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Core i5-12400F搭載のパソコンショップ SEVEN ゲーミングPCの実機レビュー

更新日:
CPU ~ Core i9 12900K
~ Ryzen 9 5950X
GPU ~ GeForce RTX 3090
~ Radeon RX 6900 XT
メモリ カスタマイズ可能
ストレージ カスタマイズ可能
OS Windows 10 / 11
価格 カスタムの内容による
画像を見ながらパーツを細かく選べる

ドスパラやマウスコンピューターなどの大手のBTOメーカーは、PCケースが決まっていたり、マザーボードやグラフィックカードの型番までは指定できなかったりと、細かいカスタマイズはできませんが、パソコンショップ SEVENでは、これらのパーツを細かく指定することが可能です。

特に、各PCパーツが画像入りで表示されるため、イメージしやすく、とても選びやすいです。

自作したいけど、自分で組み立てている時間がない方などに適していると思います。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は次の構成でレビューをしています。なお、ベンチマークを計測する際は、GeForce RTX 3070 Tiに換装してテストしました。 

レビュー機の構成
OS Windows 11 Home
CPU Intel Core i5-12400F
ケース Thermaltake Versa H17
マザーボード ASRock B660M Pro RS [Intel B660 chipset]
CPUクーラー 虎徹MarkⅡ SCKTT-2000 [空冷]
メモリ Crucial DDR4-3200 16GB(8GB×2)
グラフィックス Geforce GTX 1650 4GB
ストレージ1 SSD WD BLUE SN570 [PCIe Gen3x4 NVMe 500GB]
電源 CoolerMaster V750 Gold 750W
合計(税込) 148,040円

 

目次

お忙しい方は、「パソコンショップ SEVENのPCの特徴」のみお読みください。

 

パソコンショップ SEVENのPC の特徴

選択できるパーツが豊富 & 画像付きで選びやすい

パソコンショップSEVENのゲーミングPCは、数多くのパーツの中から構成を組むことが出来ます。

しかも、PCケースや、マザーボード、CPUファン、グラフィックカードなどは、各パーツ毎に画像が掲載されているため、とても選びやすく、自分がイメージする通りにカスタムすることが可能です。また、人気のパーツにはアイコンが表示されているので、迷ったら人気度を参考に選択するのも良いと思います。

また、各パーツはパソコンショップ SEVENが事前に相性チェック済みなので安心してパーツを選択することができます。

デル、ドスパラ、マウスコンピューター、パソコン工房などの大手のBTOメーカーは、PCケースが決まっていたり、パーツの型番を指定できない場合がほとんどです。

PCケースやパーツメーカーに特にこだわりがなければ大手メーカーのほうが安心かもしれませんが、逆にこれらの大手メーカーはどのPCパーツが搭載されてくるか分からないので不安だという方は、パソコンショップ SEVENのようなBTOメーカーのほうが安心できるでしょう。

パーツやPCケースにこだわりがある方や、自作したいけれども自分で組み立てる時間がない方に適したBTOメーカーだと思います。

パーツ選びが豊富な主なBTOショップ比較
  パソコンショップ
SEVEN
ツクモ
G-GEAR
サイコム
G-Master
パーツの画像 あり なし なし
マザーボード 分かる 分かる 分かる
CPUファン 分かる 分かる 分かる
メモリ 分かる × 一部分かる
グラフィックス 一部分かる 一部分かる 分かる
ストレージ 分かる 分かる 分かる
光学ドライブ 分かる 分かる 分かる
電源 分かる 分かる 分かる
画像は選択できるパーツのごく一部

 

価格も安く、納期も割と早い

パソコンショップ SEVENのPCは、価格も比較的安いです。特に、頻繁に行っているセール対象の製品は安くなっています

また、納期も割と早いです。製品や選択したパーツにもよりますが、最短で当日出荷、最大で5営業日、平均で"1.4営業日"となっています。急ぎの場合は即納オプションがあり、+3,000円で入金日から2営業日内の発送、+6,000円で入金日の翌営業日に発送してもらうことも可能です。

納期が早いBTOメーカーと言えばドスパラで、最短2日(土日祝日関係なし)で出荷されます。ドスパラと肩を並べるほど、パソコンショップSEVENも短納期だと思います。

なお、当サイトで購入したPCは、通常納期で1月12日に注文をし、1月14日の正午頃に製品が到着しました。

セール対象の製品は非常に安い

 

