※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

ASUS TUF Gaming A15 および F15(2022)の実機レビュー

更新日:
CPU Ryzen 7 6800H
Core i7-12700H
GPU GeForce RTX 3060
メモリ 16GB DDR5-4800
ストレージ 512GB PCIe Gen3 SSD
液晶サイズ 15.6インチ
液晶種類 FHD 非光沢 144Hz
質量 約2.2kg
バッテリー 90Wh
価格[税込] 20万円台~
新CPU搭載でも高コスパ

ASUS TUF Gaming A15は、GeForce RTX 3060のミドルスペックのゲーミングノートです。

プロセッサーには、A15はRyzen 6000シリーズ、F15は第12世代インテルCoreを搭載し、いずれも高い性能です。

ディスプレイは、高リフレッシュレートに対応していますが、色域は狭いです。

性能の割には、価格はそこまで高くなく、コストパフォーマンスは比較的高いと思います。

たまに開催されるセール中なら、さらに安くなっていると思います。

直販サイト(ASUSストア)はこちら

 

レビュー機は、代理店からの貸出機です。一部部材は量産品と違う可能性があります。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Ryzen 7 6800H、16GBメモリ、GeForce RTX 3060

Core i7-12700H、16GBメモリ、GeForce RTX 3060

 

目次

お忙しい方は、「 ASUS TUF Gaming A15 および F15の特徴」のみお読みください。

 

ASUS TUF Gaming A15 および F15の特徴

比較的高いコストパフォーマンス

TUF Gaming A15 および F15は、最新CPUにGeForce RTX 3060を搭載したゲーミングノートPCで、価格は209,800円となっています。この高性能の割には安く、コストパフォーマンスは比較的高いと思います。

ASUSでは、定期的にセールを開催しており、もし本製品がセール対象に入れば、さらに数十パーセントOFFになり、さらに安くなります。セール時期を狙って購入するのもいいと思います。

高いコストパフォーマンスのゲーミングノート

 

最新のCPUを搭載

TUF Gaming A15はAMD Ryzen 7 6800Hのプロセッサーを、TUF Gaming F15は、インテル Core i7-12700Hのプロセッサーを搭載しています。

どちらも旧世代のより、大きく性能を伸ばしています。特にインテルのプロセッサーは30%近くもCINEBENCH R23のスコアが伸びています。

CINEBENCH R23(マルチコア)
Core i7-12700H 15214
Ryzen 7 6800H 13696
Ryzen 7 5800H 12604
Core i7-11800H 11893

 

上のスコアだけみると、Ryzen 7 6800HよりもCore i7-12700Hのほうがいいですが、(RTX 3060搭載時の)ゲーミング性能については、ほとんど変わりません。ゲーム目的で購入するなら、どちらのプロセッサーでも構わないと思います。

クリエイティブ性能については、Core i7-12700Hのほうが若干良いかなと思います。ただ、以前のRyzen 5000シリーズはAdobeソフトと相性が悪い印象を受けましたが、新しいRyzen 6000はそんなこともなく、十分使えると思います。

 

高めの最大グラフィックスパワーにMUXスイッチ

TUF Gaming A15および F15に搭載されているGeForce RTX 3060は、最大グラフィックスパワーが140Wと、高い数値に設定されています。

さらに、TUF Gaming A15 および F15は、MUXスイッチという機能で、MSHybridモードからディスクリートモードへ変更することができます。通常のノートPCはMSHybridモードになっており、描画出力はiGPUを経由します。一方、ディスクリートモードへ変更すると、dGPUから直接描画出力するようになり、遅延が減り、描画性能のパフォーマンスが少しアップします(ただしアイドル時などの消費電力は大きくなります)。

下のグラフは、MSHybridモードとディスクリートモードで、平均フレームレートを計測した結果ですが、ディスクリートモードのほうが、わずかにフレームレートが伸びているのが分かります(ただ、ほとんど変化がないゲームもあります)。

中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
ディスクリートモード 118 fps
MS Hybridモード 111 fps

 

中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
ディスクリートモード 102 fps
MS Hybridモード 99 fps

 

中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
ディスクリートモード 19641
MS Hybridモード 18826
※Ryzenモデルで、FHD/最高設定での計測結果

 

