ASUS ROG Strix SCAR 17(2022)の実機レビュー

更新日:
CPU Core i9-12900H
GPU RTX 3080Ti 16GB
メモリ 32GB
ストレージ 1TB PCIe Gen4 SSD
液晶サイズ 17.3インチ
液晶種類 FHD 非光沢 360Hz
質量 約2.9kg
バッテリー 約7.6時間 (90Wh)
価格[税込] 39万円台~
ゲームで勝ちたいならこのノート

ASUS ROG Strix SCAR 17は、第12世代Core i9-12900H + RTX 3080Ti Laptopという構成に、360Hz駆動の17.3型液晶を搭載した、現時点で最高クラスに位置するゲーミングノートPCです。

冷却性能もしっかりしており、高いパフォーマンスを安定して発揮できていました。また、性能が高いだけでなく、ボディのデザインや、ライティング時の外見も秀逸です。

eスポーツなどの動きの激しいゲームを勝ちにこだわってプレイしたい、プロレベルのプレイヤーに適した機種です。

公式サイト(ASUSストア)はこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。一部部材は量産品と違う可能性があります。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i9-12900H、32GBメモリ、GeForce RTX 3080Ti 16GB

 

目次

お忙しい方は、「 ASUS ROG Strix SCAR 17の特徴」のみお読みください。

 

ASUS ROG Strix SCAR 17の特徴

ハイエンドの17.3型ゲーミングノートPC

ROG Strix SCAR 17は、最高レベルの性能と、ハイリフレッシュレートの17.3型液晶を搭載したハイエンド・ゲーミングノートPCです。価格も39万円台~と高いです。

ノートPCでも、大きめの画面で、妥協することなくゲームをしたいといった方におすすめです。

映像出力対応のThunderbolt4ポートもあるので、好みのモニター、キーボード、マウスをつなげてゲームをしてもいいでしょう。

ハイエンドクラスのゲーミングノートPC

 

Core i9-12900H + RTX 3080Ti

ROG Strix SCAR 17は、第12世代Core i9-12900H + RTX 3080Ti Laptopという構成です。

これは、現時点では、ゲーミングノートPCの中では最上スペックに近い構成です。ベンチマーク結果でも、CPU性能では、Ryzen 6800Hを軽く超えるマルチコア性能が出ていましたし、GPUのグラフィックス性能も非常に高かったです。

CINEBENCH R23 ~マルチコアスコア~
Core i9-12900H 17270
Core i7-12700H 16389
Ryzen 7 6800H 13999
Ryzen 9 5900HX 13382
Core i9-11900H 13266
3DMark Time Spy ~Graphics score~
RTX 3080Ti 16GB 175W 12614
RTX 3080Ti 16GB 150W 12194
RTX 3080 16GB 140W 11552

 

また、CPU、GPUの性能以外にも、メモリはDDR5-4800、ストレージにはPCIe Gen4 SSDを搭載するなど、全体的に性能が高いです。

多くのタイトルのゲームを快適にプレイできるだけでなく、画像・動画の編集や、3DCGの作成などクリエイティブな作業にも快適に使用できる、非常に高い性能を備えた機種です。

 

360Hzの超高速駆動液晶を搭載

ROG Strix SCAR 17は、現状最速クラスといえる、リフレッシュレート360Hzの17.3型液晶を搭載しています。通常の液晶が1秒間に60回画面を書き換えるのに対して、リフレッシュレート360Hzの液晶では、1秒間に360回も画面を書き換えます。そのため、非常に滑らかな映像でゲームをプレイすることができます。また、ROG Strix SCAR 17の搭載する液晶は、残像感も非常に少なかったです。

残像感の比較

 

このような高リフレッシュレート、低残像の液晶なので、動きの激しいeスポーツタイトルなどを、快適にプレイすることができます。特に、ターゲットの発見、追跡、エイムといった動作において、ライバルよりも一瞬速く動くことができ、競技性の高いゲームを少し有利に進めることができます。実際にゲームをして、視点を素早く移動してみても、敵などが視認しやすかったです。

なお、当サイト計測で、sRGBカバー率液99.4%と色域も広めの液晶なので、クリエイティブな作業にも使えそうです。

 

パフォーマンスを安定して引き出す冷却性能

ROG Strix SCAR 17は、ハイエンドクラスのCPUとGPUを搭載しているので、安定してパフォーマンスを十分に発揮できるのかが気になるところです。そのために、重要なのは冷却性能です。

