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CES2024で発表された、筆者注目のパソコン
CES 2024にて、インテルのCore Ultraプロセッサーや、第14世代Core HXシリーズプロセッサーを搭載したノートパソコンが多数発表されました。
ここでは、特徴的な注目の新機種と、Core Ultra搭載ノートPC、第14世代Core搭載ノートPCの幾つかをピックアップして簡単な特徴を紹介します。
特徴的な注目の新機種
まずは、とても特徴的な注目の新機種をご紹介します。
CPU | Core Ultra 7 155H Core Ultra 9 185H |
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GPU | GeForce RTX 4050 / 4060 / 4070 |
メモリ | 16GB / 32GB |
ストレージ | 1TB / 2TB |
液晶 | 14型 2880x1800 有機EL 48~120Hz |
バッテリー | 最大 8時間 |
質量 | 約1.63kg |
価格[税込] | 27万円台~ |
Core Ultra Hシリーズの中でも最上位のCore Ultra 9 185Hと、RTX 4070と、高めのスペック構成を選択することができる、14型のゲーミングノートPCです。
質量が約1.63kg、厚みが約17.9mmと、軽くて、スリムなボディなので、持ち運びがしやすいゲーミングノートPCが欲しい方におすすめです。
有機ELディスプレイは、DCI-P3 100%クラスと広色域なので、クリエイティブな作業用としてもよさそうです。
国内では、1月18日から販売開始予定となっており、一早く入手できそうなのもポイントです。
CPU | 最大 Core Ultra 7 155H |
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GPU | CPU内蔵 (Intel Arc Graphics) |
メモリ ストレージ |
不明 |
液晶 | 7型 1920x1080 120Hz タッチ |
バッテリー | 53Wh |
質量 | 約675g |
本体の左右にジョイスティックや、ボタンなどを備えた、ポータブルゲーミングPCです。ゲーム専用機といっても過言ではないと思います。
内蔵グラフィックスの性能が大きくアップしたCore Ultra Hシリーズのプロセッサーと、120Hz駆動のFHD液晶を搭載し、手軽にPCゲームをプレイすることができます。
PCゲームをプレイするための、新ジャンルのPCになっていくのかもしれません。
CPU | Core Ultra 7 + Qualcomm Snapdragon 8+Gen1 |
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GPU | CPU内蔵 (Intel Arc Graphics) |
メモリ | 32GB (Hybrid Station) 12GB (Hybrid Tab) |
ストレージ | 1TB (Hybrid Station) 256GB (Hybrid Tab) |
液晶 | 14型 2.8K 有機EL タッチ |
バッテリー | 75Wh (Hybrid Station) 38Wh (Hybrid Tab) |
質量 | 約970g (Hybrid Station) 約785g (Hybrid Tab) |
新しいタイプのデタッチャブル型2 in 1 PCで、Windows PCと、Androidタブレットが一つになったような製品です。
通常は、Core Ultra 7と、DCI-P3 100%クラスのディスプレイを搭載した、WindowsノートPCとして使用することができますし、キーボード付きのAndroid端末として使うこともできます。また、液晶面を取り外すと、Androidタブレットとして動作しますし、本体側(Hybrid Station)は外部ディスプレイをつないで、Windows PCとして使用することも可能です。
作業内容に合わせて、2種類のデバイスを使い分けることができます。ただし、それぞれがCPU、メモリ、ストレージ、バッテリーを備えているため、組み合わせた時は14型ノートPCとしては、やや重めの質量になります。
CPU | Core Ultra |
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GPU | CPU内蔵 (Intel Arc Graphics) |
メモリ | 最大 32GB |
ストレージ | 最大 デュアルM.2 SSD |
液晶 | 14.5型 3K 120Hz / 2.5K 90Hz |
バッテリー | 85Wh |
質量 | 約1.5kg~ |
Core Ultra Hシリーズのプロセッサーを搭載した14型クラスのノートPCです。単体でも、高めの性能を備えたノートPCとして使用できますが、最大の特徴は、デスクトップ用GPUを接続することができることです。
Thuderbolt 4よりも速い、データスループットが最大64GbpsのTGX(ThinkBook Graphics Extension)ポートを備えており、The ThinkBook Graphics eXtension Dockを使って、GeForce RTXシリーズのデスクトップ用グラフィックスを接続することができます。
14.5型の液晶には、3K DCI-P3クラス / 2.5K sRGBクラスの2種類があります。
この製品の特徴を生かして、宅内ではパワフルなグラフィックスや、外部ディスプレイをつないで、負荷の高いクリエイティブな作業を行い、外出先では、Core Ultraの内蔵グラフィックスでライトに作業をする、といった使い方ができます。
