※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
富士通 ESPRIMO WF1/B1の実機レビュー
見た目が美しい
ESPRIMO WF1/B1は、とにかく見た目が美しい液晶一体型PCです。
液晶の周りのフレームが狭く、スタンドも細く、とてもスタイリッシュで、リビングなどに置いて人に見せたくなるようなPCです。
液晶周りの4辺が狭額縁となっているため、23.8型という大画面であっても圧迫感が少なく、省スペースです。
また、+10,800円で、ダブル録画対応のテレビチューナーを搭載可能で、パソコン、テレビ、レコーダーの3役をこなすことができます。
直販サイト:
富士通WEBMART
※レビュー機はメーカーからの貸出機です
目次
1 ESPRIMO WF1/B1 の基本スペック | 2 特徴1 - リビングに置いて人に見せたくなるPC |
3 特徴2 - テレビチューナー搭載 | 4 液晶ディスプレイのチェック |
5 パフォーマンスのチェック | 6 静音性のチェック |
7 パーツの温度のチェック | 8 消費電力のチェック |
9 外観のチェック | 10 まとめ |
【付録】 | |
ESPRIMO FHシリーズの展示機レビュー |
ESPRIMO WF1/B1の基本スペック
カスタムメイドモデル「WF1/B1」のスペックです。
カタログモデル「FH77/B1、FH53/B1、FH52/B1」とは外観は同じですが、「WF1/B1」はパーツを自分好みに選択することが可能で、カスタムメイドモデルでしか選択できないパーツもあります。各モデルの違いについては、「ESPRIMO FHシリーズの展示機レビュー」をご覧ください。
特徴的な部分は赤字にしています。
※ カスタムメイドモデル「WF1/B1」・・Web直販サイト「富士通WEB MART」専用のモデル。カスタマイズが可能。
※ カタログモデル「FH77/B1、FH53/B1、FH52/B1」・・主に家電量販店で販売されているモデル。カスタマイズは不可。
CPU 第7世代のHシリーズ、UシリーズのCoreおよびCeleronです。本機はCore i7-7700HQです。 |
グラフィックカード CPU内蔵のグラフィックスです。 |
液晶ディスプレイ 23.8型ワイド。広視野角、フルHD液晶です。筆者の見た目ではハーフグレアです。 |
メモリ 4GB~16GBを選択可能です。本機は8GB(シングルチャネル)です。 |
ストレージ HDDまたはSSD+HDDを選択可能です。本機は約256GB SSD + 約1TB HDDです。 |
光学ドライブ DVDスーパーマルチまたはブルーレイドライブです。 |
特徴1 - リビングに置いて人に見せたくなるPC
本製品は、デザインが美しいPCです。
お客さんが来ると、パソコンはどちらかというと隠しておきたい物ですが、本製品はあえて目立つように置いておき、人に見せびらかしたくなるような製品です。
人に見せたくなるようなデザイン
4辺狭額縁の液晶
秀逸なデザインのヒミツは、4辺狭額縁の液晶です。液晶の周りのフレームが非常に狭く、画面が宙に浮いているような感じを受けます。
4辺狭額縁のデザイン
細いスタンド
また、シルバーのスタンドも細く丸みを帯びていて、芸術品のようです。
細いスタンド
省スペース
デザインが良いだけでなく、狭額縁により横幅が狭く、また奥行もノートパソコンとほとんど同じで省スペースです。スペースが限られているところでも設置しやすくなっています。
細いスタンド
特徴2 - テレビチューナー搭載
ESPRIMO WF1/B1は、+10,800円の安さでデュアルチューナーを選択することも可能です。
テレビ視聴・録画ソフトは、人気の高いピクセラ製で安定感があり、歴史のあるソフトだけあって操作方法も洗練されています。長時間録画(トランスコード)にも対応しており、最大で約3TBのHDDを選択できるため、かなりの多くの番組を録画することができると思います。
ただ、リモコンの矢印ボタンがやや硬い(強い力で押す必要がある)かなと思いました。また、パソコンで録画する場合、Windows Updateで再起動して録画が止まったり、他のソフトの影響で録画が止まったりすることがあります。パソコンで録画する場合、たまに失敗してもいいという広い心が必要です。絶対に録画に失敗したくないなら、素直に液晶テレビ+レコーダーを購入したほうがいいと思います。
番組表
録画番組一覧
裏番組表示
長時間録画設定
リモコン
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
視野角は非常に広いです。
視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、どの色もほぼ1:1の直線になっており、自然な発色であることが分かります。
色域も広いです。
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
表面処理は、筆者の見た目ではハーフグレアです。ある程度映り込みが低減され、色の鮮やかさも損なわれておらず、テレビにもなるPCとしては、ちょうど良いと思います。ギラつきも感じません。
画面への映り込み
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
CPU
Core i7-7700HQ、Core i3-7100U、Celeron 3865Uを選択できます。下の図を参考にCPUをお選びください。なお、Celeron 3865Uは使ったことがないため、ベンチマークスコアは分かりません。下図のCeleron 3855Uよりも少し良い程度だと思います。
Core i7-7700HQを選択すれば、多くの作業が快適です。ライトに使うならCore i3-7100Uでもいいと思います。
CPUの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません
メモリ
メモリ容量は用途に合わせて選びます。よく分からなかったら8GBにしておくと良いでしょう。また、メモリは1枚挿すよりも、2枚挿してデュアルチャネルにしたほうが高速です。
デュアルチャネルとシングルチャネルのグラフィック性能の比較
ストレージ
ストレージは、HDD、SATA SSDを選択可能です。SATA SSDは、PCIe-NVMe SSDほどの性能はありませんが、十分高速なストレージです。
ストレージの選び方(筆者の独自判断)
本製品で計測したベンチマーク
以下、Core i7-7700HQ、8GB(8GBx1)メモリ、約256GB SSD(SATA M.2)、インテル HD グラフィックス 630の構成でのベンチマーク結果を掲載します。
(CPU性能の評価)
Core i7-7700HQ
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)
Core i7-7700HQ(インテル HD グラフィックス 630)
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能の評価)
Core i7-7700HQ | |
---|---|
x265でエンコード (※1) | 21分34秒 |
NVENCでエンコード (※2) | ― |
QSVでエンコード (※3) | 3分47秒 |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
(ストレージの評価)
約256GB SSD(SATA M.2)
(SDカードスロットの評価)
UHS-Ⅱのカードでテスト