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東芝 dynabook AZ55/Gの実機レビュー

CPU | Core i7-8550U |
---|---|
メモリ | 8GB |
ストレージ | HDD / SSD |
液晶サイズ | 15.6型 |
液晶種類 | FHD 非光沢 |
光学D | DVDスーパーマルチ |
質量 | 2.4kg |
価格 | 8万円台(税別)~ |
東芝 dynabook AZ55/Gは、デザインは地味だけど、コスパは高い15.6型ノートPCです。
第8世代インテルCPUのCore i7-8550Uを搭載し、SSDも搭載できて10万円を切る価格で、コストパフォーマンスは高いです。
液晶も、広視野角・広色域の非光沢液晶を搭載しており見やすいです。
マニュアル類もしっかりしているので、初心者にもおすすめです。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core i7-8550U、8GBメモリ、256GB SSD
目次
お忙しい方は、「dynabook AZ55/Gの特徴」のみお読みください。
dynabook AZ55/Gの特徴
実用的なスペック
dynabook AZ55/Gは、外見は地味です。
ですが、第8世代のCore i7にSSDを搭載し処理性能は必要十分で、液晶も広視野角・広色域の非光沢で見やすく、実用的なスペックになっていると思います。一般的な用途なら困ることはないでしょう。
なお、ストレージにHDDを搭載したモデルもありますが、容量面で問題なければ、可能な限りSSDの搭載をおすすめします。体感速度がまるで違います。

実用的なスペック
高いコストパフォーマンス
dynabook AZ55/Gは、コストパフォーマンスも高いです。
一般価格は下図のように高いですが、会員になると、半額近い値引きがあり、Officeなし/256GB SSDのモデルでも10万円をきります。
なお、会員には無料で入れるので、ご購入を検討される場合は、一度会員になって価格を確認してみると良いでしょう。

価格
初心者にも安心の充実したマニュアル
dynabook AZ55/Gは、国内メーカーの製品だけに、マニュアル類がしっかりしています。
海外メーカーのPCは、マニュアルがほぼ無かったり、全PC共通のマニュアルであったりするケースが多いですが、本製品は製品にあった紙のマニュアルが付属してきます。
また、電子マニュアル(PCの画面で見るマニュアル)も見やすくて、PC初心者に役に立ちます。

充実のマニュアル

見やすい電子マニュアル
液晶ディスプレイのチェック
dynabook AZ55/Gの液晶ディスプレイのチェックです。
見やすい液晶だと思います。
液晶型番は不明です。
視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。どの色もほぼ直線的で、自然な発色であることが分かります。


色域もノートパソコンとしては広いです。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
画素形状は下図の通りです。ギラつきは感じません。

画素の拡大図
非光沢液晶であるため、映り込みが低減されています。

画面への映り込み
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
キーピッチは19x19mm、キーストロークは約1.5mmです。キートップはほぼフラットで、底付きの衝撃はやや低減されています。気になるのは、キーとキーの隙間がほとんどないことで、これにより誤って隣のキーを押してしまうことがあります。
また、個人的に気になるのは「Prt Sc」キーを押すときにFnキーも一緒に押さなくてはならないことです。画面をキャプチャすることが多い人は面倒に感じると思います。
タッチパッドの指の動かしやすさは普通です。クリックボタンは独立していますが、やや固め(押すときに力が必要)で、クリック音もやや大きいです。
パフォーマンスのチェック
dynabook AZ55/Gのパフォーマンスのチェックです。
CPU
第8世代インテルCoreプロセッサーのCore i7-8550Uを搭載しており、十分な処理性能です。

CPU性能の目安
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません
ストレージ
ストレージは、SATA SSDとHDDが選択可能です。できればSSDの搭載をおすすめします。

ストレージ性能の目安
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません
本製品で計測したベンチマーク
以下、実機で計測したベンチマークスコアを掲載します。
わずかですが、他のCore i7-8550Uを搭載したノートPCに比べてスコアが低めです。
(CPU性能の評価)

Core i7-8550U
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
Core i7-8550U | |
---|---|
x265でエンコード (※1) | 31分43秒 |
NVENCでエンコード (※2) | ― |
QSVでエンコード (※3) | 4分16秒 |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
(ストレージの評価)

256GB SATA SSD
(SDカードスロットの評価)

SDカード(UHS-Ⅰ対応カード)
エンコード中のCPUクロックです。他のCore i7-8550U搭載PCよりも、わずかにクロックが低めに推移しています。その分、(後述しますが)CPU温度が高くなりすぎることなく推移します。

エンコード時のCPUクロック
以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。
静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。うるさいと図書館や講義室などで使うときに、周りの人の迷惑になります。
アイドル時でも動作音が少し聞こえます。ただし、高負荷時の騒音値は他のノートPCよりも低めです。


参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
20dB |
ほぼ無音 |
21~25dB |
PCに近づかないと音が聞こえないレベル |
26~30dB | PCから少し離れても音が聞こえるレベル |
31~35dB | 静かな扇風機くらいの音 |
36~40dB | PCの近くにいると、ややうるさく感じるレベル |
41~45dB | 風量を上げた扇風機くらいの音。一般的なデスクトップPC音 |
46~50dB | 一般的なエアコン音くらい。うるさい |
50dB以上 | エアコンをハイパワー運転にしたような音。とてもうるさい |
パーツの温度のチェック
温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
普通の温度です。


エンコード時の温度の詳細
エンコード時のCPU温度の詳細です。70℃台で推移しており、問題ない温度です。

エンコード中のCPU温度
表面温度のチェック
表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。
高い負荷をかけるとEnterキー周りの温度が熱くなります。ただし、常時手が触れているパームレストは低い温度であるため、それほど不快感はないです。


消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。
低めの消費電力です。


外観のチェック
外観のチェックです。
プラスチック感のあるシンプルなボディです。
天板は、目立つヘアライン加工が施されています。もう少し目立たないようにしたほうが個人的には好みでした。
パームレストにも強めのヘアラインが入っています。
スピーカーはキーボード上部に配置されています。音質はあまりよくなく最大音量も低いです。勝手に点数をつけると、10点満点で3点の音質です(普通が5点で、筆者の独断の評価です)。
液晶が開く最大の角度です。
インターフェースです。USB Type-Cポートはありません。
底面です。
底面の小さなカバーを外すとメモリが見えます。メモリは2スロットあり、換装しやすいです。
ACアダプターは45Wの容量です。サイズは小さく、質量も軽いです。ケーブルも細くて持ち運びに便利です。
まとめ
以上が、dynabook AZ55/Gのレビューです。
ビジネス用PCのような地味なデザインのPCですが、処理性能は高く、液晶も見やすいです。
CPUには第8世代のCore i7-8550Uを搭載し、SSDも選択可能です。
このスペックで、10万円を切る価格で購入することができ、コストパフォーマンスは高いと思います。
レノボやデルと違いマニュアルもしっかりしており初心者でも購入しやすいでしょう。
ただし、スピーカーの音質は悪いのでここは妥協しましょう。また、キーボードもそこまで打ちやすくはないです。もう少しキーとキーの間が離れていればよかったなと思います。
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