第14世代Core搭載ノートPC
次に紹介するのは、インテル第14世代Coreを搭載するノートPCです。
CPU | 最大 第14世代Core i9 |
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GPU | 最大 GeForce RTX 4060 |
メモリ | 最大 64GB |
ストレージ | 最大 4TB (2TB + 2TB) |
液晶 | 16型 3.2K 165Hz |
バッテリー | 80Wh |
質量 | 約2.2kg~ |
最大で、第14世代Core i9、GeForce RTX 4060、64GBメモリ、4TB SSD(2TB + 2TB)と、高めのスペック構成を選択することができます。最大200Wの熱量設計(TDP)となっているので、高めのパフォーマンスを期待できそうです。
16型ディスプレイは、3.2Kの高解像度、かつ、DCI-P3 100%クラスの広色域で、165Hzのハイリフレッシュレートにも対応しており、クリエイティブな作業だけでなく、オフの時間にゲームを楽しむこともできます。
また、液晶上部には、ポゴピンコネクターを備えており、新しく発表された、Magic Bay Studio(AIを活用した4Kカメラ)などを接続することができます。
プレスリリース(英語)はこちらCPU | 最大 第14世代Core i9-14900HX |
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GPU | 最大 GeForce RTX 4090 |
メモリ | 最大 64GB |
ストレージ | 最大 2TB |
液晶 | 16型 3200x2000 MiniLED 165Hz |
バッテリー | 99.9Wh |
質量 | 約2.56kg~ |
レノボのLegionシリーズの最上位機種です。
派手なデザインの天板や、ライティングを備えており、ゲーミングノートPCらしさを感じます。
最大で、Core i9-14900HX + RTX 4090の高いスペック構成を選択することができるだけでなく、16型のMiniLEDディスプレイを搭載していることも特徴となっています。100% Adobe RGB / 100% DCI-P3の非常に広い色域をカバーしているので、高解像度・広色域のディスプレイを必要とする、クリエイターにもよさそうです。
プレスリリース(英語)はこちらCPU | 最大 第14世代Core i9-14900HX |
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GPU | 最大 GeForce RTX 4070 |
メモリ | 最大 32GB |
ストレージ | 最大 1TB |
液晶 | 16型 3200x2000 165Hz / 2560x1600 240Hz |
バッテリー | 99.9Wh |
質量 | ~約2.28kg |
ゲーミングノートPCには、ブラック系のボディが多いですが、Legion 7iでは爽やかなホワイトボディも選択することができます。また、厚みが約19.8mmと、スリムタイプのボディとなっています。
最大で、第14世代Core i9-14900HX、GeForce RTX 4070とスペックも高めなので、多くのゲームを快適にプレイすることができるでしょう。
なお、3.2K液晶は100% DCI-P3クラス、2.5K液晶は100% sRGBクラスと、どちらも広めの色域です。
プレスリリース(英語)はこちらCPU | 最大 第14世代Core i9-14900HX |
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GPU | 最大 GeForce RTX 4070 |
メモリ | 最大 32GB |
ストレージ | 最大 1TB |
液晶 | 16型 2560x1600 240Hz |
バッテリー | 最大 80Wh |
質量 | 約2.3kg~ |
Legionシリーズの下位モデルです。
それでも、最大で第14世代Core i9-14900HX、GeForce RTX 4070と、Legion 7iと同じようなスペック構成を選択することができます。
ただし、ボディが少し厚く、重くなります。宅内で使うのであれば、Legion 5iでも十分だと思います。
2.5K液晶は、165Hz、100% sRGBクラスなので、ミドルクラスのゲーミングノートPCとしては申し分ありません。
プレスリリース(英語)はこちらCPU | 第14世代Core i9-14900HX |
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GPU | 最大 GeForce RTX 4090 |
メモリ | 最大 32GB |
ストレージ | 最大 2TB |
液晶 | 16型 2560x1600 240Hz |
バッテリー | 99.9Wh |
質量 | 約2.8kg~ |
高めのフレームレートでゲームをプレイしたい、ハイクラスの競技ゲーマー向けの製品です。
Legionシリーズの「Pro」が付かない機種よりも質量と厚みが増えますが、その分、max TGPを高く設定することができます。例えば、RTX 4090だとmax TGP:175Wとなっています。より高いパフォーマンスを引き出すことで、同じGPUを搭載した機種の中でも、少し高めのフレームレートが出ることが多いと思います。
プレスリリース(英語)はこちらCPU | 第14世代Core i9-14900HX |
