スリムタワーゲームPC GALLERIAの実機レビュー

更新日:2019年4月23日
CPU Core i3-8100
Core i5-9400F
Core i7-8700
GPU GeForce GTX 1050 ~
GeForce RTX 2070
メモリ 4~32GB
ストレージ SSD / HDD
価格 8万円台(税別)~
省スペースでも高性能なゲーミングPC

ドスパラ オリジナルKTCケースを採用したスリムタワーゲームPC、ドスパラ GALLERIA のレビューです。

省スペースなので設置場所に困りません。

スリムタワーでありながら、ロープロファイルやハーフサイズはもちろん、高性能なフルサイズのグラフィックカードを搭載可能です。最高でGeForce RTX 2070などのハイエンドのカードを選択可能です。

ハイエンドカードやCPUを搭載していても、ケースの排熱構造がしっかりしているため、冷却性が高いのも大きな特徴です。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

GALLERIA ST:Core i7-8700GeForce GTX 1660Ti、8GBメモリ、512GB M.2 SSD+2TB HDD

 

目次

お忙しい方は、「GALLERIA STの特徴」のみお読みください。

GALLERIA ST の特徴

スリムで省スペースなので設置場所に困らない

下の写真は120cm幅のデスクに24インチの液晶モニタを配置し、実際に本機を設置してみた写真です。ドスパラ オリジナル KTCケースを採用したGALLERIAは、横幅が狭い省スペース設計のパソコンなので、デスク上やデスク下に設置しても窮屈感を感じません。

デスク上に設置(デスクは120cm幅)
デスク下に設置(デスクは120cm幅)

 

同社のミドルタワーゲームPC GALLERIA 「KTケース」とサイズを比較してみました。見ての通りひと回り以上違います。

左が「KTケース」、右が「KTCケース」
左が「KTケース」、右が「KTCケース」

 

スリムでも高性能グラフィックカード搭載可能

KTCケースを採用したGALLERIAは、スリムタワーでありながら、高性能なグラフィックカードを搭載できます。GALLERIA STに搭載されているGeForce GTX 1660Tiは、ミニサイズのグラフィックカードですが、フルサイズのグラフィックカードも搭載可能です。

また、スリムタワーの場合、電源容量が小さい場合も多いですが、本製品は(モデルにもよりますが)550Wの電源ユニットを搭載し、安心してゲームをプレイできます。

GeForce GTX 1660Tiを搭載

 

下記の写真は今は搭載することができませんが、フルサイズのグラフィックカードであるGeForce GTX 1080Tiを搭載したときの写真です。

フルサイズの高性能グラフィックカードも搭載可能

 

スリムでも高い冷却性

一般的なスリムケースの場合、ケース内の放熱が悪くCPUやカードの温度が上がりやすい傾向にありますが、本製品は冷却性も高く安心です。

グラフィックカードは、カード自体のファンのみで冷却しますが、ファンのすぐそばにPCケースの吸気口があり、暖まっていない新鮮な空気を直接取り込むことが可能です。また、カードを冷却後、暖まった空気はすぐに背面から排出されるようになっています。

高い冷却性

 

CPUについても、対面する位置にケースファンが搭載されており、直接冷却することが可能です。CPUを冷却後、暖まった空気は、すぐに背面から排出されるようになっています。

CPUファンのそばのケースファン(時期によってケースファンの種類は異なります)
CPUファン(時期によってCPUファンの種類は異なります)

 

エアフローは下図のようになっています。グラフィックカードの空気の流れが、CPUや電源の空気の流れと別になっており、ゲーム時に最も負荷のかかるグラフィックカードが、他のパーツの熱の影響をあまり受けないようになっています。

高い拡張性

ゲームベンチマーク

スリムタワーゲームPCのドスパラ GALLERIAで計測したゲームベンチマークを掲載します。

今回は、GeForce GTX 1660Tiのベンチマークスコアを下表に掲載します。

フルHD(1920x1080)の解像度なら、"最高"のグラフィック品質設定でも、60fpsを超えて快適にプレイできるゲームが多いです。

4K(3840x2160)解像度の場合は、"中程度の重さのゲーム"に分類したようなタイトルなら、グラフィック品質設定を"中程度~高め"に落とせば、60fpsくらいのフレームレートが出るでしょう。

