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SEKIRO のベンチマークとおすすめゲーミングPC

更新日:2019年3月27日

2019.3.27 初稿

目次

 

SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE | 隻狼

「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE | 隻狼」とは

「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE | 隻狼」とは、高難易度アクションで知られる、「ダークソウル」シリーズや「BloodBorne」などを手掛けた開発スタッフによる、最新タイトル。

世界的人気シリーズであった「ダークソウル」シリーズは3作目で一旦終了し、本作では戦国時代の「忍」を主人公とした、フロム・ソフトウェアとアクティビジョンの共同開発による新規のタイトルとなっています。

プレイヤーがトライ・アンド・エラーを繰り返し、常に挑戦し続ける高難易度なゲームデザインは、世界的にファンも多く、筆者も「デモンズソウル」の頃からのファンです。特に今作では、アクティビジョンとの共同開発ということで、難易度のバランスやレベルデザインにも注目です。

フロム・ソフトウェアの忍者ゲームと言えばやはり、「天誅」シリーズを思い描きますが、本作では天誅とは全く関係のないチームにより開発されています。しかし、鉤縄による立体的な移動や手裏剣などの忍具、敵を一撃で仕留める「忍殺」など、アクションは「天誅」そのもの。

ダークソウルをそのまま和風に落とし込んだダークな世界観で、戦国時代、忍者好きにもたまらない作品となっています。

2019年3月22日にPlayStation 4、Xbox One、PC向けに世界同時発売され、PC版の販売形態はSteam配信となっています。当サイトでは実際にPC版(Steam版)をプレイしてみて、動作環境やベンチマーク、本作をプレイするためのおすすめのグラフィックス、ゲーミングPCなどを紹介していきます。

参考リンク

「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE | 隻狼」公式サイト


SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE 発売ロンチトレーラー

 

隠密行動による忍者アクション

「時は戦国ー。」このワードを聞くだけで戦国ファンは興奮します。本作の主人公は「狼」と呼ばれる寡黙な壮年の忍者で、たった一人の主君である御子に仕えているのですが、物語の冒頭で左腕と御子を奪われてしまいます。代わりに忍義手を得て、隻腕の狼「隻狼」として御子を助けに向かいます。ちなみに読み方は「せきろう」ではなく「せきろ」だそうです。

本作では武器である「刀」、忍義手に仕込む「義手忍具」使って戦闘を行いますが、ダークソウルシリーズと違う点が、隠密行動による「忍殺」や「鉤縄」を使った立体行動ができるところ。

隠密行動ではしゃがみ移動や壁に張り付いたり、「鉤縄」を使ったワイヤーアクションで屋根や木の枝に瞬時に敵の背後に移動し、「忍殺」で一撃で仕留めることができます。このシステムはまさに「天誅」ですね。

ただ、周りに敵が複数いる場合、「忍殺」するとバレてしまうのが残念なところ。隠密行動のみで攻略するのは難しそうです。

「鉤縄」によるワイヤーアクション

 

敵の攻撃を弾いて「忍殺」!

戦闘ではスタミナを廃止し、「体幹」という新たなシステムが採用されています。戦闘において自分の敵には「体幹」ゲージがあり、この「体幹」ゲージを減らし、体勢を崩させることによって「忍殺」を行うことができます。

この「体幹」ゲージを減らすのが肝で、攻撃することで減らすことができますが、敵の攻撃をタイミングよく弾くことで、「体幹」ゲージを大幅に減らすことができます。ダークソウルシリーズで言うと「パリィ」ですね。

雑魚敵ならこのまま「忍殺」で一撃で仕留めることができるのですが、フィジカルエリートである大型の敵やボスは、「体幹」ゲージが多かったり、一度の「忍殺」では仕留め切れなかったりします。