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GPU | 最大 GeForce RTX 4070 |
メモリ | 最大 32GB |
ストレージ | 最大 2TB |
液晶 | 16型 2560x1600 240Hz |
バッテリー | 80Wh |
質量 | 約2.5kg~ |
こちらも、eスポーツタイトルなどを高めのフレームレートでプレイしたい、競技ゲーマー向けの製品です。
Legion Pro 7iと同じく、余裕のあるボディで、max TGPが高めに設定されています。Legion Pro 5iで選択できる中で最大のRTX 4070だと、max TGP:140Wとなっています。
エントリークラスからのステップアップなどにちょうどよさそうです。
プレスリリース(英語)はこちらCPU | 最大 第14世代Core i7-14700HX |
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GPU | 最大 GeForce RTX 4060 最大 Inte Arc A530M |
メモリ | 最大 16GB |
ストレージ | 最大 1TB |
液晶 | 15.6型
1920x1080 144Hz / 2560x1440 165Hz |
バッテリー | 60Wh |
質量 | 約2.38kg~ |
レノボのエントリーゲーマー向けゲーミングノートPCです。
個人的には、Intel Arc A530Mよりも、GeForce RTXシリーズを搭載したモデルの方がおすすめです。
Legionシリーズとは違い、画面比16:9の液晶を搭載していますが、どちらの液晶でも100% sRGBクラスと広めの色域なので、ゲーム兼画像・動画の編集などの趣味にも使うことができそうです。
プレスリリース(英語)はこちらCPU | 第14世代Core i9 14900HX |
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GPU | GeForce RTX 4080 / 4090 |
メモリ | 最大 128GB |
ストレージ | 最大 4TB (2TB + 2TB) |
液晶 | 18型 2560x1600 240Hz / 3840x2400 MiniLED 120Hz |
バッテリー | 99.9Wh |
質量 | 約3.6kg |
最大で、第14世代Core i9、GeForce RTX 4090を搭載し、CPU:95W、GPU:175Wの最大電力設定で性能を引き出すことができます。また、構成によりますが、最大で、4つのメモリスロットと、3つのSSDを搭載することができる、モンスタークラスのゲーミングノートPCです。
18型と大きなディスプレイには、UHD+のMiniLEDディスプレイを選択することができ、120Hz、100% DCI-P3クラスと、ゲームにも、高負荷のクリエイティブな作業にも適しています。
メーカーサイト(英語)はこちらCPU | 第14世代Core i9 14900HX |
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GPU | GeForce RTX 4060 / 4070 / 4080 |
メモリ | 16GB / 32GB |
ストレージ | 2TB |
液晶 | 16型 2560x1600 240Hz |
バッテリー | 90Wh |
質量 | 約2.5kg |
最大で、第14世代Core i9(TDP:65W)、GeForce RTX 4080(max TGP:175W)を搭載することができる、ミドルハイ~ハイクラスの性能を備えたゲーミングノートPCです。
QHD+の解像度の液晶は、240Hzのハイリフレッシュレートにも対応しており、勝負にこだわった本格的なプレイにも適しています。また、100% DCI-P3クラスの広色域なので、クリエイターの作業用としてもよさそうです。
メーカーサイト(英語)はこちら
Core Ultra搭載ノートPC
新しく登場した、インテルのCore Ultra搭載ノートPCです。
なお、下記の機種以外にも、レノボからは、CES 2024に先駆けて、Core Ultra搭載のThinkPad X1 Carbon Gen 12、ThinkPad X1 2-in-1 Gen 9、IdeaPad Pro 5i (16",9)、IdeaPad Pro 5i (14",9)が発表されています。これらの4機種に関しては、こちらの特徴紹介ページをご覧ください。
CPU | 最大 Core Ultra 9 |
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GPU | CPU内蔵 (Intel Arc Graphics) |
メモリ | 最大 32GB |
ストレージ | 最大 2TB |
液晶 | 13.5型 2880x1900 120Hz |
バッテリー | 74Wh |
質量 | 約1.0kg~ |
参考価格 | 1,399ドル~ |
約1.0kg~、約12.9mmと軽くて、スリムなボディですが、最大でCore Ultra 9を搭載することができる、13インチクラスのモバイルノートPCです。
13.5型、画面比3:2の2.8K液晶は、縦方向に広いので外出先でも作業がしやすいです。100% sRGBクラスと色域も広めなので、写真や動画の簡単な編集などにも対応できそうです。
また、74Whと、バッテリー容量が大きいので心強いです。
液晶上部には、Magic Bayアクセサリー用のポゴピンコネクターを備えています。新しく発表された、Magic Bay LTE、Magic Bay Light、Magic Bayu 4K Webカメラなどを接続することで、一層便利に使うことができそうです。