このように、高い最大グラフィックスパワーと、ディスクリートモードへ変更できる機能によって、同じGeForce RTX 3060を搭載していても、より高いベンチマークスコアが出ているのが分かります(下参照)。

3DMark Time Spy(グラフィックススコア)
RTX 3060
Ryzen 7 6800H
140W 9221
RTX 3060
Core i7-12700H
140W 9148
RTX 3060 130W 8302
RTX 3060 95W 7519
RTX 3060 75W 7047

 

頑丈ボディ

TUF Gaming A15 および F15は、MIL規格(MILSTD-810H)に準拠したテストをクリアしており、高温、低温、落下などに耐えられる設計になっています。暑い夏や、寒い冬に、PCを起動しても、故障しにくくなっているのかなと思います。

MIL規格準拠のテストをクリア

 

ASUSのあんしん保証

ASUSのパソコンを購入したら、無料の「ASUSのあんしん保証」に加入しておくといいと思います。これは、どんな理由での故障でも、部品代の20%のみで修理してくれるサービスです。例えば、誤って落として故障しても、CPUグリスを塗りなおしてパーツを故障させてしまっても、修理してくれます。1年間であれば加入料は無料です(ただし1年の間に1回のみ)。

もちろん、保証期間内のメーカー責任の自然故障であれば、これとは別に無償で修理してくれます。

「1年間だと短いよ」という方には、有料ですが「ASUSのあんしん保証 Premium 3年パック」というサービスあります。こちらは保証期間が3年で、故障時負担0円(1年間に1回 x3年間)です。

詳細はメーカーサイトをご確認下さい。

ASUSのあんしん保証

 

残念なポイント

本製品はCPU性能が高いので、クリエイティブワークに使えるスペックですが、ディスプレイの色域が狭いので、画像や映像を扱う作業には不向きです。ディスプレイの色域を気にする方は、上位のROG Strixシリーズなどを購入するといいでしょう。

 

各用途の快適度

ASUS TUF Gaming A15 および F15の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
処理性能が高いのでサクサク動きます。
オンライン会議 問題なくオンライン会議ができます。
動画鑑賞 処理性能は十分ですが、ディスプレイの色域が狭いので、映像の綺麗さはやや劣ります。
RAW現像
画像編集
ディスプレイの色域が狭いので、こういった用途にはあまり向いていません。外部ディスプレイに繋ぐなら問題ありません。
動画編集 CPU、GPUの性能が高く、快適に動画編集ができます。ただし、色域が狭いので、カラー調整をする方には適しません。
ゲーム 高い性能で、液晶のリフレッシュレートも高く、快適にゲームができるでしょう。

 

ディスプレイのチェック

TUF Gaming A15 および F15のディスプレイのチェックです。

高リフレッシュレートには対応していますが、ゲーミングPCにしては、残像感がやや多いです。また、色域もやや狭いです。そこまで優れた品質ではありませんが、特別悪いわけでもなく、標準的な品質だと思います。

  • 色域・輝度 
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトの測定結果では、色域はsRGBカバー率 65.7%と狭く、最大輝度は、284cd/m2と普通でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、各色揃って1:1の直線となっており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。ギラつきもほとんど感じません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)はありませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約45msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延は少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、144Hzで4フレーム前くらいまで残像がありました。普通のノートPCは、"2分の1"の60Hzのリフレッシュレートで2フレーム前くらいまでの残像なので、本製品は普通の残像感です。ただ、ゲーミングノートに搭載される液晶は、残像が少ないものが多いので、ゲーミングノートとしてはやや残像感があるように感じると思います。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは横:約19mm、縦:約18mm、キーストロークは約1.7mmです。十分なキーストロークで、底付きの衝撃も少なく、比較的打ちやすいかなと思います。

また、ゲームでよく使う「WASD」キーが目立つようになっており、ゲーム中に指を離してしまっても、元に戻しやすいです。

各キーは、2,000万回を超える打鍵に耐えられる強さを持っており、耐久性も高いです。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

各キー毎に色を変えることはできませんが、RGBカラーバックライトを搭載しており、自由に色を変えることができます。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

TUF Gaming A15 および F15のパフォーマンスをチェックします。

MUXスイッチは、今回はいずれも「ディスクリートモード」にしています。また、シナリオは「バランス」と「Turbo」の両方で計測しました。

MUXスイッチ
シナリオ

 

