[PR]GALLERIA RL7C-R35Hの実機レビュー

更新日:
CPU Core i7-12700H
GPU GeForce RTX 3050 4GB
メモリ 16GB(DDR4)
ストレージ 512GB PCIe Gen4 SSD
液晶サイズ 16インチ
液晶種類 WUXGA 非光沢 165Hz
質量 約2.0kg
バッテリー 約6.7時間 (82Wh)
価格[税込] 17万円台~
スマートボディのゲーミングノート

GALLERIA RL7C-R35Hは、Geforce RTX 3050を搭載した、エントリークラスのゲーミングノートPCです。

ゲーミングノートには見えないスマートなデザインで、普段使いにもおすすめです。本体も薄型かつ軽量なので、オフィスやカフェなどにも持っていくことができます。

CPUは最新のインテル第12世代Core、液晶は流行りの画面比16:10で165Hzの高リフレッシュレート液晶を搭載しています。

ただし、有線LANポートは搭載されていないので、ゲーム時に、安定した速度が欲しい場合は外付けの有線LANアダプターが必要となります。

訂正:初稿時に「空きスロットは見当たりませんでした。」と記載しましたが、下図の部分に空スロットがありました。お詫びして訂正いたします。

公式サイトはこちら

 

今回、レビュー機は、メーカーから提供されています。 なお、次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-12700H、16GBメモリ、GeForce RTX 3050 4GB

 

目次

お忙しい方は、「 GALLERIA RL7C-R35Hの特徴」のみお読みください。

 

GALLERIA RL7C-R35Hの特徴

普段使いもできるエントリークラスのゲーミングノート

GALLERIA RL7C-R35Hは、ゲーミングノートとは思えないおしゃれでスマートなデザインが特徴です。筐体はアルミでできており、ボディは薄く、天板のエッジ部分はダイヤモンドカットが施され、高級感があります。

質量は約2.0kgと持ち運びもしやすいです。普段使いでも違和感なく、オフィスやカフェにも持っていけるゲーミングノートだと思います。

グラフィックスにはエントリークラスのGeForce RTX 3050を搭載しており、軽いゲームから中程度の重さのゲームなら、最高設定のグラフィック品質でも快適に動作します。

ゲーミングノートとは思えないスマートでおしゃれな外観

 

画面比率16:10 WUXGA大画面液晶

GALLERIA RL7C-R35Hは、16インチ、16:10、WUXGA(1920×1200ドット)の大画面液晶を搭載しています。従来の16:9のFHD液晶より縦の画面比率が高いので、縦方向の表示できる情報量が多く、作業効率も向上します。

色域も比較的広く、当サイト調べではsRGB比カバー率98.7%と、クリエイティブな作業にも使える液晶を搭載しています。

16インチ、16:10、WXGA液晶搭載

 

165Hzリフレッシュレート液晶でゲームが快適

GALLERIA RL7C-R35Hは、165Hzの高リフレッシュレート液晶を搭載しており、従来の液晶の2倍以上の速度で映像を描写するので、少ない残像感でゲームをプレイすることができます。

eスポーツタイトルなどの軽いゲームなら画質設定を落とすことで、165 fpsに近いフレームレートで優位にプレイできます。

実際にフォートナイトやAPEX、PUBGなどをプレイしてみましたが、動きが滑らかで、気になる残像感もほぼ感じず、快適にプレイができました。

165Hz駆動液晶

 

Thunderbolt4のポートを搭載

ゲーミングノートPCの場合、USB-Cポートがあっても、PowerDeliveryやThunderbolt3/4に対応していないことも多いです。一方、本製品は、PowerDeliveryに対応しており、負荷が低い作業をするときは、PowerDelivery対応の充電器でも電力供給が十分間に合うので、出張時などに便利です。また、自宅ではThunderbolt4経由で、高性能グラボを付けたGPU BOXに繋いで、高性能ゲーミングPCとして使うこともできます。

PowerDelivery対応のThunderbolt4を搭載

 

隠された排熱口

ゲーミングノートと言えば内部の熱を吐き出すために側面や背面に大きめの排熱口が設けられているのが普通ですが、本製品は見た目重視なのか、本来あるはずの背面の排熱口を隠しています。

そのため、やや下に向けて排熱されるので、熱がややこもりやすいです。

見えないように工夫された排熱口

 

