約770gのボディに、Ryzen AI 9 HX 370を搭載できるGPD Pocket 4の先行予約を開始

 

製品の特徴

8.8型のウルトラモバイルPC

GPD Pocket 4は、8.8型のコンパクトなサイズでありながら、高いスペック構成を選択することができる、ウルトラモバイルPC（UMPC）です。

本体サイズが約206.8 × 144.5 × 22.2 mm、質量は約770gとなっており、一般的なモバイルノートPCよりもさらに小型で、可搬性が非常に高いです。

 

最大でRyzen AI 9 HX 370を搭載可能

GPD Pocket 4の最上位モデルは、Ryzen AI 9 HX 370、64GBメモリ、2TB SSDと、非常に高いスペック構成となっています。Ryzen AI 9 HX 370は、ゲーミングノートPCなどにも搭載されるプロセッサーですし、最大50 TOPSのNPUを内蔵しており、AI性能も高いです。また、グラフィックス性能も、内蔵グラフィックスとしては高めです。負荷の高い作業や、FHD動画の編集、軽いゲームなどにも対応できると思います。今後、アプリ側の対応が進めば、AI性能を生かした作業にも活用することができるでしょう。

 

最上位モデルの他に、Ryzen AI 9 365、32GBメモリ、2TB SSDのモデルと、Ryzen 7 8840U、16GBメモリ、1TB SSDのモデルもあります。エントリーモデルであれば、14万円台から購入することができ、意外と価格も高くないです。

なお、GPD Pocket 4では、プロセッサーのTDPが20-28Wとなっているため、ゲーミングノートPCや、一般的なサイズのノートPCに搭載されるときのような性能は発揮できないと思いますが、それでもコンパクトなノートPCとしては高い性能を期待することができるでしょう。

さらに、M.2 Type 2280 SSDの拡張スロットを備えており、ストレージの増設を行うことも可能です。

 

高解像度ディスプレイを搭載

GPD Pocket 4は、8.8型と小型ながら、WQXGA（2560x1600ドット）と解像度の高いディスプレイを搭載しています。10点タッチと、最大144Hzのリフレッシュレートにも対応しています。さらに、DCI-P3 97%と色域も広いです。出先で行う、写真・動画の確認やライトな編集作業など、クリエイティブな作業にも適していると思います。

 

なお、下図のように、ディスプレイ面は180度開きますし、横方向に180度回転することもできます。タブレットPCのようなスタイルでも使用することができます。

 

インターフェイスの紹介

GPD Pocket 4は、USB3.2 Gen2 Type-A、USB2.0 Type-A、USB4 Type-C、USB3.2 Gen2 Type-C、HDMI 2.1、LANポート、microSDカードリーダーを備えています。

インターフェイスが揃っており、周辺機器との接続もしやすいです。また、LANポートは、2.5Gpbsの伝送速度にも対応しています。

 

取り換え式モジュール

GPD Pocket 4の面白い特徴として、取り換え式モジュールがあります。

標準ではmicroSDカードスロットとなっている部分を、別のモジュールに付け替えることができます。用意されているモジュールは、シリアル通信ポートのEIA RS-232（3,800円）、HDMI入力ポートとUSB Type-Cポートを備えたKVMモジュール（8,800円）、nano SIMカード対応の4G LETモジュール（18,900円）の3つです。それぞれのモジュールの価格が高くないのも嬉しいです。

業務用途などの特殊な使い方にも対応することができると思います。

 

購入先

GPDダイレクトにて、GPD Pocket 4の先行予約が始まっており、2025年2月1日発送予定となっています。

GPDダイレクトはこちら

 

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