※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

サイコム G-Master Axilus NEO H670/D4の実機レビュー

更新日:
CPU Core i5 12400
~ Core i9 12900K
CPUクーラー 空冷式/水冷式
GPU 非搭載
~ GeForce RTX 3090
メモリ DDR4-3200
8GB ~128GB
OS Windows 10 / 11
価格 標準構成:20万円台
見た目もコスパも優れたゲーミングPC

サイコム G-Master Axilus NEOシリーズは、見た目も良く、コスパも高いゲーミングPCです。

見た目だけでなく、CPUクーラーからマザーボード、グラフィックスに至るまで厳選されたパーツが標準で搭載されており、冷却性と静音性にも優れています。

売上の5%は赤い羽根福祉基金に寄付されるため、微力ながらも社会貢献に繋がります。

後継機種はこちら

 

レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は次の構成でレビューをしています。なお、ベンチマークについては、GeForce RTX 3070 Tiのグラフィックカードを増設してテストしました。

レビュー機の構成
OS Windows 11 Home
CPU Intel Core i5-12500
ケース NZXT CA-H510I White
マザーボード ASUS PRIME H670-PLUS D4 [Intel H670 chipset]
CPUクーラー Noctua NH-U12S redux [空冷]
メモリ Crucial DDR4-3200 16GB(8GB×2)
グラフィックス なし
ストレージ1 Crucial P5 Plus 1TB SSD [PCIe Gen4 NVMe]
電源 SilverStone SST-ET650-HG [650W 80PLUS Gold]
合計(税込) 122,520円

 

目次

お忙しい方は、「サイコム G-Master Axilus NEOの特徴」のみお読みください。

 

サイコム G-Master Axilus NEO の特徴

真っ白な見た目がかっこいい

サイコム G-Master Axilus NEOシリーズは、標準でNZXT H510I Whiteケースを採用しています。全面フラットのシンプルで落ち着いた雰囲気のあるデザインで、内部の見える強化ガラスが特徴的なケースです。白いグラフィックカードがよく似合います。

なお、オプションで、ブラックのカラーのPCケースも選択できます。

ケースサイズは、通常のミドルタワーよりもやや小さく、デスク上に置いても圧迫感がなく、省スペースにも設置できるサイズとなっています。

NZXT H510Iケースのメーカーサイトはこちら
サイコム Premium-Line Z690FD/D5と比較

 

冷却性能が高い

G-Master Axilus NEOは、コンパクトミドルタワーで、ファンが隠れるような見た目重視のケースデザインながらも、内部は広く、右サイドパネルと底面から吸気を行うことによって、冷却性能も高めています。

右サイドパネルと底面から吸気でエアフローを高めている

 

CPUクーラーは標準でNoctua製!水冷式も選択可能

CPUクーラーには、定評のあるNoctua製「NH-U12S redux」の空冷クーラーが、標準で搭載されています。通常のNoctuaのエントリー版といったクーラーですが、Noctuaの茶色いデザインが嫌な方は、こちらもいいと思います。また、通常のNoctua製クーラーや、水冷式クーラーも選択することが出来ます。

Noctuaの「NH-U12S redux」を標準搭載
水冷式クーラーも選択可能

 

パーツはメーカーを指定できる

ドスパラやマウスコンピューターのようなメーカーだと、マザーボードや、電源、グラボなどは、型番まで指定して選ぶことが出来ませんが、サイコムであれば、これらのパーツの型番を指定して選べます。好みのメーカーを選んだり、信頼性のあるパーツを選んだり、好きなようにカスタマイズすることができます。PCパーツに詳しい方は嬉しいのではないかと思います。

マザーボードの選択肢例
電源ユニットの選択肢例

 

エレガントに彩る内部のLED

G-Master Axilus NEOシリーズでは、下記の画像のように標準で内部にLEDが搭載されており、間接照明のようで、高級感を際立たせています。

また、このLEDの色や明るさ、ファンのスピードなどは、NZXTのWebサイトからダウンロードできる「CAM」ソフトから管理することができます。

LED
LEDとファンはCAMソフトで管理

 

売上の5%が赤い羽根福祉基金に寄付される

サイコムではG-Master Axilus NEOシリーズの売上の5%を「支える人を支えよう!赤い羽根 新型コロナ感染下の福祉活動応援 全国キャンペーン」に寄付しています。