ROG Strix SCAR 17の内部を見てみると、ほこりを排出するアンチダストトンネル機構を備えた冷却ファン2基と、6本のヒートパイプを備えていました。

6本のヒートパイプと2基のファン

 

また、背面2か所、側面2か所の計4か所の排気口から排熱しています。

4か所の排気口

 

さらに、見えない部分ですが、CPUとGPUの両方に、Thermal Grizzly製の液体金属Conductonaut Extremeが使用されています。高い熱伝導性で、効果的に放熱できるだけでなく、液体金属は乾燥することがないので、通常の熱伝導グリスよりも長期的に効果を発揮することができます。

実際のゲーム時の温度を確認すると、高性能パーツであるため、高めのCPU&GPU温度ではありましたが、サーマルスロットリングなどは発生しておらず、安定して高いパフォーマンスを維持することができていました。

 

ついに日本語キーボードを搭載

ROG Strix SCAR 17は、これまで英語配列のキーボードを搭載しており、ここがユーザーの好みの別れる部分でした。

ですが、2022年モデルでは、ついに日本語キーボードを搭載するようになりました。試してみましたが、キーも比較的打ちやすかったです。

これまで、英語キーボードがネックとなっていた方がおられれば、この変化は朗報です。

日本語キーボードを搭載

 

秀逸なデザインとイルミネート

ROG Strix SCAR 17は、高いスペックを備えているだけでなく、デザインやイルミネートなどの点でも秀逸なゲーミングノートPCです。

全体的な姿だけでなく、細部にまでこだわりが見られます。例えば、液晶面を支えているヒンジには、ボディの中に入り込むタイプを採用しています。閉じたときはヒンジが隠れるので、すっきりとした外見になりますし、開いたときには、液晶面が浮いているように見えます。

液晶下部やヒンジ周りのデザイン

 

天板や、キーボード面には、斜めのラインが配されていますが、このラインは底面のクロスハッチの通気口とつながるようなデザインとなっています。また、キーボード面では、このラインを境にして一部がスケルトンになっています。

目を引くイルミネート

 

カッコよさが際立つのはライティング時です。底面には曲線状のLEDライトバーが配置されています。暗い場所では、このLEDライトバーが手前側の3面を照らします。また、液晶下部のライトバーや、キーボード、天板のROGマークも光り、とてもかっこいいです。なお、これらのライティングはカラーやエフェクトをカスタマイズすることもできます。

目を引くイルミネート

 

Armorキャップでイメージチェンジ

引き続いて、デザイン的な特徴ですが、ROG Strix SCAR 17の背面部分にある「ROG」と書かれた部分はArmorキャップといい、取り外して、交換することができます。

下の写真のような、プリズマティックブラック、ステルスシルバー、トランスルーセントスペックルドブラックの3種類のArmorキャップが付属しており、付け替えることでプチイメージチェンジが可能です。さらに、こちらでは、3Dプリント用のテンプレートも提供されており、もっと個性的なArmorキャップを作成することもできます。

Armorキャップ
3つのArmorキャップが付属

 

キーストーン2が付属

ROG Strix SCAR 17には、下の写真のようなキーストーン2と、ホルダーが付属しています。

このキーストーン2はNFCキーで、本体の専用スロットに差し込んだり、取り外したときに、本体の動作モードの変更、登録したアプリやシステムの起動などを行うことができます。また、キーストーンを使って、シャドウドライブ(隠しドライブ)のロック、アンロックを行うこともできます。

ないと困る機能ではありませんが、工夫次第で便利に使うこともできそうな、面白い機能です。

キーストーン2(分離時)
キーストーン2(装着時)

 

メモリ・ストレージの増設・換装が可能

ROG Strix SCAR 17は、下の画像のように、2基のメモリスロットと、2基のM.2スロットを備えています。

そのため、メモリの換装や、ストレージの増設・換装が可能となっています。クリエイター向けソフトを使用する方など、32GBメモリ、1TB SSDでは容量が不足する方は、メモリやストレージの増設・換装を行ってもいいと思います。

メモリスロット
ストレージ

 

ASUSのあんしん保証

ASUSでは、「ASUSのあんしん保証」というサービスを提供しています。これは、理由を問わずどんな故障でも部品代の20%のみで修理してくれる(1年の間に1回のみ)というものです。自分でメモリやストレージなどを増設・換装する時、または、増設・換装した後に故障した場合のような、普通は保証対象外になってしまうような状況でも、故障した部品代の20%で修理してくれます。製品購入後30日以内に「MyASUS」に製品登録するだけで、加入料0円で加入できるので、忘れずに登録することをおすすめします。※増設・換装後に故障した場合、最初のパーツの状態じゃないと修理は受けられないため、ご注意下さい。

