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VAIO S13(2017、2018年モデル)の実機レビュー(2)
以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。今回は、Core i7-8550U搭載モデルで、VAIO TruePerformanceをオフにしたときと、オンにしたときの両方で計測しています。
静音性のチェック
本機の動作音(静音性)のチェック結果です。
VAIO TruePerformanceがオフのときは、他のノートPCと比較して、やや低めの騒音値だと思います。
VAIO TruePerformancがオンになると、ファンの回転速度が速くなる代わりに、やや騒音値が上昇します。
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
VAIO TruePerformanceがオフのときは、普通の温度です。
VAIO TruePerformanceがオンになると、アイドル時や動画再生時などの負荷のときは、ファンの回転速度が速くなる影響で、CPU温度が下がります。しかし、エンコード時はCPUクロックが高い状態で推移するため、CPU温度が非常に上昇し、他のノートPCよりも高めの温度になります。
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。
裏面はやや熱いところもありますが、キーボード面は問題ない温度です。タイピングしていて気になるようなことはありません。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。
全体的に、やや低めの消費電力です。
エンコード時は、VAIO TruePerformanceをオンにしたときのほうが、オフにしたときよりもやや高い消費電力なります。
外観のチェック
外観のチェックです。
シルバーとブラックのカラーが用意されていますが、ここでは、「ブラック」と「ALL BLACK EDITION」のカラーを掲載します。
ブラック
ブラックは無難なカラーで、傷は目立ちにくいですが、指紋や皮脂はやや目立ちます。なお、シルバーは、指紋や皮脂は目立ちにくいですが、傷はやや目立ちやすいです。
天板はマグネシウム合金を採用しています。
液晶を開くと、底面の奥側が少し浮くような仕様になっています。キーボードが少し傾斜するため、タイピングしやすくなります。机に当たる部分がやや尖っているため、パソコンの位置をずらすときなど、テーブルを傷つけないかやや心配になります。
天板を閉じたときの画像です。薄型のボディです。
底面です。高剛性樹脂(ガラス繊維による強化プラスチック)を採用しています。底面側に吸気口が無いため、カーペットなどの柔らかい物の上に置いて作業をしても比較的大丈夫だと思います。なお、吸気はキーボード側から行っています。
裏面の正面側にスピーカーがあります。音質は普通です。ノートPC基準で、10点満点で勝手に点数をつけるとしたら、5点です(普通が5点で、筆者の独断の評価です)。
液晶が開く最大の角度です。
右側面です。USB3.0、HDMI、LAN、VGAポートなどを搭載しています。
左側面には、USB3.0ポートがあります。
内部のパーツにアクセスするには、底面のねじをすべて外した後、キーボード側を取り外します。
キーボードを取り外したときの画像です。今回は第7世代インテルCPUモデルの画像です。第8世代インテルCPUモデルは冷却機構が改善されたようなので、若干異なると思います。
CPUファンは、キーボード面から吸気するようになっています。
今回搭載されていたM.2 SSDの画像です。換装することも可能だと思います。
ACアダプターです。
ACアダプターにはUSBポートも搭載されています。
ALL BLACK EDITION
ALL BLACK EDITIONの外観画像です。
上で掲載したブラックと比較すると、「VAIO」のロゴおよび背面側の側面がブラックになっています。
正面から見たときは、「ブラック」のカラーとほぼ変わりません。
「VAIO」のロゴは、ブラックですが光沢があり、光を当てると下図のように反射します。
まとめ
以上が、VAIO S13のレビューです。
従来モデルと比較すると、LTEに対応したところが、一番の改良点です。モバイルWiFiルーターなどなくても、どこでもすぐにインターネット接続できるため、非常に便利です。
モバイルノートパソコンは、13.3型の製品が最も多いですが、13.3型でLTEに対応した個人向けノートPCの中では、筆者が知る限り最も軽量です。
また、ポートの種類が豊富で、HDMI、VGA、LANポートが搭載されています。特にビジネスシーンで利用頻度の高いポートが多く、法人にもおすすめです。
2017年9月の発売当初は、第7世代インテルCoreプロセッサーしか選択できずに残念感がありましたが、2018年1月に、第8世代インテルCoreプロセッサーを搭載できるようになりました。さらに、VAIO TruePerformanceという機能で、通常よりも若干パフォーマンスが上がります。
詳細・購入はこちら
VAIO S13は、主に「VAIOストア」および「ソニーストア」で販売されています。
VAIOストアは、指紋認証機能や、LTEモジュールが標準で装備され、破損・水ぬれ・火災なども保証するサービスも標準で付属していますが、その分やや価格は高めになります。
どちらのサイトも独自にキャンペーンをやっており、それによってもお得度が変わってきます。両方のキャンペーンを確認してみると良いでしょう。例えば、VAIOストアなら、現在、SIM 1年プランが0円になるキャンペーンなどを実施しています。
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1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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