有線LANポートはなし

本製品はゲーミングノートですが、有線LANポートが搭載されていません。オンラインマッチなど、安定した通信速度が欲しい場合は、外付けのUSB接続LANアダプターが必要となります。Amazonなどで購入してもいいですし、GALLERIA RL7C-R35Hのカスタマイズ画面からも購入することができます。

有線で接続したい場合は、外付けの有線LANアダプターが必要

 

価格はやや高め 

最新のインテル第12世代のCore i7-12700Hを搭載しているのと、円安の影響で、価格が高くなってしまうのは仕方がありませんが、それでもGeForce RTX 3050搭載モデルで179,980円というのはやや高いかなと思います。このグラフィックス性能なら、ゲームをするにあたって、そこまで高いCPU性能は必要ないので、Core i5-12500Hでも良かったかなと思います。

 

各用途の快適度

GALLERIA RL7C-R35Hの各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
画面比が16:10で、視野角も広く、作業がしやすいです。処理性能高いので、サクサク動くでしょう。
オンライン会議 ウェブカメラ、マイク、スピーカーを備えており、普通にオンライン会議に参加できます。
動画鑑賞 ディスプレイの色域が広めで、スペックも十分です。YouTubeなどの動画を快適に楽しむことができるでしょう。
RAW現像
画像編集
Core i7-12700Hを搭載しており、Lightroom Classic CCを使用したRAW現像が非常に速いです。ディスプレイの色域はsRGB100%クラスです。
動画編集 グラフィックス性能はエントリーレベルであるものの、CPU性能が非常に高く、動画編集も比較的快適です。色域も十分広いです。
ゲーム GeForce RTX 3050に、165Hzの高リフレッシュレート液晶を搭載し、軽いゲームから中程度のゲームなら快適にプレイできます。重めのゲームは設定を落とす必要があります。

 

ディスプレイのチェック

GALLERIA RL7C-R35Hのディスプレイのチェックです。パネルは、「NV160WUM_NX2」でした。

画面比16:10の1920x1200ドット、165Hzリフレッシュレート液晶となっています。色域も広く、フリッカーも発生していないので見やすい液晶です。165Hzで残像も少ないので、動きの激しいゲームも快適にプレイすることができます。最大輝度は、当サイトの計測では516cd/m2とかなり高いです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトの測定結果は、以下のとおりです。色域は広めです。

  カバー率
sRGBカバー率 98.7%
DCI-P3カバー率 76.7%
Adobe RGBカバー率 76.5%
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、明部になるにつれ青と緑色がやや強めに発色していますが、概ね1:1の直線に近く、割と自然な発色です。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

仕様では非光沢です。ギラつきは気になりません。

画面への映り込み

フリッカー(ちらつき)はありませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約50msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延はやや少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、2フレーム前くらいまで残像がありました。普通のノートPCは、60Hzで2フレーム前くらいまでの残像だったので、1秒間に2倍以上もフレームを表示する165Hzの本製品の液晶は、一般的なノートPCの液晶より、残像は抑えられていると言えます。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは横:約19mm、縦:約18.5mm、キーストロークは約1.4mmでした。キートップはフラットです。キーの押しやすさは普通です。

テンキーは、4列ではなく3列であるため、「+」などの位置が通常とは異なります。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

ただ、タッチパッドが大きく、テンキーがあるのにど真ん中にタッチパッドがあるせいで、通常のノートPCよりも、右手がタッチパッドの上に乗ってしまいます。そのため、筆者の場合、「Y」のキーを押すときに、意図せずタッチパッドをクリックしてしまうことがありました。ただ、これは個人差があると思われ、人によってはほとんど気にならないと思います。

なお、ゲームをしているときは、右手はほとんどマウスを握っていると思うので、ほぼ影響はありません。

[2022.7.24 追記] 後日気がついたのですが、タッチパッドの右上のランプの部分をダブルクリックすると、タッチパッドの右半分が触っても反応しなくなります。これにより、右手がタッチパッドに乗ることによる誤操作を防ぐことができます。

タッチパッドの右半分を無効化することができる

 

キーボードにはLEDバックライトが搭載されています。点灯カラーは白色のみで、明るさの調整は2段階と少ないです。ゲーミングPC特有の派手なRGBバックライトではなく、暗いところでキーを照らすためのシンプルなバックライトです。


キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

GALLERIA RL7C-R35Hでは、下記の画像のように動作モードを変更することができます。ここでは、ゲームモードのうち、「Medium power」と「High power」でベンチマークを計測しています。

なお、外部GPUと映像ポートを直結する「ディスクリートモード」は搭載されていませんでした。

動作モード

 

CPU

プロセッサーにはインテル第12世代HシリーズのCore i7-12700Hを搭載しています。

同じCPUを搭載した他のノートPCで計測した時より、やや低めのスコアでしたが、CPU電力は45W出ていたので、この製品のスコアが低めだったというより、他のノートPCのスコアが高めだったと言うべきでしょう。他のプロセッサーと比較した場合は、マルチコア、シングルコアともに高いスコアです。ゲームだけでなく、クリエイティブな用途にも使えるでしょう。

なお、「Medium power」よりも「High power」の方がややスコアが高く出ていますが、そこまで大きな違いではありません。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-12700H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-12900H 19223
Core i9-12900HK 17767
Ryzen 7 6800H 13999
Core i7-12700H 14546
13514 [High]
12876 [Medium]
Ryzen 9 5900HX 13382
Core i9-11900H 13266
Ryzen 7 5800H 12604
Apple M1 Max/Pro
10コアCPU
12359
Core i7-11800H 11893
Core i7-1280P 11801
Ryzen 7 5825U 10040
Ryzen 7 5800U 9429
Ryzen 5 5600H 9255
Core i7-1260P 9032
Core i5-11400H 8514
Ryzen 5 5600U 8491
Core i5-1240P 8409
Ryzen 5 5625U 8107
Core i7-1195G7 6594
Core i7-1185G7 6229
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-12900H 1920
Core i9-12900HK 1918
Core i7-12700H 1823
1790 [High]
1773 [Medium]
Core i7-1260P 1802
Core i7-1280P 1664
Core i7-1195G7 1634
Core i9-11900H 1570
Apple M1 Max/Pro
10コアCPU
1531
Ryzen 7 6800H 1522
Core i7-1185G7 1517
Core i7-11800H 1511
Core i5-1240P 1483
Ryzen 9 5900HX 1463
Ryzen 7 5825U 1460
Core i7-1165G7 1447
Core i5-11400H 1442
Ryzen 7 5800H 1435
Ryzen 7 5800U 1429
Ryzen 5 5625U 1383
Ryzen 5 5600U 1369
Ryzen 5 5600H 1354
Core i5-1135G7 1294
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリは、DDR5ではなく、DDR4-3200を搭載しており、普通の帯域です。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GB(8GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
53.6GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
37.77GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値です。理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

グラフィックスには、エントリークラスの「RTX 3050 Laptop GPU」を搭載しています。メーカーによって設定された、実際のパフォーマンスを左右する最大グラフィックスパワーは、65Wと普通の設定値でした。

NVIDIAのシステム情報で確認した最大グラフィックスパワー

 

ベンチマークの結果は以下の通りです。エントリークラスのグラフィックスなので、スコアはそこまで高くありません。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 3050 Laptop 4GB
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用
RTX 3080
  17064
デスクトップ用
RTX 3070
  13393
RTX 3080Ti 16GB 175W 12614
RTX 3080Ti 16GB 150W 12194
RTX 3080 16GB 140W 11552
RTX 3080 16GB 130W 11361
RTX 3070Ti 130W 10758
RTX 3070 130W 10327
RTX 3080 8GB 105W 10258
RTX 3070Ti 105W 9901
RTX 3070 95W 9220
RTX 3060 130W 8302
RTX 3060 95W 7519
RTX 3060 75W 7047
RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050 65W 4819 [High]
4553 [Medium]
RTX 3050 40W 4560
GTX 1650Ti   3700
GTX 1650   3494
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 3050 Laptopの情報は次の通りです。なお、動作モードを変更しても、GPUクロックなどに変化はありませんでした。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージは、PCIe Gen4 SSDを搭載しており、非常に高速です。ただし、容量は512GBと少なめで、カスタマイズ画面で増やすこともできないので、後で自分で換装するのもいいでしょう。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe Gen4 SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 約7000
6810
PCIe Gen3 SSD 約3500
SATA SSD 約550
2.5インチHDD 約150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

フルサイズのSDカードスロットを搭載しているので、一眼レフで撮影したデジタルデータを取り込むときなどは便利です。なお、カードを挿すと出っ張るので、このままカバンに入れないように注意しましょう。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

