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ASUS ROG Strix G16 G614 (2025)のGeForce RTX 5060モデルの実機レビュー

RTX 5060モデル | |
---|---|
CPU | Ryzen 9 8940HX Ryzen 9 9955HX |
GPU | RTX 5060 Laptop |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
画面サイズ | 16.0型 16:10 |
画面種類 | 2560x1600 240Hz |
質量 | 約2.5kg |
バッテリー | 90Wh |
価格 | 27万円台~ |
今回は、ASUS ROG Strix G16 G614 (2025)のGeForce RTX 5060モデルをレビューします。
GeForce RTX 5060 Laptopは、最新GeForce RTX 50シリーズの中ではミドルクラスの性能となります。ゲーミングノートの場合、ミドルクラスの性能が一番人気が出やすいです。
ディスプレイは、2560x1600と高い解像度で、100% DCI-P3と広い色域で、240Hzの高リフレッシュレートにも対応し品質が高めです。
CPUも、Ryzen 9 HXシリーズを搭載し高性能です。
また、RGBイルミネーションに加え、一部のキートップが透明になっており、ゲーミングらしいデザインです。
販売サイト
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。一部部材は量産品と違う可能性があります。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成(G614PM-R9R5060G)
Ryzen 9 8940HX、GeForce RTX 5060 Laptop、32GBメモリ
目次
お忙しい方は、「ROG Strix G16 G614シリーズの特徴」のみお読みください。
ROG Strix G16 G614シリーズの特徴
Ryzen 9 8940HX+RTX 5060 Laptop搭載モデルをレビュー
ROG Strix G16 G614シリーズは、現在のところ、下記の表の通り、計5つのモデルがラインナップされていすが、今回レビューするのは、Ryzen 9 8940HXにGeForce RTX 5060 Laptopを搭載したモデルとなります。
RTX 5060 Laptop | RTX 5070 Laptop | RTX 5070 Ti Laptop | |
CPU |
Ryzen 9 9955HX Ryzen 9 8940HX |
Ryzen 9 9955HX | Ryzen 9 9955HX3D Ryzen 9 8940HX |
ディスプレイ | 2560x1600 240Hz | 2560x1600 240Hz 1920x1080 165Hz |
|
メモリ | 32GB | ||
ストレージ | 1TB | ||
価格 | 30万9800円 27万9800円 |
33万9800円 | 41万3820円 35万9800円 |
なお、Ryzen 9 9955HX3Dを搭載する最上位モデルとは、キーボードのデザインが少し異なるようです。


Ryzen 9 9955HX3DにRTX 5070 Ti Laptopを搭載した最上位モデルもレビューしているので、興味がある方はこちらもご参考ください。
GeForce RTX 5060 Laptop GPUの性能は?
本製品の独立グラフィックスには、最新世代のミドルクラスGPU、GeForce RTX 5060 Laptopを搭載しています。実際に様々なゲームでテストしてみたところ、ミドルクラスGPUとしてはかなり高い性能です。
人気のモンハンワイルズでは、1920x1200解像度、高設定であれば、フレーム生成がオフでも快適にプレイができ、フレーム生成を有効にすることで、2560x1600解像度でもプレイできる性能です。サイバーパンク2077などの重めのゲームやFF14などの中程度の重さのゲームでは、2560x1600解像度、最高設定でも高いフレームレートで快適にプレイができる性能です。マルチフレーム生成に対応したタイトルであれば、200 fps以上でのプレイも可能でしょう。
ただ、負荷の重い最新のタイトルを高い設定でプレイするには、ビデオメモリがやや不足するケースもあります。

