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dynabook AZ25/F、AZ45/F、AZ65/Fの実機レビュー

CPU | Celeron 3865U 第7世代Core (U) 第8世代Core (U) |
---|---|
メモリ | 4 ~ 16GB |
ストレージ | HDD / SSD / SSHD |
液晶サイズ | 15.6型 |
液晶種類 | HD 非光沢 フルHD 光沢 広視野角 |
質量 | 2.4kg |
バッテリー | 約7.0時間~ |
価格 | 4万円台~(税別) |
dynabook AZ25/F、AZ45/F、AZ65/Fは、2018年春に発売された型落ちのノートパソコンです。
なぜ今頃レビューするかと言うと、シークレットサイトで格安で販売されているためです。
最低価格は4万円台となっており、国内で知名度抜群のNEC、富士通、Dynabook(旧東芝)の3大メーカーの中では、非常に安く購入できます。
Core i5-8250U、8GBメモリ、フルHD液晶、256GB SSDといったおすすめの構成でも9万円台です。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。
レビュー機の構成
Core i7-8550U、8GBメモリ、512GB SSD
目次
お忙しい方は、「dynabook AZ25/F、AZ45/F、AZ65/F」のみお読みください。
dynabook AZ25/F、AZ45/F、AZ65/Fの特徴
型落ちのため有名メーカーのPCが4万円台~
国内で有名なパソコンメーカーと言えば、NEC、富士通、Dynabook(旧東芝)ではないかと思いますが、PC初心者の方やご年配の方など、これらのメーカーから製品を選びたいという方も多いと思います。本製品は、この3大メーカーの中で価格が非常に安くなっています。
Dynabookのノートパソコンが、3大メーカーの中で元々安いというのもありますが、本製品は型落ちのモデルとなっており、さらに特定のサイトからしかアクセスできないシークレットサイトで販売されていることもあり、激安の価格となっています。
最も安いAZ25/Fなら4万円台で販売されており、Core i5、フルHD液晶、SSHDといった構成でも8万円台です(いずれも税込み)。
なお、シークレットサイトは下のページとなります(Dynabookが運営)。
このページをご覧の方だけに
当サイト経由で以下のDynabookシークレットサイトへアクセスすると、パソコンが割引価格で購入できます。Dynabook製品をご購入の際は、是非ご活用下さい。
AZ25/F と AZ45/F と AZ65/F の違い
dynabook AZ25/F と AZ45/F と AZ65/F はボディは同じですが、スペックが下表の通りになっています。液晶については、AZ65/Fの一部のモデルのみ広めの色域の液晶を搭載しています。液晶にこだわるなら、このAZ65/Fがいいと思います。「液晶のチェック」の項目で、広めの色域の液晶の型番を掲載します。
AZ25/F | AZ45/F | AZ65/F | |
CPU | Celeron 3865U | Core i5-8250U Core i3-8130U Core i3-7130U |
Core i7-8550U Core i7-7500U |
液晶 | HD / フルHD | HD / フルHD | フルHD / 高色純度フルHD |
メモリ | 4GB | 4GB / 8GB | 8GB / 16GB |
ストレージ | HDD | HDD / SSD / SSHD |
SSD / SSHD |
光学ドライブ | DVD | DVD / BD | DVD / BD |
筆者としては、下のようなスペックのモデルがおすすめです。いずれもOfficeなしモデルなら8万円前後、Officeありモデルでも11万円前後で販売されています。
おすすめスペック
AZ65/F(Core i7-8550U、フルHD液晶、8GBメモリ、SSD)
AZ45/F(Core i5-8250U、フルHD、8GBメモリ、SSHD)
4つのカラーラインナップ
カラーラインナップは次の4つです。サテンゴールドの人気が高いようです。ブラックは無難な色ですが指紋が目立ちます。リュクスホワイトは指紋は目立ちませんが、もしかすると経年劣化でやや黄ばんでくる可能性があります。

しっかりしたマニュアル類
dynabook AZ25/F、AZ45/F、AZ65/Fは、海外メーカーとは違い、マニュアル類がしっかりしています。はじめてPCを購入する方や、PCにあまり詳しくない方でも安心でしょう。


光学ドライブも搭載
最近は光学ドライブを搭載したノートパソコンが減ってきましたが、本製品はDVDスーパーマルチドライブまたはブルーレイドライブが搭載されています。レンタル店でCDやDVDを借りてきたときや、撮影した動画をブルーレイなどへ保存したいときに便利でしょう。

AZ15/F、AZ35/F、AZ55/Fとはボディが異なるので注意
本製品と似たような製品として、AZ15/F、AZ35/F、AZ55/Fがありますが、これらの機種とはボディが異なるのでご注意下さい。AZ15/F、AZ35/F、AZ55/Fはつや消しの地味なボディで、液晶は非光沢となります。

