[PR]THIRDWAVE F-14TGの実機レビュー

更新日:
CPU Core i5-1135G7
メモリ 16GB LPDDR4
ストレージ 256GB / 512GB SSD
液晶サイズ 14.0型
液晶種類 FHD 非光沢
質量 約1.5kg
バッテリー 55Wh
価格[税込] 9万円台~
華やかなデザイン

THIRDWAVE F-14TGは、華やかさのあるデザインが特徴的な、14型ノートPCです。

天板やエッジ部分に輝きがあり、人目を惹きます。女性に人気がありそうな、SAKURAカラーのモデルもあります。

デザインだけでなく、処理性能や、キーボードの打ちやすさなども平均より上だと思います。

宅内モバイルや、宅内兼時々持ち出し用として、人とはちょっと違うこだわりのノートPCが欲しい方にちょうどいい機種です。

 

今回、レビュー機は、メーカーから提供されています。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i5-1135G7、16GBメモリ、256GB NVMe SSD、ラピスブルー
Core i5-1135G7、16GBメモリ、512GB NVMe SSD、SAKURA

 

目次

お忙しい方は、「THIRDWAVE F-14TGの特徴」のみお読みください。

 

THIRDWAVE F-14TGの特徴

華やかさのあるデザイン

THIRDWAVE F-14TGは、華やかさのあるデザインの14型ノートPCです。

天板には、異なる3方向のヘアライン加工が施されており、角度によって表情が変わります。ロゴなどは入っておらず、シンプルなのも好感があります。

エッジ部分はダイヤモンドカットされていて、細かいところにもこだわりを感じます。

華やかさのあるデザイン
ダイヤモンドカットが施されたエッジ部分

 

もう少し大きな画像で見ると、ラピスブルーのモデルは以下のような外観です。他とは違った個性を感じますが、派手ではないので、ビジネス用途にも使用しやすいと思います。

ラピスブルー

 

下図は、SAKURAのモデルです。ピンク系ですが、おとなしめで上品さがあります。女性からの人気が高そうです。SAKURAのモデルは、タッチパットもピンクで統一されています。

SAKURA

 

色域やや広めの液晶

THIRDWAVE F-14TGに搭載されている液晶は、当サイト計測でsRGBカバー率88.9%とやや広めの色域でした。標準的なビジネスPCなどが搭載する、sRGBカバー率60%前後の液晶よりは、表示できる色域が広いです。本格的なクリエイティブな作業とまではいきませんが、ライトな趣味レベルの写真の編集ぐらいであれば、使えそうです。

ただ、フリッカー(ちらつき)が発生していたのは、やや気になります。 

色域がやや広めの液晶

 

快適に使えるパフォーマンス

THIRDWAVE F-14TGは、デザインだけでなく、日常的な多用途に快適に使用できるしっかりとしたパフォーマンスを備えています。

CPUは、Core i5-1135G7ですが、ベンチマークテストでも高めのスコアが出ていました。

メモリも16GBと容量も十分です。また、メモリ速度も比較的速いため、CPU内蔵グラフィックスの性能も高めでした。エントリークラスの外部グラフィックスであるGeForce MX330よりも高いグラフィックス性能を示しており、ちょっとした動画編集や、軽いゲームなどにも対応できそうです。

CPU性能の評価 ~ CINEBENCH R23 ~
マルチコア
Core i5-1135G7 5272 [THIRDWAVE F-14TG]
4424 [代表的な他のPC]
シングルコア
Core i5-1135G7 1356 [THIRDWAVE F-14TG]
1294 [代表的な他のPC]
3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Core i5-1135G7
メモリLPDDR4
18266 [THIRDWAVE F-14TG]
GeForce MX330 16714 [代表的な他のPC]

 

なお、THIRDWAVE F-14TGは、ボディカラーによって、構成と価格に少し違いがあります。

下表のとおりで、SAKURAの方がストレージ容量が大きくなり、価格も少し上がります。ラピスブルーでも、ストレージ容量が大きいモデルがあればよかったです。

ドスパラでは購入時にカスタマイズできる機種もありますが、THIRDWAVE F-14TGはメモリやストレージのカスタマイズはできません。

メモリはオンボードなので、自分で換装することもできません。ただし、M.2スロットに1つ空があるので、SSDは自分で増設することが可能です(なお、パーツの換装は自己責任でお願いします)。

