質)
RTX 3080 140 fps
RTX 2080Ti 118 fps
RTX 2080 SUPER 104 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440、最高画質)
RTX 3080 118 fps
RTX 2080Ti 95 fps
RTX 2080 SUPER 82 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160、最高画質)
RTX 3080 71 fps
RTX 2080Ti 56 fps
RTX 2080 SUPER 46 fps
※当サイトで計測した平均フレームレート
重い部類のゲーム
ボーダーランズ3(DX12)
ウルトラ 1920x1080 142 fps
2560x1440 107 fps
3840x2160 62 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080 142 fps
RTX 2080Ti 115 fps
RTX 2080 SUPER 96 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440、ウルトラ)
RTX 3080 107 fps
RTX 2080Ti 82 fps
RTX 2080 SUPER 68 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160、ウルトラ)
RTX 3080 62 fps
RTX 2080Ti 46 fps
RTX 2080 SUPER 38 fps
※当サイトで計測した平均フレームレート
重い部類のゲーム
モンスターハンターワールド:アイスボーン(DX12)
最高 1920x1080 142 fps
2560x1440 103 fps
3840x2160 54 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高
RTX 3080 142 fps
RTX 2080Ti 120 fps
RTX 2080 SUPER 100 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440、最高
RTX 3080 103 fps
RTX 2080Ti 82 fps
RTX 2080 SUPER 67 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160、最高
RTX 3080 54 fps
RTX 2080Ti 41 fps
RTX 2080 SUPER 34 fps
※当サイトで計測した平均フレームレート
重い部類のゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
最高 1920x1080 157 fps
2560x1440 140 fps
3840x2160 83 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高
RTX 3080 157 fps
RTX 2080Ti 145 fps
RTX 2080 SUPER 136 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440、最高
RTX 3080 140 fps
RTX 2080Ti 118 fps
RTX 2080 SUPER 101 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160、最高
RTX 3080 83 fps
RTX 2080Ti 64 fps
RTX 2080 SUPER 54 fps
※当サイトで計測した平均フレームレート
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ(DX11)
最高 1920x1080 23231 / 192 fps
2560x1440 20553 / 151 fps
3840x2160 14515 / 96 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高
RTX 3080 192 fps
RTX 2080Ti 168 fps
RTX 2080 SUPER 154 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440、最高
RTX 3080 151 fps
RTX 2080Ti 134 fps
RTX 2080 SUPER 121 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160、最高
RTX 3080 96 fps
RTX 2080Ti 76 fps
RTX 2080 SUPER 64 fps
※当サイトで計測した平均フレームレート
中程度の重さのゲーム
ファークライ ニュードーン(DX11)
最高 1920x1080 120 fps
2560x1440 113 fps
3840x2160 93 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高)
RTX 3080 120 fps
RTX 2080Ti 117 fps
RTX 2080 SUPER 116 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440、最高)
RTX 3080 113 fps
RTX 2080Ti 109 fps
RTX 2080 SUPER 105 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160、最高)
RTX 3080 93 fps
RTX 2080Ti 78 fps
RTX 2080 SUPER 65 fps
※当サイトで計測した平均フレームレート

 

DLSS有効時のスコア

ディープラーニング スーパー サンプリング(DLSS)の効果を計測するベンチマークスコアを掲載します。GeForce RTX 30シリーズでは、第3世代「Tensorコア」により、AIレンダリング技術がより強化されており、画質を落とさずに、ゲームのパフォーマンスを向上させることが可能です。

3DMark - NVIDIA DLSS feature test

NVIDIA DLSS feature testの結果は、下表の通りです。RTX 3080はRTX 2080Tiよりも約1.26倍のフレームレートが出ています。非常に高いスコアです。

また、DLSS有効時のフレームレートの伸びはいずれも2.3倍~2.6倍でした。DLSS有効時のフレームレートの伸び率は前世代とRTX 3080とで差はあまりありませんでした。

NVIDIA DLSS feature test - DLSS 2.0 (2560x1440)
RTX 3080 116 fps [DLSS ON]
51 fps [DLSS OFF]
RTX 2080Ti 92 fps [DLSS ON]
40 fps [DLSS OFF]
RTX 2080 SUPER 76 fps [DLSS ON]
32 fps [DLSS OFF]
※当サイトで計測した代表値
NVIDIA DLSS feature test - DLSS 2.0 (3840x2160)
RTX 3080 63 fps [DLSS ON]
24 fps [DLSS OFF]
RTX 2080Ti 49 fps [DLSS ON]
18 fps [DLSS OFF]
RTX 2080 SUPER 39 fps [DLSS ON]
15 fps [DLSS OFF]
※当サイトで計測

