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富士通 ESPRIMO WF1/B1の実機レビュー(2)
以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。
静音性のチェック
本機の動作音(静音性)のチェック結果です。
騒音値は下図の通りで、やや低めの動作音です。
ただし、HDDが回転すると、動作音がかなり上がります。また、スタンドが細いためか、振動が結構伝わります。HDDが回転しているときは、アイドル時で約40dB、エンコード時で約42dBまで回転音が上がります。この状態のときは、一般的なタワー型デスクトップと同等程度の騒音値となります。
SSD+HDDの構成で、かつあまりHDDを使わない方で、もしうるさいなと感じたら、コントロールパネルから電源オプションを起動し、ハードディスク「次の時間が経過後ハードディスクの電源を切る」の設定を1分などにすると良いと思います。
騒音値の計測結果
計測機器:リオン NL-42K、部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
エンコード時のCPU温度がやや高めですが、それ以外の状態は問題ありません。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。
23.8型の液晶に、HシリーズのCore iプロセッサーを搭載しているため、ノートPCよりは大分高めの消費電力ですが、タワー型デスクトップPC+液晶ディスプレイよりは低い消費電力です。
外観のチェック
外観のチェックです。
前述しましたが、狭額縁液晶採用で、スタンドも細く、とても美しい見た目です。
右側面には、USB Type-C、SDカードスロットなどがあります。やや奥まった場所にあるため、ケーブルやカードなどは挿しにくいです。
左側面には、光学ドライブが搭載されています。
背面にはUSB3.0、LANポート、電源、アンテナ端子などがあります。
チルト可能な最大の角度です。
Webカメラは必要ないときは収納可能です。Webカメラで覗き見るウイルスもいるので、物理的に隠せるのはデザイン面だけでなく、セキュリティ面でも良いです。
スピーカーは下に搭載されており、映画などを十分楽しめる音質・音圧ですが、テーブルに向って音を出すため、やや音がこもります。音質の良さでいえば、ESPRIMO WF2シリーズのほうが上です。
キーボードは、キーピッチは広く、キーストロークも深く、打ちやすいです。
PC本体にある電源ボタンは、上部の見えない位置にあり押しづらいですが、キーボードにも電源ボタンがあり、こちらは押しやすいです。
マウスは、シンプルなホイール付き2ボタンマウスです。
キーボードとマウスを使わないときは、PC本体の下に収納することも可能です。収納すれば、手前のスペースでノートを開いたり、本読んだりすることも可能です。
中央のカバーを外すとメモリがあり、換装可能です。スロットは2つあります。他のパーツへアクセスするには、背面カバー全体を取らなくてはならないため、今回は止めておきます。
ACアダプターの画像です。
まとめ
以上が、富士通 ESPRIMO WF1/B3のレビューです。
狭額縁液晶を採用し、スタンドが細く、エレガントなデザインの液晶一体型PCです。リビングに置いていても恥ずかしくなく、むしろ人に見せたくなるPCです。
デュアルテレビチューナーを、+10,800で選択することも可能で、1台でパソコン、テレビ、レコーダーの3役をこなすことが可能です。ただし、パソコンで録画する場合のデメリットとして、Windowsアップデートなど他のアプリの影響で、録画に失敗することもあります。録画はたまに失敗しても良いという、広い心を持つ必要があります。
省スペースであり、テレビやレコーダーと兼用できることから、一人暮らしの方や、書斎に設置したい方など、スペースが限られている方に最適だと思います。
メーカー直販サイト:富士通WEBMART(ESPRIMO WF1/B3) |