最大グラフィックスパワーは異なりますが、参考に、前世代のミドルクラスであるRTX 4060 Laptopのスコアと比較してみました。
3DMark Time Spyのグラフィックススコアでは、RTX 5060 Laptopを搭載する本製品のほうが約16%高いスコアでした。
続いて、各ゲームの平均フレームレートを比較してみます。いずれのゲームも20%前後フレームレートが向上しています。大幅とまではいきませんが、ミドルクラスとしては順当なスコアアップだと思います。
高いCPU性能
本製品は、CPU性能も高いです。ASUSには、RTX 5060 Laptopを搭載したゲーミングノートPCが他にもありますが、それらは、Ryzen 7 260やCore 7 240HのCPUを搭載していました。
今回のレビュー機に搭載されていたRyzen 9 8940HXは、これらのCPUよりも大分高い性能となっています。さらに、上位のRyzen 9 9955HXを搭載したモデルもあります。Ryzen 9 9955HXは使ったことはありませんが、さらに高い性能が期待できるでしょう。
高解像度・広色域・240Hzの「Nebula Display」を搭載
本製品は、2560×1600ドットの高解像度、DCI-P3 100%クラスの広色域のディスプレイを搭載しており、ゲームでは非常に色鮮やかな映像で楽しむことができます。また、240Hzの超高リフレッシュレートにも対応しているので、FPS/TPSゲームなどにおいては、滑らかで見やすく、ゲームがしやすいディスプレイです。クリエイティブワークでは、色域が広いため、写真なども綺麗に表示され、動画編集や画像編集などの用途にも適しています。

デスクも照らすクールなRGBイルミネーション
ROG Strix G16 G614シリーズは、RGBキーボードバックライトに加え、連動して正面側も光るようになっており、これがデスクに反射してゲーミングらしい雰囲気を演出してくれます。最上位モデルとは異なり、発光パターンは少ないですが、RGBイルミネーション好きには刺さるデザインだと思います。


空きのM.2 SSDスロットあり
ROG Strix G16 G614シリーズの底面カバーを開けてみると、空のM.2スロットが1つあります。ここにSSDを増設することも可能だと思います。ただ、下に無線LANモジュールやケーブルがあるので、あまり増設しないほうがいいかもしれません。
パーツの増設・交換についてのトラブルは、メーカーも当サイトも保証はできませんのでご了承下さい。

各用途の快適度
ROG Strix G16 G614シリーズの各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | 大きな画面で、スペックも高く、快適に作業可能です。 |
---|---|---|
動画鑑賞 | ◎ | 大きく、色鮮やかなディスプレイで、動画鑑賞も快適です。 |
RAW現像 画像編集 |
◎ | 色域の広いディスプレイで、スペックも高いので、画像編集系の作業も快適です。 |
動画編集 | ◎ | CPU、GPUともに性能が高く、ディスプレイもDCI-P3カバー率100%と広色域なので、動画編集にも適しています。 |
ゲーム | ◎ | 非常に高いグラフィック性能で、CPU性能も高く、高リフレッシュレートに対応し、ゲームも快適です。 |
ディスプレイのチェック
ROG Strix G16 G614シリーズのディスプレイのチェックです。
画面比16:10で、WQXGA(2560x1600)、240Hzの16型液晶を搭載しています。また、DCI-P3カバー率が100%と広色域です。ゲームもクリエイティブワークも快適な品質のディスプレイです。
その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき
当サイトで計測した色域は、下表の通りで広いです。最大輝度は、当サイトの計測では510cd/m2と高いです。
カバー率 | |
sRGBカバー率 | 100% |
---|---|
DCI-P3カバー率 | 100% |
Adobe RGBカバー率 | 89% |

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色も揃って1:1の直線になっており、自然な発色であることが分かります。

視野角は広いです。

非光沢ディスプレイですので、映り込みは抑えられています。ギラ付きもそれほど感じません。

残像
「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、240Hzのディスプレイで3フレーム前くらいまでの残像がありました。普通のノートPCの液晶は60Hzで、2~3フレーム前くらいまで残像があります。このことから、一般的なノートPCの液晶よりも、残像感が少ないことが分かります。

キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
実測で、キーピッチは横:約18.5mm、縦:約19mm、キーストロークは約1.7mmでした。キートップはわずかにカーブし、タイピング時の底付きの衝撃も少なく、打ちやすいキーボードです。
また、ファンクションキーの上には、音量ボタン、マイクミュートボタンなどのホットキーが配置されており、ゲーム中にとっさにミュートにしたり、音量を上げたりするときに便利です。
Nキーロールオーバーにも対応しています。
また、ゲームでよく使用する一部のキートップがスケルトンになっており、LEDが透けて見えるので、暗い部屋でも視認性が良いです。

