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PUBGのベンチマークとおすすめPC
目次
新世代グラフィックカードでプレイするPUBG
ベンチマーク
おすすめPC
付録
新世代グラフィックカードでプレイするPUBG
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDSとは
ベータ版の頃から全世界で人気を博し、バトルロワイヤルの先駆けともなった、PUBGこと
「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」。孤島に100人が集まり、最後の1人になるまで生き残りをかけて戦うバトルロワイヤルシューティングで、武器や回復アイテムは全て現地調達。島の戦闘エリアも時間が経つにつれパルス(毒霧)によって狭まっていくため、安全地帯は存在しません。
ゲームモードは1人で戦うソロ、2人でチームを組むデュオ、4人でチームを組むスクワッドの3種類があり、チーム戦の場合はひとりでも生き残ったチームの勝ちとなります。
実はこういった“バトルロワイヤル"の様なゲームは過去にもたくさんあり、火付け役となったのがミリタリーFPS「ARMA2」のMOD「DayZ」からだと言われています。
PUBGがベータ版から製品版になったのは2017年12月21日で、現在ではスマートフォン向けである「PUBGモバイル」が配信されており、家庭用にも移植されています。最近ではグラフィックカードを必要としない、スペックの低いPCでも動作する「PUBG Lite」なども開発中です。
今からでも楽しめるPUBG
PUBGの爆発的な人気をきっかけに、バトルロワイヤル系のゲームが急激に増えました。特に「フォートナイト」や「Apex Legends」は、プレイヤー数も多く、かなり人気のあるタイトルです。極めつけにはビッグタイトルである「コールオブデューティ」と「バトルフィールド」にバトルロワイヤルモードが実装されるほどに、バトルロワイヤルは人気になりました。
そんなバトルロワイヤルシューティングのパイオニアであり、世界を席巻したPUBGですが、ライバルが増えて分散されたこともあり、プレイヤー数は減りました。特にベータ版の時期が長かったこともあり、正式版になる頃には飽きてしまったというプレイヤーも少なからずいるのではないでしょうか。
現在では度重なるアップデートを行い、ベータ版のころに比べて動作が軽く、UIも見やすくなり、ゲームバランスもより改善され、よりプレイしやすい内容になっています。当サイトでは現役プレイヤーやこれから初めてみるという方向けに、GeForceの人気のグラフィックカード、最近発売されたばかりの新世代のグラフィックカードでプレイしたベンチマーク結果を掲載しています。
新しくグラフィックカードやゲーミングPCを購入する際の参考にしていただければと思います。
高リフレッシュレート環境でプレイしよう!
最近ではゲーミングモニターとも呼ばれる、120Hzや144Hzといった、高リフレッシュレート液晶でのゲームプレイ環境が主流になってきています。120Hz駆動と140Hz駆動では、通常の60Hz駆動モニタの2倍以上の映像を描写するので、映像が非常に滑らかに見えます。
特にPUBGやAPEX、フォートナイトといった、競技性の高いシューティングでは、索敵などの激しい視点移動でも、残像が少なく、ヌルヌル動くので、いつでも見やすいといった利点があります。また、細かいエイム調整にも有効に働いてくれるので、シューティングゲームにとって、高リフレッシュレートモニターの力は絶大です。
こういった競技性の高いゲームの上級プレイヤーや有名配信者たちのほとんどは、高リフレッシュレート環境でプレイしています。逆にあまりキルが取れないと伸び悩んでいる人にも、高リフレッシュレート液晶はおすすめです。
ただし、高リフレッシュレート液晶があればOKというわけでもなく、その分PCの要求スペックも高くなります。120Hzには平均フレームレートが120fps以上で安定しないと、恩恵を得られず、144Hzの場合は144fps以上で安定させないといけません。そのためには、高性能グラフィックカードが必要になります。
PUBGでは、平均フレームレート120fps以上を安定させるために、どれくらいのグラフィック設定で、どれほどの性能のグラフィックカードが必要になるのか、そちらも本記事では検証しています。
PUBG のベンチマーク
PUBGの必要環境(最低条件)
公式ページにて公開されているPC動作環境です。最低条件しか記載されていませんでしたが、要求されるスペックは今となってはかなり低いです。
