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ASUS Zen AiO 24 A5401Wの実機レビュー [PR]

更新日:2021年4月29日
CPU Ryzen 7 5700U
Core i7-10700T
Core i3-10100T
メモリ 8GB / 16GB
ストレージ PCIe SSD /
PCIe SSD + HDD
液晶サイズ 23.8インチ
液晶種類 FHD 非光沢
価格[税込] 8万円台~
単純に美しいオールインワンPC

ASUS Zen AiO 24は、スタイリッシュなデザインが特徴的なオールインワンPCです。

スペースが限られている場所でも、大画面のPCを配置でき、また配線などもシンプルに出来て、机の周りが煩雑にならないのがメリットです。

ラップトップ用のRyzen 7 5700Uを搭載したモデルと、省電力仕様のインテル第10世代Core デスクトップ用CPUを搭載したモデルとがあり、Core i3モデルであれば、8万円台からと価格も高くありません。

一人暮らしの方や、部屋のインテリアにこだわる方の、日常遣い用のPCとしておすすめです。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。一部部材は量産品と違う可能性があります。また、本記事は、ASUSよりTwitter広告を出稿しています。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Ryzen 7 5700U、16GBメモリ、512GB PCIe SSD

 

目次

お忙しい方は、「 ASUS Zen AiO 24の特徴」のみお読みください。

 

ASUS Zen AiO 24の特徴

単純に美しいデザイン

ASUS Zen AiO 24は、とてもシンプルながらも、デザイン性の高い、液晶一体型PC(オールインワンPC)です。本体を支えるスタンドは、中央ではなく、左寄りに出ており、アシンメトリー(非対称)なデザインが目を引きます。

おしゃれな部屋にも馴染むデザインに加えて、付属するキーボードとマウスはワイヤレスタイプなので、下の画像のように電源ケーブルをつなぐだけで、PCを使用することができ、机の周りをスッキリした状態に保つことができるのもメリットです。

スタイリッシュなオールインワンPC

 

搭載する液晶のベゼル幅は、約6mmと狭いです。そのため、画面占有率が約90%と高く、見えるところはほぼ液晶となっていて、見た目がすっきりしています。

狭額縁

 

背面もシンプルです。コンピューターユニットのカバーには、メタリックなコーティングと、サンドブラスト加工が施されています。背面の色はホワイトで、清潔感があります。また、本体を支えるブラケットにも、機能美を感じます。

背面が見えるような配置でも、違和感なく使用できます。

背面

 

スペースの限られた場所にも設置可能

ASUS Zen AiO 24は、23.8インチと大きめの液晶を備えていますが、下の画像のようにスタンドの台座部分の面積は小さく、少ない設置面積での配置が可能です。

15インチクラスのノートPCなどよりも、机を占有する面積は狭く、スペースを有効活用できるのもメリットの一つです。

スタンドの台座部分

 

ラインナップの紹介

ASUS Zen AiO 24には、下の表でまとめているように、3つの異なるモデルがあります。

搭載するCPUが主な違いとなっていますが、それぞれの特徴は、以下の通りです。

ASUS Zen AiO 24 A5401W の主なラインナップ比較
  構成1 構成2
構成3
CPU Core i3-10100T Core i7-10700T Ryzen 7 5700U
メモリ 8GB 16GB 16GB
ストレージ 512GB SSD 512GB SSD
+ 1TB HDD
512GB SSD
光学ドライブ なし 外付けDVDドライブ
価格[税込] 89,800円
(109,800円)
134,800円
(154,800円)
(149,800円)
※2021年4月23日現在の価格
括弧内はMicrosoft Office Home & Business 2019付きの価格

 

Ryzen7 5700U搭載モデルの特徴

Ryzen 7 5700U搭載モデルは、ラップトップ用のRyzenプロセッサーを搭載しています。ただ、ラップトップ用と言っても、8コア/16スレッドのプロセッサーで、下のグラフで紹介しているように、処理性能はとても高いです。PassMarkのベンチマークスコアでみると、ASUS Zen AiO 24で選択できるプロセッサーの中で最も高い処理性能となります。