※上図は、後継モデルのAZ55/G
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
dynabook AZ25/F、AZ45/F、AZ65/Fは、次の液晶を選択できます。
選択できる液晶ディスプレイ
(1) フルHD 光沢 高輝度・高色純度・広視野角(AZ65/Fの一部)
(2) フルHD 光沢 広視野角(AZ25/F、AZ45/F、AZ65/F)
(3) HD 非光沢(AZ25/F、AZ45/F)
以下、各液晶の特性について解説していきます。
フルHD 光沢 高輝度・高色純度・広視野角
「フルHD 光沢 高輝度・高色純度・広視野角」の液晶は、AZ65/Fの一部のモデルのみ搭載しており、特に色域(色の表現できる幅)が広い点が特徴です。色がより鮮やかに見えるため、画像などが見やすくおすすめです。
最大輝度は、当サイトの計測で、244cd/m2でした。高輝度と謳ってはいますが、それほど高い輝度ではありません。普通です。
下図のように視野角も広いです。

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。やや青色が強く発色していることが分かります。

色域は、当サイトの計測ではsRGBカバー率は89.6%でした。

画素形状です。ギラつきはほぼ感じません。

光沢液晶ですので、画面への映り込みがあります。

フリッカーも発生していません。

※カメラのシャッタースピードを1/800秒にして撮影したときの画面
「フルHD 光沢 高輝度・高色純度・広視野角」の液晶を搭載している型番は次のようになります。これ以外の型番のAZ65/Fは、次の「フルHD 光沢 広視野角」 液晶となり、色域が狭くなるのでご注意下さい。
PAZ65FW-BNP / PAZ65FW-BJP / PAZ65FW-BEP /
PAZ65FW-BNJ / PAZ65FW-BEJ / PAZ65FB-BNP /
PAZ65FB-BJP / PAZ65FB-BEP / PAZ65FB-BNJ /
PAZ65FB-BEJ / PAZ65FR-BNP / PAZ65FR-BJP /
PAZ65FR-BEP / PAZ65FR-BNJ / PAZ65FR-BEJ /
PAZ65FG-BNM / PAZ65FG-BJM / PAZ65FG-BEM /
PAZ65FG-BNN / PAZ65FG-BJN / PAZ65FG-BEN /
PAZ65FG-BNP / PAZ65FG-BJP / PAZ65FG-BEP /
PAZ65FG-BNA / PAZ65FG-BJA / PAZ65FG-BNB /
PAZ65FG-BJB / PAZ65FG-BNC / PAZ65FG-BJC /
PAZ65FG-BND / PAZ65FG-BJD / PAZ65FG-BNH /
PAZ65FG-BJH / PAZ65FG-BEH / PAZ65FG-BNJ /
PAZ65FG-BJJ / PAZ65FG-BEJ / PAZ65FG-BNK /
PAZ65FG-BJK / PAZ65FG-BEK / PAZ65FG-BNL /
PAZ65FG-BJL / PAZ65FG-BEL / PAZ65FG-BEQ /
PAZ65FG-BER
フルHD 光沢 広視野角
「フルHD 光沢 広視野角」の液晶は、上の液晶よりも色域が狭くなるので、色が鮮やかではなくなり、全体的に薄い色に感じると思います。ただ、視野角は広いので、四隅の色合いが変わることなく、比較的見やすいです。
以下の色域は、旧モデルのAZ45/Gで計測したものですが、ほぼ同じだと思われます。

HD 非光沢
「HD 非光沢」液晶は、下図のよう視野角が悪くなります(斜めからみると見づらくなります)。正面から見ても、画面の四隅の色がやや薄く感じるかもしれません。またHD(1366x768)の解像度しかないので、フルHD(1920x1080)の液晶と比べると、表示領域が狭くなります。

ただし、非光沢液晶ですので、画面への映り込みが低減されます。

キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーピッチは19x19mm、キーストロークは約1.5mmです。ただし、「@」や「*」など一部のキーピッチは狭くなっています。キートップはやや凹んでいて指のフィット感は悪くないです。底つきの衝撃はそれほどありません。普通に打てるキーボードだと思います。
サテンゴールドの場合、パームレストに付いた指紋などが目立ちにくいです。