THIRDWAVE F-14TGの構成比較
  ラピスブルー SAKURA
CPU Core i5-1135G7
メモリ 16GB
ストレージ 256GB SSD 512GB SSD
価格[税込] 99,980円 104,980円
M.2スロットに1つ空あり

 

Thunderbolt 4対応

THIRDWAVE F-14TGは、USB-Cポートを2つ搭載しており、どちらもThunderbolt 4に対応しています。標準のACアダプターも、このポートを利用します。

宅内で使用する場合は、Thunderboltドックを使用して外部ディスプレイや、キーボードなどを接続すると、ケーブルを1本外すだけで、移動したり持ち出すことができ便利です。

Thunderbolt 4対応のUSB-Cポートを搭載

 

ただし、ポートの位置が、側面の一番後ろではなく、HDMIポートとUSBポートの次にあります。ACアダプターをThunderbolt4ポートに接続して充電しつつ、HDMIケーブルやUSB機器を接続するときに、ACアダプターのケーブルがやや邪魔に感じるかもしれません。

ACアダプターを接続すると、奥側のポートを使うときにケーブルが邪魔かも

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分なスペックで、快適に動きます。
オンライン会議 ウェブカメラ、マイク、スピーカーを搭載しており、普通にオンライン会議を行うことができます。
動画鑑賞 ディスプレイの色域が少し広めで、やや色鮮やかな表示ができます。スピーカー音も比較的いいので、動画鑑賞は快適です。
RAW現像
画像編集
CPUはCore i5-1135G7で、液晶の色域はsRGBカバー率 88.9%とやや広めです。ライトな趣味レベルであれば、RAW現像や画像編集にも使えそうです。
動画編集 簡易的なFHD動画の編集はできますが、外部グラフィックスを搭載していないため、本格的な動画編集は難しいです。
ゲーム 外部グラフィックスを搭載していないため、ゲーム向きではありません。軽いゲームなら、グラフィック品質などを下げることで出来るものもあります。

 

ディスプレイのチェック

THIRDWAVE F-14TGのディスプレイのチェックです。パネルは、「140PM42D1568 」でした。

やや広めの色域で、非光沢なので映り込みも少ないです。ただ、フリッカーがあるのが気になります。最大輝度は、当サイトの計測では319cd/m2と普通です。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域はやや広めです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は88.9%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、3色ともほぼ揃っており、概ね自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認結果です。輝度99以下で、フリッカーが検出されました。周波数も約200Hzと低めなので、頭痛や目の疲れを感じる方も、いるもしれません。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

THIRDWAVE F-14TGのキーボードのチェックです。

実測で、キーピッチは横:19.5mm、縦:19.5mm、キーストロークは約1.5mmです。キートップはほぼフラットです。標準的な配置で、主要なキーの大きさも揃っています。キーピッチにゆとりがあり、キーストロークも十分で、打ちやすいキーボードだと思います。

タッチパッドは普通の使い心地ですが、クリックボタンが固めでした。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードには、バックライトも付いています。薄暗い場所でも、タイピングがしやすいです。

バックライト付き

 

パフォーマンスのチェック

THIRDWAVE F-14TGのパフォーマンスのチェックです。

 

CPU

THIRDWAVE F-14TGは、Core i5-1135G7を搭載しています。

ベンチマークの結果は、以下のとおりです。マルチコア、シングルコアともに、Core i5-1135G7としては高めのスコアが出ていました。一般的なノートPCとしては、十分の処理性能だと思います。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i5-1135G7
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 5900HX 13382
Core i9-11900H 13266
Ryzen 7 5800H 12604
Core i7-11800H 11893
Ryzen 5 5600H 9255
Ryzen 7 PRO 5850U 9143
Core i5-11400H 8514
Ryzen 7 5700U 8445
Ryzen 7 5800U 8086
Core i7-11370H 7123
Core i7-1195G7 6594
Ryzen 5 5500U 6250
Core i7-1185G7 6229
Core i5-1135G7 5272
4424
Core i7-1165G7 4720
Core i3-1115G4 3149
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i7-1195G7 1634
Core i9-11900H 1570
Core i7-11370H 1519
Core i7-1185G7 1517
Core i7-11800H 1511
Ryzen 9 5900HX 1463
Core i7-1165G7 1447
Core i5-11400H 1442
Ryzen 7 5800H 1435
Ryzen 7 PRO 5850U 1415
Ryzen 7 5800U 1382
Core i5-1135G7 1356
1294
Ryzen 5 5600H 1354
Ryzen 7 5700U 1264
Core i3-1115G4 1217
Ryzen 5 5500U 1185
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリはLPDDR4で、速度も速いです。なお、オンボードメモリなので換装はできません。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GB(8GBx2)メモリ