もちろん、保証期間内のメーカー責任の自然故障であれば、「ASUSのあんしん保証」の使用回数にカウントされることなく、無償で修理してくれます。

また、別途14,800円かかりますが、保証期間3年、故障時負担0円(1年間に1回 x3年間)で故障理由を問わずに修理対応してもらえる、「ASUSのあんしん保証 Premium 3年パック」 も用意されています。ROG Strix SCAR 17のような高額製品は、より安心感のある3年パックがおすすめです。詳細はメーカーサイトをご確認下さい。

ASUSのあんしん保証

 

残念なポイント

ASUS ROG Strix SCAR 17は、ウェブカメラを搭載していません。テレワークをしたり、ゲーム実況をしたりするときに、自分の顔の映像を相手に送りたいときは、別途ウェブカメラが必要となります。

 

各用途の快適度

ASUS ROG Strix SCAR 17の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
視野角も広く、見やすい液晶です。処理性能も十分なので、快適に使用できます。
オンライン会議 マイク、スピーカーを搭載し、双方向AIノイズキャンセリング機能もありますが、カメラはありません。こちらの映像を送るには、別途カメラを用意する必要があります。
動画鑑賞 見やすい画面で、スピーカー音も比較的良く、快適に動画鑑賞できます。
RAW現像
画像編集
第12世代Core i9-12900Hを搭載し、Lightroom Classic CCを使用したRAW現像が非常に速いです。液晶の色域も広めです。ただし、DTP用途の場合はAdobe RGBカバー率が100%に近い外部ディスプレイを用意したほうがいいです。
動画編集 CPU、GPUの性能が高く、快適に動画編集ができます。色域も十分広いです。ただし、DCI-P3ほどの色域ではありません。
ゲーム RTX 3080Tiと、360Hz駆動のディスプレイを搭載し、快適にゲームができるでしょう。

 

ディスプレイのチェック

ROG Strix SCAR 17のディスプレイのチェックです。パネルは、「BOE0A00」でした。

360Hz駆動のFHD液晶です。広めの色域で、フリッカーも発生していないので、見やすいです。遅延や残像も少なく、動きの激しいゲームでも快適にプレイすることができます。最大輝度は、当サイトの計測では316cd/m2と普通です。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトの測定結果は、以下のとおりです。色域は広めです。

  カバー率
sRGBカバー率 99.4%
DCI-P3カバー率 78.1%
Adobe RGBカバー率 77.1%
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、各色揃って1:1の直線となっており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。ギラつきもほとんど感じません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認結果です。輝度をいくつにしても、フリッカーは検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約32msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延はかなり少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、1フレーム前くらいまで残像がありました。普通のノートPCは、60Hzで2フレーム前くらいまでの残像ですが、本製品は360Hzと単位時間当たり6倍のフレームが表示されているのに1フレーム前までしか残像がないので、残像は非常に少ないと言えます。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは横:約19mm、縦:約18.5mm、キーストロークは約1.7mmです。

これまで、ROG Strix SCAR 17では英語キーボードを搭載していましたが、最新モデルで日本語キーボードを搭載するようになったのは嬉しいです。

キートップは凹上に軽くカーブしています。主要なキーのサイズも揃っていて、底付きの衝撃も少なく、打ちやすいキーボードです。ROGオーバーストローク技術により、早い段階でキー入力を検知できるので、動きの激しいFPS系のゲームもプレイしやすいと思います。

また、標準的な4列テンキーもついており、クリエイター向けソフトのショートカットキーなどにも使いやすいです。

タッチパッドの使いやすさや、クリックボタンの押しやすさは普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

イルミネートキーボードなので、下の画像のような派手なライティングも可能です。Per-key RGB対応なので、各キーごとに色を設定することもできます。


キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

ROG Strix SCAR 17では、下の画像のように動作モードを選択することができます。ここでは、デフォルトの「バランス」と、最も高いパフォーマンスが出る「Turbo」でベンチマークなどを計測しました。動作モードを変更するには、Fn+F5を押すか、「ARMOURY CRATE」のソフトを起動するかします。

また、外部GPUと映像ポートを直結する「ディスクリートモード」がデフォルト設定になっていたので、「ディスクリートモード」で計測しています。

ARMOURY CRATE
動作モード

 