※画像をクリックすると拡大できます



キーボードはRGBイルミネーションに対応しています。発光パターンは少ないです。



パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
本製品では、下図のように動作モードを変更することができます。
ここでは、「パフォーマンス」モードと、最も高いパフォーマンスが出る「Turbo」モードで計測したベンチマークの結果を掲載します。


CPU
Ryzen 9 8940HXで計測したCINEBENCH 2024の結果は以下の通りで、マルチコアの性能が非常に高いです。シングルコアの性能もやや高めで、ゲームやクリエイティブなソフトも快適に動作する性能です。
~ CPU性能の評価 ~

なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
グラフィックス
グラフィックスには、最新世代のミドルクラス、GeForce RTX 5060 Laptopを搭載しています。メーカーにより設定される最大グラフィックスパワーは115Wでした。

GPU-Zで確認した情報は次の通りです。「Turbo」モードにすることで、GPUクロック数が上がっています。ビデオメモリ容量は前世代と同じ8GBとなっています。

3Dmarkのスコアはご覧の通りです。Time Spyでは、最大グラフィックスパワー140WのRTX 4070 Laptopとほぼ同等のスコアとなっており、前世代のRTX 4060 Laptopと比較すると、約16%スコアが伸びています。
Steel Nomadもほぼ同様でした。
~ グラフィックス性能の評価 ~

W(ワット):最大グラフィックスパワー
~ グラフィックス性能の評価 ~

W(ワット):最大グラフィックスパワー
続いてDLSSの機能を3DMarkのソフトを使ってテストします。
GeForce RTX 5060 Laptopは、マルチフレーム生成(4x)に対応しているので、従来のRTX 4090 Laptopのフレーム生成(2x)と同じくらいのフレームレートが出せます。
~ DLSSの機能テスト ~
※ FG:Frame Genaration
ストレージ
ストレージには、1TBのSSDを搭載しており、非常に高速です。
~ ストレージ性能の評価 ~

ゲームベンチマーク&フレームレート
本製品は、GPUモードを変更することができます。「スタンダード」にすると、iGPUとdGPUを切り替える"Optimus"と、常にdGPUから出力する"NVIDIA GPU"を、状況に応じて切り替えます。「Ultimate」にすると、常に"NVIDIA GPU"(いわゆるディスクリートモード)が有効になります。
ここでは、いずれも「Ultimate」モードにして計測しています。