「体幹」ゲージは時間とともに回復するので、敵の攻撃を待つだけでなく、攻めることも大事です。

この「弾き」からの「忍殺」が戦闘における基本で、このアクションがまた時代劇の殺陣のようで渋くてかっこよくてシビれます。

また「死」によるデスペナルティですが、「スキル経験値」「銭」を半分ずつ失います。「回生」と呼ばれる死んだその場で任意に生き返ることができる救済システムもあります。

篝火システムはシリーズ同様、今作では「鬼仏」で休息することで、HPが全快し、アイテムが補充されます。

一度の「忍殺」では仕留め切れない敵も

 

SEKIROのベンチマーク

SEKIROの動作環境(必要スペック)

公式ページにて公開されているPC動作環境です。今作では4K動作推奨動作環境も記載されています。必要動作環境、推奨動作環境ともに求められるスペックは低めです。4K 推奨動作環境ではGeForce GTX 1080Ti以上のグラフィックスが必要なようです。

SEKIROの動作環境
  必要動作環境 推奨動作環境 4K 推奨動作環境
OS
Windows 7 - 64 Bit / Windows 8.1 - 64 Bit / Windows 10 - 64 Bit
CPU Core i3-2100
FX 6300
Core i5-2500K
Ryzen 5 1400
Core i7-8700K
Ryzen 2700X
GPU GeForce GTX 760
Radeon HD 7950
GeForce GTX 970
Radeon RX 570
GeForce GTX 1080Ti
Radeon Vega 64
メモリ 4GB 8GB 16GB
DirectX DirectX 11
HDD容量 25 GB以上
※「公式必要動作環境」のページを参照

 

SEKIROのグラフィック設定画面

SEKIROのグラフィック設定画面です。品質設定は「低」「中」「高」「最高」からPC環境に合ったグラフィック設定を選択します。詳細設定画面では個別にテクスチャの品質やアンチエイリアス効果、モーションブラーなどを切り替えることができます。個人的にはモーションブラーはOFFにした方が見やすくてプレイしやすいと思います。

また、垂直同期は切ることができません。そのため、上限のフレームレートは60 fpsとなります。格闘ゲームやアクションゲームでは垂直同期を切ることで、表示遅延を減らすというPC版の強みがあったのですが、本作ではできないようです。

ダークソウルシリーズとは違い、本作ではマルチプレイ要素がないので、垂直同期をオフにする機能はあると思ったのですが。せめて、上限120 fpsで120Hz駆動の高リフレッシュレート環境に対応してほしかったところ。もしかしたら今後のアップデートで修正されるかもしれませんが。今のところ、PC版の強みはモーションブラーが切れる点と、4Kでプレイできる点です。


SEKIROのグラフィック設定画面

 

PC版のSEKIROのボタン配置

PC版「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」のボタン配置です。下の画像の通り、PS4コントローラーを接続しても、XBOXコントローラーとして認識されます。ボタン配置はPS4版と同じですが、決定ボタンはAボタン、PS4コントローラーのXボタンになります。

PC版「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」のボタン配置図

 

SEKIROのベンチマーク結果

各グラフィックカードで計測した、「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」のベンチマークスコアです。表に記載しているのは平均フレームレートです。前述しましたが、本作のフレームレートは60 fpsが上限となります。新たにグラフィックカードやパソコンを購入予定の方は、どの程度のスペックのパーツ or PCを購入すればよいのか、参考にして下さい。

各表では、平均フレームレートが59fps以下の場合はセルを灰色に、60fpsの場合はセルを白色(色なし)にしています。いずれも平均フレームレートですので、シーンによっては60 fpsを割る場合もあります。

本作の場合は基本オープンワールドで、雪が降っていたり、火が燃える表現処理が重いので、カメラ視点によってはカクつくシーンも見られました。

デスクトップパソコン(解像度:1920×1080) のベンチマーク結果

フルHD(1920×1080)解像度でのベンチマーク結果です。高設定でプレイするにはミドルクラスのGTX 1060 6GBがあれば、最高設定で快適にプレイできます。

