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デル Inspiron 14 5000 (5480)の実機レビュー

更新日:2018年10月26日
CPU Core i5-8265U
Core i7-8565U
GPU CPU内蔵
GeForce MX150
メモリ 8GB
ストレージ PCIe SSD
PCIe SSD + HDD
液晶サイズ 14.0型
液晶種類 FHD IPS 非光沢
質量 1.48kg
バッテリー 42Wh
価格 7万円台~(税別)

宅内モバイルPCとして最適

New Inspiron 14 5000は、2018年8月末に発表されたばかりの「Whiskey Lake-U」のCPUを搭載した14型ノートパソコンです。

この最新CPUを搭載し、他のスペックも十分でありながら、7万円台から購入することが可能で、コストパフォーマンスは非常に高いです。

また、狭額ベゼルを採用しコンパクトであることに加え、質量も1.48kgと、14~15型クラスのPCとしては軽量です。外へ持ち出す用途にはやや重いかもしれませんが、宅内で移動する分には十分な軽さです。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i5-8265U、8GBメモリ、256GB PCIe SSD

このページをご覧の方だけに

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目次

お忙しい方は、「Inspiron 14 5000の特徴」のみお読みください。

Inspiron 14 5000 (5480)の特徴

Whiskey Lake-Uの最新CPUを搭載

Inspiron 14 5000は、Kaby Lake Rのリビジョン版とも言える「Whiskey Lake-U」を搭載しています。Whiskey Lake-Uでは、PCH(Platform Controller Hub)が強化され、USB 3.1 Gen 2の内蔵、Wi-Fi/Bluetoothのコントローラーの内蔵、オーディオDSPの強化が主な改良点となっています。CPUに関しては大きな変化はないものの、ターボブーストクロックが引き上げられています。

ただし、今回のテストに限って言えば、Core i5-8265Uは、Core i5-8250Uと比較して、ほぼ同等もしくはやや劣るベンチマークスコアが多かったです。

Kaby Lake-Rとの比較
  Core i7-8565U Core i7-8550U Core i5-8265U Core i5-8250U
開発コード名 Whiskey Lake-U Kaby Lake R Whiskey Lake-U Kaby Lake R
コア / スレッド数 4 / 8 4 / 8 4 / 8 4 / 8
ベースクロック 1.8 GHz 1.8 GHz 1.6 GHz 1.6 GHz
ブーストクロック 4.6 GHz 4.0 GHz 3.9 GHz 3.4 GHz
キャッシュ 8MB 8MB 6MB 6MB
内蔵GPU UHD 620 UHD 620 UHD 620 UHD 620

 

性能十分でも、7万円台~と低価格

以上のように進化したCPUを搭載したInspiron 14 5000ですが、さらにストレージはPCIe SSD、メモリは8GB、液晶はIPSパネルと十分なスペックとなっています。その上、価格は7万円台(税別、クーポン利用)と、大変安くなっています。コストパフォーマンスは非常に高い製品だと思います。

 

小型で質量も軽く、宅内モバイル機に最適

Inspiron 14 5000は、14型液晶を搭載しており、一般的なノートPCに多い15.6型液晶よりも一回り小さい液晶であると共に、狭額ベゼルを採用し、ボディがコンパクトになっています。

また、質量も1.49kgとなっており、モバイルに特化したノートPCほど軽くはありませんが、自宅内で持ち運ぶ分には十分軽量です。

狭額ベゼルを採用しコンパクト

 

アルミニウムボディで上品な質感

Inspiron 14 5000は、7万円台から購入できる安さですが、ボディにはアルミニウムを採用しており、上品な質感となっています。人に見られても安っぽいと思われることはないでしょう。

アルミボディ

 

デュアルストレージのモデルもあり

Inspiron 14 5000は、15.6型ノートPCよりも一回り小さいサイズでありながら、M.2 SSD + HDDのモデルもラインナップされています。容量の大きい動画ファイルやRAWデータをHDDに保存したり、HDDをバックアップ用に利用したりと、使い方の幅が広がります。

デュアルストレージ搭載

 

デフォルトではメモリはシングルチャネルのみ

Inspiron 14 5000は、いくつかモデルが用意されていますが、どのモデルもメモリはシングルチャネルとなっています。シングルチャネルよりデュアルチャネルのほうが、結構速くなる処理もあるのでやや残念です。

ただし、メモリスロットは2つあるようですので、後から換装してもいいでしょう。

メモリは、1x8GB のみ

 

カラーラインナップは2種類

カラーラインナップは、バーガンディと、プラチナシルバーとの2種類となっています。バーガンディは、好みが分かれる色かなと思います。シルバーのほうが無難な色です。

カラーラインナップ

 