動作モード

ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし計測したフレームレートを掲載します。

ここでは、ゲームモードの「Medium power」で計測しています。「High power」だとファンの動作音が大き過ぎて、ゲームに集中しづらいためと、フレームレートがそこまで変わらなかったためです。

動作モード

 

各ゲームの平均フレームレート

いくつかのゲームの平均フレームレートを掲載します。他のグラフィックスとも比較していますが、すべて同じバージョン、同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。また、画面比16:10に対応しているゲームでは1920×1200解像度で計測しています。オンラインでテストしているときは、LANはWi-Fi 6の無線LANで接続しています。

本製品は、GeForce RTX 3050のエントリークラスのグラフィックスを搭載しています。サイバーパンクなどの激重なゲームでも、低設定のグラフィック品質ならば、なんとか平均60 fpsのフレームレートが出ます。他の重めのゲームも、グラフィック品質設定を落とせば、十分プレイできるフレームレートが出ます。

PSO2、FF14 、フォートナイトなどの中程度の重さのゲームや、APEXやFall Guys、MHRなど軽めのゲームでは、グラフィック品質を高い設定にしても、高いフレームレートで快適にプレイできます。

なお、ゲームによっては、ボーダーレスフルスクリーン表示にしないと60fps固定を解除できなかったり、液晶のリフレッシュレートを60Hzに落とさないと、60 fps固定になってしまったりする現象が起きていました。原因は分かりませんが、最近、他のノートPCでも起こっている現象です。NVIDIAのドライバーなどで、この不具合が解消されることを期待しています。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1200 62 fps(DLSS:自動 72 fps)
36 fps(DLSS:自動 49 fps)
ウルトラ 29 fps(DLSS:自動 33 fps)
レイトレ:低 30 fps
※ベンチマークで計測
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1200 96 fps
70 fps
エクストリーム 24 fps
重い部類のゲーム
ワンダーランズ ~タイニー・ティナと魔法の世界(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1200 93 fps
49 fps
ウルトラ 41 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1200 最低 104 fps
70 fps
最高 54 fps(DLSSクオリティ : 66 fps)
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均fps
1920x1200 110 fps
60 fps
ウルトラ 51 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 標準(ノート) 124 fps
高(ノート) 104 fps
最高品質 84 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 133 fps
高設定 78 fps
最高設定 52 fps(DLSS パフォーマンス : 100 fps )
※バトルラボで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 143 fps
高設定 88 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 120 fps
高設定 120 fps
※プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
PUBG: BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均fps
1920x1200 非常に低い 155 fps
中型 140 fps
ウルトラ 118 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
Fall Guys
解像度 品質 平均fps
1920x1080 130 fps
98 fps
90 fps
軽い部類のゲーム
モンスターハンターライズ:サンブレイク 体験版
解像度 品質 平均fps
1920x1080 138 fps
90 fps
※体験版で計測

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。

ここも、「Medium power」で計測を行っています。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

非常に速い書き出し時間です。

Core i9-12900H
32GBメモリ
37秒
Core i7-12700H
16GBメモリ
40秒
Core i7-1260P
32GBメモリ
46秒
Core i7-12700H
16GBメモリ
46秒
Core i7-1280P
16GBメモリ
47秒
Core i7-1260P
16GBメモリ
56秒
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
56秒 (MacBook Pro 16)
Ryzen 7 6800H
16GBメモリ
57秒
Core i5-1240P
8GBメモリ
72秒
Core i7-1185G7
16GBメモリ
74秒
Core i7-1165G7
16GBメモリ
89秒
Ryzen 7 5800H
16GBメモリ
93秒
Ryzen 7 5800U
16GBメモリ
95秒
Ryzen 7 5700U
16GBメモリ
100秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
新計測法

続いて、現像項目を追加し、少し負荷を高めにしたときの書き出し時間を掲載します。こちらも高速です。また、2022年6月から、書き出し時GPUも使用できるようになったので、その設定を有効にすると、さらに速くなります。

Core i7-12700H
RTX 3050
59秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-1280P 64秒
Core i7-12700H 70秒
Core i7-1260P 81秒
Ryzen 7 6800H 84秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