出荷前に丁寧な動作確認、BIOSアップデートも可能

パソコンショップ SEVENでは、すべてのPCで出荷前に丁寧な動作確認が行われているので安心です。下記の画像は実際に同封されていた動作チェックリストです。総合テストではOSのインストールテストからエージングテスト(慣らし運転)、さらにはメモリのストレステストから、CINEBENCHや3DMarkなどのベンチマークテストまで厳密に行われた上で出荷されています。ベンチマークテストでのスコア結果などは記載されていませんでしたが、ここまで丁寧にテストされていると、到着後に安心してPCを起動できます。

また、オプションにはなりますが、+2,000円でBIOSの更新も行ってくれます。マザーボードのBIOSの更新は、失敗のリスクや相性問題も起こるので慎重になるところですが、これをパソコンショップ SEVENの責任で行ってくれます。

同封されていた動作チェックリスト

 

配線処理がとても綺麗

パソコンショップ SEVENのPCは内部の配線処理が綺麗です。

配線はエアフローを妨げないように丁寧にまとめられており、抜けやすいコネクタ類は透明のテープで補強されています。

また今回は、モジュラー式の電源ユニットを採用しているので、余分なケーブルは排除することができて、余計に内部がすっきりしています。

綺麗にまとめられた配線
透明のテープで補強されたコネクタ類

 

パーツの空き箱もすべて同梱されている

ほとんどのBTOメーカーでは、PCパーツの空き箱は同梱されませんが、パソコンショップ SEVENでは原則としてすべて同梱されています。保証受ける際は箱と納品書が必要になるので、大切に保管しましょう。ただし、万が一パーツが故障した場合は直接パーツのメーカーではなく、パソコンショップ SEVENに問い合わせることとなっています。

また、初期不良期間は商品発送後2週間となり、メーカー保証期間は1年間となります。到着後はすみやかに動作確認をしましょう。

パーツが入っていた空き箱もすべて同梱される

 

サポート対応時間は短い

パソコンショップ SEVENのサポート内容はドスパラやマウスコンピューターなどの大手BTOメーカーと比べると弱いです。他社は365日サポートを実施していますが、パソコンショップSEVENは平日のみのサポートとなっています。時間も10時~17時と短いです。一般的なサラリーマンは電話しにくい日時だと思います。

ただ、Webフォームから修理依頼やトラブルの質問を出せば、メールでやり取りができるようです。すぐに解決しなくても良い場合は、このような手段を用いることができます。

サポートの対応は速いです。筆者も一度トラブルで、電話で問い合わせてみましたが、迅速かつ丁寧なサポートでした。

 

プロセッサの電源管理を確認!

パソコンショップ SEVENでゲーミングPCをこれまで2台購入していますが、2台とも到着時から「最大プロセッサの状態」が99%となっており、これだとCPUが100%のパフォーマンスが出せず、低いままなので一度確認することをおすすめします。

「最大プロセッサの状態」を確認するには[コントロールパネル]から[電源オプション]へと進み、[プラン設定の変更]から、[詳細な電源設定の変更]をクリックします。「最大プロセッサの状態」が99%になっていたら、100%にして適用をクリックしましょう。

 

「最大プロセッサの状態」が99%と100%との時では、下図のようにベンチマークスコアがかなり違います。99%だとCPU電力が39W前後しか出ていませんでしたが、100%にすることで65W(PL1値)まで上がっていました。

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。今回の構成ではミドルクラスとなるCore i5-12400Fを搭載しています。なお、デフォルトのPL1設定は65Wとなっており、CINEBENCH R23以外は、PL1=65Wで計測しています。CINEBENCH R23のみは、PL1が65Wのときと100Wにしたときとで計測しています。 

PL1の値はUEFI画面のOC設定から変更できる

 

CPU

CPUの選択肢は幅広いですが、今回はミドルクラスとなるCore i5-12400Fを搭載しています。

Core i5-12400Fは、最新のCPUにしては2万円台と価格が安いものの、シングルコアは、旧世代のCore i9-11900K以上のスコアが出ており、マルチコアに関しても、Core i7-11700Kに迫るスコアが出ています。コスパは非常に高く、エントリークラスからミドルクラスのPCに最適なプロセッサーだと思います。