重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
1920x1080 軽量品質 11363 / 113 fps
標準品質 8998 / 90 fps
高品質 6652 / 65 fps
2560x1440 軽量品質 7952 / 80 fps
標準品質 5938 / 59 fps
高品質 4779 / 47 fps
重い部類のゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー
1920x1080 最低 117 fps
89 fps
最高 74 fps
2560x1440 最低 96 fps
61 fps
最高 49 fps
重い部類のゲーム
ゴーストリコン ワイルドランズ
1920x1080 130 fps
87 fps
ウルトラ 50 fps
2560x1440 98 fps
64 fps
ウルトラ 39 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 紅蓮のリベレーター
1920x1080 標準(ノート) 18611 / 138 fps
高(ノート) 15233 / 105 fps
最高品質 14455 / 98 fps
2560x1440 標準(ノート) 16780 / 118 fps
高(ノート) 11570 / 77 fps
最高品質 9960 / 66 fps
中程度の重さのゲーム
ファークライ ニュードーン
1920x1080 低品質 107 fps
高品質 93 fps
最高品質 85 fps
2560x1440 低品質 82 fps
高品質 70 fps
最高品質 66 fps
軽い部類のゲーム
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)
1920x1080 36739
2560x1440 22505
※約6000で60fps
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
1920x1080 最高品質 22068(すごく快適)
3840×2160 最高品質 17712(すごく快適)
※約5500で60fps

 

GPU-Zで確認したGeForce GTX 1660Tiの情報は次の通りです。GPU Clockやメモリ等、普通の仕様だと思います。

グラフィックカードのスペック

 

 

上に掲載した以外のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

レビュー機で計測したベンチマークスコアと、本製品で選択できる代表的なCPUの性能を比較した表です。スリムタワーのGALLERIAは、モデルごとにCPUが決まっています。CPUからモデルを選ぶのではなく、グラフィックスからモデルを選ぶといいと思います。

CPU性能
~ CINEBENCH R15 ~
Core i7-8700
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-9900K 2033
Core i7-9700K 1531
Core i7-8700K 1415
Core i7-8700
[レビュー機で計測]
1306
Core i5-9400F 980
Core i5-8400 877
Core i3-8100 598
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

グラフィックス

本製品で選択できる代表的なグラフィックスは次の通りです。どの程度綺麗な画面でゲームをしたいかによってグラフィックスを変えるといいです。どれを選べばわからない方は「おすすめのグラフィックカード」をご覧ください。

また、画像編集目的なら、GTX 1050や1050Tiがいいと思います。動画編集目的なら、編集する動画にもよりますが、RTX 2060を選んでおくと多くの動画の編集が快適だと思います。

グラフィックス性能
~ 3D Mark Time Spy ~
GeForce GTX 1660Ti
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 2080Ti 12388
RTX 2080
10602
RTX 2070 8934
RTX 2060 7302
GTX 1660Ti
[レビュー機で計測]
6035
GTX 1060 6GB 4152
GTX 1060 3GB 3735
GTX 1050Ti 2314
GTX 1050 1787
※緑色のバーが、本製品で選べるグラフィックスです
※[レビュー機で計測]と書かれたグラフィックス以外は、他のPCで計測した代表値です

 

ストレージ

ストレージは、SSDやHDDを選ぶことができます。ゲームをするなら、ロード時間を短くするため、HDDではなくSSDの搭載をおすすめします。

ストレージ性能
~ CrystalDiskMark ~
512GB M.2 SATA SSD(現在選択不可)
他のストレージとの比較(Seq Q32T1 Read [MB/s] )
第3世代ハイスピード SSD 1500~3000位
SATA SSD
[レビュー機で計測]
527
HDD 170
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です

 

 

その他のベンチマークスコア

以下、その他のベンチマーク結果を掲載します。

  • CINEBENCH
    R20
  • 3DMark
  • CrystalDisk 6
    (SDカード)
CINEBENCH R20
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-8700
3DMark
~ グラフィックス(DirectX)の評価 ~


GeForce GTX 1660Ti
CrystalDiskMark 6(SDカード)
~ SDカードスロットの評価 ~
UHS-Ⅰ対応カード

 

実機で計測したベンチマーク

以下、本機で計測したベンチマーク結果を掲載します。

TMPGEnc Video Mastering Works 7によるエンコード時間
  Core i7-8700
x265でエンコード (※1) 15分05秒
NVENCでエンコード (※2) 57秒
QSVでエンコード (※3)
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー

 

x265でエンコードしたときのCPUクロック
※上の表とは別のタイミングで計測

 


 

以下、静音性、パーツの温度、消費電力の計測結果を掲載していますが、パーツの構成が異なる場合、結果が変わります。

静音性のチェック

本機の動作音(静音性)のチェック結果です。

動作音は普通だと思います。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から3番目:FF XIV ベンチマーク ループ実行(60fps制限)(標準品質、1920x1080)
左から4番目:FF XIV ベンチマーク fps制限なし(標準品質、1920x1080)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

CPU温度は低めです。GPU温度は高くもなく、低くもなく普通です。

各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※FF14ベンチ実行時の温度は、温度が高めになる最後のシーン

 

エンコード時の温度の詳細

下図は、エンコード時のCPU温度の詳細です。50℃前後で推移しており、低めのCPU温度です。

x265でエンコード中のCPU温度

 

FF 14ベンチ(fps制限なし)実行時の温度の詳細

下図は、FF 14ベンチマーク(fps制限なし)実行時のGPU温度の詳細です。負荷の高いベンチマーク後半でも70℃前後で推移しており問題ない温度です。

GPU(グラフィックス)温度
FF 14ベンチ(最高品質、fps制限なし)実行中のGPU温度

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

ゲーミングPCとしては普通の消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

外観のチェックです。

 

光学ドライブはスリムドライブです。

 

フロント面のポートです。

 

側面の排気口からグラフィックカードが見えます。

 

側面です。

 

反対側の側面です。

 

GALLERIA STの背面のGeForce GTX 1660Ti搭載時の映像出力ポートです。ただし、異なるメーカーのカードが搭載されることもあり、その場合ポートも変わる可能性があるため、仕様をよく確認しておきましょう。

 

GALLERIA STの背面のポート類です。こちらもマザーボードが変わる可能性があり、その場合、ポート構成も変わってきます。

ケースの内部のチェック

ケース内部です。

なお、以下、搭載されていたパーツを紹介しますが、毎回同じ型番のパーツが搭載されるわけではありませんので、ご注意下さい。基本的にはパーツの型名を指定することはできません。

 

スリムケースに、高性能パーツを詰め込んでいるため、内部構造は少し特殊です。ミドルタワーデスクトップPCのようには、簡単にパーツ交換できないものも多いです。特にグラフィックカードが奥にあるため換装がやや面倒です。

 

CPUファンは時期によって変わるようですが、過去に確認できたものは次の通りです。

 

サイドケースファンです。こちらも時期によって変わります。

 

GALLERIA STに搭載されていたPalit製のGeForce GTX 1660Tiです。

 

2.5インチベイは2つです。

 

今回搭載されていたM.2 SSDです。

 

搭載されていた東芝製HDDです。3.5インチベイは1つです。

 

メモリスロットは2つです。

 

斜めから見た内部の画像です。

まとめ

以上が、KTCケースを採用したスリムタワーゲームPC「GALLERIA」のレビューです。

通常のスリムタワーPCは、ハーフサイズ(ロープロファイル)やミニサイズのグラフィックカードしか搭載できなかったり、放熱性が悪くパーツ温度が高くなったりする傾向があり、ゲームPCには向きません。しかし、本製品はフルサイズの構成のグラフィックカードを搭載可能で、放熱性能も高いです。安心してゲームができます。

他社でも、一部でスリムタワーのゲームPCがありますが、搭載出来るグラフィックカードは、GeForce GTX 1060などのミドルレンジパーツが限界です。一方、本製品はGeForce RTX 2070などのハイエンドパーツを搭載することが可能です。

ただし、ミドルタワーのGALLERIAや、ミニタワーのGALLERIAに比べると、内部構造は少し複雑になっており、ミドル/ミニタワーデスクトップPCのようには、簡単に交換できないパーツもあります。拡張性もありません。

省スペースでも高性能なゲーミングPC

GALLERIA(スリムタワーゲームPC)

特徴

  • スリムで省スペース
  • スリムでも高性能グラフィックカード搭載可能
  • スリムでも高い冷却性

こんなあなたに

  • PCの設置スペースが十分取れない方
公式サイトこちら

 

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