ゲーミングPCを購入することで、微力ながら新型コロナウイルス感染症の影響で生活に困窮している方に支援できるのは素晴らしい運動だと思います。

G-Master Axilus NEOを購入して社会貢献

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。今回の構成ではミドルクラスとなるCore i5-12500を搭載しています。なお、デフォルトのPL1設定は65Wとなっており、CINEBENCH R23以外は、PL1=65Wで計測しています。CINEBENCH R23のみは、PL1が65Wのときと100Wにしたときとで計測しています。 

PL1の値はUEFI画面の詳細設定から変更できる

 

CPU

G-Master Axilus NEO H670/D4のCPUには、第12世代Coreプロセッサーが選べます。今回は、Core i5-12500を搭載しています。Core i5-12500は、最新のCPUにしては2万円台と安価な割に、シングルコアは、旧世代のCore i9-11900K以上のスコアが出ており、マルチコアに関しても、Core i7-11700Kに迫るスコアが出ています。コスパは非常に高く、エントリークラスからミドルクラスのPCに最適なプロセッサーだと思います。

ただし、Core i5-12500は、PコアとEコアの2種類が搭載されているわけではありません。PコアとEコアを搭載したCPUは、Core i5-12600K以上の第12世代インテルCoreプロセッサーとなります。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i5-12500
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-12900K 26530 [PL1:241W]
23108 [PL1:125W]
Ryzen 9 5950X 25000
Core i7-12700K 22792 [PL1:190W]
Ryzen 9 5900X 20251
Core i5-12600K 約17500
Ryzen 7 5800X 15646
Core i9-11900K 15513
Core i9-10900K 14483
Core i7-11700K 12958
Core i5-12500 12670 [PL1:100W]
11608 [PL1:65W]
Ryzen 7 3700X 12273
Core i5-12400 12164 [PL1:100W]
11505 [PL1:65W]
Core i5-11600K 11277
Ryzen 5 3600 9412
Core i7-10700 9041
Core i5-11400 8025
Core i5-10400 7787
Ryzen 5 3500 6421
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-12900K 2022 [PL1:241W]
2003 [PL1:125W]
Core i7-12700K 1947 [PL1:190W]
Core i5-12600K 約1850
Core i5-12500 1803 [PL1:100W]
1800 [PL1:65W]
Core i5-12400 1715 [PL1:100W]
1715 [PL1:65W]
Core i9-11900K 1672
Ryzen 9 5950X 1650
Ryzen 9 5900X 1611
Ryzen 7 5800X 1604
Core i7-11700K 1564
Core i5-11600K 1564
Core i5-11400 1398
Core i9-10900K 1359
Ryzen 7 3700X 1276
Ryzen 5 3600 1253
Core i7-10700 1244
Ryzen 5 3500 1183
Core i5-10400 1144
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

グラフィックス

サイコムG-Master Axilus NEOの搭載できるグラフィックカードは幅広く、目的に応じて、ローエンドなものからハイエンドなものまで、自由に選べます。また。グラフィックカードを搭載しないで購入することも出来ます。既に持っているグラフィックカードを利用したい場合にいいでしょう。

今回は、グラフィックカードを搭載せずに購入したため、既に所持しているGeForce RTX 3070 Tiのグラフィックカードを搭載して、ベンチマークを実行してみました。3DMarkのGraphics scoreは、CPUの影響をあまり受けないので、他のCPUで計測したときとほぼ同じスコアでした。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス(ゲーム向け)性能の評価 ~
GeForce RTX 3070 Ti
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 3090 19568
RTX 3080 Ti 18607
RTX 3080 17064
RTX 3070 Ti 14638
14389
RTX 3070 13393
RTX 3060 Ti 10945
RTX 3060 8650
RTX 3050 6140
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

今回はDDR4-3200のメモリを選択しているので、標準的な速度です。DDR5ではありませんが、今のところ、DDR5にして劇的に速くなるアプリやゲームはほとんどありません。

SiSoftware Sandra 2021
~メモリ性能の評価 ~
DDR4-3200 16GB(8GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
DDR5-5200
デュアルチャネル
59.71GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
56.13GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
37.00GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のデスクトップPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

ストレージ

ストレージではSATA SSDからPCIe Gen4 SSDまで選択することができます。追加でSSDとHDDも増設可能です。今回搭載されていたCrucial P5 Plus 1TB SSDは、下記の通り高速です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
Crucial P5 Plus 1TB SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
6738
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
HDD 170
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ゲームベンチマーク

今回、手持ちの「GALAKUROのGeForce RTX 3070 Ti」を装着してゲームの平均フレームレートを計測しました。

ゲーミング最強プロセッサー「Core i9-12900K」搭載PCと平均フレームレートを比較

下の「表」では、比較のためにCore i9-12900Kを搭載した以下のPCの平均フレームレートも併せて掲載しています。グラフィックカードは同じGALAKUROのGeForce RTX 3070 Tiです。