CPU

CINEBENCH R23の結果は次の通り、どちらのプロセッサーも、非常に高いベンチマークスコアです。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-12900H 19223
Core i7-12700H 15214 [Turbo]
14087 [バランス]
Ryzen 7 6800H 13696 [Turbo]
12633 [バランス]
Ryzen 9 5900HX 13382
Core i9-11900H 13266
Ryzen 7 5800H 12604
Apple M1 Max/Pro
10コアCPU
12359
Core i7-11800H 11893
Core i7-1280P 11801
Ryzen 7 5825U 10040
Ryzen 7 5800U 9429
Ryzen 5 5600H 9255
Core i7-1260P 9032
Core i5-11400H 8514
Ryzen 5 5600U 8491
Core i5-1240P 8409
Ryzen 5 5625U 8107
Core i7-1195G7 6594
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-12900H 1920
Core i9-12900HK 1918
Core i7-12700H 1823
Core i7-1260P 1802
Core i7-12700H 1768 [Turbo]
1714 [バランス]
Core i7-1280P 1664
Core i7-1195G7 1634
Core i9-11900H 1570
Apple M1 Max/Pro
10コアCPU
1531
Ryzen 7 6800H 1526 [Turbo]
1470 [バランス]
Core i7-11800H 1511
Core i5-1240P 1483
Ryzen 9 5900HX 1463
Ryzen 7 5825U 1460
Core i7-1165G7 1447
Core i5-11400H 1442
Ryzen 7 5800H 1435
Ryzen 7 5800U 1429
Ryzen 5 5625U 1383
Ryzen 5 5600U 1369
Ryzen 5 5600H 1354
Core i5-1135G7 1294
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

その他ベンチマークやCPU温度はこちら

Geekbench 5、Passmark、3DMark Profile(CPUベンチ)などの結果については下のリンク先にまとめているので、ご覧ください。

 

メモリ

メモリはDDR5-4800で、帯域は広いです。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
Ryzenモデル:16GB(8GBx2)メモリ
Intelモデル:16GB(8GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
52.25GB/s
49.1GB/s
38.2GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
30.66GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

前述の通り、最大グラフィックスパワーは140Wと高めです。

NVIDIAのシステム情報で確認した最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zの情報は次の通りです。「Turbo」モードにすると、GPUクロック等がアップしています。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

3DMark Time Spyのベンチマークの結果は以下の通りです。今回、ミドルスペックのGeForce RTX 3060を搭載していますが、高めのスコアが出ています。また、バランスモードよりTurboモードのほうが、8%ほどスコアが上がっています。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
デスクトップ用
RTX 3080
  17064
デスクトップ用
RTX 3070
  13393
RTX 3080Ti 16GB 175W 12614
RTX 3080 16GB 140W 11552
RTX 3080 16GB 130W 11361
RTX 3070 130W 10327
RTX 3080 8GB 105W 10258
RTX 3070Ti 105W 9901
RTX 3060
Ryzen 7 6800H
140W 9221 [Turbo]
8522 [バランス]
RTX 3060
Core i7-12700H
140W 9148 [Turbo]
8442 [バランス]
RTX 3070 95W 9220
RTX 3060 130W 8302
RTX 3060 95W 7519
RTX 3060 75W 7047
GTX 1660Ti   5667
RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050Ti 40W 4560
RTX 3050 65W 4560
GTX 1650Ti   3700
GTX 1650   3494
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen3 SSDを搭載しています。SSDを積んだ最近のノートPCとしては、普通の速度です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe Gen3 SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
PCIe Gen3 SSD 3500
2914
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

動作モード

ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし計測したフレームレートを掲載します。

ここでは、「ディスクリートモード」&「Turbo」モードにして計測しています。

 

各ゲームの平均フレームレート

いくつかのゲームの平均フレームレートを掲載します。他のグラフィックスとも比較していますが、すべて同じバージョン、同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。