ライバル機種との比較

14型でコストパフォーマンスの高いライバル機種としては、レノボ ideapad 530Sが思いつきます。ideapad 530Sは、同等構成にした場合、価格はやや安いですが、Inspiron 14 5000のほうがCPUが最新で、バッテリー容量も多いです。

ライバル機種との比較
  [本製品]
Inspiron 14
5000
レノボ
ideapad 530S
(インテル)
CPU Core i5-8265U
Core i7-8565U
Core i3-8130U
Core i5-8250U
Core i7-8550U
液晶サイズ 14.0型 14.0型
液晶種類 FHD IPS 非光沢 FHD IPS 非光沢
質量 1.48kg 1.49kg
バッテリー 42Wh 34Wh
サイズ[mm] 幅:324.3
奥行:232
高さ:18.77
幅:323.4
奥行:226
高さ:16.4
価格の比較
  [本製品]
Inspiron 14
5000
レノボ
ideapad 530S
(インテル)
CPU Core i5-8265U Core i5-8250U
メモリ / SSD 8GB / 256GB 8GB / 256GB
価格【税別】 76,483円 68,579円
※レノボのメーカーサイトは税込み表示となっているためご注意下さい。

 

各用途の快適度

Inspiron 14 5000の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧、動画鑑賞、 Office作業 CPUやストレージのスペックは十分です。液晶も色域はやや狭いですが、視野角は広く、Webページを見る分には特に問題ないでしょう。スピーカーも普通で問題なく動画を楽しめます。
RAW現像・画像編集 CPUやストレージ性能はまずまずで、GeForce MX150の外部グラフィックスも搭載しているのでスペック面はまずまず(悪くはない)だと思います。ただ、液晶の色域が狭いので、編集した画像を、他のディスプレイ等で見ると、色がイメージと異なる可能性があります。できれば、もっと色域の広い製品をおすすめします。
エンコード 頻繁にエンコードするにはCPU性能がスペック不足です。家庭でたまにする分にはこのCPUでもアリかなと思います。
動画編集 CPUがややスペック不足ですが、外部グラフィックスを搭載しているため、家庭でライトに編集する分には、まあまあ使えるのではないかと思います。本格的にやるなら、もう少し上位のスペックがいいです。
ゲーム GeForce MX150を選択できますが、ゲーム向きのCPUではありません。ただ、軽いゲームならできるものもあるので、ゲーム次第といったところです。

 

液晶ディスプレイのチェック

Inspiron 14 5000の液晶ディスプレイのチェックです。

最大輝度は、222cd/m2とやや低めです。

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。どの色も比較揃っております。ただ、色域がそれほど広くないことが影響し、やや黄ばんでいると感じる方もいると思います。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

 

色域はそれほど広くありません。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状です。ギラつきはほとんど感じません。

画面拡大

 

非光沢液晶ですので、映り込みは低減されています。

画面への映り込み

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは横:約19mm、縦:約18mmです。キーストロークについては、フレームから出ているキーは1mmも無いのですが、押し込むとフレームよりも結構下がるので、ストロークは約1.3mm前後あるのかなと思います。打ちやすさは普通です。

ただ、USキーボードと共通化するため、キーを囲む1つの枠に、2つのキーがあるところはやや格好悪いです。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

タッチパッド使いやすさ、クリックボタンの押しやすさは普通かなと思います。

タッチパッド

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

CPUは、第8世代インテルCoreプロセッサーの中でも最新のWhiskey Lake-Uを搭載しています。一般的な用途なら困ることのない性能です。性能面と価格のバランスを考えると、Core i5-8265Uがおすすめです。

CPU性能の目安
~ CINEBENCH R15 マルチコア ~
Core i7-8750H 1100
Core i5-8300H 830
Core i7-8565U 537
Core i5-8265U
[レビュー機で計測]
526
Core i3-8130U 342
Celeron N4100 229
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

グラフィックス

GeForce MX150を搭載すれば、GPUアクセラレーションが使えるアプリにて、処理が高速化されます。ただし、ゲーム用途には向いていません。

グラフィックス性能の目安
~ 3D Mark Time Spy - Graphics score ~
GTX 1050Ti 2310
GTX 1050 1787
MX 150 1074
Intel UHD 620
[レビュー機で計測]
332
※緑色のバーが、本製品で選べるグラフィックスです
※[レビュー機で計測]と書かれたグラフィックス以外は、他のPCで計測した代表値です

 

ストレージ

ストレージは、PCIe SSDまたは、PCIe SSD + HDDとなっています。どちらにしろ、PCIe SSDを搭載しているので、PCやアプリの起動は速いです。

ストレージ性能の目安
~ CrystalDiskMark Seq Q32T1 Read [MB/s] ~
高速PCIe-NVMe SSD 3000
PCIe-NVMe SSD
[レビュー機で計測]
1697
SATA SSD 550
HDD 170
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です