ただし、Core i5-12400Fは、PコアとEコアの2種類が搭載されているわけではありません。PコアとEコアを搭載したCPUは、Core i5-12600K以上の第12世代インテルCoreプロセッサーを選んで下さい。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i5-12400F
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-12900K 26530 [PL1:241W]
23108 [PL1:125W]
Ryzen 9 5950X 25000
Core i7-12700K 22792 [PL1:190W]
Ryzen 9 5900X 20251
Core i5-12600K 約17500
Ryzen 7 5800X 15646
Core i9-11900K 15513
Core i9-10900K 14483
Core i7-11700K 12958
Ryzen 7 3700X 12273
Core i5-12400F 12164 [PL1:100W]
11505 [PL1:65W]
Core i5-11600K 11277
Ryzen 5 3600 9412
Core i7-10700 9041
Core i5-11400 8025
Core i5-10400 7787
Ryzen 5 3500 6421
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-12900K 2022 [PL1:241W]
2003 [PL1:125W]
Core i7-12700K 1947 [PL1:190W]
Core i5-12600K 約1850
Core i5-12400F 1715 [PL1:100W]
1715 [PL1:65W]
Core i9-11900K 1672
Ryzen 9 5950X 1650
Ryzen 9 5900X 1611
Ryzen 7 5800X 1604
Core i7-11700K 1564
Core i5-11600K 1564
Core i5-11400 1398
Core i9-10900K 1359
Ryzen 7 3700X 1276
Ryzen 5 3600 1253
Core i7-10700 1244
Ryzen 5 3500 1183
Core i5-10400 1144
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

グラフィックス

パソコンショップ SEVENで選択できる代表的なグラフィックスは次の通りです。搭載できるグラフィックカードは幅広く、ケースサイズや目的に応じて、ローエンドなものからハイエンドなものまで、自由に選べます。ただし、グラフィックカードを搭載しないで購入することはできません。

今回は、価格をなるべく抑えるためにGTX 1650を選択しましたが、既に所持しているGeForce RTX 3070 Tiのグラフィックカードへ換装して、ベンチマークを実行してみました。3DMarkのGraphics scoreは、CPUの影響をあまり受けないので、他のCPUで計測したときとほぼ同じスコアでした。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス(ゲーム向け)性能の評価 ~
GeForce RTX 3070 Ti
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 3090 19568
RTX 3080 Ti 18607
RTX 3080 17064
Radeon RX 6800 14520
RTX 3070 Ti 14406
14389
RTX 3070 13393
Radeon RX 6700XT 11704
RTX 3060 Ti 10945
RTX 3060 8650
RTX 3050 6140
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

今回はDDR4-3200のメモリを選択しているので、標準的な速度ですが、対応のマザーボードを選択すれば、最新のDDR5-4800メモリを搭載することができます。

SiSoftware Sandra 2021
~メモリ性能の評価 ~
DDR4-3200 16GB(8GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
DDR5-5200
デュアルチャネル
59.71GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
56.13GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
37.00GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のデスクトップPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

ストレージ

ストレージは、メインにはPCIe SSD、追加でSATA SSDまたはHDDが増設可能です。今回搭載したWD BLUE SN570は、PCIE Gen3規格ですが下記の通り高速です。さらに速度を求めるなら、最新のPCIe Gen4規格を搭載するといいでしょう。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
PCIe Gen3x4 NVMe 500GB
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
PCIe Gen3 SSD 3556
SATA SSD 550
HDD 170
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ゲームベンチマーク

今回、手持ちの「GALAKUROのGeForce RTX 3070 Ti」を装着してゲームの平均フレームレートを計測しました。

ゲーミング最強プロセッサー「Core i9-12900K」搭載PCと平均フレームレートを比較

下の「表」では、Core i9-12900K搭載時のスコアと共に、比較のために旧CPUのCore i9-11900Kを搭載した以下のPCの平均フレームレートも併せて掲載しています。

 

Core i5-12400Fを搭載した場合と、Core i9-12900Kを搭載した場合とを比較すると、そこまで重くないゲームや、解像度をFHDにしたときは、Core i9-12900Kの方が平均フレームレートがやや高いです。ただ、4K解像度にしたときは、そこまで大きくは変わりませんでした。予算を抑えてゲーミングPCを購入したいときは、Core i5-12400Fのプロセッサーはいい選択肢だと思います。