 

Core i5-12500を搭載した場合と、Core i9-12900Kを搭載した場合とを比較すると、そこまで重くないゲームや、解像度をFHDにしたときは、Core i9-12900Kの方が平均フレームレートがやや高いです。ただ、4K解像度にしたときは、CPUに大してグラフィックスへの負荷が高くなることから、そこまで大きくは変わりませんでした。予算を抑えてゲーミングPCを購入したいときは、Core i5-12500のプロセッサーはいい選択肢だと思います。

以下のゲームのフレームレートについて
表示しているのは平均フレームレートです
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアはCore i9-11900K搭載PCで計測した代表値)
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i9-12900K Core i5-12500
ウルトラ 1920x1080 92 fps 87 fps
2560x1440 61 fps 59 fps
3840x2160 30 fps 30 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、ウルトラ)
RTX 3090 117 fps
RTX 3080 Ti 115 fps
RTX 3080 108 fps
RTX 3070 Ti 92 fps
87 fps [Core i5-12500]
RTX 3070 83 fps
RTX 3060 Ti 73 fps
RTX 3060 58 fps
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i9-12900K Core i5-12500
エクストリーム 1920x1080 112 fps 110 fps
2560x1440 96 fps 95 fps
3840x2160 69 fps 69 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、エクストリーム)
RTX 3090 131 fps
RTX 3080 Ti 128 fps
RTX 3080 122 fps
RTX 3070 Ti 112 fps
110 fps [Core i5-12500]
RTX 3070 107 fps
RTX 3060Ti 96 fps
RTX 3060 75 fps
重い部類のゲーム
ファークライ6(DX12)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i9-12900K Core i5-12500
最高 1920x1080 128 fps 113 fps
2560x1440 105 fps 102 fps
3840x2160 63 fps 63 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最高)
RTX 3090 137 fps
RTX 3080 Ti 136 fps
RTX 3080 135 fps
RTX 3070 Ti 128 fps
113 fps [Core i5-12500]
RTX 3070 126 fps
RTX 3060 Ti 117 fps
RTX 3060 97 fps
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン(DX12)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i9-12900K Core i5-12500
ウルトラ 1920x1080 98 fps 94 fps
2560x1440 77 fps 75 fps
3840x2160 47 fps 47 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、ウルトラ)
RTX 3090 122 fps
RTX 3080 Ti 120 fps
RTX 3080 115 fps
RTX 3070 Ti 98 fps
94 fps [Core i5-12500]
RTX 3070 95 fps
RTX 3060 Ti 82 fps
RTX 3060 64 fps
重い部類のゲーム
ボーダーランズ3(DX12)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i9-12900K Core i5-12500
ウルトラ 1920x1080 126 fps 124 fps
2560x1440 92 fps 91 fps
3840x2160 53 fps 52 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、ウルトラ)
RTX 3090 165 fps
RTX 3080 Ti 161 fps
RTX 3080 152 fps
RTX 3070 Ti 126 fps
124 fps [Core i5-12500]
RTX 3070 121 fps
RTX 3060Ti 103 fps
RTX 3060 78 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i9-12900K Core i5-12500
高品質 1920x1080 137 fps 132 fps
2560x1440 105 fps 104 fps
3840x2160 64 fps 63 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、高品質)
RTX 3090 170 fps
RTX 3080 Ti 170 fps
RTX 3080 161 fps
RTX 3070 Ti 137 fps
132 fps [Core i5-12500]
RTX 3070 131 fps
RTX 3060Ti 115 fps
RTX 3060 91 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス(DX11)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i9-12900K Core i5-12500
最高 1920x1080 143 fps 138 fps
2560x1440 118 fps 115 fps
3840x2160 67 fps 67 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最高)
RTX 3090 157 fps
RTX 3080 Ti 155 fps
RTX 3080 153 fps
RTX 3070 Ti 143 fps
138 fps [Core i5-12500]
RTX 3070 139 fps
RTX 3060 Ti 131 fps
RTX 3060 105 fps
RTX 2060 SUPER 100 fps
GTX 1660 Ti 73 fps
GTX 1660 SUPER 71 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i9-12900K Core i5-12500
最高 1920x1080 182 fps 166 fps
2560x1440 129 fps 128 fps
3840x2160 71 fps 71 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最高)
RTX 3090 204 fps
RTX 3080 Ti 203 fps
RTX 3080 201 fps
RTX 3070 Ti 182 fps
166 fps [Core i5-12500]
RTX 3070 172 fps
RTX 3060Ti 152 fps
RTX 3060 122 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ(DX11)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i9-12900K Core i5-12500
最高 1920x1080 194 fps 180 fps
2560x1440 153 fps 146 fps
3840x2160 85 fps 85 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最高)
RTX 3090 210 fps
RTX 3080 Ti 210 fps
RTX 3080 207 fps
RTX 3070 Ti 194 fps
180 fps [Core i5-12500]
RTX 3070 185 fps
RTX 3060 Ti 174 fps
RTX 3060 148 fps

