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ファークライ ニュードーン のベンチマークとおすすめゲーミングPC
2019.2.28 GeForce GTX 1660Tiスコアを追記
目次
シリーズ最新作の「FARCRY New Dawn - ファークライ ニュードーン」
ファークライ ニュードーンとは
本作「ファークライ ニュードーン(FARCRY New Dawn)」は、ファークライシリーズの最新作ですが、ストーリーは前作「ファークライ5」の延長線になっています。
かつて「ファークライ5」の舞台であった田舎町「ホープカウンティ」はカルト教団「エデンズ・ゲート」に支配されており、激しい戦いの末、核兵器の投下により一面焼け野原になってしまいます。ここまでが前作「ファークライ5」のストーリー。
それから17年後、一部の人間は地下シェルターに隠れることによって生き延びており、大地に新たな生命が戻った頃、人々は地上に出て、新たな生活を始めます。ところがその生活を脅かし、暴力ですべてを奪おうとする侵略者「ハイウェイマン」たちが突如現れます。
ファークライシリーズにしては珍しい「ポスト・アポカリプス(終末もの)」を描いた作品ですが、しっかりとファークライらしい崩壊後の世界を描いています。
本作をプレイする前に「ファークライ5」もプレイしていると、より深く「ファークライ ニュードーン(FARCRY New Dawn)」の世界を楽しめると思います。
核で崩壊したとは思えない独特な世界観
時は世紀末。力こそ正義。「ハイウェイマン」と呼ばれる侵略者たちもイカつい車やバイクに乗って、モヒカン姿で「ヒャッハー!」とでも言いそうな容姿の人ばかりで、まさに「北斗の拳」のような世界設定。
しかし、本作では核戦争後にありがちな、草木も枯れ果てた荒廃した世界ではありません。大地には草木があふれ、野生動物も走り回る、大自然の広がる美しい世界です。注目して欲しいのが色遣い。花やペイント、花火など、カラフルで処々にピンク色が目立ち、絶望と暴力が蔓延る世界とは真逆にいるような、ギャップのある独特な世界観は、どこか中毒性があります。
ファークライシリーズと言えば毎度個性の強いボスが登場するのがお約束になっていますが、本作のボスはハイウェイマンを率いる双子の姉妹「ミッキー&ルー」。まさに無法者という感じで、気性が荒く、凶悪で暴力的な姉妹です。
ファークライシリーズにおいて、女性がボスというのは初ですが、本作ではNPC含め、全体的に女性が多く登場する印象です。プレイヤーである主人公も、女性と男性どちらかの性別を選ぶことができ、細かいとは言えませんが、キャラクターカスタマイズも可能となっています。
探索+クラフト+戦闘で世紀末ライフを満喫!
オープンワールドを探索しつつ、各エリアを解放していくという根本的なゲーム性はこれまでのファークライシリーズと変わりありませんが、プレイヤーには「プロスペリティ」という拠点があり、資源を集めて街を発展させていくことも目的のひとつとなっています。
中でも重要なのがこの街の設備の強化や燃料に必要となる「エタノール」で、特定のイベントでしか手に入らず、より多くのエタノールを入手しようとすると、難易度も高くなります。
武器は回収したクラフト素材から作ることができ、デザインもかき集めた材料で作った感じがあってとてもユニーク。乗り物も映画マッドマックスに出てきそうな世紀末感溢れるものばかりで気分も高揚します。
戦闘ではボーダーランズやフォールアウトのように、敵を射撃するとダメージ表記が出てどこかRPGっぽかったり、シリーズを通してプレイしてきた方ならすぐに、これまでのファークライシリーズとは一風変わったゲームスタイルだということに気付きます。
世紀末、探索、サバイバル、ステルス、クラフト、仲間、これらを合わせたようなゲームが本作「FARCRY New Dawn - ファークライ ニュードーン」であり、プレイ意欲の詰まった作品です。特にフォールアウトなどの終末感が好きな方はどっぷりはまることができると思います。ファークライ5に比べて、ややマップが狭く感じるのは残念ですが、一人称視点、オープンワールドが好きな方は楽しめるはずです。オンラインco-opプレイもあるので、フレンドや知らない人とも世紀末ライフを楽しめることができます。
ファークライ ニュードーンのベンチマーク
ファークライ ニュードーンの動作環境(必要スペック)
公式にて公開されているPC動作環境です。求められるPCスペックは特に高いというわけでもなく、最新のゲームにしては、CPU、グラフィックカード、メモリ容量ともに低めです。