モンスターハンターワイルズ
まずは、負荷が非常に重いモンスターハンターワイルズをテスト。ビデオメモリ不足からか、ベンチマークではウルトラ設定だと途中でクラッシュしてしまうので、最低、中、高設定で測定しています。1920x1200解像度では、高設定、フレーム生成がオフでも平均フレームレートは76 fpsと高く、2560x1600解像度でも、平均フレームレートは60 fpsを超えています。
次に、実際にプレイしてみると、1920x1200解像度、高設定だと、フレーム生成がオフでも、隔ての砂原の平均フレームレートは71 fpsと高く、負荷が重い緋の森でも平均フレームレートは60 fpsに近いので、快適にプレイができると思います。フレーム生成を有効にすることで、2560x1600解像度でも快適にプレイできるようになるでしょう。
ウルトラ設定だと、1920x1200解像度であれば、フレーム生成を有効にすることでそこそこプレイできます(高解像度テクスチャを適用しない限り)。ただ、緋の森などの重いシーンでは細かいカクつきが気になりました。
W(ワット):最大グラフィックスパワー
:レビュー機で計測したスコア
![]() 重い部類のゲーム
モンスターハンターワイルズ ベンチマーク
|
|||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | フレーム生成OFF | フレーム生成ON |
1920x1200 | 最低 | 93 fps | 152 fps |
中 | 84 fps | 130 fps | |
高 | 76 fps | 118 fps | |
ウルトラ | 測定不能 | 測定不能 | |
2560x1600 | 最低 | 88 fps | 136 fps |
中 | 73 fps | 110 fps | |
高 | 64 fps | 89 fps | |
ウルトラ | 測定不能 | 測定不能 |
![]() 重い部類のゲーム
隔ての砂原「命の鎖」(実際にプレイ)
|
|||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | フレーム生成OFF | フレーム生成ON |
1920x1200 | 中 | 76 fps | 119 fps |
高 | 71 fps | 105 fps | |
ウルトラ | 62 fps | 95 fps | |
2560x1600 | 中 | 70 fps | 102 fps |
高 | 58 fps | 85 fps | |
ウルトラ | 51 fps | 77 fps |
![]() 重い部類のゲーム
緋の森「タマミツネ」- (実際にプレイ)
|
|||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | フレーム生成OFF | フレーム生成ON |
1920x1200 | 中 | 68 fps | 105 fps |
高 | 58 fps | 89 fps | |
ウルトラ | 46 fps | 74 fps | |
2560x1600 | 中 | 60 fps | 91 fps |
高 | 50 fps | 76 fps | |
ウルトラ | 39 fps | 61 fps |
その他のゲーム
その他のゲームで計測した平均フレームレートを掲載します。ここでは、解像度は基本的に1920x1200と2560x1600で計測していますが、16:10比率に対応していないタイトルでは1920x1080と2560x1440で計測しています。
DOOM: The Dark AgesやClair Obscur: Expedition 33など、特にビデオメモリを多く必要とする最新のゲームだと、1920x1200解像度でも、少し設定を下げることになると思います。最高設定で快適にプレイするにはDLSSやフレーム生成機能でフレームレートを底上げした方がいいでしょう。2560x1600解像度になると、さらに画質設定を下げることになりそうです。なお、DOOM: The Dark Agesのようなマルチフレーム生成に対応したタイトルであれば、240 fpsの滑らかな映像でプレイすることも可能です。
サイバーパンク2077のような負荷が重めのタイトルや、FF14などの中程度の重さのタイトルでは、2560x1600解像度、最高設定でも高いフレームレートで快適にプレイができるでしょう。
フォートナイトでは1920x1200解像度であれば、最高設定でも高いフレームレートで快適にプレイができ、「パフォーマンス - 低グラフィック忠実度」では、2560x1600解像度でも240 fps以上の非常に高いフレームレートで優位にプレイすることができます。
そのほか、eスポーツタイトルなどの軽めの重さのゲームでは、2560x1600解像度、最高設定でも120 fps以上の滑らかな映像で、優位にプレイが可能です。
![]() 重い部類のゲーム
黒神話:悟空 ベンチマーク
|
|||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | フレーム生成OFF | フレーム生成ON |
1920x1200 | 低 | 163 fps | 201 fps |
高 | 92 fps | 131 fps | |
最高 | 43 fps | 70 fps | |
2560x1600 | 低 | 139 fps | 164 fps |
高 | 73 fps | 105 fps | |
最高 | 36 fps | 59 fps |
![]() 重い部類のゲーム
DOOM: The Dark Ages
|
|||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | フレーム生成OFF | フレーム生成 x4 |
1920x1080 | 低 | 82 fps | 252 fps |
ウルトラナイトメア | 62 fps | 215 fps | |
2560x1440 | 低 | 54 fps | 163 fps |
ウルトラナイトメア | 38 fps | 53 fps |
※キャンペーンのカリームで計測
![]() 重い部類のゲーム
Clair Obscur: Expedition 33
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | |
1920x1200 | 低 | 109 fps |
高 | 80 fps | |
エピック | 60 fps | |
2560x1600 | 低 | 88 fps |
高 | 60 fps | |
エピック | 44 fps |
※序盤のルミエールで計測
![]() 重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
|
||||
---|---|---|---|---|
解像度 | 品質 | フレーム生成 OFF |
フレーム生成 2x |
フレーム生成 4x |
1920x1200 | ウルトラ | 106 fps | 154 fps | 255 fps |
レイトレ:オーバードライブ | 37 fps | 65 fps | 117 fps | |
2560x1600 | ウルトラ | 74 fps | 105 fps | 167 fps |
レイトレ:オーバードライブ | 20 fps | 36 fps | 41 fps |
![]() 中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 15
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 高品質 | 124 fps |
2560x1440 | 高品質 | 91 fps |
![]() 中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 最高品質 | 120 fps |
2560x1600 | 最高品質 | 81 fps |
![]() 中程度の重さのゲーム
フォートナイト
|
---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 低設定 | 214 fps(1% Low: 116 fps) |
中設定 | 179 fps | |
最高設定 | 89 fps | |
2560x1600 | 低設定 | 140 fps |
中設定 | 112 fps | |
最高設定 | 63 fps |
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
解像度 | その他設定 | 平均fps |
1920x1200 | 3D解像度:100% 描画距離:最高 メッシュ:低 |
292 fps(1% Low: 109 fps) |
2560x1600 | 276 fps |
![]() 軽い部類のゲーム
Apex Legends
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 最高設定 | 203 fps |
2560x1600 | 155 fps |
![]() 軽い部類のゲーム
VALORANT
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 高設定 | 834 fps |
2560x1600 | 高設定 | 622 fps |
![]() 軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 非常に低い | 345 fps |
中型 | 320 fps | |
ウルトラ | 250 fps | |
2560x1600 | 非常に低い | 344 fps |
中型 | 236 fps | |
ウルトラ | 162 fps |
クリエイターソフトの処理時間
次に、クリエイターソフトを使って、重い処理を実行したときにかかった時間を掲載します。