ただ、「クリエイターソフトの使用時間」を見ていただくと分かるように、Ryzen 7 5700Uは、ソフトや処理の内容によっては、ベンチマークほどの性能を発揮できない場合もあります。どちらかというと、写真や動画のライトな編集といったクリエイティブな要素を含む作業よりも、Officeソフトを使った作業などを快適に行いたい方に適していると思います。

Ryzen 7 5700U搭載モデルの別の特徴として、外付けDVDドライブが付属しています。また、Microsoft Office H&B 2019が必ずバンドルします。

CPU性能の目安 ~ PassMark CPU Mark ~
Ryzen 7 5700U 18298
Core i7-10700T 13183
Core i3-10100T 7510
※Coreプロセッサーは、PassMarkのサイトで公開されているスコアです

 

インテルCore搭載モデルの特徴

インテルCore搭載モデルは、第10世代のCore i7-10700T、もしくはCore i3-10100Tを搭載します。これは、省電力仕様のデスクトップ用CPUです。

Core i7-10700T搭載モデルは、ストレージがSSD+HDDのデュアル構成になっています。スマホやデジカメで撮った写真を保存したり、趣味でRAW現像や画像編集なども行ったりしたい方は、こちらのモデルがいいと思います。

一方、Core i3-10100T搭載モデルは、他のモデルと比較すると、やや処理性能が低くなりますが、日常遣いには不足のないスペックで、Officeソフト付きでも10万円台で購入することができます。

 

広めの色域で、見やすい液晶

ASUS Zen AiO 24は、視野角が広く、色域も広めで、見やすい23.8型液晶を搭載しています。

比較的豊かな色表現が可能なので、写真閲覧や、動画鑑賞なども快適に行えます。

ただ、メーカーからの情報では、sRGB 100%の色域となっていましたが、当サイトの計測では、sRGBカバー率は92.9%でした。普通に使用する分には十分ですが、欲を言えば、sRGBカバー率がもう少し100%に近かったらよかったです。

メーカー仕様では「100% sRGB色域」と記載

 

ディスプレイとしても使用できる

ASUS Zen AiO 24は、背面にHDMI入力ポートを備えています。

例えば、Switchやプレステなどのゲーム機をHDMI入力に接続して、本体左側面のHDMIスイッチボタンで切り替えることで、ASUS Zen AiO 24をディスプレイとして使用し、ゲームをプレイすることもできます。

もちろん、一般的なHDMI出力もあるので、もう一台ディスプレイを接続して、デュアルディスプレイで使用するといったことも可能です。

HDMI入力・出力ポートを搭載

 

デュアル3Wスピーカー搭載

ASUS Zen AiO 24は、ディスプレイの下部にharman/kardonの認証を受けた、デュアル3Wスピーカーを搭載しています。

音量と音質が比較的よく、Netflixなどのネット配信動画などを視聴するのにも適しています。

harman/kardon認証スピーカー搭載

 

「ASUSのあんしん保証」

ASUSでは、「ASUSのあんしん保証」という保証を提供しています。

この保証の特徴は、故障の理由を問わず部品代の20%のみで製品を修理してくれるサービスです。購入後、30日以内に製品登録をすると、加入料がかかることなく、この保証に加入することができます。忘れずに、製品登録をすることをおすすめします。なお、このサービスを使用できるのは、1年の間に1度だけです。

もちろん、通常のメーカー保証も付いており、メーカー責任の自然故障で、保証期間内であれば、無償で修理してくれます。

また、無償で加入できる「ASUSのあんしん保証」に加えて、保証期限を3年に伸ばし、故障時の自己負担金が0円となる、「ASUSのあんしん保証 Premium 3年パック」 という有償(14,800円)の保証プランも用意されています。詳細はメーカーサイトをご確認下さい。

液晶一体型PCなので、動かすことが少なく、ノートPCほど落下や破損のリスクも高くないとは思いますが、手厚い保証があるに越したことはないので、場合によっては有償プランの加入も検討してみるといいでしょう。

ASUSのあんしん保証

 

残念なポイント

液晶一体型のPCは、テレビチューナーを搭載しており、テレビの視聴や録画などもできる機種もありますが、ASUS Zen AiO 24にはテレビチューナー搭載モデルはありません。一人暮らしの方など、テレビも見ることができれば、なお良かったと感じる方もおられるかもしれません。

