サイコム G-Master Mace H170 の実機レビュー(2)

更新日:2016年9月2日
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  目次  

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

本機の動作音(静音性)のチェック結果です。

ゲーミングデスクトップPCとしては、やや低めの騒音値です。


【新】騒音値の計測結果
計測機器:リオン NL-42K部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB



【旧】騒音値の計測結果
計測機器:GS-04、部屋を極力無音にしたときの騒音値:40.4dB

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

なお、ファンコントローラの設定は5Vにしてあります。

今回Core i5を搭載していることもあり、CPU温度は低めです。GPU温度は普通です。


消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。搭載するパーツによって結果は変わるため、参考程度にご覧ください。


外観のチェック

外観のチェックです。サイドパネルには中の見える透明なアクリルパネルが貼られています。

 

+2,450円で追加できる内部LED発光システムは、RGBで構成される全16色の幻想的なイルミネーションを、透明のアクリルパネル越しに点灯させることができます。

 

フロント面です。5.25インチオープンベイは2つです。

 

フロントパネル下部です。

 

フロントのメッシュパネルはラッチ式になっており、簡単に取り外すことができます。フロントパネルの奥には14cmの大口径ファンが1つ搭載されています。また、オプションで、もう1つフロントファンを搭載可能です。

 

天面です。大部分がメッシュパネルとなっており、エアフロー効率が良いです。

 

天面手前には電源ボタン、USB 3.0ポート×2、ヘッドホンとマイク端子があり、一番右には、電圧(5V、7V、12V)を変えてファン速度を変更することができるスライド式のファンコントローラが搭載されています。

 

電源の底面には、ほこりの侵入を防ぐフィルターが装着されており、これも片手で簡単に取り外すことができます。

 

底面です。

 

ゴム足は大きめでしっかりした作りになっており、振動による騒音を防ぎます。前と後で大きさが異なります。

 

今回搭載したマザーボード「Z170チップセットのASUS H170-PRO」の入出力ポートです。

 

今回搭載していたGeForce GTX 1060(6GB)のグラフィックカード「ZTGTX1060-GD5STD」の映像出力ポートです。

 

背面と側面です。ポート類は構成によって異なります。

ケースの内部とエアフローのチェック

ケース内部とエアフローです。

 

 

右側のサイドパネルを外したときの画像です。

 

追加オプションであるLEDライトは、テープ式となっており、両面テープでケース内側に貼り付けられています。

 

LEDライトの配線は綺麗にまとめられており、電源部分は両面テープで固定、リモコン信号受信部分は受信しやすい下の部分にぶら下げられています。

 

LEDライトを切り替えるリモコンです。感度は良好でサイドパネルを閉じても反応します。このリモコンからは、LEDのオンオフ、カラーパターン変更、輝度調整、フラッシュやスムースなどの発光パターンも変更できます。

 

天面(トップ)に1つ、背面(リア)に1つケースファンが取り付けられています。

 

カスタマイズ画面で選択することはできませんが、トップケースファンをもう2つ増設できる箇所があります。

 

また、こちらもカスタマイズ画面で選択することはできませんが、底面にもファンを増設できる箇所があります。

 

今回搭載したCooler Master製のサイドフロー型CPUファンです。小型です。

 

今回搭載したGeForce GTX 1060(6GB)のグラフィックカード「ZTGTX1060-GD5STD」です。シングルファンのGPUでコンパクトです。

 

今回搭載した480GB SSD「Crucial CT480BX200SSD1」です。マウンタに下から直接ネジ留め可能です。

 

空きスロットです。一番上のPCI Express x16は、グラフィックカードで埋まります。

 

M.2 スロットも搭載しています。

 

今回搭載したオウルテック製 650W電源「RAIDER RA-650S(80PLUS Silver)」です。モジュラー式ではないため、不要な電源ケーブルを抜くことはできません。なお、カスタマイズ画面からモジュラー式の電源ユニットを選択することも可能です。

 

前述しましたが、3.5インチシャドウベイは上下でケージが別れており、上段のケージは3.5インチベイが5つ、下段のケージは3.5インチベイが3つとなってます。それぞれのケージは、回転させたり、取り外したりすることが可能です。

 

5インチオープンベイです。

 

斜めから見たケース内部の画像です。

 

反対側の斜めから見た画像です。

まとめ

以上が、サイコム G-Master Mace H170のレビューです。

PCケースは、大型ファンを搭載し冷却性が高く、3.5インチベイを8つも搭載し拡張性も高いです。裏面配線も可能で、綺麗に配線されており、メンテナンス性も高いです。ゴム足もしっかりしており振動を抑制します。

内部LED発光システムを選択すれば、幻想的なイルミネーションを、透明のアクリルパネル越しに点灯させることができます。

CPUファン、グラフィックカード、騒音・振動吸収シートなど静音性の高いオプションも多く用意されています。

グラフィックカードや電源などの各パーツは型番が明記されており、信頼性の高いものを選択することが可能です。ワンランク品質の高いゲーミングPCが欲しいなら、本製品がおすすめです。

なお、サイコムのPCは、標準ではOSが選択されていません。忘れずに選択するようにしましょう。

詳細はこちら
メーカー直販サイト:サイコム(G-Master Mace H170)