こちらもまずまずの書き出し時間です。4K動画も比較的快適に動きます。ただ、VRAMが4GBとそこまで大きく無いので、凝った編集をしたり、他のAdobe製品を一緒に起動したりすると、VRAMが不足する可能性があります。

4K動画の書き出し
Core i9-12900HK
RTX 3080 Ti (175W)
3分09秒
Core i9-12900H
RTX 3080Ti (150W)
3分23秒
Core i7-12700H
RTX 3080 (175W)
3分24秒
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
3分26秒 (MacBook Pro 16)
Core i7-12700H
RTX 3070Ti (130W)
3分30秒
Core i9-11900H
RTX 3080(140W)
3分36秒
Core i9-12900H
RTX 3070Ti (120W)
3分49秒
Core i7-12700H
RTX 3070Ti (105W)
3分51秒
Core i7-11800H
RTX 3070 (140W)
3分53秒
Core i7-11800H
RTX 3060 (130W)
4分04秒
Core i7-12700H
RTX 3050 (65W)
4分50秒
Ryzen 9 5900HX
RTX 3080 (130W)
4分55秒
Core i7-11800H
RTX 3050Ti (60W)
5分08秒
Apple M1 Pro
10CPU/16GPU
5分51秒 (MacBook Pro 14)
Core i5-11400H
RTX 3050 (65W)
5分59秒
Core i7-10750H
GTX 1650
6分34秒
Core i5-10300H
GTX 1650
8分21秒
Apple M1 9分14秒 (MacBook Pro 13)
Core i7-1165G7 14分12秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間

CPU負荷が非常に高いエンコードも高速です。

Core i9-12900H 6分41秒
Core i7-12700H 7分53秒
Core i9-11900H 8分20秒
Ryzen 9 5900HX 8分26秒
Ryzen 7 6800H 8分42秒
Core i7-1280P 10分59秒
Ryzen 7 5825U 11分15秒
Core i7-1260P 12分43秒
Core i5-1240P 14分19秒
Ryzen 7 5800U 14分35秒
Ryzen 7 5700U 15分05秒
Core i7-1195G7 16分14秒
Core i7-1185G7 16分37秒
Core i7-1165G7 24分17秒
Core i5-1135G7 26分03秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmarkによるレンダリング時間

Blenderを動かす場合、もう少し高いスペックの製品がいいと思います。

GeForce RTX 3050 Laptop

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートを利用して、純正以外の充電器やドックが使えるかを試しました。

本製品は、USB Type-C 3.2 Gen2とThunderbolt4のポートを1つずつ搭載しています。

どちらのポートも100WまでのPower Delivery機能に対応しており、今回試した限りでは、45W以上の充電器が使えました。以下、Thunderbolt4のポートでの動作確認結果です。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック
PD充電器
※1
90W RAVPower GaN充電器
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器 ×
18W cheero充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hz、8ビット、RGBで表示できていました。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトには「約2.0kg」と記載されています。実測値は、以下の通りで、仕様値とほぼ同じ結果でした。16インチのゲーミングノートにしては軽量です。ACアダプターもゲーミングノートPCにしては重くありません。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.003kg
ACアダプター 568g

 

バッテリー駆動時間のチェック

GALLERIA RL7C-R35Hのバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は、82Whと多めでした。

バッテリー容量

 

動画の連続再生時とゲームベンチマークをループ再生させたときのバッテリー駆動時間は以下の通りです。大容量バッテリーを搭載しているおかげで、他のゲーミングノートPCよりは長めのバッテリー駆動時間です。ただ、バッテリー状態にすると、フレームレートが制限されてカクカクするので、バッテリー駆動状態でゲームをするのはおすすめしません。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 約6.7時間
(2) 動画再生時 7時間33分
(3) FF14ベンチマーク(ループ再生) 1時間48分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

液晶上部には、HD(720p)画質のWebカメラがあり、画質はノートPCとして普通です。Windows Hello 顔認証に対応しています。

Webカメラ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows 10標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

スピーカーは背面にあります。音質はやや良く、ノートPC基準で10点満点で採点すると、6点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。

ここでは、「Gaming Mode」と「Turbo Mode」でベンチマークを計測しています。

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

処理開始直後のターボブースト時を除くと、CPU電力はベースパワー通りの45Wでした。CPU温度はそれほど上がらず、どちらのモードも75℃前後と問題ない温度です。

  • ゲームモード(Medium)
  • ゲームモード(High)
CPU電力
CPU温度
CPU電力
CPU温度

 