 

グラフィックス

グラフィックスは、Core i5-1135G7の内蔵グラフィックスです。ベンチマークの結果は、以下のとおりです。

メモリ速度が速いため、グラフィックス性能も高めでした。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Core i5-1135G7
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce GTX 1650 45149
GeForce MX450 30425
Core i7-1165G7
メモリLPDDR4X-4266
20052
Core i5-1135G7
メモリLPDDR4X-4266
18718
Core i5-1135G7
メモリLPDDR4
18266
Ryzen 7 5800U
メモリLPDDR4X-4266
17020
GeForce MX330 16714
Ryzen 9 4900HS 16322
GeForce MX250 15406
Ryzen 7 5700U
メモリDDR4-3200
14368
Core i7-1165G7
メモリDDR4-3200
14247
Core i5-1135G7
メモリDDR4-3200
13316
Ryzen 5 5500U
メモリDDR4-3200
12154
Core i3-1115G4
メモリDDR4-3200
11487
Ryzen 3 5300U
メモリDDR4-3200
11321
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe-NVMe SSDを搭載しており、読み込み速度も速いです。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
256GB PCIe SSD
512GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
 PCIe Gen3 SSD 3500
2515
2368
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

microSDカードスロットを搭載しています。出っ張らないので、挿したまま使用してもよさそうです。アクセス速度は遅いです。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

その他のベンチマーク

他の機種で計測した数値ではありますが、実際のソフトの処理時間、フォートナイトやApexなどのゲームのフレームレートなどについては、下のリンク先をご覧ください。機種によってスコアにバラつきはありますが、傾向は分かると思います。

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートを利用して、純正以外の充電器やドックが使えるかを試しました。

2つあるUSB-Cポートは、Thunderbolt 4、Power Delivery、DisplayPortに対応しており、今回試した全ての機器を使用できました。

もし、外に持ち出すときは、小型のUSB-Cアダプターをカバンに入れておくといいかもしれません。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器
18W cheero充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hz、RGBでの表示が出来ていました。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

THIRDWAVE F-14TGの質量のチェックです。

当サイトの計測値は下表の通りです。メーカーサイトには「約1.5kg」とあり、ほぼ仕様値通りの質量でした。14型の家庭用ノートPCとしては、普通の質量だと思います。ただ、外出先へ持ち出す用途に使う場合は、やや重いです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.496kg
ACアダプター+電源ケーブル 217g

 

バッテリー駆動時間のチェック

THIRDWAVE F-14TGのバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は55Whで、やや大きめの容量です。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は下の通りで、やや長いです。軽めの作業であれば、丸一日使用することもできそうです。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0
(2) PCMark 10 Modern Office 10時間4分
(3) PCMark 8 Work 3時間21分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ブラウザでのショッピング/画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャット等。やや重めの作業

 

当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りです。普通の充電速度です。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
64%(約35Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラです。左側面に、Webカメラ+マイクのOn/Offスイッチがあり、使用しないときは、Offにすることができます。なお、IRカメラは非搭載なので、Windows Helloの顔認証は使用できません。

Webカメラ
WebカメラとマイクのOn/Offスイッチ

 

Webカメラは、HD画質です。やや色味がおかしく、細部は粗いですが、ノートパソコンに搭載されるWebカメラとしては、一般的な性能だと思います。

本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows 10標準のカメラアプリで撮影

 

1万円以上する外付けのLogicool StreamCam C980のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※撮影方法は上と同じ

 

スピーカー

スピーカーは、底面の左右と、キーボード面の上部に、合計4つのスピーカーが配置されています。音質は比較的良く、ノートPC基準で10点満点で6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