以下のゲームのフレームレートについて
表示しているのは平均フレームレートです
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアはCore i9-11900K搭載PCで計測した代表値)
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i9-12900K Core i5-12400F
ウルトラ 1920x1080 92 fps 91 fps
2560x1440 61 fps 60 fps
3840x2160 30 fps 30 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、ウルトラ)
RTX 3090 117 fps
RTX 3080 Ti 115 fps
RTX 3080 108 fps
RTX 3070 Ti 92 fps
91 fps [Core i5-12400F]
RTX 3070 83 fps
RTX 3060 Ti 73 fps
RTX 3060 58 fps
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i9-12900K Core i5-12400F
エクストリーム 1920x1080 112 fps 110 fps
2560x1440 96 fps 94 fps
3840x2160 69 fps 68 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、エクストリーム)
RTX 3090 131 fps
RTX 3080 Ti 128 fps
RTX 3080 122 fps
RTX 3070 Ti 112 fps
110 fps [Core i5-12400F]
RTX 3070 107 fps
RTX 3060Ti 96 fps
RTX 3060 75 fps
重い部類のゲーム
ファークライ6(DX12)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i9-12900K Core i5-12400F
最高 1920x1080 128 fps 115 fps
2560x1440 105 fps 102 fps
3840x2160 63 fps 63 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最高)
RTX 3090 137 fps
RTX 3080 Ti 136 fps
RTX 3080 135 fps
RTX 3070 Ti 128 fps
115 fps [Core i5-12400F]
RTX 3070 126 fps
RTX 3060 Ti 117 fps
RTX 3060 97 fps
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン(DX12)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i9-12900K Core i5-12400F
ウルトラ 1920x1080 98 fps 95 fps
2560x1440 77 fps 77 fps
3840x2160 47 fps 47 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、ウルトラ)
RTX 3090 122 fps
RTX 3080 Ti 120 fps
RTX 3080 115 fps
RTX 3070 Ti 98 fps
95 fps [Core i5-12400F]
RTX 3070 95 fps
RTX 3060 Ti 82 fps
RTX 3060 64 fps
重い部類のゲーム
ボーダーランズ3(DX12)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i9-12900K Core i5-12400F
ウルトラ 1920x1080 126 fps 122 fps
2560x1440 92 fps 90 fps
3840x2160 53 fps 51 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、ウルトラ)
RTX 3090 165 fps
RTX 3080 Ti 161 fps
RTX 3080 152 fps
RTX 3070 Ti 126 fps
122 fps [Core i5-12400F]
RTX 3070 121 fps
RTX 3060Ti 103 fps
RTX 3060 78 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i9-12900K Core i5-12400F
高品質 1920x1080 137 fps 132 fps
2560x1440 105 fps 103 fps
3840x2160 64 fps 63 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、高品質)
RTX 3090 170 fps
RTX 3080 Ti 170 fps
RTX 3080 161 fps
RTX 3070 Ti 137 fps
132 fps [Core i5-12400F]
RTX 3070 131 fps
RTX 3060Ti 115 fps
RTX 3060 91 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス(DX11)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i9-12900K Core i5-12400F
最高 1920x1080 143 fps 140 fps
2560x1440 118 fps 114 fps
3840x2160 67 fps 66 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最高)
RTX 3090 157 fps
RTX 3080 Ti 155 fps
RTX 3080 153 fps
RTX 3070 Ti 143 fps
140 fps [Core i5-12400F]
RTX 3070 139 fps
RTX 3060 Ti 131 fps
RTX 3060 105 fps
RTX 2060 SUPER 100 fps
GTX 1660 Ti 73 fps
GTX 1660 SUPER 71 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i9-12900K Core i5-12400F
最高 1920x1080 182 fps 163 fps
2560x1440 129 fps 124 fps
3840x2160 71 fps 69 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最高)
RTX 3090 204 fps
RTX 3080 Ti 203 fps
RTX 3080 201 fps
RTX 3070 Ti 182 fps
163 fps [Core i5-12400F]
RTX 3070 172 fps
RTX 3060Ti 152 fps
RTX 3060 122 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ(DX11)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i9-12900K Core i5-12400F
最高 1920x1080 194 fps 177 fps
2560x1440 153 fps 144 fps
3840x2160 85 fps 84 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最高)
RTX 3090 210 fps
RTX 3080 Ti 210 fps
RTX 3080 207 fps
RTX 3070 Ti 194 fps
177 fps [Core i5-12400F]
RTX 3070 185 fps
RTX 3060 Ti 174 fps
RTX 3060 148 fps

 

その他のゲームのベンチマーク

上に掲載した以外のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

クリエイターソフトの処理時間

各クリエイターソフトの処理速度を計測したときの結果を掲載します。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