FF15ベンチ実行時の温度

下図は、ゲーム時のGPU温度の詳細です。

「Medium power」では、CPU温度は最大83℃、GPU温度は最大で74℃となっています。「High power」モードでは、CPU温度は最大80℃、GPU温度は最大75℃となっています。

「High power」の方がファンが最大で稼働する分、CPU温度がやや下がります。ただし、音もうるさいので、ゲーム中は「Medium power」のほうが、パフォーマンス、冷却性、静音性のバランスが良いと思います。

  • ゲームモード(Medium)
  • ゲームモード(High)
CPU温度
GPU温度
CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

「Medium power」モードでもやや高めの騒音値ですが、「High power」だとファンが最大で回転するため、さらに高くなります。かなりうるさく感じるので、「Medium power」の方がゲームに集中でできると思います。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:FF15ベンチマーク (高品質、1920x1080)
左から3番目:同上(High時)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。

高負荷時はキーボード中央周辺の温度が上がります。WASDキーとパームレスト周辺はそれほど温度が高くないので、ゲーム中は気にならないと思います。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご覧下さい。

一般的なノートPCよりは高めの消費電力ですが、ゲーミングノートとしては低めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

外観のチェックです。

ゲーミングノートにしては非常に薄いボディで、液晶のベゼルも狭く、スマートでおしゃれなデザインです。オフィスやカフェなど普段使いでも違和感のない外観だと思います。

 

天板はアルミボディでGALLERIAのロゴマークが印字されています。

 

天板のエッジ部分にはダイヤモンドカットが施されており、高級感があります。

 

閉じた状態です。最薄部19mmの薄型ボディです。

 

側面のポート類です。右側面には、Thunderbolt 4(Type-C)、USB 3.2、HDMI、ACポート。左側面には、USB3.2(Type-C) 、USB3.2(Type-A)、SDカードリーダ、マイク/ヘッドホンを備えています。

有線LANを搭載していないので、オンラインマッチなど安定した通信速度が欲しい場合は、外付けのUSB接続有線LANアダプターが必要となります。カスタマイズ画面からも購入することができます。

 

液晶が開く最大の角度は、ご覧の通りです。

 

底面の吸気口のメッシュ部分もスマートなデザインです。

 

底面カバーを外したときの内部の画像です。

2つの冷却ファンと、3本のヒートパイプでCPUとGPUを冷却します。排気は2方向からのみとなっています。

 

メモリスロットが2つあります。メモリの換装は可能です。

 

M.2 SSDが1つ搭載されています。

 

訂正:初稿時に「空きスロットは見当たりませんでした。」と記載しましたが、下図の部分に空スロットがありました。お詫びして訂正いたします。

 

ACアダプターは薄型で、角が丸みを帯びています。

 

電源コネクタは右側面に配置されています。排気口を避けて接続することができます。

 

ACアダプターの容量は120Wです。

 

まとめ

以上が、GALLERIA RL7C-R35Hのレビューです。

高い性能のインテル第12世代Core i7-12700Hに、エントリークラスのGeforce RTX 3050を搭載し、スマートなデザインで普段使いにも適したゲーミングノートPCです。

液晶は16インチの16:10の液晶を搭載し、縦の情報量が多く、作業効率もアップします。色域も広く、画像編集や動画編集も比較的快適に出来ます。

165Hzの高リフレッシュレートにも対応し、残像感も少なく、見やすい映像でゲームを優位に進めることができます。グラフィックスはエントリークラスですが、フォートナイトなどの中程度の重さのゲームや、APEXやPUBGなどの軽いゲームなら高いフレームレートで快適にプレイできます。

普段使いもできるおしゃれなゲーミングノートを探している方にはうってつけの製品だと思います。

ただし、有線LANポートは搭載されていないので、安定した速度が欲しい場合は外付けの有線LANアダプタが必要となります。

また、エントリークラスのグラフィック性能にしては価格がやや高めです。

 

普段使いもできるスマートなゲーミングノート

ドスパラ GALLERIA RL7C-R35H

特徴

  • Core i7-12700H + RTX 3050搭載
  • 16インチ+WUXGA+165Hz液晶
  • おしゃれでスマートなデザイン

こんなあなたに

  • 普段使いもできるゲーミングノートを探している方
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