CPU

ROG Strix SCAR 17のCPUは、Core i9-12900Hです。

パフォーマンスが大きく向上した第12世代Coreの中でも上位に位置するプロセッサーなので、高めのマルチコアスコアが出ていました。同じCore i9-12900Hを搭載した別機種ほどはスコアが伸びませんでしたが、十分高い処理性能です。シングルコアのスコアも高いです。

なお、「Turbo」モードにするとスコアがアップしており、処理性能が高くなっていることが分かります。CPUの処理性能に依存する作業を行う場合は、「Turbo」モードにすると処理にかかる時間を短縮することができそうです。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i9-12900H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-12900H 19223
17270 [Turbo]
15651 [バランス]
Core i9-12900HK 17767
Core i7-12700H 16389
Ryzen 7 6800H 13999
Ryzen 9 5900HX 13382
Core i9-11900H 13266
Ryzen 7 5800H 12604
Apple M1 Max/Pro
10コアCPU
12359
Core i7-11800H 11893
Core i7-1280P 11801
Ryzen 7 5825U 10040
Ryzen 7 5800U 9429
Ryzen 5 5600H 9255
Core i7-1260P 9032
Core i5-11400H 8514
Ryzen 5 5600U 8491
Ryzen 7 5700U 8445
Core i5-1240P 8409
Ryzen 5 5625U 8107
Core i7-1195G7 6594
Ryzen 5 5500U 6250
Core i7-1185G7 6229
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-12900H 1920
1910 [Turbo]
1885 [バランス]
Core i9-12900HK 1918
Core i7-12700H 1823
Core i7-1260P 1802
Core i7-1280P 1664
Core i7-1195G7 1634
Core i9-11900H 1570
Apple M1 Max/Pro
10コアCPU
1531
Ryzen 7 6800H 1522
Core i7-1185G7 1517
Core i7-11800H 1511
Core i5-1240P 1483
Ryzen 9 5900HX 1463
Ryzen 7 5825U 1460
Core i7-1165G7 1447
Core i5-11400H 1442
Ryzen 7 5800H 1435
Ryzen 7 5800U 1429
Ryzen 5 5625U 1383
Ryzen 5 5600U 1369
Ryzen 5 5600H 1354
Core i5-1135G7 1294
Ryzen 7 5700U 1264
Ryzen 5 5500U 1185
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリはDDR5-4800で、帯域が広いので、データ転送速度も速いです。スロットメモリなので換装もできると思います。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GB(8GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
53.6GB/s
52.25GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
30.66GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

グラフィックスには、ゲーミングノートPCではハイエンドに位置する、GeForce RTX 3080Ti Laptopを搭載しています。メーカーによって設定された、実際のパフォーマンスを左右する最大グラフィックスパワーは、150Wでした。これは、やや高めの設定値です。

NVIDIAのシステム情報で確認した最大グラフィックスパワー

 

ベンチマークの結果は以下の通りで、ゲーミングノートPCとしては高いスコアが出ていました。eスポーツから、重い部類のゲームまで、多くのゲームを高いレベルでプレイするのに適しています。

動作モードを「Turbo」モードにすると、グラフィックス性能もアップしています。もう少しだけフレームレートを伸ばしたいときなどは、「Turbo」モードで使用するといいと思います。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 3080Ti Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用
RTX 3080
  17064
デスクトップ用
RTX 3070
  13393
RTX 3080Ti 16GB 175W 12614
RTX 3080Ti 150W 12194 [Turbo]
10968 [バランス]
RTX 3080 16GB 140W 11552
RTX 3080 16GB 130W 11361
RTX 3070 130W 10327
RTX 3080 8GB 105W 10258
RTX 3070Ti 105W 9901
RTX 3070 95W 9220
RTX 3060 130W 8302
RTX 3060 95W 7519
RTX 3060 75W 7047
GTX 1660Ti   5667
RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050Ti 40W 4560
RTX 3050 65W 4560
GTX 1650Ti   3700
GTX 1650   3494
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 3080Ti Laptopの情報は次の通りです。「Turbo」モードにすると、GPUクロック等がアップしています。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しており、非常に高速です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
1TB PCIe Gen4 SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
6462
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

動作モード

ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし計測したフレームレートを掲載します。

ここでは、デフォルト設定の「ディスクリートモード」で、パフォーマンスモードを「Turboにして計測しています。

動作モード

 

各ゲームの平均フレームレート

いくつかのゲームの平均フレームレートを掲載します。他のグラフィックスとも比較していますが、すべて同じバージョン、同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。

