レノボ ThinkPad X1 Tablet 2017モデルの実機レビュー(3)

更新日:2017年6月24日
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  目次  

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。今回はCore i5搭載モデルで計測しています。

静音性のチェック

本機の動作音(静音性)のチェック結果です。

ファンレスですので、ほぼ動作音は聞こえませんが、負荷がかかるとジジジーといった音がやや聞こえます。


騒音値の計測結果
計測機器:リオン NL-42K、部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB

騒音値の計測結果

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

普通の温度です。ファンレスでも問題ないでしょう。


表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。

低負荷時は特に問題ありませんが、高い負荷をかけるとPC本体が熱くなります。ただし、膝に置いて使うときは、膝がタブレット部分に触れないため、熱く感じることはありません。


消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

低い消費電力です。


外観のチェック

ThinkPad X1 Tabletの外観のチェックです。

タブレット本体の外観

タブレットのみは普通の外観です。もう少し液晶ベゼルが狭いと、かっこよかったかなと思います。

 

背面です。

 

背面に凹凸はほぼありません。

 

スタンドを開き、自立させたときの画像です。

 

自立時の背面です。

 

下の角度まで傾けることが可能です。

 

スタンドは金属製であるため、テーブルの上に置いたまま本体を引きずると、テーブルに傷がつかないか心配になります。

 

スタンドを広げると、micro SDカードスロットとnanoSIMスロットがあります。

 

micro SDカード挿入後の画像です。

 

nano SIMカード挿入後の画像です。

 

右側面には、USB Type-C、USB3.0、Mini DisplayPortなどがあります。

 

左側面には、ヘッドホン、音量ボタンなどがあります。

 

上側面には、電源ボタンのみがあります。

 

下側面です。キーボードカバーやモジュールと接続するためのコネクタに、小さいインターフェースカバーがしてあります。

 

インターフェースカバーを取ったときの画像です。

 

タブレット + キーボードカバーの外観

タブレットに、キーボードカバーを接続してみます。

 

タブレットにキーボードカバーを接続したときの外観画像です。

 

キーボードカバーを閉じたときの画像です。タブレットにピッタリ合います。

 

レッドのカラーのキーボードカバーもあります。

タブレット + プロダクティビティーモジュールの外観

タブレットに、プロダクティビティーモジュールを接続してみます。

下図のレバーを引いて、"細長いカバー"を右へずらすと、このカバーが外れます。なお、このカバーは、上のようにキーボードのみを接続するときは外さなくても大丈夫です。

 

プロダクティビティーモジュールを接続します。2つのレバーを閉じて、外れないようにロックします。

 

丸みが帯びているため、カバンの中に入れるときはかさばりますが、持つときにホールドしやすいです。

 

プロダクティビティーモジュールを接続しても、スタンドを開いて自立させることが可能です。この点は良く出来ていると思います。

 

タブレットが傾く最大の角度です。モジュールを接続することで、より傾くようになります。

 

プロダクティビティーモジュールは、コネクタが露出していますが、ここにタブレットのコネクタに付いていたインターフェースカバーを付けることも出来ます。

タブレット + キーボードカバー + プロダクティビティーモジュールの外観

次に、プロダクティビティーモジュールを接続したまま、キーボードカバーを接続してみます。

上のコネクタにキーボードを接続するだけです。マグネットでくっ付くため簡単です。

 

下図のように、マグネットの部分を折りたたんで、キーボードを傾けることも可能です。

下図のように、もっと高い位置でキーボードを吸着させ、傾斜をつけることも可能です。

 

プロダクティビティーモジュールを装着することにより、画面の位置が少し高くなります。

 

プロダクティビティーモジュールを接続してキーボードを閉じても、タブレットにサイズがピッタリと合います。上手く出来ていると思います。

ACアダプター

ACアダプターの画像です。Power Delivery対応のUSB Type-Cポートで給電します。

まとめ

以上が、レノボ ThinkPad X1 Tabletのレビューでした。

タブレットとノートPCの中間に位置するような製品で、座っていても、立っていても、寝ころんでいても使いやすく、様々な場面で活用できることでしょう。ペンにも対応し、手書き文字入力も可能です。

アスペクト比が3:2の液晶を搭載している点も、他のノートPCにはない特徴です。

キーボードがやや打ちやすく、トラックポイントも搭載しています。キーボードカバーは、プロダクティビティーモジュールを付けていても、付いていなくも接続可能で、液晶を閉じたとき(液晶とキーボードカバーを重ねたとき)でもサイズがピッタリ合うので、よく出来ていると思います。

用途によって、モジュールを追加できるのもメリットです。バッテリー容量を増設したり、プロジェクター機能を付けたりすることが可能です。

ただし、キーボードカバーが接続されている状態で、タブレットのみをつかんで持ち上げると、キーボードカバーが外れてしまいます。また、閉じている状態からノートPCのような形状にするには、レバーを引いてスタンドを出して、キーボードカバーを開く必要があり、ノートパソコンと比べると操作が多くなります。このように、扱いがやや面倒に感じる部分もあります。

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メーカーサイト:レノボショッピング(ThinkPad X1 Tablet)