プレスリリース(英語)はこちらCPU | Core Ultra 5 125H Core Ultra 7 155H Core Ultra 9 185H |
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GPU | CPU内蔵 (Intel Arc Graphics) |
メモリ | 16GB / 32GB |
ストレージ | 最大 2TB |
液晶 | 14型 2880x1800 有機EL 120Hz 14型 1920x1200 有機EL 60Hz |
バッテリー | 75Wh |
質量 | 約1.65kg |
小さなサブディスプレイを備えるのではなく、3K + WUXGAという本格的な2画面ノートPCです。両方とも、画面比16:10の有機ELディスプレイで、100% DCI-P3クラスと広色域で、かつ、10bit表示に対応しています。
Core Ultra Hシリーズプロセッサー搭載なので、2画面を使ったマルチタスクや、外出先でのクリエイティブな作業に適しています。
質量は約1.65kgとそこまで軽くありませんが、モバイルディスプレイを別に持ち歩くよりは使いやすいと思います。
メーカーサイト(英語)はこちらCPU | Core Ultra 5 125H Core Ultra 7 155H Core Ultra 9 185H |
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GPU | CPU内蔵 (Intel Arc Graphics) |
メモリ | 8GB / 16GB / 32GB |
ストレージ | 最大 1TB |
液晶 | 14型 2880x1800 有機EL 120Hz / 2880x1800 有機EL 120Hz タッチ / 1920x1200 有機EL 60Hz |
バッテリー | 75Wh |
質量 | 約1.20kg~ |
有機ELディスプレイ搭載の14型ノートPCです。
100% DCI-P3クラスの色鮮やかで、メリハリのある美しい表示が可能です。
高めの性能と、広色域ディスプレイを備えつつ、約1.20kg~と軽いので、外出先での画像・FHD動画の編集作業などに使いやすいと思います。
なお、CPU内蔵グラフィックスがIntel Arc Graphicsとして動作するためには、16GB以上のデュアルチャネルメモリ構成を選ぶ必要があります。
メーカーサイト(英語)はこちらCPU | Core Ultra 9 185H |
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GPU | 最大 GeForce RTX 4090 |
メモリ | 16GB / 32GB |
ストレージ | 2TB |
液晶 | 16型 2560x1600 有機EL 240Hz |
バッテリー | 90Wh |
質量 | 約1.85kg~ |
最新のCore Ultra 9 185Hと、GeForce RTX 40シリーズのグラフィックスを搭載した16型ノートPCです。この構成でありながら、質量が約1.85kg~、厚みが1.49~17.4mmとスリムで、かっこいいデザインが特徴的です。
2.5Kの有機ELディスプレイは、240Hzのハイリフレッシュレートと、DCI-P3:100%クラスの広色域に対応しています。
メーカーサイト(英語)はこちらCPU | Core Ultra 9 185H |
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GPU | 最大 GeForce RTX 4090 |
メモリ | 32GB / 64GB |
ストレージ | 最大 2TB |
液晶 | 16型 3840x2400 MiniLED 120Hz / 2560x1600 240Hz |
バッテリー | 99.9Wh |
質量 | 約1.99kg |
最大で、Core Ultra 9 185H + GeForce RTX 4090という、現時点でハイエンドクラスとなる構成を搭載することができる16型ノートPCです。しかも、質量が約1.99kg、厚みが約19.95mmと、この構成とサイズにしては軽く、スリムなボディなので、容易に持ち出すことができます。
MiniLEDディスプレイは、100% DCI-P3クラスと色域が広く、リフレッシュレートも高めです。ゲームだけでなく、4K動画の本格的な編集など、負荷の高いクリエイティブ作業にも快適に使うことができそうです。
メーカーサイト(英語)はこちらCPU | 最大 Core Ultra 7 155H |
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GPU | CPU内蔵 (Intel Arc Graphics) |
メモリ | 最大 32GB |
ストレージ | 最大 1TB |
液晶 | 13.3型 1920x1200 IPS-Level / 2880x1800 有機EL |
バッテリー | 75Wh |
質量 | 約0.99kg |
質量が約1kgしかない、軽量モバイルノートPCです。
最新のCore Ultra Hシリーズプロセッサーを搭載することで、ビジネス用途などにおいても、一層使いやすくなっていると思います。
2.8K、100% DCI-P3クラスの有機ELディスプレイを搭載したモデルであれば、ちょっとしたクリエイティブな作業にも活用できそうです。
なお、同シリーズの兄弟機種として、14型のPrestige 14 AI Evo、Prestige 14 AI Studio、Prestige 16 Ai Evo、Prestige 16 AI Studioといった機種もあります。
メーカーサイト(英語)はこちら