高いグラフィックス性能を備えているので、重い部類のゲームでも、高画質設定で快適にプレイすることができます。レイトレーシングをONにして、世界観を楽しむゲームも快適にプレイすることができます。また、eスポーツタイトルのような軽めのゲームであれば、画質を調整することで、360Hz駆動液晶の性能をフルに活用して、非常に滑らかな映像でのプレイも可能です。一瞬にこだわるような、勝ちにこだわるゲーマーに適しています。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 156 fps
107 fps
ウルトラ 88 fps
レイトレ:中 72 fps
レイトレ:ウルトラ 69 fps
※ベンチマークで計測
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 94 fps
RTX 3080Ti 175W 93 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 88 fps
RTX 3070 140W 70 fps
RTX 3060 115W 62 fps
RTX 3060 130W 61 fps
RTX 3050Ti 40W 29 fps
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン(DX12)
解像度 品質 レイトレ DLSS 平均fps
1920
x
1080
オフ オフ 140 fps
オフ オフ 119 fps
最大 オフ オフ 85 fps
オフ 高性能 106 fps
最大 高性能 78 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最大、DLSS:オフ)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 88 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
175W 87 fps
RTX 3080Ti 175W 85 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 85 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 81 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 78 fps
RTX 3080 16GB 165W 74 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 74 fps
RTX 3080 16GB 140W 73 fps
RTX 3080 8GB 105W 73 fps
RTX 3070 145W 68 fps
RTX 3070 95W 65 fps
RTX 3060 130W 60 fps
RTX 3060 95W 58 fps
RTX 3060 115W 46 fps
RTX 3060 90W 44 fps
RTX 3050 95W 29 fps
RTX 3050Ti 60W 28 fps
RTX 3050 60W 22 fps
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 207 fps
109 fps
エクストリーム 96 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、エクストリーム)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 97 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 96 fps
RTX 3080Ti 175W 94 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 88 fps
RTX 3070 145W 74 fps
RTX 3060 130W 57 fps
RTX 3060
115W 52 fps
重い部類のゲーム
ボーダーランズ3(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 158 fps
124 fps
ウルトラ 111 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 113 fps
RTX 3080Ti 175W 111 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 111 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
175W 108 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 101 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 99 fps
RTX 3080 16GB 165W 96 fps
RTX 3080 16GB 140W 92 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 92 fps
RTX 3080 8GB 105W 84 fps
RTX 3070 95W 78 fps
RTX 3060 130W 73 fps
RTX 3060 115W 72 fps
RTX 3060 90W 64 fps
RTX 3060 75W 62 fps
RTX 3050Ti 60W 49 fps
RTX 3050 60W 42 fps
RTX 3050 95W 41 fps
RTX 3050Ti 40W 35 fps
GTX 1650   31 fps
GTX 1650Ti   29 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 軽量品質 194 fps
標準品質 161 fps
高品質 123 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 127 fps
RTX 3080Ti 175W 123 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 123 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
175W 121 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 116 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 113 fps
RTX 3080 16GB 140W 108 fps
RTX 3080 16GB 165W 107 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 101 fps
RTX 3080 8GB 105W 95 fps
RTX 3070 95W 87 fps
RTX 3060 130W 84 fps
RTX 3060 115W 80 fps
RTX 3060 90W 75 fps
RTX 3060 75W 73 fps
RTX 3050Ti 60W 54 fps
RTX 3050 95W 50 fps
RTX 3050Ti 40W 47 fps
RTX 3050 60W 46 fps
GTX 1650Ti   43 fps
GTX 1650   36 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均fps
1920x1080 49731 / 170 fps
37318 / 144 fps
ウルトラ 30022 / 127 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 134 fps
RTX 3080Ti 175W 132 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 127 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
175W 127 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 127 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 123 fps
RTX 3080 16GB 140W 114 fps
RTX 3080 16GB 165W 112 fps
RTX 3070 145W 107 fps
RTX 3060 130W 97 fps
RTX 3070Ti 105W 94 fps
RTX 3070 100W 91 fps
RTX 3060 90W 82 fps
RTX 3060 115W 81 fps
RTX 3050Ti 95W 65 fps
RTX 3050Ti 60W 63 fps
RTX 3050 95W 61 fps
RTX 3050 60W 53 fps
RTX 3050Ti 40W 48 fps
GTX 1650Ti   46 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
解像度 品質 DLSS 平均fps
1920
x
1080
最低 オフ 204 fps
オフ 167 fps
最高 オフ 150 fps
クオリティ 169 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 159 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 150 fps
RTX 3080Ti 175W 148 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 133 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 130 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 129 fps
RTX 3080 16GB 165W 121 fps
RTX 3080 8GB 105W 115 fps
RTX 3070 145W 113 fps
RTX 3070 95W 108 fps
RTX 3060 130W 105 fps
RTX 3060 115W 96 fps
RTX 3060 75W 92 fps
RTX 3080 16GB 140W 91 fps
RTX 3060 90W 90 fps
RTX 3050Ti 60W 68 fps
RTX 3050 95W 63 fps
RTX 3050 60W 56 fps
RTX 3050Ti 40W 54 fps
GTX 1650Ti   50 fps
GTX 1650   42 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 標準(ノート) 218 fps
高(ノート) 195 fps
最高品質 169 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 176 fps
RTX 3080 Ti 175W 170 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 169 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
175W 160 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 153 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 148 fps
RTX 3080 8GB 135W 146 fps
RTX 3080 16GB 165W 134 fps
RTX 3060 130W 125 fps
RTX 3060 115W 114 fps
RTX 3060 90W 114 fps
RTX 3050Ti 60W 94 fps
RTX 3050Ti 95W 92 fps
RTX 3050 95W 89 fps
RTX 3050 60W 84 fps
GTX 1650Ti   68 fps
GTX 1650   65 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 365 fps
高設定 213 fps
最高設定 151 fps
※クリエイティブモードで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 297 fps
高設定 240 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 572 fps
高設定 441 fps
※プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均fps
1920x1080 非常に低い 390 fps
中型 333 fps
ウルトラ 273 fps
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
解像度 品質 平均スコア
1920x1080 最高品質 24483(すごく快適)
※約5500で60fps

