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デル New XPS 13(Haswell搭載モデル)の実機レビュー

大容量バッテリー搭載
New XPS 13は、55WHrの大容量バッテリーを搭載したモバイルノートパソコン(ウルトラブック)です。
また、タッチパネルに対応したフルHD IPS液晶も搭載しています。
大容量バッテリー&タッチパネル搭載でも、約1.37kg(メーカー公表値)と比較的重量も軽いです。
アルミ素材のトップカバーに、カーボン素材の底面、ゴリラガラスで覆った液晶などを採用し、堅牢性も高い製品です。
翌営業日訪問修理サービスおよび24時間365日電話サポートが標準で提供されており、手荒な扱いをしてしまいがちなモバイルノートも安心して使えます。
メーカー直販サイト:デル公式サイト
※レビュー機はメーカーからの借用製品です
目次
1 New XPS 13 の基本スペック | 2 特徴1 - 長いバッテリー駆動時間 |
3 特徴2 - ボディサイズは13型よりも小さい | 4 特徴3 - 高い堅牢性 |
5 特徴4 - 故障時は自宅に来てくれて修理 | 6 液晶ディスプレイのチェック |
7 キーボードおよびタッチパッドのチェック | 8 パフォーマンスのチェック |
9 重量のチェック | 10 カードリーダー/ライターのチェック |
11 静音性のチェック | 12 パーツの温度のチェック |
13 表面温度のチェック | 14 消費電力のチェック |
15 外観のチェック | 16 まとめ |
New XPS 13の基本スペック
New XPS 13の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2014年6月9日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU インテル第4世代CPUを選択できます。 |
グラフィックカード インテル HD グラフィックス 4400です。 |
液晶ディスプレイ 13.3型ワイドの光沢液晶です。タッチ対応のフルHD(1920x1080)液晶です。 |
メモリ 最大8GBです。 |
ハードディスク/SSD 128GBまたは256GBのmSATA SSDです。 |
光学ドライブ 光学ドライブは搭載していません。 |
バッテリー駆動時間 バッテリー駆動時間は未公開です。当サイトでの実測値は後述します。 |
テレビチューナー 内蔵のテレビチューナーは搭載していません。 |
今回、レビューに用いた機器は、次の2機種となります。
(1)Core i5-4200U、8GBメモリ、128GB mSATA SSD
(2)Core i7-4500U、8GBメモリ、256GB mSATA SSD
特徴1 - 長いバッテリー駆動時間
New XPS 13は、モバイルノートパソコンの中では容量の大きな55WHrのバッテリーを搭載しています。ちなみに、他のモバイルノートパソコンは、約30WHr~50WHrのバッテリー容量が一般的です。
メーカーのスペック表に、バッテリー駆動"時間"は公開されていませんが、当サイトで、動画再生時の駆動時間と、PCMark 8による駆動時間を計測してみました。
結果は、下の表の通りです。他のノートパソコンでも同様の実験をしていますが、それらよりも長い駆動時間です。
Core i5-4200U | Core i7-4500U | |
---|---|---|
動画再生時 ※1 | 8時間20分 | 8時間17分 |
PCMark 8 のバッテリーライフテスト ※2 | 5時間37分 | 5時間5分 |
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行
特徴2 - ボディサイズは13型よりも小さい
本機の液晶画面は13.3型ワイドですが、他の13型クラスのPCよりも、ボディサイズがやや小さくなっています。
下の図は、New XPS 13とLaVie G タイプ Zのボディサイズを比較した画像です。横幅はそれほど変わりませんが、奥行きはXPS 13のほうが短くなっています。
サイズが小さい
特徴3 - 高い堅牢性
New XPS 13は、削り出しのアルミ素材のトップカバーに、カーボン素材の底面、マグネシウム合金素材のパームレストを採用し、非常に堅牢性の高い製品です。また、液晶には、コーニング社のGorilla Glass NBTを採用し、傷がつきにくく、破損しにくくなっています。
両手でボディを持ってひねってみても、歪むこともなく、実際に触ってみた感覚でも、頑丈そうな印象を持ちました。
頑丈なボディ
傷がつきにくいGorilla Glass NBTを採用
特徴4 - 故障時は自宅に来てくれて修理
XPS 13は、翌営業日訪問修理サービスが標準で提供されています。また、24時間365日電話サポートサービスも標準で利用できます。個人向けPCとしては、かなり手厚いサポートです。
詳細はこちら → デル公式サイト
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
なお、今回、2つの機種をチェックしましたが、両方とも同じパネルが搭載されていました。
IPS液晶を使用しており、視野角は非常に良いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、どの色も比較的直線的です。色の再現性は比較的高いと思います。
※同じパネルでも調整具合はやや異なります。また異なるパネルが搭載される可能性もあります。
色域は、ノートパソコンとしては、やや広めです。

ガモット図
※ i1 BASIC PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
画素形状です。ギラつきは感じません。見やすい部類に入る液晶だと思います。


光沢液晶ですので、映り込みはあります。
映り込み
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
実測で、キーピッチは横:約19mmx縦:約18mmで、キーストロークは約1.5mmでした。キーストロークはそれほど深くないものの、キートップがやや湾曲しているため、モバイルノートパソコンの中では、押しやすいキーだと思います。
キーボードバックライトも搭載しています。
ただし、Delete、Backspace、Enterキーがやや小さめなのが気になります。慣れれば問題ありませんが、最初の頃はブラインドタッチしにくかったです。
キーボード全体図
キーの拡大図1
キーの拡大図2
キーボードバックライト
タッチパッドはやや柔らかめのマットな素材で、肌触りが良いです。マウスポインタやジェスチャー操作も問題なくできます。クリックボタンはタッチパッドと一体型ですが、比較的軽い力で押すことができます。ただし、カチッという音は鳴ります。
タッチパッド
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
モバイルノートパソコンとして普通の処理性能です。
下に、2つの構成でのベンチマーク結果を掲載します。
PassMark Performance Test 8.0
Core i5-4200U、8GBメモリ、128GB mSATA SSD
Core i7-4500U、8GBメモリ、256GB mSATA SSD
3DMark
Core i5-4200U、8GBメモリ、128GB mSATA SSD
Core i7-4500U、8GBメモリ、256GB mSATA SSD
PCMARK 8
Core i5-4200U、8GBメモリ、128GB mSATA SSD
Core i7-4500U、8GBメモリ、256GB mSATA SSD
動画のエンコード時間
Core i5-4200U | Core i7-4500U | |
---|---|---|
x264でエンコード | 32分45秒 | 32分17秒 |
クイック・シンク・ビデオでエンコード | 13分31秒 | 12分08秒 |
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換
ストレージのベンチマーク
128GB mSATA SSD
256GB mSATA SSD
重量のチェック
重量の実測値は下の図の通りです。
PC本体は実測で1.374kgでした。タッチパネル搭載のモバイルノートパソコンとしては、"普通~やや軽め"です。ただし、本機は55WHrという大容量バッテリーを搭載しています。バッテリー容量に対する重量の割合は、とても優れています。
重量の実測結果
カードリーダー/ライターのチェック
内蔵カードリーダー/ライターは搭載しておりません。
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