また、SDカードリーダーを備えていないので、一眼レフやデジタルビデオカメラで撮影したデータをPCに取り込む場合、別途アダプターが必要になります。

 

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各用途の快適度

ASUS Zen AiO 24の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
サクサク動きます。
動画鑑賞 色鮮やかで、見やすい大画面液晶を搭載しています。また、スピーカー音も良く、動画鑑賞は快適です。
オンライン会議 オンライン会議に特化した機能はありませんが、カメラ、マイク、スピーカーを備えており、普通にオンライン会議に参加できます。
RAW現像
画像編集
選択するCPUによっては、ライトな趣味レベルであれば、問題なく使用できそうです。ただ、液晶の色域は広めではあるものの、当サイトの計測ではsRGBカバー率92.9%でした。用途によっては、やや物足りないかもしれません。
動画編集 △~○ 選択するモデルによっては、ファミリームービーのような簡単な動画編集であれば、行えると思います。ただし、外部グラフィックスを搭載していないので、本格的な動画編集には適していません。
ゲーム 外部グラフィックスを搭載していないため、ゲーム向きではありません。ただし、軽いゲームなら、グラフィック品質などを下げることで出来るものもあります。

 

ディスプレイのチェック

ASUS Zen AiO 24のディスプレイの詳細なチェックです。

パネルは、「M5401WUA」でした。色鮮やかな表示が可能で、フリッカーも発生しておらず、見やすい液晶です。最大輝度は、当サイトの計測では264cd/m2と普通でした。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は比較的広めです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は92.9%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色もほぼ1:1の直線となっており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、映り込みは低減されています。ギラつきも感じませんでした。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認結果です。輝度をいくつにしても、フリッカーは検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

パフォーマンスのチェック

ASUS Zen AiO 24のパフォーマンスのチェックです。

CPU

今回は、Ryzen 7 5700Uを搭載しています。ラップトップ用ではありますが、8コア16スレッドで、性能の高いプロセッサーです。

ベンチマークの結果を見てみると、シングルコアのスコアはほどほどですが、マルチコアでは高めのスコアが出ていました。一般的によく使用されるソフトであれば、ほとんどのソフトが快適に動くと思います。

なお、インテルCPU搭載モデルでは、省電力仕様のTシリーズではありますが、デスクトップ用のCPUである、Core i7-10700T、もしくはCore i3-10300Tを搭載しています。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Ryzen 7 5700U
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 5900HX 13382
Ryzen 7 5800H 12604
Core i7-10875H 10369
Core i7-10870H 9592
Ryzen 7 5700U 8445
Core i7-10750H 6839
Ryzen 7 4700U 6499
Core i7-1185G7 6229
Ryzen 5 4500U 4764
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4000
Core i7-1065G7 3965
Core i3-1115G4 2643
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i7-1185G7 1517
Ryzen 9 5980HX 1466
Core i7-1165G7 1447
Ryzen 7 5800H 1435
Core i7-10875H 1306
Core i5-1135G7 1294
Core i7-10750H 1277
Core i3-1115G4 1275
Ryzen 7 5700U 1264
Ryzen 7 4700U 1214
Core i7-10870H 1176
Ryzen 5 4500U 1142
Core i7-1065G7 1126
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

仕様では、DDR4-2666のメモリと記載されていますが、今回はサンプル機であるためかDDR4-3200のメモリが搭載されていました。速度は普通です。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GB(8GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域)
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
最大 約68.2GB/s (34.1GB/s x2)
DDR4-3200
デュアルチャネル
最大 約51.2GB/s (25.6GB/s x2)
31.14GB/s
DDR4-2666
デュアルチャネル
最大 約42.6GB/s (21.3GB/s x2)
DDR4-3200
シングルチャネル
最大 約25.6GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア

 