CPU電力は時間の経過とともにわずかに下がる傾向がありますが、25W前後をキープしており、十分高いパフォーマンスが出ています。その間、CPU温度はぎりぎり80℃前後に抑えられています。低くはありませんが、心配のない温度だと思います。

CPU電力&CPUクロック
CPU温度

 

静音性のチェック

THIRDWAVE F-14TGの動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。高負荷時は騒音値が上がりますが、同等スペックの他機種と同じ程度の騒音値だと思います。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

高い負荷の作業を行うと、キーボード面などの温度が上がります。エンコード時はパームレスト部の温度も少し上がっていますが、不快に感じる程ではないと思います。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

モバイル向けのプロセッサーなので、消費電力は低めです。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています
※TAP-TST8は、従来使っていたTAP-TST7よりも、消費電力が低めに計測される傾向があります。他のPCと消費電力を比較するときは、ご注意ください。

 

外観のチェック

THIRDWAVE F-14TGの外観のチェックです。

スリムベゼルを採用し、スッキリとした見た目です。ボディカラーは、ラピスブルーと、SAKURAという2色あり、どちらも華やかさがあります。

 

天板には、3方向のヘアライン加工が施されおり、角度によって、輝きが変化します。メーカーのロゴなどが入っていないのも、シンプルでいいです。

 

閉じた時の画像です。厚みは18.9mmとスリムです。

 

底面には高さのあるゴム足がついています。机に置いた時に、底面との間にスペースができ、吸気をしやすくするためだと思いますが、カバンに出し入れするときなどに、引っかかり、邪魔になる感じがします。

 

タッチパッドの左上には、指紋センサーが配置されています。

 

側面のポート類です。USB3.2 x2、USB2.0、USB-C(Thunderbolt 4、Power Delivery、DisplayPort対応)x2、HDMI、microSDカードリーダーを備えています。

インターフェイスは、数も種類も十分だと思います。

 

液晶面は180度開き、ほぼフラットになります。

 

底面です。

 

底面カバーを外し、内部を確認します。ファンは1つ、ヒートパイプ2本で冷却しています。

 

ストレージです。Type 2280のM.2 SSDを搭載しており、換装もできそうです。

 

M.2スロットが1つ空いているので、自己責任にはなりますが、自分でM.2 SSDを増設することもできます。試しに、サムスンの970 EVO Plusを増設してみましたが、問題なく認識されていました。

 

スピーカーは、キーボード面の上部にも配置されています。

 

ACアダプターは、65Wです。比較的コンパクトで、ケーブルも外れるので、持ち運びがしやすいです。

 

まとめ

以上が、THIRDWAVE F-14TGのレビューです。

華やかさのあるデザインが目を引く、14型のノートPCです。天板や、エッジ部分にこだわりを感じます。

ラピスブルーとSAKURAという2モデルがあります。SAKURAは、品のあるピンクカラーで、女性にも人気がありそうです。

スペックだけでなく、デザインにもこだわりたい方におすすめのノートPCです。

その他、キーボードも打ちやすいですし、USB-CポートはThunderbolt 4にも対応しています。

スペック構成も、Core i5-1135G7、16GBメモリと申し分なく、価格も比較的安いので、コストパフォーマンスは高いと思います。

そこまで軽いPCではありませんが、宅内での移動はしやすく、たまに外へ持ち運ぶ用途にも使えるでしょう。 

液晶ディスプレイは、色域はやや広めですが、「ちらつき」があったのは残念です。ただ、気にならない方がほとんどだとは思います。これまでパソコンなどを長年使っていて、目が疲れやすかったり、体調が悪くなりやすかったすることがなければ、それほど気にしなくても大丈夫でしょう。

 

快適に使えて、華やかさもあるデザイン

THIRDWAVE F-14TG

特徴

  • 華やかさのあるボディカラーとデザイン
  • タイピングしやすいキーボード
  • Thunderbolt 4対応のUSB-Cポート搭載
  • 高いコストパフォーマンス

こんなあなたに

  • デザインにもこだわったノートPCが欲しい方
  • 部屋を移動して使うことが多い方
  • 価格9万円台[税込]~

 

 

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