必要動作環境 | |
OS | 64ビットWindows 7、Windows 8.1、Windows 10 |
CPU | Intel Core i3 - 4340 / AMD FX - 6300 |
メモリ | 6GB RAM |
グラフィックス | Nvidia GeForce GTX 660 2GB / AMD Radeon HD 7850 2GB |
ストレージ | 30 GBの空き容量 |
PUBGのグラフィック設定画面
PUBGのグラフィック設定画面は以下の画像の通りです。正式版になって、ロビーとゲーム内でのフレームレート制限を変更できるようになりました。画質設定プリセットは非常に低い、低、中、高、ウルトラの5つで選択することができます。
こういった競技性の高いゲームでは、ウルトラ設定にしてグラフィックを優先するよりも、パフォーマンスを優先する方が良いです。個人的には中設定辺りが、グラフィック品質もそこそこ良く、負荷も低いので最もプレイしやすい画質設定だと思います。低い設定だと、テクスチャが粗すぎて、敵が判別しにくくなります。
描画距離に関しては、低く設定しても遠くの敵が見えなくなるわけではないので、こちらも任意の設定で大丈夫です。
60Hzモニターの方は60fps以上、120Hzモニターの方は120fps以上、144Hzモニターの方は144fps以上を安定させることを目指します。そのため、フレームレート制限はディスプレイ基準もしくは、200辺りで良いと思います。
240Hzモニターの方は、240fpsを安定させるのはあまり現実的ではないので、144Hz、144fps辺りで制限をかけてもいいかも知れません。
ベンチマーク測定方法
また本作にはベンチマーク機能というものがないため、手動でのフレームレート計測になります。ベンチマーク計測方法は、トレーニングモードのステージを走って一周した時の、平均フレームレートになります。計測時のフレームレート制限は無制限、垂直同期はオフにしています。
グラフィック設定は「非常に低い」、「中設定」、「ウルトラ」の3つの設定で計測しています。グラフィックカードは現在人気のグラフィックカード、新世代のグラフィックカードのみで計測しています。
PUBGのベンチマーク結果
現在人気の各グラフィックカードで計測した、PUBGのベンチマークスコアです。表に記載しているのは平均フレームレートです。新たにグラフィックカードやゲーミングPCを購入予定の方は、どの程度のスペックのパーツ or PCを購入すればよいのか、参考にして下さい。
各表では、平均フレームレートが59fps以下の場合はセルを灰色に、60~119fpsの場合はセルを白色(色なし)に、120fps以上の場合はセルをピンク色にしています。いずれも平均フレームレートですので、シーンによっては60 fpsを割る場合もあります。
デスクトップパソコン(解像度:1920×1080) のベンチマーク結果
フルHD(1920×1080)解像度でのベンチマーク結果です。中設定ならGTX 1050Tiがあれば快適にプレイすることが可能です。120Hz以上の環境では、中設定でGTX 1060以上が必要になるでしょう。
非常に低い | 中 | ウルトラ | |
RTX 2080Ti |
218 fps | 210 fps | 207 fps |
RTX 2080 | 217 fps | 205 fps | 186 fps |
RTX 2070 | 215 fps | 202 fps | 160 fps |
RTX 2060 | 210 fps | 191 fps | 135 fps |
GTX 1660Ti | 200 fps | 164 fps | 114 fps |
GTX 1660 | 195 fps | 146 fps | 100 fps |
GTX 1060 6GB | 176 fps | 122 fps | 80 fps |
GTX 1650 | 148 fps | 94 fps | 64 fps |
GTX 1050Ti | 100 fps | 68 fps | 47 fps |
デスクトップパソコン(解像度:2560×1440) のベンチマーク結果
WQHD(2560×1440)解像度でのベンチマーク結果です。最近ではフルHD以上の解像度でプレイする方も増えてきています。2560×1440の解像度なら、中設定でGTX 1650があれば快適にプレイが可能です。高リフレッシュレート環境でプレイする方はRTX 2060辺りの性能のグラフィックカードが必要になるでしょう。