現像時間は割と速いです。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

Premiere Proでの4K動画の書き出し速度も速いです。
※ グラフィックスは全てノートPC用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)


質量のチェック
質量のチェックです。
メーカーサイトには「2.5kg」と記載されていましたが、実測値はそれより軽く2.308kgでした。 ゲーミングノートPCとしのて重さは普通です。
質量 | |
PC本体 | 2.308kg |
ACアダプター | 789g |
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー容量は、90Whと大きいです。

当サイトで計測したバッテリー駆動時間は下の通りです。高い性能のノートPCなので、バッテリー駆動時間は短めです。
バッテリー駆動時間 | |
動画編集ソフトでプレビュー再生 | 2時間10分 |
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときの、CPUの温度を確認しました。
デフォルトTDPが55WのCPUを搭載していますが、「パフォーマンス」モードでは、92Wと高いCPU電力で推移していました。このときのCPU温度は92℃付近で推移しており、高い温度です。
「Turbo」モードでは、ターボブースト後は113W付近で動作し、かなり高いCPU電力で推移しています。CPU温度も95℃付近と高い温度です。
- パフォーマンス時
- Turbo時


ゲーム時のCPU温度、GPU温度
ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中の大まかなCPU温度と、GPU温度の推移を下に示します。
「パフォーマンス」モードでは、CPU温度は高くて95℃と高い温度ですが、80秒過ぎた辺りから80℃台前半で推移しています。GPU温度は70℃台後半とこちらは問題ない温度です。
「Turbo」モードでは、CPU温度は90℃台前半くらいまで上がり、心配になる温度ですが、後半は70℃台後半まで下がっています。GPU温度は70℃台前半と問題ない温度です。
- パフォーマンス時
- Turbo時


静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
「パフォーマンス」モードなら、ゲーム時も動作音がそれほど気にならずに使えると思います。「Turbo」モードの場合は、だいぶうるさくなるので、ヘッドホンなどをした方ががいいでしょう。
アイドル時 | FF15ベンチ時 (パフォーマンス) |
FF15ベンチ時 (Turbo) |
約32dB | 約47dB | 約55dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
FF15ベンチ時:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。
高い性能のパーツを搭載している割には、パームレスト部分はほとんど温度は上がっていません。キーボード中央辺りもそれほど熱を感じません。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。
高性能なパーツを搭載しているので高い消費電力です。
アイドル時 | FF15ベンチ時 (パフォーマンス) |
FF15ベンチ時 (Turbo) |
約35W | 約256W | 約236W |
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
ROG Strix G16 G614シリーズ、Ryzen 9 8940HX+GeForce RTX 5060 Laptop搭載モデルの外観のチェックです。16型の大画面ディスプレイに、個性的なRGBイルミネーション、キーボードの一部がスケルトンになっていたりと、ゲーミングらしいかっこいいデザインです。