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。

ここでは、「ディスクリートモード」&「Turboモード」で計測を行っています。いずれのソフトも高速でした。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Core i9-12900H
32GBメモリ
37秒
Core i9-11900H
16GBメモリ
44秒
Core i7-12700H
16GBメモリ
46秒
Core i9-11980HK
64GBメモリ
46秒
Core i7-1280P
16GBメモリ
47秒
Core i7-11800H
16GBメモリ
53秒
Core i7-1260P
16GBメモリ
56秒
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
56秒 (MacBook Pro 16)
Apple M1 Pro
10CPU/16GPU
56秒 (MacBook Pro 14)
Ryzen 7 6800H
16GBメモリ
57秒
Apple M1
16GBメモリ
66秒 (MacBook Pro 13)
Core i7-1195G7
16GBメモリ
66秒
Core i5-1240P
8GBメモリ
72秒
Core i7-11370H
16GBメモリ
72秒
Core i7-1185G7
16GBメモリ
74秒
Ryzen 9 5900HX
32GBメモリ
76秒
Core i7-1165G7
16GBメモリ
89秒
Ryzen 7 5800H
16GBメモリ
93秒
Ryzen 7 5800U
16GBメモリ
95秒
Ryzen 7 5700U
16GBメモリ
100秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
4K動画の書き出し
Core i9-12900HK
RTX 3080 Ti (175W)
3分09秒
Core i9-12900H
RTX 3080Ti (150W)
3分23秒
Core i7-12700H
RTX 3080 (175W)
3分24秒
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
3分26秒 (MacBook Pro 16)
Core i9-11900H
RTX 3080(140W)
3分36秒
Core i9-11980HK
RTX 3080 (165W)
3分45秒
Core i9-12900H
RTX 3070Ti (120W)
3分49秒
Core i7-12700H
RTX 3070Ti (105W)
3分51秒
Core i7-1180H
RTX 3070 (140W)
3分53秒
Core i7-11800H
RTX 3060 (130W)
4分04秒
Ryzen 9 5900HX
RTX 3080 (130W)
4分55秒
Core i7-11800H
RTX 3050Ti (60W)
5分08秒
Apple M1 Pro
10CPU/16GPU
5分51秒 (MacBook Pro 14)
Core i5-11400H
RTX 3050 (65W)
5分59秒
Core i7-10750H
GTX 1650
6分34秒
Core i5-10300H
GTX 1650
8分21秒
Apple M1 9分14秒 (MacBook Pro 13)
Core i7-1165G7 14分12秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
DaVinci Resolve Studio 17 Betaによる書き出し時間
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
3分15秒 (MacBook Pro 16)
Core i7-11800H
RTX 3060 (130W)
3分48秒
Core i9-12900H
RTX 3080Ti (150W)
3分53秒
Core i7-11370H
RTX 3050Ti (60W)
4分18秒
Core i5-11400H
GTX 1650
4分19秒
Ryzen 5 5600H
RTX 3050 (60W)
5分22秒
Apple M1 Pro
10CPU/16GPU
5分51秒 (MacBook Pro 14)
Apple M1 6分20秒 (MacBook Pro 13)
Core i7-1195G7 12分44秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「明るさ(カーブ)の変更」+「彩度の変更」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、MP4、H.264、2160p 4K Ultra HD、29.97 fpsで書き出したときの時間
※ MacBook以外(Windowsノート)は、エンコーダーに、QSV、NVIDIA、AMD等を選択
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間
Core i9-12900H 6分41秒
Core i9-12900HK 7分15秒
Core i7-12700H 7分50秒
Core i9-11900H 8分20秒
Ryzen 9 5900HX 8分26秒
Ryzen 7 6800H 8分42秒
Ryzen 7 5825U 11分15秒
Core i7-1280P 10分59秒
Core i7-1260P 12分43秒
Core i5-1240P 14分19秒
Ryzen 7 5800U 14分35秒
Ryzen 7 5700U 15分05秒
Core i7-1195G7 16分14秒
Core i7-1185G7 16分37秒
Core i7-1165G7 24分17秒
Core i5-1135G7 26分03秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmarkによるレンダリング時間
GeForce RTX 3080Ti Laptop
SPECviewperf 2020