非常に低い | 中 | ウルトラ | |
RTX 2080Ti |
212 fps | 207 fps | 167 fps |
RTX 2080 | 208 fps | 192 fps | 136 fps |
RTX 2070 | 207 fps | 165 fps | 112 fps |
RTX 2060 | 206 fps | 135 fps | 92 fps |
GTX 1660Ti | 182 fps | 113 fps | 76 fps |
GTX 1660 | 166 fps | 102 fps | 68 fps |
GTX 1060 6GB | 133 fps | 84 fps | 56 fps |
GTX 1650 | 108 fps | 64 fps | 43 fps |
GTX 1050Ti | 74 fps | 46 fps | 32 fps |
デスクトップパソコン(解像度:3840×2160) のベンチマーク結果
4K(3840×2160)解像度でのベンチマーク結果です。あまり4K解像度でプレイする方は少ないと思いますが、中設定で平均フレームレート60fps以上を出すにはRTX 2060以上の性能のグラフィックカードが必要となります。
非常に低い | 中 | ウルトラ | |
RTX 2080Ti |
210 fps | 135 fps | 90 fps |
RTX 2080 | 190 fps | 109 fps | 73 fps |
RTX 2070 | 158 fps | 88 fps | 59 fps |
RTX 2060 | 130 fps | 72 fps | 48 fps |
GTX 1660Ti | 108 fps | 58 fps | 39 fps |
グラフィック設定による画質の違い
画質設定プリセットの最低設定とウルトラ設定の比較です。草木の量には差がないですが、テクスチャと陰影表現、描画距離に差があります。
PUBGをプレイするためのオススメPC
おすすめのゲーミングPCはこちらです。
非常にコストパフォーマンスの高いゲーミングPCです。
ユーザーの声を取り入れた個性的なデザインのケースに、ガラスサイドパネルと内部のLEDファンが点灯し、安い割にはデザインも良いです。
レビュー記事はこちら人気のBTOパソコンです。
エントリーモデルからハイエンドモデルまでラインナップが広く、目的に応じたスペックのPCを選びやすいです。また、いずれのモデルも比較的安いです。
レビュー記事はこちら
付録:PUBGで生き残るために
※ゲーム内容はベータ版の頃のものになります。
降りる際は敵の位置を把握せよ
まず本作は三人称視点であるTPSです。一人称視点に切り替えることも可能ですが、視界が狭くなってしまうので、基本的にはTPSでプレイします。
本作は他のシューティングゲームのようにキル数はさほど大事ではなく、生き残ることと、多少の運が必要となります。そのためエイムが下手という方でもキルにこだわらずに、ドン勝が狙えるのもこのゲームの面白さです。
100人が集まりマッチングが開始されると、全員が飛行機に乗せられ、孤島へと運ばれます。この飛行機が飛ぶ経路は完全にランダムなため、毎回同じ場所に降りることは難しいです。
降りる場所は飛行機の経路によって変わりますが、島の中心で降りると、最初の安全地帯エリアに入りやすく、外れてしまっても近いため、パルスに追われる心配はなくなります。ただ島の中心部や街などは、多くのプレイヤーが降りる激戦区となるので、開幕戦闘になる覚悟が必要です。
降りる場所を決めていざパラシュート降下。この時に把握しておきたいのは、自身が降りる場所に何人の敵が来ていてどこに降りるのか、また周りにはどのくらい降りて行ったのかです。これを把握しておけば、後にどちらに向かうのが安全かというのがわかります。
なるべく早く装備を整えよ
島に降り立ったら今度は装備収集が始まります。この落ちているアイテムも完全ランダム。アイテムによっては数も決まっていますが、銃がひとつも拾えないということはまずありません。
敵が近くにいると分かっている場合は、収集中にばったり会ってしまったり、攻めてくる可能性もあるので、まずは戦える武器が真っ先に必要です。アサルトライフルを早めに拾うのが理想ですが、次点でショットガン、その次にサブマシンガンを装備しましょう。リロードも忘れずに。ハンドガンのみや丸腰の状態で接敵してしまった場合は死を覚悟します。
戦えるほどの武器と弾薬を調達できたら、バックパック、回復アイテム、武器のアタッチメント、投擲武器の収集も必要です。特にヘルメット、防弾ベスト、バックパックはレベル1から3まで性能差があるので、なるべくレベルの高いものを装備します。マップを見て次の安全地帯エリアの確認もしておきます。