前世代のCore i5-11400と比較すると約50%も高速になっています。また、旧世代のCore i9-11900Kよりも速いです。

Core i9-12900K
DDR5-4800 32GBメモリ
29秒 [PL1=241W]
30秒 [PL1=125W]
Ryzen 9 5900X
64GBメモリ
32秒
Core i7-12700K
16GBメモリ
40秒 [PL1:190W]
40秒 [PL1:125W]
Ryzen 7 5800X
16GBメモリ
44秒
Core i5-12400F
DDR4-3200 16GBメモリ
46秒
Ryzen 7 3700X
16GBメモリ
49秒
Core i9-11900K
16GBメモリ
63秒
Core i7-11700K
16GBメモリ
65秒
Ryzen 5 3500
16GBメモリ
85秒
Core i5-11400
16GBメモリ
82秒 [PL1:100W]
90秒 [PL1:65W]
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

以下は、Premiere Proで4K/30p動画(約10分)を書き出したときの時間です。まずまずの速さです。

Core i9-12900K/32GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分00秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3090
3分12秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3080
3分15秒
Core i7-12700K/16GB
GeForce RTX 3060
3分19秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分23秒
Core i7-11700K/16GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分33秒
Ryzen 7 5800X/16GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分34秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3070
3分34秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3060
3分45秒
Core i5-12400F/16GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分48秒
Ryzen 5 5600X/16GB
GeForce RTX 3060 Ti
4分19秒
Ryzen 7 3700X/16GB
Radeon RX 6700XT
5分03秒
Core i9-10900K/16GB
GeForce GTX 1660
5分32秒
Ryzen 5 3500/16GB
GeForce GTX 1660
6分05秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce GTX 1650
6分22秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てデスクトップPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間

ソフトウェアエンコードもそこそこ速いですが、コア数の多い上位プロセッサーには及びません。

x265でのエンコード時間
Core i9-12900K 4分25秒 [PL1=241W]
5分03秒 [PL1=125W]
Core i7-12700K 5分14秒 [PL1:190W]
5分37秒 [PL1:125W]
Ryzen 9 5900X 5分20秒
Core i9-11900K 7分00秒
Ryzen 7 5800X 7分08秒
Core i7-11700K 8分40秒
Ryzen 7 3700X 8分56秒
Core i5-12400F 9分31秒 [PL1:65W]
Ryzen 5 5600X 10分06秒
Core i5-11400 11分00秒 [PL1:100W]
13分00秒 [PL1:65W]
Ryzen 5 3500 13分58秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。

PL1は65Wに設定されているので、CPU電力は65Wで推移しています。CPU温度は60℃前後で推移しており、問題ない温度です。ちなみに、PL1を100Wにしても、CPU温度は70℃前後なので問題ないでしょう。

CPU電力
CPU温度

 

ゲーム時のGPU温度

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中のCPUおよびGPU温度は下図の通りです。

CPU温度は60℃後半と問題ない温度ですが、GPU温度は80℃台とやや高めです。フルタワーケースのサイコム Premium-Lineで試したときは80℃までは上がらなかったので、ミニタワーケースの本製品では、大型のグラフィックカードを装着すると熱がこもりやすいのだと思われます。

CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

本機の動作音(静音性)のチェックです。もし動作音が大きいと、作業に集中しづらいです。

デスクトップPCとしては普通の騒音値です。ゲーム時はグラボのファン音で、それなりに騒音値が上がります。

騒音値
  アイドル時 エンコード時 FF15実行時
Core i5-12400F
RTX 3070 Ti
約32dB 約36dB 約50dB
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から3番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

消費電力はそれなりにありますが、Core i9-12900Kはエンコード時に約200Wも消費電力があったので、それに比べれば低いです。

消費電力
  アイドル時 エンコード時 FF15実行時
Core i5-12400F
RTX 3070 Ti
約58W 約146W 約400W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観:Thermaltake Versa H17のPCケース

PCケースは複数の選択肢がありますが、ここでは、Thermaltake Versa H17のPCケースの外観を掲載します。

カラーはブラックで、全面丸みのないフラットな見た目です。

 

トップパネルもフラットで、ケースファンを1基装着可能です。ファン部分にはマグネット式で吸着している防塵フィルターがあり、ほこりや毛が入る心配がなく、掃除も楽です。

 