タッチパッドの操作感は普通です。

パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
CPU
dynabook AZ25/F、AZ45/F、AZ65/Fは、下のグラフの緑色のバーのCPUを選択できます。
今回、Core i7-8550UのCPUを搭載していますが、当サイトの計測では、他の同CPUを搭載したノートPCよりベンチマークスコアが低めでした。他のCPUを選択したとき(特に高い性能のCPUを選んだとき)も、やや低めのベンチマークスコアになるかもしれません。
~ CINEBENCH R15 マルチコア ~
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
ストレージ
ストレージは、HDD、SATA SSDおよび、下のグラフには書かれていませんが、SSHDを選択することが可能です。SSHDは、HDDに高速なSSDキャッシュを搭載している製品で、よく使うデータをSSDキャッシュに保存しておくことで、一部の読み込みが速くなります。具体的にはOSやアプリの起動が速くなりやすいです。ただ、SSDキャッシュ自体はそれほど容量は大きくなく、SSDキャッシュにデータが無ければHDDと変わらない速度なので、過度な期待は禁物です。可能な限りSSDの搭載をおすすめしますが、予算がなければSSHDで妥協してもいいと思います。
~ CrystalDiskMark Seq Q32T1 Read [MB/s] ~
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です
レビュー機で計測したベンチマーク
以下、レビュー機で計測したベンチマーク結果を掲載します。


エンコード時間 | |
x265でエンコード (※1) | 32分44秒 |
QSVでエンコード (※2) | 3分48秒 |
NVENCでエンコード (※3) | ― |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 Intel CPU内蔵のハードウェアエンコーダー(Intel Media SDK)
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー


バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー駆動時間のチェックです。
バッテリー容量は、当サイトによるチェックでは44.5Whでした。普通の容量です。
当サイトで計測したバッテリー駆動時間は次のようになります。まずまずの駆動時間だと思います。
バッテリー駆動時間 | |
(1) JEITA2.0測定方法 ※1 | 約7.0時間~ |
(2) 動画再生時 ※2 | 6時間42分 |
(3) PCMark 8 Work テスト ※3 | 4時間50分 |
※1 メーカー公表値
※2 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※3 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。
静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
アイドル時もわずかに音が聞こえますが、高負荷時の騒音値は低めです。

部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:動画再生時(解像度:720x480で実行)
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
普通の温度です。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。
今回、SSDを搭載しているので、低めの温度です。ただし、SSHDを搭載した旧モデルで計測したとき、右パームレストが熱くなりました。このモデルもボディやパーツの配置は変わっていないため、SSHDを搭載すると右パームレストが熱くなると思います。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。
やや低めの消費電力です。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
dynabook AZ25/F、AZ45/F、AZ65/Fの外観写真を掲載します。
今回はサテンゴールドのカラーです。
サテンゴールドは、液晶ベゼルがホワイトで、パームレストはゴールドになっています。上品でゴージャス感があり、女性にもウケが良さそうなカラーです。リビングにも合うと思います。
パームレストの部分は光沢感がありますが、ゴールドのカラーであれば指紋も目立ちません。

天板です。

スピーカーは底面に配置されています。音質は普通ですが、音量を上げると音割れを感じます。勝手に点数をつけると、10点満点で5点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

液晶が傾く最大の角度です。

インターフェースは、次の通りです。USB端子の数は豊富ですが、USB Type-Cポートはありません。光学ドライブを搭載している点は嬉しいです。

底面です。

中央のカバーを空けると、メモリが交換できるようになっています。

ACアダプターは45Wで、小型です。

次に、旧モデルではありますが、モデナレッドの外観を掲載します。
パームレスト部分は光沢感があるレッドで、液晶ベゼルはブラックのカラーとなっています。レッドのカラーは、やや濃い赤色です。モデナレッドの場合、サテンゴールドよりも、やや指紋が目立ちます。



まとめ
以上が、dynabook AZ25/F、AZ45/F、AZ65/Fのレビューです。
NEC、富士通、Dynabook(旧東芝)の3大メーカーの中では、最も価格の安い製品です。
Celeron 3865U、4GBメモリ、HD液晶、500GB HDDといった最低限使えるスペックであれば4万円台から購入可能です。
Core i5-8250U、8GBメモリ、フルHD液晶、256GB SSDといったおすすめの構成でも9万円台です。
マニュアル類も豊富で、サポートもしっかりしており、PC初心者でも安心して購入できると思います。
注意点としては、液晶が3種類あるので、間違えないようにご購入下さい。
また、AZ15/F、AZ35/F、AZ55/Fとは、ボディなど全然異なる機種になりますので、こちらも間違えないようにご注意下さい。
3大メーカーの中では最安のノートPC
dynabook AZ25/F、AZ45/F、AZ65/F

特徴
- 3大メーカーの中では安い
- AZ65/Fの一部のモデルなら液晶の色域も広め
- 4種類のカラーラインナップ
こんなあなたに
- PC初心者の方
- 有名メーカーで安いPCが欲しい方
- 価格4万円台(税別)~
- the比較限定キャンペーン最大5,000円OFF
- 一言安心感あり
このページをご覧の方だけに
当サイト経由で以下のDynabookシークレットサイトへアクセスすると、パソコンが割引価格で購入できます。Dynabook製品をご購入の際は、是非ご活用下さい。

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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