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レノボ、インテルの最新CPU「Core Ultra」シリーズ搭載のノートPC 4機種を発表
CES 2024に先駆けて、レノボから、インテルの最新CPU「Core Ultra」シリーズを搭載したノートパソコン4機種が発表されました。
◆ThinkPad X1 Carbon Gen 12:ThinkPadシリーズのフラグシップモバイルノートPC
◆ThinkPad X1 2-in-1 Gen 9:X1シリーズのコンバーチブル型PCで、ペンにも対応
◆IdeaPad Pro 5iシリーズ:16型のIdeaPad Pro 5i (16",9)と、14型のIdeaPad Pro 5i (14",9)の2サイズがあり、最大でCore Ultra 9を搭載
それぞれの主要な仕様と、簡単な特徴を以下にご紹介します。なお、「Core Ultra」シリーズのラインナップなどについては、こちらの別記事をご確認ください。
公式サイトはこちら
製品の特徴
ThinkPad X1 Carbon Gen 12
ThinkPad X1 Carbon Gen 12は、ビジネスパーソンからの人気も高い、ThinkPadシリーズのフラグシップ機です。
他機種に先駆けて、最新のIntel Core Ultraを搭載したモデルの一部が2023年12月から米国では入手可能となるようです(多くのモデルが出そろうのは、2024年3月からとなっています)。
ThinkPad X1 Carbon Gen 12の主な仕様は、下表の通りです。
GPUが、「最大 Intel Arc Graphics」になっているところを見ると、「Core Ultra」のHシリーズプロセッサーを搭載したモデルがあるのではないかと思います。
ThinkPad X1 Carbon Gen 12 | |
CPU | Intel Core Ultra |
GPU | 最大 Intel Arc Graphics |
メモリ | 最大 64GB LPDDR5X |
ストレージ | 最大 2TB PCIe Gen4 SSD |
液晶サイズ | 14.0型 |
液晶種類 | 最大 2.8K 有機EL 120Hz タッチ |
WWAN | 5G / LTE(eSIM・Nano SIM対応) |
質量 | 約1.09kg~ |
バッテリー | 57Wh |
参考価格 | 2,989ドル~ |
ボディデザインも、従来モデルから少し変化しています。Webカメラの部分が少し出っ張った「コミュニケーションバー」を搭載し、ThinkPad Zシリーズや、最新のThinkPad X13シリーズと似たようなデザインとなっています。
仕様では、最大8MPカメラとなっていたので、Webカメラの性能もアップしているようです。
インターフェイスは下図のようになっています。USB-A x2、USB-C(Thunderbolt 4)x2、HDMIを備えています。
ThinkPad X1 2-in-1 Gen 9
ThinkPad X1 2-in-1 Gen 9は、コンバーチブル型のノートPCです。
これまでは、ThinkPad X1 Yogaシリーズと呼ばれていましたが、新製品に関する今回のアナウンスでは、ThinkPad X1 2-in-1となっていました。
米国では、2024年3月ごろから発売開始の予定となっています。
360度回転するヒンジを備え、自在に変形することができます。
ThinkPad X1 2-in-1 Gen 9の主な仕様は、下表の通りです。基本的には、ThinkPad X1 Gen 12と同じですが、変形するためのギミックにより、質量が少し重くなります。
ThinkPad X1 2-in-1 Gen 9 | |
CPU | Intel Core Ultra |
GPU | 最大 Intel Arc Graphics |
メモリ | 最大 64GB LPDDR5X |
ストレージ | 最大 2TB PCIe Gen4 SSD |
液晶サイズ | 14.0型 |
液晶種類 | 最大 2.8K 有機EL 120Hz タッチ |
WWAN | 5G / LTE(eSIM・Nano SIM対応) |
質量 | 約1.32kg~ |
バッテリー | 57Wh |
参考価格 | 2,639ドル~ |
ThinkPad X1 2-in-1 Gen 9も「コミュニケーションバー」を搭載するデザインとなっています。
インターフェイスは下図のようになっています。ThinkPad X1 Gen 12と同じ構成で、USB-A x2、USB-C(Thunderbolt 4)x2、HDMIを備えています。
従来のThinkPad X1 Yogaシリーズでは、ペンを内蔵する構造が一つの特徴となっていました。しかし、上の側面画像を見ても、今まであったペンを収納する場所が見当たりません。
デジタルペンが、書きやすさを重視し、太いタイプのペンになっています。なお、マグネティックペンで、側面にくっつくようです。
IdeaPad Pro 5iシリーズ
IdeaPad Pro 5iシリーズは、マルチメディアやゲームを楽しむことができ、クリエイティブな用途にも活用できるノートPCです。
今回発表されたのは、16型のIdeaPad Pro 5i (16",9)と、14型のIdeaPad Pro 5i (14",9)です。なお、IdeaPad Pro 5i (16",9)に関しては、米国ではすでに販売を開始しています。
IdeaPad Pro 5iシリーズの主な仕様は、下表の通りです。
最大で、HシリーズのIntel Core Ultra 9を搭載します。なお、米国で販売が開始されている、IdeaPad Pro 5i (16",9)を確認すると、Core Ultra 5 125Hを搭載していました。
IdeaPad Pro 5i (16",9) | IdeaPad Pro 5i (14",9) | |
CPU | 最大 Intel Core Ultra 9 | |
GPU | 内蔵:最大 Intel Arc Graphics 外部:最大 GeForce RTX 4050 |
|
メモリ | 最大 32GB LPDDR5X | |
ストレージ | 最大 1TB PCIe Gen4 SSD | |
液晶サイズ | 16.0型 | 14.0型 |
液晶種類 | 2048x1280 有機EL 120Hz 2560x1600 IPS 120Hz |
2880x1800 有機EL 120Hz 2880x1800 IPS 120Hz |
質量 | 約1.95kg~ | 約1.46kg~ |
バッテリー | 84Wh | |
参考価格 | 1,149.99ドル~ | ー |
搭載するCPU以外では、搭載するディスプレイが特徴的です。
どちらも解像度が少し高めのディスプレイを搭載しており、有機ELと、IPS液晶の2種類があります。なお、有機ELディスプレイは100% DCI-P3クラス、IPS液晶は100% sRGBクラスと、色域が広めです。
インターフェイスは下図のようになっています。
基本的にどちらも同じポート構成で、USB3.2 Gen1 Type-A x2、USB-C(Thunderbolt 4)、USB3.2 Gen1 Type-C、HDMI、SDカードリーダーを備えています。
なお、外部グラフィックスを搭載するモデルのみ、DC-inのポートがあるようです。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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