 

ゲームベンチマークスコア

実際のゲームのベンチマークも、NVIDIA DLSS feature testほどではありませんが、DLSSを有効にすることでフレームレートが約1.1倍~1.2倍伸びています。

重い部類のゲーム
モンスターハンターワールド:アイスボーン(DX12)
他のグラフィックスとの比較(2560x1440、最高品質
RTX 3080 138 fps [DLSS ON]
103 fps [DLSS OFF]
RTX 2080Ti 113 fps [DLSS ON]
82 fps [DLSS OFF]
RTX 2080 SUPER 96 fps [DLSS ON]
67 fps [DLSS OFF]
他のグラフィックスとの比較(3840x2160、最高品質
RTX 3080 79 fps [DLSS ON]
54 fps [DLSS OFF]
RTX 2080Ti 63 fps [DLSS ON]
41 fps [DLSS OFF]
RTX 2080 SUPER 53 fps [DLSS ON]
34 fps [DLSS OFF]
※当サイトで計測した平均フレームレート
重い部類のゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
他のグラフィックスとの比較(2560x1440、最高
RTX 3080 143 fps [DLSS ON]
140 fps [DLSS OFF]
RTX 2080Ti 127 fps [DLSS ON]
118 fps [DLSS OFF]
RTX 2080 SUPER 111 fps [DLSS ON]
101 fps [DLSS OFF]
他のグラフィックスとの比較(3840x2160、最高
RTX 3080 101 fps [DLSS ON]
83 fps [DLSS OFF]
RTX 2080Ti 84 fps [DLSS ON]
64 fps [DLSS OFF]
RTX 2080 SUPER 70 fps [DLSS ON]
54 fps [DLSS OFF]
※当サイトで計測した平均フレームレート

 

レイトレーシング有効時のスコア

リアルタイムレイトレーシングのベンチマークスコアです。 GeForce RTX 30シリーズでは、第2世代「RTコア」によりレイトレーシング機能も強化されています。レイトレーシングを使った負荷の重いゲームも、高いフレームレートでプレイが可能です。

3DMark - Port Royal

3DMARKのリアルタイムレイトレーシングベンチマークテスト「Port Royal」のベンチマーク結果です。RTX 3080のスコアはかなり高いです。RTX 2080 SUPERと比較して約1.6倍、RTX 2080Tiと比較して約1.3倍、スコアが伸びています。

Port Royal - Graphics score (2560x1440)
RTX 3080 11048
RTX 2080Ti 8605
RTX 2080 SUPER 6900
RTX 2080 6037
RTX 2070 SUPER 5810
RTX 2060 SUPER 4884
RTX 2070 4834
RTX 2060 3734
※当サイトで計測

 

ゲームベンチマーク

レイトレーシングのみON

レイトレーシング機能を使ったゲームのベンチマークスコアです。レイトレーシングOFFのときは軽かったゲームもレイトレーシングをONにするとかなり重くなります。さすがのGeForce RTX 3080でも、4K(3840x2160)解像度+最高設定+レイトレーシングなら60 fpsを割ってしまいます。

重い部類のゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(レイトレース シャドウクオリティ : 最高)
最高 1920x1080 120 fps
2560x1440 92 fps
3840x2160 50 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高
RTX 3080 120 fps
RTX 2080Ti 103 fps
RTX 2080 SUPER 89 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440、最高
RTX 3080 92 fps
RTX 2080Ti 72 fps
RTX 2080 SUPER 59 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160、最高
RTX 3080 50 fps
RTX 2080Ti 39 fps
RTX 2080 SUPER 30 fps
※当サイトで計測した平均フレームレート
軽い部類のゲーム
バトルフィールドV(DirectX Raytracing : On)
最高 1920x1080 124 fps
2560x1440 90 fps
3840x2160 48 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高
RTX 3080 124 fps
RTX 2080Ti 100 fps
RTX 2080 SUPER 85 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440、最高
RTX 3080 90 fps
RTX 2080Ti 70 fps
RTX 2080 SUPER 57 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160、最高
RTX 3080 48 fps
RTX 2080Ti 35 fps
RTX 2080 SUPER 26 fps
※当サイトで計測した平均フレームレート
軽い部類のゲーム
フォートナイト(レイトレーシング : On)
最高 1920x1080 120 fps
2560x1440 88 fps
3840x2160 45 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高)
RTX 3080 120 fps
RTX 2080Ti 100 fps
RTX 2080 SUPER 88 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440、最高)
RTX 3080 88 fps
RTX 2080Ti 67 fps
RTX 2080 SUPER 56 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160、最高)
RTX 3080 45 fps
RTX 2080Ti 29 fps
RTX 2080 SUPER 27 fps
※当サイトで計測した平均フレームレート