最大グラフィックスパワーが高いので、GeForce RTX 3060にしては高いスコアが出ていました。

また、Ryzen 7 6800HとCore i7-12700Hを比較すると、低めのグラフィック品質ではCore i7-12700Hのほうがやや高いフレームレートが出る傾向があるかなと感じましたが、高めのグラフィック品質にすると、大きな差はありませんでした。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 Ryzen 7 6800H
RTX 3060
Core i7-12700H
RTX 3060
1920x1080 122 fps 123 fps
83 fps 83 fps
ウルトラ 69 fps 69 fps
レイトレ:中 56 fps 57 fps
レイトレ:ウルトラ 50 fps 50 fps
※ベンチマークで計測
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 94 fps
RTX 3080Ti 175W 93 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 88 fps
RTX 3070 140W 70 fps
RTX 3060
※ディスクリートモード
140W 69 fps [Ryzen 7 6800H]
RTX 3060
※ディスクリートモード
140W 69 fps [Core i7-12700H]
RTX 3060 115W 62 fps
RTX 3060 130W 61 fps
RTX 3050Ti 40W 29 fps
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン(DX12)
解像度 品質 レイトレ DLSS Ryzen 7 6800H
RTX 3060
Core i7-12700H
RTX 3060
1920
x
1080
オフ オフ 102 fps 113 fps
オフ オフ 90 fps 96 fps
最大 オフ オフ 53 fps 52 fps
オフ 高性能 65 fps 60 fps
最大 高性能 28 fps 30 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最大、DLSS:オフ)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 88 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
175W 87 fps
RTX 3080 16GB 165W 74 fps
RTX 3080 16GB 140W 73 fps
RTX 3080 8GB 105W 73 fps
RTX 3070 145W 68 fps
RTX 3070 95W 65 fps
RTX 3060
※ディスクリートモード
140W 53 fps [Ryzen 7 6800H]
RTX 3060
※ディスクリートモード
140W 52 fps [Core i7-12700H]
RTX 3060 115W 46 fps
RTX 3060 90W 44 fps
RTX 3050 95W 29 fps
RTX 3050Ti 60W 28 fps
RTX 3050 60W 22 fps
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
解像度 品質 Ryzen 7 6800H
RTX 3060
Core i7-12700H
RTX 3060
1920x1080 168 fps 168 fps
81 fps 82 fps
エクストリーム 49 fps 53 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、エクストリーム)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 97 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 96 fps
RTX 3080Ti 175W 94 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 88 fps
RTX 3070 145W 74 fps
RTX 3060
※ディスクリートモード
140W 53 fps [Core i7-12700H]
RTX 3060
※ディスクリートモード
140W 49 fps [Ryzen 7 6800H]
重い部類のゲーム
ボーダーランズ3(DX12)
解像度 品質 Ryzen 7 6800H
RTX 3060
Core i7-12700H
RTX 3060
1920x1080 112 fps 139 fps
90 fps 99 fps
ウルトラ 79 fps 83 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 113 fps
RTX 3080Ti 175W 111 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 101 fps
RTX 3080 16GB 165W 96 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 92 fps
RTX 3060
※ディスクリートモード
140W 83 fps [Core i7-12700H]
RTX 3060
※ディスクリートモード
140W 79 fps [Ryzen 7 6800H]
RTX 3060 130W 73 fps
RTX 3060 115W 72 fps
RTX 3060 90W 64 fps
RTX 3060 75W 62 fps
RTX 3050Ti 60W 49 fps
RTX 3050 60W 42 fps
RTX 3050 95W 41 fps
GTX 1650   31 fps
GTX 1650Ti   29 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 Ryzen 7 6800H
RTX 3060
Core i7-12700H
RTX 3060
1920x1080 軽量品質 154 fps 150 fps
標準品質 124 fps 126 fps
高品質 91 fps 90 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 127 fps
RTX 3080Ti 175W 123 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 116 fps