 

その他のゲームのベンチマーク

上に掲載した以外のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

クリエイターソフトの処理時間

各クリエイターソフトの処理速度を計測したときの結果を掲載します。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

Core i5-12500は、旧世代のCore i9-11900Kよりも速くなっており、Lightroomを使うなら、おすすめのCPUです。

Core i9-12900K
DDR5-4800 32GBメモリ
29秒 [PL1:241W]
30秒 [PL1:125W]
Ryzen 9 5900X
64GBメモリ
32秒
Core i7-12700K
16GBメモリ
40秒 [PL1:190W]
40秒 [PL1:125W]
Ryzen 7 5800X
16GBメモリ
44秒
Core i5-12500
DDR4-3200 16GBメモリ
46秒 [PL1:65W]
Core i5-12400F
DDR4-3200 16GBメモリ
46秒
Ryzen 7 3700X
16GBメモリ
49秒
Core i9-11900K
16GBメモリ
63秒
Core i7-11700K
16GBメモリ
65秒
Ryzen 5 3500
16GBメモリ
85秒
Core i5-11400
16GBメモリ
82秒 [PL1:100W]
90秒 [PL1:65W]
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

以下は、Premiere Proで、4K/30p動画(約10分)を書き出したときにかかった時間です。今回、Core i5-12500、GeForce RTX 3070 Tiのそこまで高価な構成ではありませんが、割と高速です。Premiere Proを使うなら、GeForce RTX 3070 Tiの代りに、VRAMの多いGeForce RTX 3060との組み合わせもいいのではないかと思います。

Core i9-12900K/32GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分00秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3090
3分12秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3080
3分15秒
Core i7-12700K/16GB
GeForce RTX 3060
3分19秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分23秒
Core i5-12500/16GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分26秒
Core i7-11700K/16GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分33秒
Ryzen 7 5800X/16GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分34秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3070
3分34秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3060
3分45秒
Core i5-12400F/16GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分48秒
Ryzen 5 5600X/16GB
GeForce RTX 3060 Ti
4分19秒
Ryzen 7 3700X/16GB
Radeon RX 6700XT
5分03秒
Core i9-10900K/16GB
GeForce GTX 1660
5分32秒
Ryzen 5 3500/16GB
GeForce GTX 1660
6分05秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce GTX 1650
6分22秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てデスクトップPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間

主にCPUで処理するソフトウェアエンコードの時間はご覧の通りです。遅くはありませんが、コア数の多いRyzen 7やCore i7などの上位プロセッサーよりは、長くかかります。

x265でのエンコード時間
Core i9-12900K 4分25秒 [PL1=241W]
5分03秒 [PL1=125W]
Core i7-12700K 5分14秒 [PL1:190W]
5分37秒 [PL1:125W]
Ryzen 9 5900X 5分20秒
Core i9-11900K 7分00秒
Ryzen 7 5800X 7分08秒
Core i7-11700K 8分40秒
Ryzen 7 3700X 8分56秒
Core i5-12500 9分18秒 [PL1:65W]
Core i5-12400F 9分31秒 [PL1:65W]
Ryzen 5 5600X 10分06秒
Core i5-11400 11分00秒 [PL1:100W]
13分00秒 [PL1:65W]
Ryzen 5 3500 13分58秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。

PL1=65Wの時は、CPU電力は65Wで推移し、CPU温度は65℃で推移しており、問題ない温度です。PL1=100WにしてもCPU温度は70℃前半で推移し、こちらも問題ない温度です。

  • PL1:65W(デフォルト)
  • PL1:100W
CPU電力
CPU温度
CPU電力
CPU温度

 

ゲーム時のCPU、GPU温度

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中のCPUおよびGPU温度は下図の通りです。こちらはCPUのPL1の設定をデフォルトの65Wにしたときのみ計測しています。