レビュー機で計測したベンチマーク

以下、レビュー機で計測したベンチマーク結果を掲載します。Core i5-8265Uを搭載している割には、やや低めのスコアかなと思います。

CINEBENCH R15
Core i5-8265U
PassMark Performance Test 9.0
Core i5-8265U
3DMark

インテル UHD グラフィックス 620
TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
  Core i5-8265U
Intel UHD 620
x265でエンコード (※1) 32分16秒
NVENCでエンコード (※2)
QSVでエンコード (※3) 4分06秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
CrystalDiskMark 6(SSD)
256GB PCIe SSD
CrystalDiskMark 6(SDカード)
最大95MB/sのUHS-Iのカードで測定

 

メモリをデュアルチャネルにした場合のベンチマーク

今回のInspiron 14 5000の実機は、メモリが8GB x1のシングルチャネル構成でした。

今回、メモリを1枚から2枚へ換装

 

しかし、シングルチャネルだとベンチマークスコア(特にグラックス関係)がやや低めに出るため、デュアルチャネルにしたときのベンチマークスコアも計測しました。詳細は以下のリンク先をご覧ください。

デュアルチャンネルメモリにしたときのベンチマークはこちら

 

USB Type-C 充電器 / ドックの動作テスト

USB Type-Cポートを利用して、他の充電器やドックが使えるかを試しました。

結果は次の通りです。Thunderbolt 3には対応していないため、Thunderbolt 3 ドックは充電以外できませんでしたが、後は問題なく動作しました。

USB Type-Cポートの動作確認
  充電できるか? 外部モニター / LANの拡張
ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック ×
ZHOULX 充電器(65W)
外部ディスプレイへの映像出力

 

質量のチェック

Inspiron 14 5000の質量のチェックです。

実際に計測した数値は下の通りです。モバイルに特化したノートPCと比べるとやや重いですが、宅内で使うノートPCとしては軽いです。ちょっとした移動に便利でしょう。

ACアダプターは小型で軽いのですが、電源ケーブルが太くてやや重いので、全体の質量としては普通の重さです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.476kg
ACアダプター(電源ケーブル含む) 277g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は42Whとなっており、普通の容量です。バッテリー駆動時間は下の通りです。文書作成やWeb閲覧をする程度なら、半日は持つと思います。

バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値)
  バッテリー駆動時間
PCMark 8 Home テスト ※1 3時間22分
PCMark 8 Work テスト ※2 4時間49分
動画再生時 ※3 6時間57分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
※1 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
※3 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

普通の動作音だと思います。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:動画再生時(解像度:720x480で実行)
左から3番目:PowerDirector の編集画面でエフェクトを追加しプレビュー再生
左から4番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

普通の温度です。

各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

キーボード周りがやや暖かいですが、パームレスト部分は熱くならないので、問題なく使えると思います。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

やや低めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

外観のチェックです。

ボディはアルミ製で上質な質感ですが、液晶周りやヒンジが樹脂製となっており、この辺りは高級モデルには及ばない点かなと思います。

 

天板です。

 

スピーカーは、XPSシリーズなどの上位機種と比べるとやや劣ります。勝手に点数をつけると、10点満点で4~5点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

 

液晶が開く最大の角度は、下図の通りです。普通の角度だと思います。

 

天板を閉じたときの画像です。薄型で見た目はいいです。

 

主なインターフェースは、下図の通りです。フルサイズのSDカードスロットに、USB Type-C、LANポートなど、主要なものは揃っています。USB Type-Cは、映像出力および電源供給にも対応しています。ただし、Thunderboltには非対応です。

 

底面はシンプルです。

 

底面カバーを外したときの画像です。

 

メモリスロットは2つで、換装も可能でした。

 

今回、HDDは搭載しませんでしたが、ケーブルがちゃんと付属していたので、後から増設することもできると思います。

 

ACアダプターは小型ですが、電源ケーブルは太めです。

 

まとめ

以上が、Inspiron 14 5000 (5480)のレビューです。

今回、初めて「Whiskey Lake-U」のCPUを使ってみましたが、処理性能に関しては「Kaby Lake R」と大差ないかなという印象を受けました。ただ、もともと性能は高いので、一般ユーザーが行うような作業であれば、いずれも快適に動作するでしょう。

また、このCPUに、PCIe SSD、フルHD IPS液晶と、一般ユーザーならほとんどの処理が快適に行えるスペックでありながら、7万円台(税別)から購入でき、コストパフォーマンスは非常に高いです。

さらに、モバイルに特化したPCと比べると重いですが、宅内ノートPCとしては軽く、パソコンを別の部屋へ持ち出すときなどに便利です。宅内で使うノートPCとしては、結構おすすめの製品です。

 

詳細・購入はこちら

【公式サイトはこちら】
デル公式サイト(New New Inspiron 14 5000)

 

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