RTX 3080 16GB 165W 107 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 101 fps
RTX 3060
※ディスクリートモード
140W 91 fps [Ryzen 7 6800H]
RTX 3060
※ディスクリートモード
140W 90 fps [Core i7-12700H]
RTX 3070 95W 87 fps
RTX 3060 130W 84 fps
RTX 3060 115W 80 fps
RTX 3060 90W 75 fps
RTX 3060 75W 73 fps
RTX 3050Ti 60W 54 fps
RTX 3050 95W 50 fps
RTX 3050 60W 46 fps
GTX 1650Ti   43 fps
GTX 1650   36 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 Ryzen 7 6800H
RTX 3060
Core i7-12700H
RTX 3060
1920x1080 170 fps 169 fps
121 fps 122 fps
ウルトラ 102 fps 102 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 134 fps
RTX 3080Ti 175W 132 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 127 fps
RTX 3080 16GB 165W 112 fps
RTX 3070 145W 107 fps
RTX 3060
※ディスクリートモード
140W 102 fps [Ryzen 7 6800H]
RTX 3060
※ディスクリートモード
140W 102 fps [Core i7-12700H]
RTX 3060 130W 97 fps
RTX 3070Ti 105W 94 fps
RTX 3070 100W 91 fps
RTX 3060 90W 82 fps
RTX 3060 115W 81 fps
RTX 3050Ti 95W 65 fps
RTX 3050Ti 60W 63 fps
RTX 3050 95W 61 fps
RTX 3050 60W 53 fps
GTX 1650Ti   46 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
解像度 品質 DLSS Ryzen 7 6800H
RTX 3060
Core i7-12700H
RTX 3060
1920
x
1080
最低 オフ 150 fps 171 fps
オフ 124 fps 131 fps
最高 オフ 118 fps 118 fps
クオリティ 127 fps 129 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 159 fps
RTX 3080Ti 175W 148 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 130 fps
RTX 3080 16GB 165W 121 fps
RTX 3060
※ディスクリートモード
140W 118 fps [Ryzen 7 6800H]
RTX 3060
※ディスクリートモード
140W 118 fps [Core i7-12700H]
RTX 3070 145W 113 fps
RTX 3070 95W 108 fps
RTX 3060 130W 105 fps
RTX 3060 115W 96 fps
RTX 3060 75W 92 fps
RTX 3060 90W 90 fps
RTX 3050Ti 60W 68 fps
RTX 3050 95W 63 fps
RTX 3050 60W 56 fps
GTX 1650Ti   50 fps
GTX 1650   42 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 Ryzen 7 6800H
RTX 3060
Core i7-12700H
RTX 3060
1920x1080 標準(ノート) 165 fps 184 fps
高(ノート) 148 fps 157 fps
最高品質 127 fps 131 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 176 fps
RTX 3080 Ti 175W 170 fps
RTX 3080 16GB 165W 134 fps
RTX 3060
※ディスクリートモード
140W 131 fps [Core i7-12700H]
RTX 3060
※ディスクリートモード
140W 127 fps [Ryzen 7 6800H]
RTX 3060 130W 125 fps
RTX 3060 115W 114 fps
RTX 3060 90W 114 fps
RTX 3050Ti 60W 94 fps
RTX 3050Ti 95W 92 fps
RTX 3050 95W 89 fps
RTX 3050 60W 84 fps
GTX 1650Ti   68 fps
GTX 1650   65 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト
解像度 品質 Ryzen 7 6800H
RTX 3060
Core i7-12700H
RTX 3060
1920x1080 低設定 250 fps 324 fps
高設定 151 fps 167 fps
最高設定 108 fps 111 fps
※バトルラボで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 Ryzen 7 6800H
RTX 3060
Core i7-12700H
RTX 3060
1920x1080 低設定 292 fps 292 fps
高設定 178 fps 174 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 Ryzen 7 6800H
RTX 3060
Core i7-12700H
RTX 3060
1920x1080 低設定 414 fps 478 fps
高設定 344 fps 357 fps
※プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 Ryzen 7 6800H
RTX 3060
Core i7-12700H
RTX 3060
1920x1080 非常に低い 285 fps 299 fps
中型 259 fps 267 fps
ウルトラ 202 fps 202 fps