グラフィックス

ASUS Zen AiO 24のグラフィックス性能は、下図の通りです。Ryzen 7 5700Uの内蔵グラフィックスですが、GeForce MX250を超えるスコアが出ており、普通に使用する分には十分な性能のグラフィックスです。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
AMD Radeon Graphics (Ryzen 7 5700U)
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce GTX 1650 45149
GeForce MX450 30425
Core i7-1165G7
メモリLPDDR4X-4266
20052
Core i5-1135G7
メモリLPDDR4X-4266
18718
GeForce MX330 16714
Ryzen 9 4900HS 16322
Ryzen 7 5700U 16272
GeForce MX250 15406
Core i7-1165G7
メモリDDR4-3200
14247
Ryzen 7 4700U 13861
Core i5-1135G7
メモリDDR4-3200
13316
Ryzen 5 4500U 12126
Core i3-1115G4
メモリDDR4-3200
11487
Core i7-1065G7 11084
Ryzen 3 4300U 9800
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ASUS Zen AiO 24のストレージには、PCIe SSDを搭載しており、速度も十分です。

なお、Core i7-10700T搭載モデルのみ、ストレージ構成が512GB SSD + 1TB HDDのデュアルストレージとなります。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
PCIe Gen3 SSD 3500
2340
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

ASUS Zen AiO 24のゲームのベンチマークスコアについてはこちらをご覧ください。

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。

Adobe Photoshop CCによる各種処理時間

ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除)は、AI処理が速いGeForce RTX 30シリーズを搭載していないと時間がかかってしまうため、この処理に時間がかかるのは仕方がないとして、それ以外は、比較的短い時間で処理が終わっています。趣味レベルであれば、問題なく使用できそうです。

  処理時間
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) 約3秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) 約3分11秒
ニューラルフィルター(スタイルの適用) 約7秒
コンテンツに応じた塗りつぶし 約4秒
被写体を選択 約3秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

CINBENCH R23での高いスコアの割には、書き出しに時間がかかりました。Lightroom Classic CCによるRAW現像を行うのであれば、Core i7-10700T搭載モデルの方がいいかもしれません。

Core i9-10980HK
32GBメモリ
68秒
Core i7-10875H
16GBメモリ
70秒
Core i7-11370H
16GBメモリ
72秒
Ryzen 9 5900HX
32GBメモリ
76秒
Core i9-9980HK
16GBメモリ
77秒 (MacBook Pro 16)
Core i7-10750H
16GBメモリ
80秒
Apple M1 (Rosetta 2)
16GBメモリ
80秒 (MacBook Pro 13 M1)
Ryzen 9 4900HS
16GBメモリ
87秒
Core i7-1165G7
16GBメモリ
89秒
Ryzen 7 4700U
16GBメモリ
91秒
Ryzen 5 4500U
32GBメモリ
91秒
Ryzen 7 4800H
16GBメモリ
94秒
Core i7-10710U
16GBメモリ
96秒
Ryzen 7 5700U
16GBメモリ
100秒
Core i7-10510U
16GBメモリ
109秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

4K動画の書き出しには、結構時間がかかりました。FHD動画の書き出しなら待てる範囲です。

4K動画の書き出し
Core i7-10750H
RTX 2060
4分51秒
Ryzen 9 5900HX
RTX 3080 16GB
4分55秒
Core i7-10870H
RTX 3070
5分15秒
Core i5-10300H
GTX 1650Ti
5分18秒
Core i7-10750H
GTX 1650
6分34秒
Core i9-9980HK
Radeon Pro 5500M
8分15秒 (MacBook Pro 16)
Core i5-10300H
GTX 1650
8分21秒
Apple M1 (Rosetta 2) 11分3秒 (MacBook Pro 13 M1)
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
14分12秒
Ryzen 7 5700U
Radeon Graphics
19分21秒
Core i5-1135G7
Intel Iris Xe
20分00秒
Ryzen 5 4500U
Radeon Graphics
22分53秒
Core i7-1065G7
Intel Iris Plus
27分23秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア
FHD動画の書き出し
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
4分6秒
Core i5-1135G7
Intel Iris Xe
4分41秒
Ryzen 7 4700U
Radeon Graphics
5分5秒
Ryzen 7 5700U
Radeon Graphics
5分18秒
Ryzen 5 4500U
Radeon Graphics
5分57秒
Ryzen 3 4300U
Radeon Graphics
6分44秒
Core i7-1065G7
Intel Iris Plus
7分41秒
※ FHD/30p動画(約10分)に対して、上と同様にして書き出したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPUの温度およびCPU電力の推移を確認します。

