ASUS VivoBook Flip 14 TP412UA の特徴

更新日:2018年10月27日
CPU Core i3-8130U
メモリ 4GB
ストレージ 128GB SSD
液晶サイズ 14.0型
液晶種類 FHD 広視野角 光沢
質量 約1.6kg
バッテリー 約11.7時間
価格 69,500円(税別)

リーズナブルでも、色んなことができる守備範囲の広いPC

VivoBook Flip 14 TP412UAは、リーズナブルな価格の14型の2 in 1 PCです。

6万円台から購入できる安い製品ですが、Core i3、SSDを搭載し、ストレスなく動作するでしょう。メモリやストレージの容量はやや少なめなので、その点は妥協する必要がありますが、ライトな使い方をしていれば問題ないと思います。

2 in 1 PCであり、タッチパネルやペンが使えることで、子供も使いやすく、家族の共有PCとしても適していると思います。

質量は約1.6kgで、モバイルPCとしては軽量な部類ではありませんが、持ち運べる範囲ではあります。

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VivoBook Flip 14 TP412UAの特徴

エントリー向けの 2 in 1 PC

VivoBook Flip 14 TP412UAは、形状を変えることができる2 in 1 PCです。タッチパネルやペンにも対応し、様々なシーンで使うことができるでしょう。

価格が安くエントリー向けの2 in 1 PCと言えますが、Celeron、64GB eMMCといった最低限のスペックではなく、Core i3、128GB SSDの割と使えるスペックになっています。「2 in 1 PCが欲しいけど高い製品は購入できない。でも、あまりにも遅いPCは嫌だ」という方にちょうどいいと思います。

メモリ容量が4GBとやや少なめですが、Webブラウザ、Officeソフトなど、軽めのアプリを使う程度なら問題はないでしょう。ストレージも128GBと多くはありませんが、容量が不足する方は、SDカードやクラウドストレージなどで対応できます。逆にアプリや、ブラウザのタブをたくさん起動する方や、大容量ファイルを保存するような方には適しません。

色々なシーンで使える2 in 1 PC

 

ASUS Penは別売り

VivoBook Flip 14 TP412UAは、ASUS Pen(別売り)に対応しています。

ASUS Penは、1024段階の筆圧感知が可能です。傾き検知には未対応です。それほど、高いスペックではありませんので、精細な描画には向いていません。手書きでのメモやスケッチの用途に適しています。

 

OSはWindows 10 Home (Sモード)

VivoBook Flip 14 TP412UAのOSは、Windows 10 Home(Sモード)です。

Windows 10 Home(Sモード)とは、Windows 10 Homeの機能を制限されたモードのOSです。そのため、Microsoftストア経由でしかアプリをインストールできない、Edge以外のブラウザが使えない、Bingが検索エンジンとして固定されている、といった制限があります。このような制限により、高い安全性を確保するようになっています。主に、学生や会社での使用に適したモードです。

ただし、Sモードは比較的簡単に無償で解除することができます。解除することで、Microsoftストア以外のアプリも使用できるようになり、通常のWindows 10 HomeのPCとして使用できます。なお、このSモード解除は不可逆的な操作なので、再度Sモードに戻すことはできません。

知らずに購入すると、使いたいアプリがインストールできない!と慌てることがあるかもしれません。ご注意ください。

 

狭額ベゼルのディスプレイ

VivoBook Flip 14 TP412UAは、約9mmの狭額ベゼルのディスプレイを搭載しています。画面占有率は80%となっており、すっきりした見かけで、画面のサイズの割にコンパクトです。上部のベゼル幅も狭いため、Webカメラはディスプレイの下部についています。そのため、ラップトップ形状だと、下から見上げるような画像になります。

液晶は、広視野角のパネルを搭載しています。この価格帯のPCとしては十分な品質でしょう。

狭額ベゼルディスプレイ

 

インターフェイスの種類も多め

VivoBook Flip 14 TP412UAは、インターフェイスの種類も多めです。

USB 3.0、USB 2.0 x2、USB 3.1 Type-C、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック、HDMI出力、SDカードリーダーを備えています。