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートを利用した外部機器のテスト結果は次の表の通りです。

IntelモデルのみThunderbolt4ポートを搭載しています。ただ、どちらのモデルもPower Deliveryには対応していません。

RyzenモデルのUSB3.2 Type-Cポート
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × × ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器 ×
45W Lenovoウルトラポータブル ×
30W RAVPower GaN充電器 ×
18W cheero充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740 ×
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
IntelモデルのThunderbolt4ポート
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器 ×
45W Lenovoウルトラポータブル ×
30W RAVPower GaN充電器 ×
18W cheero充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740 ×
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hz、8ビット、RGBで表示できていました。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトには「約2.2kg」と記載されています。実測値は、下の表の通りで、仕様値よりも少し軽かったです。15インチクラスのゲーミングノートPCとしては、普通の重さです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  Ryzenモデル Intelモデル
PC本体 2.130kg 2.140kg
ACアダプター 722g

 

バッテリー駆動時間のチェック

ASUS TUF Gaming A15 および F15のバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は、どちらも90Whでした。

バッテリー駆動時間は、下の表の通りです。ゲーム時はどちらも同じでしたが、それ以外はRyzenモデルのほうが長い傾向にあります。

なお、ゲーム時は、フレームレートが制限され、バッテリーも1時間ちょっとしかもたないので、ACアダプターに繋ぐことを推奨します。

バッテリー駆動時間
  Ryzenモデル Intelモデル
(1) JEITA2.0 約11.3時間 約9.3時間
(2) 動画再生時 11時間33分 6時間36分
(3) FF14ベンチ 1時間20分 1時間20分
※画面輝度は約120cd/m2
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) FF14ベンチをループ実行

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラは、92万画素の標準的な性能です。

Webカメラ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

2W×2のステレオスピーカーを搭載しています。音質は、ややこもった感じがします。ノートPC基準で10点満点で5~6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。

今回は、「ディスクリートモード」で計測しています。

CPU電力&CPU温度

 

FF15ベンチ実行時の温度

下図は、FF15ベンチ実行時のGPU温度、GPU温度の詳細です。

「Turbo」モードだとやや高めの温度ですが、「バランス」モードであれば、問題ない範囲の温度だと思います。

  • バランス時
  • Turbo時
CPU温度
GPU温度
CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

「バランス」モードでゲームをすると、やや高めの騒音値です。「Turbo」にすると、かなり高い騒音値です。

騒音値
Ryzenモデル
Intelモデル
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:FF15ベンチマーク (高品質、1920x1080)
左から3番目:同上(Turbo時)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。

キーボードの中央部分は、やや温度が上がりますが、パームレストおよびWASDキーはそれほど温度が上がらないので、あまり不快感なくゲームができると思います。

PC本体の表面温度
Ryzenモデル
Intelモデル
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力については、下のリンク先をご覧ください。

 

外観のチェック

外観は落ち着いたデザインなので、場所を選ばず使えると思います。

 

天板にはTUFのロゴが入っており、エンボス加工が施されています。

 

高さは、22.45~24.95mmとなっており標準的です。

 

ヒンジは、ボディの後ろ側に回り込むような構造ですが、天板の後ろ側に切り込みがはいっているおかげで、排気口を塞ぎません。また、両サイドにも排気口があり、全4方向から排気しています。

 

また、キーボードの上側には、インジケーターがありますが、先の切り込みのおかげで、天板を閉じた状態でも確認することができます。

 

基本的にポート類は、左側面に集中しているので、ケーブルを挿しても、マウス操作の邪魔になりません。ただ、有線のマウスを使う場合、右側面のUSBポートに接続するとややマウス操作の邪魔になります。左側面に接続すると、USBポートが正面側にあるので、ケーブルをぐるっと回り込ませる必要があります。

 

液晶はご覧の角度まで開きます。

 

底面にはしっかりとしたゴム足が搭載されています。

 

ACアダプターは、240Wと大容量です。

 

まとめ

以上が、ASUS TUF Gaming A15 および F15のレビューです。

人気のミドルスペックの「GeForce RTX 3060」を搭載したゲーミングノートです。

また、CPUには、AMD Ryzen 7 6800Hまたはインテル Core i7-12700Hの最新プロセッサーを搭載しています。どちらも非常に高い性能です。

円安でパソコンの価格が高騰している中、この構成で、価格は20万円台なので高くはないと思います。また、ASUSでは定期的にセールを実施しており、この機種がセール対象になっていれば、さらに安くなります。セール時に購入するのもいいでしょう。

ディスプレイは、高リフレッシュレートに対応しているものの、色域は狭いです。また、高リフレッシュレート液晶にしては、残像がやや多いのも気になりました。クリエイティブワークをする方や、美麗なグラフィック映像でゲームを楽しみたい方など、ディスプレイにこだわるなら別機種がいいと思います。

 

新CPU搭載でも高コスパ 

ASUS TUF Gaming A15 および F15

特徴

  • 最新CPUを搭載
  • 人気のGeForce RTX 3060搭載
  • 比較的高いコストパフォーマンス

こんなあなたに

  • 無難なミドルレンジ帯のゲーミングPCが欲しい方
  • 高いCPU性能が必要な方
  • 価格20万円台[税込]~

直販サイト(ASUSストア)はこちら

 

関連ページ