最低動作環境 | 推奨動作環境 | |
OS |
Windows 7(64bit) Windows 8.1(64bit) Windows 10(64bit) |
Windows 7(64bit) Windows 8.1(64bit) Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5 2400 AMD FX 6350 |
Intel Core i7-4790 AMD Ryzen 5 1600 |
メモリ | 8GB | 8GB |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 670 (2GB) AMD Radeon R9 270X (2GB) |
NVIDIA GeForce GTX 970 (4GB) AMD Radeon R9 290X (4GB) |
グラフィック設定 | 低設定 | 高設定 |
解像度 | 720p | 1080p |
HDD | 30GB以上 |
ファークライ ニュードーンのグラフィック設定画面
ファークライ ニュードーンのグラフィック設定画面です。モニター設定ではHDRに対応したディスプレイを使用していれば、HDR機能を適用したゲームプレイが可能です。クオリティ設定では画質プリセットがあり、低、中、高、最高設定からPCに合ったグラフィック設定を選択します。また本作にはベンチマーク機能があります。
ファークライ ニュードーンのベンチマーク機能
ベンチマークでは本作が快適に動作するかどうかを計測してくれます。ベンチマーク中は平均フレームレートと最小最大フレームレートを知ることができるので、どれほどの負荷がかかっているのかが分かります。ベンチマーク終了後の結果画面ではシーンごとに応じたfpsグラフと、平均フレームレートが表示されます。60fps以上安定して出ていれば本作が快適に動作します。実際に人気のグラフィックカードで計測してみたので、下記を参考にどうぞ。
ファークライ ニュードーンのベンチマーク結果
各グラフィックカードで計測した、ファークライ ニュードーンのベンチマークスコアです。表に記載しているのは平均フレームレートです。新たにグラフィックカードやパソコンを購入予定の方は、どの程度のスペックのパーツ or PCを購入すればよいのか、参考にして下さい。テスト時のグラフィックドライバは執筆時点で最新の「418.91」です。
各表では、平均フレームレートが59fps以下の場合はセルを灰色に、60~119fpsの間はセルを白色(色なし)に、120fps以上の場合はセルをピンク色にしています。いずれも平均フレームレートですので、最低フレームレートはもっと低くなります。余裕をもってプレイするなら、やや高めの平均フレームレートが出ているグラフィックスがいいと思います。
デスクトップパソコン(解像度:1920×1080) のベンチマーク結果
フルHD(1920×1080)解像度でのベンチマーク結果です。いずれのスコアも高く、最高設定でプレイするにはGTX 1060があれば十分そうです。グラフィックは綺麗なので、見た目よりも負荷は軽いゲームだと思います。
低 | 中 | 高 | 最高 | |
RTX 2080Ti |
128 fps | 114 fps | 110 fps | 100 fps |
RTX 2080 | 128 fps | 114 fps | 110 fps | 100 fps |
GTX 1080Ti | 128 fps | 114 fps | 110 fps | 99 fps |
RTX 2070 | 125 fps | 113 fps | 109 fps | 98 fps |
GTX 1080 | 122 fps | 110 fps | 105 fps | 95 fps |
RTX 2060 | 122 fps | 110 fps | 105 fps | 94 fps |
GTX 1070Ti | 121 fps | 109 fps | 103 fps | 93 fps |
GTX 1660Ti | 115 fps | 104 fps | 98 fps | 89 fps |
GTX 1070 | 115 fps | 103 fps | 98 fps | 88 fps |
GTX 1060 6GB | 91 fps | 81 fps | 76 fps | 70 fps |
GTX 1060 3GB | 85 fps | 75 fps | 70 fps | 65 fps |
GTX 1050Ti | 56 fps | 50 fps | 46 fps | 43 fps |