USBポートの数も十分ですし、スマホに搭載されることも増えてきたType-Cポートも備えています。HDMIポートも備えているので、外部ディスプレイや液晶テレビへ出力するときも、通常のHDMIケーブルが使用できます。

また、モバイル向けのPCでは最近減ってきた、フルサイズのSDカードも使用できます。SDカードの挿入時にどれほど飛び出すかがわかりませんが、大容量のSDカードを挿して、ストレージ容量の少なさをカバーできるかもしれません。

また、タッチパッドの右上には指紋センサーも備えており、セキュアかつ簡単にWindowsへのログインが可能です。

インターフェイス構成

 

安くても、アルミニウムボディ

VivoBook Flip 14 TP412UAは、派手さはありませんが、落ち着いたアルミニウムデザインのPCです。耐久性にも優れており、持ち運びにも適しています。

このヒンジの強度も高く、20,000回に及ぶ開閉試験をクリアしています。一日10回開け閉めしても、5年以上使用できる計算になります。

アルミニウムボディ

 

長寿命バッテリー

VivoBook Flip 14 TP412UAは、標準的なリチウムイオンバッテリーよりも3倍寿命が長いバッテリーを備えています。そのため、長期間使用してもバッテリーのへたりが少なく、長い期間使用することができます。

このバッテリーによる駆動時間は、約11.7時間となっており、特別長くはないものの、モバイルPCとしても十分使用できる程度です。また、ファストチャージテクノロジーに対応しており、49分で0%から60%までの充電が可能です。そのため、急に持ち出す必要があったり、途中で充電する必要がある場合でも、比較的短時間で充電できます。

 

ライバル機種との比較

最後に、同サイズのライバル機種との比較を行いました。比較対象は、HPのPavilion x360 14-cd0000と、デルのNew Inspiron 14 5000 2-in-1(5482)です。なお、価格は、税別価格に換算した価格を記しています。

3機種とも第8世代Core i3を搭載しているのですが、New Inspiron 14 5000 2-in-1 (5482)は、最新のWhiskey Lake-UシリーズのCore i3を搭載しており、性能が若干高いです(ただ、それほど大きな差はありません)。

VivoBook Flip 14 TP412UAは、3機種の中で最も軽量で、厚みも薄く、バッテリー駆動時間も長いです。わずかですが、価格も安いです。モビリティと価格を重視すると、VivoBook Flip 14 TP412UAはよい選択肢となります。

一方、ストレージ容量が大きいほうがよければPavilion x360 14-cd0000、処理性能とコスパを求めるならNew Inspiron 14 5000 2-in-1 (5482)という選択もできます。

3機種とも、それぞれの特徴があるので、重視するポイントに応じて選ぶとよいでしょう。

ライバル機種との比較
  [本製品]
VivoBook Flip 14
TP412UA
Pavilion x360
14-cd0000
New Inspiron 14
5000 2-in-1
(5482)
CPU Core i3-8130U Core i3-8145U
ストレージ 128GB SSD 256GB SSD 128GB SSD
メモリ 4GB 8GB
液晶サイズ 14.0型
液晶種類 FHD 広視野角 FHD IPS FHD IPS
質量 約1.6kg 約1.64kg 約1.75kg
サイズ[mm] 327x224.75
x17.6
324x225
x19.5-20
328x232.9
x19.95
バッテリー 約11.7時間 約9時間 不明 42WHr
価格(税別) 69,500円 82,800円 72,233円

 

まとめ

VivoBook Flip 14 TP412UAは、リーズナブルな価格の2 in 1 PCです。価格は安いですが、ほどほどのスペックになっており、軽い作業であればストレスなく動作すると思います。

品質の良い製品を望む方にとっては、物足りないスペックかもしれませんが、まずまずのスペックで安い2 in 1 PCが欲しい方には適していると思います。タッチパネルに対応していると子供も使いやすいので、「家族みんなで使える安いPCが1台欲しい」といった方にも、ちょうどいいのではないかと思います。

 

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VivoBook Flip 14 TP412UA

 

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