1920×1080 のベンチマーク結果(平均フレームレート)
  最高
RTX 2080Ti
60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限)
RTX 2080 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限)
RTX 2070 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限)
RTX 2060 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限)
GTX 1660Ti 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限)
GTX 1660 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限)
GTX 1060 6GB 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限)
GTX 1060 3GB 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限) 58 fps
GTX 1050Ti 60 fps(上限) 55 fps 52 fps 48 fps
GTX 1050 58 fps 43 fps 41 fps 38 fps
最高設定でのグラフ比較(解像度:1920×1080)
RTX 2080Ti 60 fps
RTX 2080 60 fps
RTX 2070 60 fps
RTX 2060 60 fps
GTX 1660Ti 60 fps
GTX 1660 60 fps
GTX 1060 6GB 60 fps
GTX 1060 3GB 58 fps
GTX 1050Ti 48 fps
GTX 1050 38 fps
緑色のバーは平均フレームレートが60 fps以上の場合

 

デスクトップパソコン(解像度:2560×1440) のベンチマーク結果

WQHD(2560×1440)解像度でのベンチマーク結果です。最近ではフルHD以上の解像度でプレイする方も増えてきています。2560×1440解像度なら、最近発売されたGTX 1660Ti以上なら最高設定で快適にプレイできます。

2560×1440 のベンチマーク結果(平均フレームレート)
  最高
RTX 2080Ti
60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限)
RTX 2080 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限)
RTX 2070 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限)
RTX 2060 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限)
GTX 1660Ti 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限)
GTX 1660 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限) 58 fps
GTX 1060 6GB 60 fps(上限) 60 fps(上限) 57 fps 54 fps
GTX 1060 3GB 60 fps(上限) 55 fps 52 fps 48 fps
最高設定でのグラフ比較(解像度:2560×1440)
RTX 2080Ti 60 fps
RTX 2080 60 fps
RTX 2070 60 fps
RTX 2060 60 fps
GTX 1660Ti 60 fps
GTX 1660 58 fps
GTX 1060 6GB 54 fps
GTX 1060 3GB 48 fps
緑色のバーは平均フレームレートが60 fps以上のの場合

 

デスクトップパソコン(解像度:3840×2160) のベンチマーク結果

4K(3840×2160)解像度でのベンチマーク結果です。PC版でプレイするからには4Kでのプレイを目指したいところ。最高設定でプレイするにはRTX 2080以上は必要なようです。

3840×2160 のベンチマーク結果(平均フレームレート)
  最高
RTX 2080Ti
60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限)
RTX 2080 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限) 60 fps(上限)
RTX 2070 60 fps(上限) 57 fps 55 fps 53 fps
RTX 2060 60 fps(上限) 49 fps 45 fps 44 fps
GTX 1660Ti 58 fps 41 fps 38 fps 36 fps
GTX 1660 48 fps 34 fps 32 fps 30 fps
最高設定でのグラフ比較(解像度:3840×2160)
RTX 2080Ti 60 fps
RTX 2080 60 fps
RTX 2070 53 fps
RTX 2060 44 fps
GTX 1660Ti 36 fps
GTX 1660 30 fps
緑色のバーは平均フレームレートが60 fps以上のの場合

 

グラフィック設定による画質の違い

グラフィック低設定と最高設定の画質比較です。 画像をクリックすると4K(3840×2160)解像度で拡大されます。テクスチャや陰影表現、アンチエイリアス効果に差があります。

低設定
最高設定

 

SEKIROをプレイするためのオススメPC

上記のベンチマーク結果の通り、「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」は、フルHD(1920×1080) の場合、「 GeForce GTX 1060 6GB」のグラフィックカードを搭載していれば、最高設定で快適にプレイが可能です。

最近だと発売されたばかりの「 GeForce GTX 1660」を選択できるメーカーが増えているので、今後のことを考えるなら、「 GeForce GTX 1660」がおすすめです。性能が高く価格も低いので、コストパフォーマンスが良い製品です。

4K(3840×2160) なら、「 GeForce RTX 2080」を搭載することをおすすめします。

 

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