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートを利用して、純正以外の充電器やドックが使えるかを試しました。

USB3.2ポートは、本機への給電と、映像出力に対応しており、45W以上の出力があればUSB-Cアダプターでの充電もできました。また、直結であれば外部ディスプレイへの出力もできましたが、ThinkPad USB Type-C ドックとThinkPad Thunderbolt 3 ドックは相性が悪いのか、使えませんでした。

Thunderbolt 4ポートは、映像出力に対応しており、以下のような結果となりました。こちらは、ThinkPad USB Type-C ドックとThinkPad Thunderbolt 3 ドックのどちらでも、外部ディスプレイへの出力ができました。

USB3.2
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器 ×
18W cheero充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
Thunderbolt 4
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器 ×
45W Lenovoウルトラポータブル ×
30W RAVPower GaN充電器 ×
18W cheero充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740 ×
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hz、8ビット、RGBで表示できていました。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトには「約2.9kg」と記載されています。実測値は、以下の通りで、仕様値よりも少し軽かったです。17インチクラスのゲーミングノートPCとしては、普通の重さだと思います。

ACアダプターは重いです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.766kg
ACアダプター 1.009kg

 

バッテリー駆動時間のチェック

ASUS ROG Strix SCAR 17のバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は、90Whでした。

バッテリー容量

 

今回はベンチマークによるバッテリー駆動時間の計測は行っていません。参考までに、Ryzen 9 5900HX、RTX 3080 Laptopを搭載した旧モデルのASUS ROG Strix SCAR 17の仕様値および測定値をカッコ内に記載しています。

バッテリー容量は90Whと同じですが、バッテリー駆動時間の仕様値が短くなっているので、実際の使用でもバッテリー駆動時間は長くないはずです。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 約7.6時間(約12.2時間)
(2) PCMark 10 Modern Office (8時間18分)
(3) PCMark 10 Gaming (1時間28分)
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限

 

付属のACアダプターを使用すると、30分でゼロから50%まで充電することができるようです。当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りで、充電速度は速いです。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
81%(約73Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラは搭載していません。

 

スピーカー

スピーカーは、2つのツイーターと、2つの下向きウーファー(2Wx2、1Wx2)の4つのスピーカーが配置されています。音質は比較的良く、ノートPC基準で10点満点で7点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。

今回は、デフォルト設定となっていた「ディスクリートモード」で計測しています。

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

「バランス」モードでは、CPU電力は70W前後を維持し、CPU温度はほぼ80℃台後半~90℃台前半と高めで推移しています。

「Turbo」モードでは、CPU電力が94W前後と高くなるため、CPU温度はさらに上がり、約95~100℃に張り付いています。サーマルスロットリングは発生していませんが、かなり高い温度です。

「Turbo」モードにすると、パフォーマンスがアップするものの、CPU温度がとても高くなります。

  • バランス時
  • Turbo時
CPU電力&CPU温度
CPU電力&CPU温度

 

