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東芝 dynabook Satellite B351/W2FC の実機レビュー

国内メーカー最安の15.6型ノート
dynabook Satellite B351は、デザインは簡素で、インターフェースも必要最小限ではありますが、44,800円から購入可能な15.6型ノートパソコンです。
国内メーカーの個人向け15.6型ノートの中では、おそらく最安のパソコンだと思います。海外メーカーではもっとコストパフォーマンスの高いパソコンはありますが、国内メーカーのPCがこの価格で提供されるのは珍しいです。
海外メーカーではなく、国内メーカー(東芝製)であることのメリットは、マニュアル類の豊富さ、無料の電話技術サポート、そして国産という安心感であると思います。
尚、海外メーカーの安価な15.6型ノートは、「5万円ホームノートPCの比較」をご覧ください。
たまに、ネットやメールをする程度の方であれば十分なPCです。
目次
1 dynabook Satellite B351/W2FC の基本スペック | 2 特徴1 - 高いコストパフォーマンス |
3 特徴2 - 豊富な電子マニュアル | 4 液晶ディスプレイのチェック |
5 キーボードとタッチパッドのチェック | 6 総合ベンチマーク |
7 動画のエンコード時間のチェック | 8 バッテリ駆動時間のチェック |
9 静音性のチェック | 10 パーツの温度のチェック |
11 表面温度のチェック | 12 消費電力のチェック |
13 外観のチェック | 14 まとめ |
dynabook Satellite B351/W2FC の基本スペック
dynabook Satellite B351/W2FCの基本スペックをチェックします。※東芝ダイレクトの2011年夏モデルの情報です。
CPU Pentium B940を搭載しています。 |
グラフィックカード CPU内蔵(インテル HD グラフィックス 3000)です。 |
液晶ディスプレイ |
メモリ PC3-10600の2GB(デュアルチャネル)です。 |
ハードディスク 5400rpmの320GBです。中身は、東芝製MK3275GSXでした。 |
SSD SSDの搭載はできません。 |
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブを搭載しています。中身はTS-L633F。 |
特徴1 - 高いコストパフォーマンス
dynabook Satellite B351は、非常にコストパフォーマンスの高いPCです。
国内メーカーの15.6型ノートPCとしては、最も安いのではないかと思います。
本機は、Pentium B940というやや低スペックなCPUを搭載しています。シリーズ名はB351/W2FCという名前になっています。dynabook Satellite B351にはこの他にも、Core i3-2310MやCore i5-2410Mを搭載したシリーズがあります。下記に一部を掲載したのでご覧ください。尚、下記価格は、クーポン適用後の価格です。
※ 海外メーカーならば、もっとコストパフォーマンスの高いPCが存在します。詳細は、5万円ホームノートパソコンの比較をご覧ください。
シリーズ名 | 本機 B351/W2FC |
B351/W2FC | B351/W2JC | B351/W2MC |
---|---|---|---|---|
型番 | PB3512FCSGBW | PB3512FCSTBW | PB3512JCSGBW | PB3512MCSGBW |
CPU | Pentium B940 | Pentium B940 | Core i3-2310M | Core i5-2410M |
メモリ | 2GB | 2GB | 4GB | 4GB |
ハードディスク | 320GB (5400rpm) | 320GB (5400rpm) | 320GB (5400rpm) | 320GB (5400rpm) |
Microsoft Office | なし | あり(Personal) | なし | なし |
価格 | 44,800円 | 59,800円 | 56,800円 | 63,800円 |
特徴2 - 豊富な電子マニュアル
海外メーカーなら、もっとコストパフォーマンスの高いPCは存在しますが、本機の強みは国内メーカーでマニュアルがしっかりしているという点です。
製品段ボールの中には、PCの配線方法や、問い合わせ先の電話番号が書かれたマニュアルが同梱されています。
パソコンを起動すると、やりたいことからソフトを検索できる「おたすけナビ」や、Office製品等の使い方を動画で学べる「動画で学ぶシリーズ」などがインストールされています。
パソコンに詳しい人は必要のないマニュアル類かもしれませんが、あまりパソコンに詳しくない人や、はじめてOffice 2010を使う人などには良いと思います。
数年前、富士通とNEC、SONYは、技術的な質問の電話サポートについて、2年目以降を有料化しました。一方、東芝は未だに2 年目以降も無料です。一般的に、有料の場合、電話がつながりやすく手厚いサポートを受けられるというメリットがあるため、どちらが良いとは言えませんが、東芝は無料を選択しているようです。
液晶ディスプレイのチェック
dynabook Satellite B351/W2FCは、15.6型(1366x768)の光沢液晶を搭載しています。光沢なので周りの物が画面に映り込みます。ギラツキはありません。視野角は良くないです(一般的なノートPCと同程度)。
色域は普通。ギラツキはなし。
視野角は良くないです。
キーボードおよびタッチパッドのチェック
dynabook Satellite B351/W2FCのキーボードのチェックです。
キーピッチは実測で縦19mm、横19mmと広めです。キーとキーの隙間が狭く、キートップがフラットであるため、隣のキーを間違って押してしまいやすいと感じましたが、キーピッチが広いおかげで、そうでもないです。
ただ、ENTERキーとBACKSPACEキーが小さい点が気になります。東芝は海外でも多く売られているので、USキーボードをメインに作り、日本語キーボードは、キーが多いため一部のキーが狭くなったのかもしれません(ただの推測です)。
キーピッチは実測で横19mm×縦19mm。ENTER、BACKSPACEキーが小さい。
キーの指が触れる部分はフラット。キーとキーの隙間は狭い。
タッチパッド部分はツルツルです。標準的な操作性です。クリックボタンの押し心地も普通です。
タッチパッド、クリックボタンの操作性は普通。
総合ベンチマーク
dynabook Satellite B351/W2FCの総合ベンチマーク結果を掲載します。
エントリー向けのCPU「Pentium B940」であるため、CPUのスコアは高くはありません。メモリは2GB(1枚挿し)であるため、スコアは低めです。
Windows エクスペリエンスインデックス
PassMark Performance Test 7.0
3DMark06(1.2.0 1901)
動画のエンコード時間のチェック
ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5
Pentium B940搭載のdynabook Satellite B351/W2FCについて、動画のエンコード時間をチェックしました。エンコードソフトは、ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5 です。
テストの結果は、x264でエンコードしたときは1時間02分59秒でした。非常に遅いです。
尚、Pentium B940はクイック・シンク・ビデオに対応していないため、このテストは実施していません。
エンコード方法 | エンコード時間 |
---|---|
x264でエンコード | 1時間02分59秒 |
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換
バッテリ駆動時間のチェック
実測で4時間12分のバッテリ駆動
dv6-6000のバッテリ駆動時間を実測した結果、1時間25分でした。
バッテリ駆動時間は短いです。ピークシフトにも使いづらいです。
尚、テストでは、ハードディスクに保存した動画(DVD相当の画質)を再生させた後、バッテリ駆動状態にし、スリープになるまでの時間を計測しました。尚、画面の輝度は中間にしています。
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