装備は最低限に抑えよ
重要なのは最低限の装備をなるべく早く整えること。欲張ってあれもこれもと回収しているうちに円からはずれパルスダメージを負ったり、キルされてただの物資運搬係になったりしないようにするためです。また早めの移動が行えるため、敵と接触しにくいという利点もあります。
チーム戦の場合は仲間のアイテム状況を聞きながら、後で物資を分け合えるように、色々拾っておくといいでしょう。あまりアイテム収集ができず、パルスが目前まで来てしまった場合は、敵を倒して回収することも視野に入れなければなりません。
次に押さえておきたいのが車両。これがあるのとないのとでは今後のゲーム進行がかなり変わってきます。車両移動だとアイテム収集が素早く行えるほか、安全地帯エリアが遠くても、のんびりアイテムを収集できます。また先に安全地帯エリアに入って、場所を陣取るということも可能です。ただ車両の発する音が大きく、相手に自分の位置を知らせている様なものなので、移動の際は要注意。
音を頼りに相手の位置を把握せよ
常に周りをカメラで索敵するのもかなり大事ですが、このゲームで最も大事なのはプレイヤーが発する音。近くにいると、足音からリロード音、落ちる薬莢の音まで鮮明に聞こえるので、その音を頼りに敵の位置を知ることが大事です。建物内にいると、足音は余計に響き、2軒隣の家にまで聞こえるので、自身が発する音にも注意しなければなりません。
特に建物が入り組んでいて敵を見つけにくい市街地では、音だけが便りになります。「Ctrl」を押しながら移動することで、ゆっくり歩くことができ、中腰状態や伏せ状態だと、移動音を最小限に抑えることができます。近くで敵が走っている音が聞こえたら、自分の音を抑えて迎え撃つ準備をしましょう。
また銃声のする方向からも相手の位置や数を予測しなければならないため、常に音を聞いていなければなりません。そのためヘッドホン、ヘッドセットを着用してのゲームプレイがドン勝への最低条件なのです。
位置取りを考えよ
ゲームも終盤になると、安全地帯エリアもかなり小さくなり、生き残っている人数も少なくなってきます。ここからは運と位置取りがかなり重要になってきます。
最後のエリアが市街地になると、建物内に籠っていればいいのですが、画像のような何もない屋外だと、草むらに伏せてただただ見つからないことを祈るしかありません。下手に動くとスナイパーに見つかる可能性もあるので、立つことはもちろん、中腰も危ないです。
残り10人以下の最終局面になるとエリアの狭まる時間も早くなり、パルスダメージも大きくなるため、移動も考えつつ敵の場所の把握、索敵、位置取りを考えなくてはなりません。
どうしようもなくなった時はスモークグレネードを投げ散らかして、移動するのも手段です。周りの注意を引いてしまいますが、ピンポイントに見つかるよりはマシです。
最終局面では倒せる敵は倒すべきですが、銃声で他の敵に自身の位置を教えてしまうことになります。残り5人以下になったら全ての敵の位置を把握するのがベストですが、そんなにうまくはいきません。ここからは位置取りと運要素任せになります。
フレンドと連携を取って今夜もドン勝だ!
見事最後まで生き残り、1位を取ると“勝った!勝った!夕飯はドン勝だ!!"というメッセージが表示されます。この妙なワードもこのゲームの人気の理由となっており、プレイヤー間では優勝することを「ドン勝つを食う」などと称されます。
このゲームの面白いところは、フレンドとボイスチャットをしながらチームを組んで戦えること。仲間内であーだこーだと作戦を考えながらアイテムを分配したり、お互いをバックアップし合ったりと、連携を取るのがすごく楽しいです。
また人によってはこの状況では隠れようとか、攻め込もうかなど、その人の特徴というものが現れやすいゲームだと思います。ゲーム時間も長くて1ラウンド30分程度で終わるため、リプレイ性や依存性も高いです。
三度の飯よりゲームが好き。 面白ければどんなゲームもプレイするが、中でも好きなジャンルは2D格闘ゲーム。2009年からSteamでPCゲーム漁りを始めてからゲーミングPCに興味を持ち、ライター業を経てレビュアーへ。これまで300台以上のゲーミングPCを実機でテストし、レビュー記事を執筆。おじいちゃんになってもPCゲーマーでありたい。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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