CPU電力は、25W前後をしばらくキープしますが、7分ほど経過した後、15W前後まで下がって、そのまま推移しています。CPU温度は、ほとんど70℃を超えることもなく、CPU電力が下がった後は、60℃台に収まっています。

CPUの温度については、全く心配することなく使用できると思います。

CPU電力
CPU温度

 

静音性のチェック

ASUS Zen AiO 24の動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時は、ファンが動作していないとほぼ無音です。エンコードのような高い負荷がかかっても、比較的低めの騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

消費電力のチェック

ASUS Zen AiO 24の消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。

液晶が大きいので消費電力はやや高いですが、ノートPC用プロセッサーを搭載しており、デスクトップPCとしては、低い消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

Zen AiO 24の外観のチェックです。

正面から見ると、アシンメトリー(非対称)なデザインが際立ち、おしゃれです。

 

背面です。特徴の部分でも紹介したように、背面もシンプルなデザインです。

 

ディスプレイの下部には、harman/kardonの認証を受けた、デュアル3Wスピーカーが配置されています。音質は比較的いいです。ノートPCを基準として10点満点で採点すると、6点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

 

92万画素と、標準的なウェブカメラを搭載しています。プライバシーシールドと呼ばれる、スライド式の物理シャッターを備えています。

 

インターフェイスは、背面と、左側面に配置されています。USB3.2 x2、USB2.0 x2、USB-C(データ転送のみに対応)、HDMI出力、HDMI入力、LANポートを備えています。SDなどのカードリーダーは備えていません。

 

液晶のチルト幅は、以下の通りです。

 

背面に、上向きの排気口が設けられています。

 

付属するワイヤレスキーボードです。

実測で、キーピッチは、横約19mm、縦約19mmです。キーストロークは約2.0mmでした。反発が強めで、押したときに、ストンと落ちる感覚をあまり感じません。打ちやすさは普通だと思います。

テンキーも付いています。

 

ASUS Zen AiO 24に付属のワイヤレスマウスです。普通の2ボタンマウスです。クリックボタンがやや硬いので、別のマウスを用意してもいいと思います。

 

本体、キーボード、マウスを配置すると、このような感じとなります。使用しないときは、本体のスタンド部分にキーボードを載せると、机がすっきりします。

 

ACアダプターの容量は90Wです。スクエアなACアダプターで、見える場所に置いてもよさそうなデザインです。

 

まとめ

以上が、ASUS Zen AiO 24のレビューです。

シンプルで、アシンメトリーなデザインが特徴となっている、スタイリッシュな液晶一体型PC(オールインワンPC)です。

設置面積が狭くても配置でき、机の上を有効活用できるのもポイントです。

今回試したのは、AMDの最新プロセッサーRyzen 7 5700Uを搭載したモデルです。ラップトップ用のプロセッサーではありますが、日常遣いから、ちょっと重めの作業まで、快適にこなせる十分なパワーを備えていました。

Core i7-10700T搭載モデルや、Core i3-10100T搭載モデルも選択できます。ライトな用途で使うなら、安いCore i3モデルでもいいでしょう。

広めの色域の液晶と、比較的音の良いスピーカーを活かして、ネット配信の動画を見たり、HDMI入力にゲーム機をつないで、ディスプレイとしても使用できたりと、エンタメ用のPCとしても適しています。

ノートPCの小さい画面では満足できない、でもデスクのスペースを取られるのは嫌だ、といった方におすすめの製品です。

 

単純に美しいオールインワンPC

ASUS Zen AiO 24

特徴

  • 最新AMD Ryzen 5000シリーズを選択可能
  • スタイリッシュなデザイン
  • 比較的色域が広めの23.8型 大画面液晶

こんなあなたに

  • 一人暮らしの部屋にスタイリッシュなPCを置きたい方
  • 狭い机でも、大画面でPCを使いたい方
  • 価格8万円台[税込]~
公式サイトはこちら

 

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