GTX 1050 | 48 fps | 43 fps | 39 fps | 35 fps |
デスクトップパソコン(解像度:2560×1440) のベンチマーク結果
WQHD(2560×1440)解像度でのベンチマーク結果です。最近ではフルHD以上の解像度でプレイする方も増えてきています。2560×1440解像度なら、GTX 1070もあれば、快適にプレイできそうです。
低 | 中 | 高 | 最高 | |
RTX 2080Ti |
121 fps | 111 fps | 108 fps | 98 fps |
RTX 2080 | 117 fps | 108 fps | 105 fps | 94 fps |
GTX 1080Ti | 116 fps | 107 fps | 102 fps | 92 fps |
RTX 2070 | 112 fps | 102 fps | 98 fps | 89 fps |
GTX 1080 | 101 fps | 92 fps | 88 fps | 81 fps |
RTX 2060 | 99 fps | 90 fps | 85 fps | 79 fps |
GTX 1070Ti | 95 fps | 87 fps | 82 fps | 76 fps |
GTX 1070 | 85 fps | 78 fps | 73 fps | 68 fps |
GTX 1660Ti | 84 fps | 77 fps | 73 fps | 68 fps |
GTX 1060 6GB | 62 fps | 57 fps | 54 fps | 50 fps |
デスクトップパソコン(解像度:3840×2160) のベンチマーク結果
4K(3840×2160)解像度でのベンチマーク結果です。最高設定でプレイするにはRTX 2080以上は必要なようです。
低 | 中 | 高 | 最高 | |
RTX 2080Ti |
96 fps | 88 fps | 84 fps | 78 fps |
RTX 2080 | 78 fps | 71 fps | 67 fps | 64 fps |
GTX 1080Ti | 71 fps | 65 fps | 62 fps | 59 fps |
RTX 2070 | 63 fps | 58 fps | 55 fps | 52 fps |
GTX 1080 | 55 fps | 50 fps | 48 fps | 45 fps |
RTX 2060 | 52 fps | 48 fps | 46 fps | 43 fps |
GTX 1070Ti | 51 fps | 46 fps | 44 fps | 42 fps |
GTX 1070 | 44 fps | 40 fps | 38 fps | 36 fps |
グラフィック設定による画質の違い
グラフィック低設定と最高設定の画質比較です。 テクスチャの違いも大きいですが、草の量、陰影表現が大きく異なります。ファークライの世界観をじっくり堪能するためにも、最高設定でプレイすることをおすすめします。
ファークライ ニュードーンをプレイするためのオススメPC
上記のベンチマーク結果の通り、「ファークライ ニュードーン」は「NVIDIA GeForce GTX 1060 3GB」のグラフィックカードを搭載していれば、最高設定で快適にプレイが可能です。メモリ容量は最低動作環境の8GBでも問題なくプレイできます。
ただこれからグラフィックカードを購入するという方はグラフィックメモリの多い「NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB」を購入することを強くおすすめします。性能が高く、コストパフォーマンスの高い製品です。
下記で紹介するPCは、NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB以上が搭載可能な、今おすすめのゲーミングPCです。
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三度の飯よりゲームが好き。 面白ければどんなゲームもプレイするが、中でも好きなジャンルは2D格闘ゲーム。2009年からSteamでPCゲーム漁りを始めてからゲーミングPCに興味を持ち、ライター業を経てレビュアーへ。これまで300台以上のゲーミングPCを実機でテストし、レビュー記事を執筆。おじいちゃんになってもPCゲーマーでありたい。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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