富士通、Z世代向けに開発したノートPC FMV Note Cシリーズを発表

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富士通から、大学生を含む、20才前後(Z世代)のユーザーを強く意識して開発された13.3型モバイルノートPC、FMV Note Cシリーズが発表されました。

多くのユーザーが憧れる、MacBook Airや、Surfaceシリーズのような、かっこいいデザインが大きな特徴となっています。さらに、持ち運びやすさ、使いやすさ、長めのバッテリー駆動時間などが考えられた作りとなっており、Z世代以外のユーザーにとっても魅力的な製品だと思います。

価格は、カスタムメイドモデルが、15万円台からとなっています。

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製品の特徴

Z世代のユーザーがメインターゲットのモバイルノートPC

FMV Note Cシリーズは、学生を含むZ世代のユーザーをメインターゲットにした製品です。

昨年登場したNEC LAVIE SOLとコンセプトが似ていると思った方も少なくないと思いますが、こちらの製品は2022年10月からコンセプトを検討しており、決してLAVIE SOLを真似したわけではないようです。

 

最大の特徴は、Z世代のユーザーが好みそうなデザインのボディです。

若い世代のユーザーにとって、使うパソコンの外観はとても重要です。その点、FMV Note Cシリーズは、凹凸を減らした、シンプルな削り出しアルミのボディとなっています。細部にもこだわっており、作りが良いです。かっこいいWindows PCが欲しいというユーザーにとって、嬉しい選択肢となるでしょう。

 

ボディは、13.3型で、A4サイズとほぼ同じフットプリントです。質量は約1.187kgです。カバンに入れて持ち運びがしやすく、日常的に大学に持参して使うノートPCとしても使いやすいと思います。

 

ボディカラーは、下図のような3種類です。左から、エクルベージュ、ミストグリーン、スモークグレーです。パステル系のカラーで、一般的なノートPCにはあまりない色が選べるのも嬉しいポイントです。

 

スペック構成の紹介

FMV Note Cシリーズには、量販店向けのカタログモデル「FMV CZ-K1」と、富士通WEB MART限定のカスタムメイドモデル「FMV WC1-K1」があります。

主な仕様は、下表の通りです。

カスタムメイドモデルは、カタログモデルにはないCore Ultra 7 164Uや、512GB SSDを選ぶことができます(メモリに関しては、16GBがおすすめです)。

また、カタログモデルには通常1年のメーカー保証が付いていますが、カスタムメイドモデルには、3年無料保証(ユーザー登録が必要)が付きます。

FMV Note Cシリーズの構成
  FMV CZ-K1
カタログモデル
WC1-K1
カスタムメイドモデル
CPU Core Ultra 5 134U Core Ultra 5 134U
Core Ultra 7 164U
メモリ 16GB 8GB / 16GB
SSD 約256GB 約256GB / 約512GB
ディスプレイ 13.3型 1920x1200
質量 約1.187kg
バッテリー 64Wh
動画再生時:約13.9時間
アイドル時:約24.2時間
Officeソフト Office Home & Business 2024 Office Home & Business 2024
なし
価格 オープン 15万円台~

 

低電力版のCore Ultra シリーズ1を搭載

FMV Note Cシリーズの搭載するプロセッサーは、NPUを搭載したインテルのCore Ultre シリーズ1です。

Core Ultra シリーズ1のプロセッサーには複数の種類がありますが、PBP(プロセッサーベース電力):9W、最大ターボパワー:30Wの低電力版CPUとなっています。

そのため、それほど高い処理性能は期待できません。ただ、ウェブでの調べ物、動画視聴、レポートやプレゼンテーションの作成といった、多くの大学生が行うような一般的な作業には十分な性能でしょう。

消費電力が少ないプロセッサーを採用するメリットもあります。バッテリー容量が64Whと大きめなこともあり、バッテリー駆動でも長めの時間使用することができます。

 

使いやすさが考えられたキーボード

FMV Note Cシリーズは、下図のようなキーボードを搭載しています。富士通の他のノートPCとは少し違った仕様で、Z世代ユーザーの使いやすさを追及したキーボードとなっています。

主要なキーのサイズは揃っています。キーストロークは約1mmと深くありませんが、高レスポンスキーボードで、打ちやすく、疲れにくいようです。また、キートップがカーブした球面シリンドリカル形状となっています。

注目なのは、スペースキーの左右に、日本語入力のオン・オフキーが配置されていることです。この辺りも、かなりMacBookを意識した作りとなっているのだと思います。標準的な「半角/全角」キーまで指を伸ばすことなく、左右の親指で英数/日本語の入力を切り替えることができるので、慣れるとタイピングがしやすいと思います。

 

ファンレスでとても静か

本製品は、ファンレス設計となっており、動作音がとても静かです。講義中や、カフェ、図書館などで使うときも、ファン音などを気にせず集中することができます。

また、ファンレスであるため、底面に通気孔がありません。そのため、他のノートPCと比べると、柔らかいソファなどの上に置いて作業をしても、比較的安全です。

 

島根工場生産・国内サポート

FMV Note Cシリーズは、国内の島根工場で組立・生産がおこなわれています。また、国内サポートも提供されており、購入後も安心だと感じる方も多いでしょう。

また、富士通という国内で名の知れたメーカーなので、祖父母や、両親から入学祝や成人祝いなどで買ってもらいやすいのではないかとも思います。

 

ミニマルなポート構成

FMV Note Cシリーズのポート類は、USB3.2 Gen2 Type-C(Power Delivery、映像出力に対応)x2、ヘッドホン・ヘッドセット兼用端子のみとなっています。まるでMacBook Airのような、ミニマルな構成です。

側面も非常にすっきりしています。ただし、大学によっては、フルサイズのUSB端子や、HDMI出力端子付きを推奨しているところもあります。その場合、USB-Cタイプのアダプタなどを別途用意する必要があるのでご注意下さい。

 

その他、生体認証機能としては、Windows Helloの顔認証に対応しています。

 

TikTokミュージックドラマも18日より公開

FMV Note Cが登場することに伴い、俳優の八木莉可子さんを主演のTikTokミュージックドラマ「うぇいだけが青春ですか?」(全9話)が2025年1月18日より順次公開されます。

こちらも合わせてご覧下さい。

 

購入先

今回発表されたFMV Note Cシリーズは、カタログモデルの「FMV CZ-K1」が1月17日(金)より提供開始、カスタムメイドモデルの「FVM WC1-K1」が1月16日(木)より受注開始の予定となっています。FMV Note Cシリーズの詳細は、下記の富士通WEB MARTでご確認ください。

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