天板にはROGのロゴが入っています。


ミドルクラスのゲーミングノートですが、ボディはそこまで薄いというわけではありません。


底面左右に1Wx2のスピーカーを搭載しています。スピーカーはクリアな音質でやや良いです。ノートPC基準で点数をつけると、10点満点で6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

約207万画素のFHDカメラを搭載しています。

側面のポート類は下図の通りです。右側面にUSB3.2 Type-Aが2ポート、左側面には電源、Lan、HDMI、USB4.0 Type-Cが2ポートあります。


ヒンジが開く角度はご覧の通りです。デスクにPCを置いてゲームをする分には十分な角度です。

底面には通気口が多く設けられており、さり気なくROGのロゴがあります。

底面カバーを開けたときの画像は下の通りです。なお、今回は貸出機ですので、一部部材は量産品と違う可能性があります。
背面に大きく取られたヒートシンクと、GPUを冷やす3つ目のファンが特徴的です。エアフローは底面から吸気し、背面と側面から排気します。ヒートパイプも7本と多く、冷却性能は高いです。

メモリスロットは2つで、交換可能です。

M.2 SSDです。

空のM.2スロットもあります。ただ、下に無線LANモジュールやケーブルがあるので、あまり増設しないほうがいいかもしれません。

ACアダプターの容量は280Wです。サイズは大きめですが、薄型なのでカバンなどには入れやすいと思います。



まとめ
以上が、ROG Strix G16 G614シリーズ、Ryzen 9 8940HX+GeForce RTX 5060 Laptop搭載モデルのレビューです。
GeForce RTX 5060 Laptopを搭載し、モンハンワイルズのような負荷が非常に重いタイトルも、高設定、フレーム生成なしで快適にプレイが可能です。中程度や軽めの重さのゲームでは、高解像度でも高いフレームレートでプレイできるでしょう。ただ、昨今のビデオメモリを多く必要とするAAAタイトルになると、画質設定を落とすことを余儀なくされると思います。負荷の重い最新のゲームも最高設定で快適にプレイしたいのであれば、GeForce RTX 5070 Ti Laptopのような、ビデオメモリが8GBより多いグラフィックスを搭載したモデルがいいと思います。
ディスプレイは高解像度、高色域、240 Hzの超高リフレッシュレート対応でゲームがしやすく、クリエイティブワークにも適しているので、クリップしたプレイ動画を編集してアップしたりなども可能です。
RTX 5060 Laptop搭載ノートPCの中では、CPU性能も高いです。
デザインも、ひと際目立つRGBイルミネーションがあり、ゲーミングらしい見た目でかっこいいです。
品質高めのRTX 5060搭載ゲームノート
ASUS ROG Strix G16 G614(2025)

特徴
- 最新のミドルクラスGPU「RTX 5060 Laptop」搭載
- 240Hz、100% DCI-P3のディスプレイ
- Ryzen 9 HXシリーズを搭載した高いCPU性能
こんなあなたに
- 高品質なミドルクラスのゲーミングノートが欲しい方
- 軽い画像や動画編集も行う方
- 価格27万円台~
販売サイト

三度の飯よりゲームが好き。 面白ければどんなゲームもプレイするが、中でも好きなジャンルは2D格闘ゲーム。2009年からSteamでPCゲーム漁りを始めてからゲーミングPCに興味を持ち、ライター業を経てレビュアーへ。これまで300台以上のゲーミングPCを実機でテストし、レビュー記事を執筆。おじいちゃんになってもPCゲーマーでありたい。

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
関連ページ