CPU温度は70℃台前半、GPU温度は70℃前半で推移しており問題ない温度です。

CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

本機の動作音(静音性)のチェックです。もし動作音が大きいと、作業に集中しづらいです。

デスクトップPCとしては低めの騒音値です。ゲーム時はグラボのファン音で、それなりに騒音値が上がりますが、それでも普通の騒音値です。

アイドル時はファンが停止するセミファンレスの電源やグラボを選択すると、アイドル時の騒音値はもっと下げることができるでしょう。 

騒音値
  アイドル時 エンコード時 FF15実行時
Core i5-12500
RTX 3070 Ti
約36dB 約37dB 約43dB
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から3番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

消費電力はそれなりにありますが、Core i9-12900Kは、エンコード時に約200Wも消費電力があったので、それに比べれば低いです。

消費電力
  アイドル時 エンコード時 FF15実行時
Core i5-12500
RTX 3070 Ti
約47W 約133W 約408W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観:NZXT H510I WhiteのPCケース

PCケースは標準で「NZXT H510I White」を採用しています。全面フラットでシンプルかつ上品なデザインです。オプションでブラックのカラーも選択できます。

 

ガラスサイドパネルはネジをひとつ外し、引っ張るだけで開くことができます。ネジを外しておけば、常にツールレスで内部に素早くアクセスすることができます。

 

トップパネルもフラットで、ケースファンを1基装着することが可能です。

 

トップパネルには電源ボタンにUSB3.1が1ポート、USB3.1 TypeCが1ポート、Audio/Micジャックのみとインターフェースは少なめです。

 

正面と背面はご覧のようになっています。フロントパネルやサイドパネルはスチール製となっており、熱への耐久性も優れています。

 

標準で搭載されているマザーボード「ASUS PRIME H670-PLUS D4」のインターフェースです。

 

グラフィックカードは縦型設置にも対応しています。ただし、PCI Expressを延長するためのライザーケーブルは付属されていないので、別途必要となります。

 

右サイドパネルには吸気穴があります。

 

底面です。底面からも吸気しやすいよう、インシュレーターは高めです。

 

電源下部にはダストフィルターがあり、ほこりの掃除も楽です。

 

右側面の内部です。配線は裏面で綺麗にまとめられています。電源ユニットの前に、3.5インチHDDを2台設置できるスペースがあります。電源は標準でモジュラー式のSilverStone SST-ET650-HGが搭載されています。

 

LEDおよびファンのコントローラーが搭載されています。

 

左側面のケース内部は下図の通りです。内部は裏面配線のおかげですっきりしており、エアフローも良さそうです。また、ケーブルバーによってケーブル類が隠されているので、見た目もきれいです。

 

マザーボードには標準では「ASUS PRIME H670-PLUS D4」が搭載されています。

 

CPUファンには冷却性と静音性の高いNoctuaの「NH-U12S redux」が標準で搭載されています。

 

M.2 SSDにはマザーボード付属のヒートシンクが装着されています。今回、SSDには、Crucial P5 Plus 1TB SSDを選択しています。

 

フロントには120mmファンが1基搭載されています。140mmファン、120mmファンともに2基まで搭載できます。

 

底の電源部分との境には無数の穴が空いており、エアフローを高めています。

 

手持ちの「GALAKUROのGeForce RTX 3070 Ti」を装着した時の画像です。内部が広いので、大型のグラフィックカードも問題なく収まります。また、白いケースだと、白いグラフィックカードがとてもマッチします。

 

斜めから見たケース内部の画像です。

 

反対側の斜めから見た画像です。

 

まとめ

以上が、サイコム G-Master Axilus NEOシリーズのレビューです。

「NZXT H510I White」を採用し、真っ白なケースが素敵で、冷却性も優秀です。

搭載できるプロセッサーは、最新の第12世代インテル Coreプロセッサーです。CPUクーラー、マザーボード、グラフィックカードについては、型番を指定して選択することが出来ます。PCパーツに詳しい方でも納得の構成にすることができるでしょう。

内部の配線も綺麗にまとめられており、大型のグラフィックカードを搭載したとしても、エアフローは十分です。

また、当モデルの売上の5%が、赤い羽根福祉基金に寄付されるため、新型コロナウイルス感染症の影響で生活に困窮している方を、微力ながら支援することができます。

標準構成なら価格も比較的安く、コストパフォーマンスに優れてるため、今、ゲーミングPCの選定で迷っている方にはおすすめしたいモデルです。

 

見た目もコスパも優秀

サイコム G-Master Axilus NEOシリーズ

特徴

  • デザイン性、冷却性、静音性に優れたケース
  • 標準構成なら比較的安い

こんなあなたに

  • 見た目にもコスパにもこだわる方
  • 自作をしたいけど時間がない方
  • 標準構成の価格20万円台[税込]
公式サイトはこちら

 

 

関連ページ