アクセス面では中央に大きな電源ボタンがあり、電源を入れると青いLEDが点灯します。USBポートはUSB 3.0×1、USB 2.0×2となっています。

 

フルタワーケースとサイズを比較しました。ミニタワーケースなので、ひと回り小さく、狭い部屋でも圧迫感がなく設置がしやすいです。

 

フロントパネルはヘアライン加工が施されており、高級感があります。フロントパネルのサイド小さいにも通気穴があります。

 

側面には通気穴はなくフラットです。

 

底面です。ミニタワーサイズにしてはインシュレーターが大きく、しっかりしています。

 

底面にもマグネットで吸着する防塵シートが貼付されており、ほこりの掃除が楽です。

 

インシュレーターが高いので、底面から吸気しやすくなっています。

 

右側面の内部です。配線は裏面で綺麗にまとめられています。電源ユニットの前に、3.5インチHDDを設置できるスペースがあります。

 

左側面のケース内部は下図の通りです。ミニタワーケースですが、内部は裏面配線のおかげですっきりしており、エアフローも良さそうです。

 

フロントには120mmファンを3基、140mmファンを2基まで装備できます。その横には2.5インチSSDを2台マウントするスペースがあります。

 

マザーボードにはMicro ATX規格の「ASRock B660M Pro RS」B660チップセットを搭載しています。

 

CPUファンには空冷で人気の「虎徹MarkⅡ SCKTT-2000」を搭載しています。

 

M.2 SSDにはマザーボード付属のヒートシンクが装着されています。今回、SSDには、WD BLUE SN570のPCIe Gen3x4 NVMe 500GBを選択しました。

 

メーカー不明のGTX 1650を選択した場合、GAINWARDの製品が搭載されていました。

 

ミニタワーケースですが、RTX 3070 Tiのような大型グラフィックスカードも装備できます。ただ、上下の隙間が狭いので、脱着はやや手こずります。

 

斜めから見たケース内部の画像です。

 

反対側の斜めから見た画像です。

 

外観参考:NZXT H510のPCケース

1年半位にパソコンショップSEVENから購入したときに選択したPCケース「NZXT H510 Matte Black」の外観についても、参考までに掲載します。今でもこのケースは選択することができます。

 

すっきりとしたデザインですが、ガラスパネルで内部が見えるようになっており、個人的には好きなデザインのPCケースです。
マザーボードはAura Syncの設定でシャットダウン時も通電していれば、LEDを点灯させることができます。

 

フロントはフラットになっており、「NZXT」のロゴもあまり主張していません。

 

右側面には通気口があります。

 

天面です。ケースファンを1基装備できます。

 

電源ボタン周りもシンプルで、USB3.1Gen1 TypeA×1、USB3.1Gen2 TypeC×1、Audio/Mic×1が備わっています。

 

正面と背面の画像です。

 

底足はミドルケースにしては意外と高く、底面から吸気しやすくなっています。

 

底面です。

 

防塵フィルターの取外しも可能です。

 

右側面の内部です。本製品のようなガラスパネルで内部が見えるようになっているPCケースは、裏面配線ができるようになっているのがほとんどです。配線がとても綺麗に処理されています。

 

左側面のガラスパネルはネジ一つをはずして、手前に引っ張るだけで開けることができるので、内部へのアクセスがとても楽です。

 

左側面のケース内部です。こちらも配線が綺麗です。

 

まとめ

以上が、パソコンショップ SEVENのゲーミングPCのレビューです。

パソコンショップ SEVENは、画像付きでカスタムできるので、パーツが選択しやすく、どんなPCが出来上がるかイメージもしやすいです。価格も大手BTOメーカーに比べると比較的安く、満足しています。

パーツの空箱も同梱されて届くので、万が一不具合が起こっても、対応しやすいです。特に自作がしたいけど、時間がない方や面倒な方におすすめのBTOメーカーです。

ただ一点だけ注意ですが、到着後にCPUの電源設定が100%になっているか確認した方がいいです。

また、今回、インテル第12世代のミドルクラスCPU「Core i5-12400F」の性能を見たいというのもあって購入しましたが、ゲーミング性能は、Core i9-12900Kと比較しても、そこまでフレームレートが落ちることはなく、十分な性能です。クリエイティブな作業でも、低すぎず、中間の性能でゲームの配信や録画でも困ることはないでしょう。

エントリークラスからミドルクラスのゲーミングPCには、安価でパフォーマンスの高い「Core i5-12400F」はおすすめです。

 

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