 

レイトレーシング+DLSS をオン

レイトレーシングとDLSSを併用した際のゲームのベンチマークスコアです。レイトレーシングを有効にすることで60 fpsを割っていたタイトルも、DLSS機能と併用することで60 fpsを超えてきました。

シャドウオブザトゥームレイダー(レイトレースシャドウ最高+DLSS
3840x2160 最高設定 70 fps [DLSS ON]
50 fps [DLSS OFF]
バトルフィールドV(DXR+DLSS)
3840x2160 最高設定 70 fps [DLSS ON]
48 fps [DLSS OFF]
フォートナイト(レイトレーシング+DLSS品質)
3840x2160 最高設定 75 fps [DLSS ON]
45 fps [DLSS OFF]
※当サイトで計測した平均フレームレート

 

Premire Proによる書き出し時間

以下のグラフは、Premiere Proで、4K動画の書き出し時間を計測したものです。

RTX 2080 SUPERやRTX 2080Tiで、書き出し速度は頭打ちと思っていましたが、RTX 3080でさらに高速になっていました。

Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
Core i9-10900K/16GB
GeForce RTX 3080
3分32秒
Core i9-10900K/16GB
GeForce RTX 2080Ti
3分50秒
Core i9-10900K/16GB
GeForce RTX 2080 SUPER
3分50秒
Core i9-10900K/16GB
GeForce RTX 2070 SUPER
3分53秒
Core i9-10900K/16GB
GeForce RTX 2060 SUPER
3分56秒
Core i9-10900K/16GB
GeForce GTX 1660 SUER
4分26秒
Core i9-10900K/16GB
GeForce GTX 1660
5分32秒
Core i9-10900K/16GB
GeForce GTX 1650 SUPER
5分35秒
Core i9-10900K/16GB
GeForce GTX 1650
6分42秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※すべて同じPCで計測しています

 

消費電力の比較

消費電力の比較です。計測には3DMarkの「Time Spy Extreme」、「Time Spy」、「Port Royal」のストレステストを2分間行い、確認できた最も高い消費電力を記載しています。測定はグラフィックカード単体の消費電力ではなく、PC全体の消費電力です。測定機器にはワットチェッカーを使用しています。

GeForce RTX 3080搭載PCの消費電力はいずれも420Wを超えており非常に高い消費電力です。推奨電源容量は750Wとされている通り、多めの容量を搭載した方がいいでしょう。

Time Spy Extreme - Stress Test(3840x2160)
RTX 3080 426W
RTX 2080Ti 363W
RTX 2080 SUPER 322W
Time Spy - Stress Test(2560x1440)
RTX 3080 442W
RTX 2080Ti 378W
RTX 2080 SUPER 327W
Port Royal - Stress Test (2560x1440)
RTX 3080 423W
RTX 2080Ti 371W
RTX 2080 SUPER 335W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

まとめ

ベンチマークソフトやゲーム、レイトレーシングやDLSSのON/OFFによっても変わってきますが、GeForce RTX 3080は、RTX 2080 SUPERと比較して約1.5倍、RTX 2080Tiと比較して約1.2倍のスコアでした。特に4K解像度では高いフレームレートが出る傾向にあり、60fpsを超えるゲームタイトルも多くありました。現実的なグラフィックカードの価格で、4Kディスプレイで本格的にゲームが出来る時代が来たと言えるでしょう。

競技性の高いタイトルを240Hzなどの高リフレッシュレートでゲームをするなら、グラフィック品質設定を下げたり、WQHDなどの解像度を下げたりする必要はあると思います。ただし、美しい映像を楽しむタイトルなら4K/60fps環境でゲームが可能だと思います。

なお、消費電力は非常に高いです。余裕をもった電源ユニットの搭載をおすすめします。

 

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