FF15ベンチ実行時の温度

下図は、ゲーム時のGPU温度の詳細です。

「バランス」モードでは、CPU温度は94℃前後、GPU温度は70℃台で、ピーク値は約77℃となっています。「Turbo」モードでも、CPU温度は94℃前後、GPU温度は70℃台とそれほど変わりません。ファンの回転数が速くなるためだと思います。

ゲーム時は、「Turbo」モードでプレイしていいのではないかと思います。

  • バランス時
  • Turbo時
CPU温度&GPU温度
>CPU温度&GPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。今回は、デフォルト設定となっていた「ディスクリートモード」で計測しています。

「パフォーマンス」モードでは、ゲーム時は騒音値が上がるものの、普通の騒音値でした。一方、「Turbo」モードでは、ファンの回転数が高くなるため、高めの騒音値となり、ややうるさく感じます。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:FF15ベンチマーク (高品質、1920x1080)
左から3番目:同上(Turbo時)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。

こちらも、デフォルト設定となっていた「ディスクリートモード」で計測しています。

高性能パーツを搭載していますが、表面温度はそこまで高くなっていませんでした。特にパームレストは、温度がほとんど変化しておらず、ゲームを長時間プレイするような場合でも、不快感はありません。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。

今回は、デフォルト設定となっていた「ディスクリートモード」で計測しているため、アイドル時でも消費電力が少し高めです。ゲームのような高負荷時は、高めの消費電力となりますが、高性能パーツを搭載したゲーミングノートPCとしては普通の数値だと思います。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

外観のチェックです。

17.3型と大きなサイズなので、迫力があります。デザインやライティングなど、ゲーミングノートPCらしい外見です。

 

天板にはROGマークが配置されていて、かっこいいです。

 

閉じた状態です。厚みは、23.4~28.3mmです。

 

側面、背面のポート類です。右側面には、キーストーン2専用スロットがあります。左側面には、USB3.2 x2が配置されています。その他、Thunderbolt 4ポート(映像出力対応)、USB-C(映像出力、本機への給電に対応)、HDMI、LAN(最大2.5GBASE-T)を背面に備えています。外部ディスプレイとの接続端子や、LANポートが背面にまとめられているので、ケーブル等が邪魔にならずに使いやすいです。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

底面です。ここにもデザインへのこだわりが見えます。

 

底面カバーを外したときの画像です。2基のファンと、6本のヒートパイプで冷却しています。

 

メモリスロットを2つ備えています。

 

ストレージには、Type 2280のM.2 SSDを搭載しており、空きスロットもあります。ストレージの増設もできそうです(自己責任)。

 

ACアダプターは、280W(20.0V、14.0A)と大容量です。丸みを帯びた形で、ROGのロゴが配置されているなどデザインもいいですが、サイズは大きく、厚みもあります。持ち運びにはあまり適していません。

 

まとめ

以上が、ASUS ROG Strix SCAR 17のレビューです。

第12世代Core i9-12900H + GeForce RTX 3080Ti Laptopという構成に加えて、360Hz駆動の17.3型液晶を搭載した、現時点での最強クラスの性能となる17.3型のハイエンドゲーミングノートPCです。

eスポーツから重い部類のゲームまで、高いレベルでのプレイが可能です。特に、動きの激しいゲームを、360Hz液晶を活かしてプレイするのがおすすめです。

さらに、高いスペック構成は、クリエイター向けのソフトでも性能を十分に発揮できており、RAW現像や、4K動画の書き出しなども非常に高速でした。

高性能パーツなので、高い負荷がかかると、さすがに温度が高くなるものの、安定して高いパフォーマンスを長時間維持することができていました。また、ボディ表面の温度上昇も抑えられていたので、快適に使用できます。冷却性能もしっかりしているようです。

2022年モデルからは、日本語配列のキーボードを搭載するようになったのも嬉しいポイントです。

その他にも、デザイン性も高く、キーストーン2や、Armorキャップなど、遊び心もあります。

ノートPCでも、勝ちにこだわりたい方のためのハイエンドゲーミングノートPCです。

 

最強クラスの17.3型ゲーミングノート

ASUS ROG Strix SCAR 17

特徴

  • Core i9-12900H + RTX 3080Tiのハイエンド構成
  • トップクラスの360Hz駆動17.3型液晶
  • 秀逸なデザインとイルミネート

こんなあなたに

  • ノートでも勝ちにこだわりたい方
  • 綺麗な映像でゲームをしたい方 
  • 3DCGなど高負荷のクリエイティブ作業を行う方
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