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NEC LaVie G タイプ Sの実機レビュー

国産PCでも約8万円~
NEC LaVie G タイプ Sは、国内メーカーNECが販売するスタンダードな15.6型ノートパソコンです。
安心できる国内メーカーのPCでありながら、直販サイト「NEC Direct」なら約8万円から購入することが可能です。
また、非常にスリムです。スリムであるにも関わらず光学ドライブ、LAN、HDMIなど主要なポートは揃っています。
追記:本製品「LaVie G タイプ S」はPentiumまたはCeleronのCPUですが、「LaVie G タイプ S(H)」であればCore i プロセッサーを選択可能です。
メーカー直販サイト:NEC Direct(LaVie G タイプ S)
※レビュー機はメーカーからの借用製品です
目次
1 LaVie G タイプ S の基本スペック | 2 特徴1 - 非常にスリム |
3 特徴2 - 国内メーカーのPCでも安価 | 4 特徴3 - 豊富なマニュアル |
5 液晶ディスプレイのチェック | 6 キーボードおよびタッチパッド、マウスのチェック |
7 パフォーマンスのチェック | 8 カードリーダー/ライターのチェック |
9 静音性のチェック | 10 パーツの温度のチェック |
11 表面温度のチェック | 12 消費電力のチェック |
13 外観のチェック | 14 まとめ |
LaVie G タイプ Sの基本スペック
LaVie G タイプ Sの基本スペックをチェックします。※2014年夏/カスタマイズモデル「LaVie G タイプ S」のスペックです。カスタマイズモデル「LaVie G タイプ S(H)」およびカタログモデル「LaVie S」とは、スペックが異なりますのでご注意ください。
※ カスタマイズモデル・・・Web直販店「NEC Direct」で販売されているモデル。パーツのカスタマイズが可能
※ カタログモデル・・・家電量販店で販売されているモデル。パーツのカスタマイズはできません
CPU Pentium 3558UまたはCeleron 2957Uです。本機は後者です。 |
グラフィックカード CPU内蔵(インテル HD グラフィックス)です。 |
液晶ディスプレイ 15.6型ワイド、1366x768です。タッチパネルあり/なしが選べます。本機はタッチなしです。 |
メモリ 最大16GBのメモリを選択できます。本機は4GBです。 |
ハードディスク/SSD 単体HDDのみ選択可能です。本機は500GBです。 |
光学ドライブ DVDスーパーマルチまたはブルーレイディスクドライブを選択可能です。 |
バッテリー駆動時間 JEITA2.0で最大約6.1時間、JEITA1.0で最大約8.1時間です(メーカー公表値)。 |
テレビチューナー 内蔵テレビチューナーは搭載していません。 |
特徴1 - 非常にスリム
LaVie G タイプ Sは、非常にスリムなボディの製品です。スリムボディのノートパソコンは、光学ドライブがなかったり、ポートが少なかったりするケースもありますが、本製品はスリムでも、光学ドライブは搭載されていますし、LANポート、HDMIポートもあり、USBポートも3つあります。スリムになったせいで、何かを犠牲にしていることもありません。
スリムなボディ
特徴2 - 国内メーカーPCでも安価
カスタマイズモデルのLaVie G タイプ Sは、国内メーカーのPCでありながら、約8万円から購入可能です。
安さの理由は、通常のノートパソコンよりも、やや処理性能の劣るCPUを使っていることです。2014年6月19日現在、Celeron 2957UとPentium 3558Uを選択できますが、Celeron 2957UはAtomよりもやや性能が良い程度ですし、Pentium 3558UもCore iプロセッサーと比較すると、かなり性能が落ちます。
とは言っても、インターネットやメール、動画鑑賞をする程度なら、このCPUでも問題ないでしょう。ただし、動画編集や画像編集、エンコードなどの負荷のかかる作業をする予定ならCore i シリーズのCPUのほうが良いと思います。
Celeron 2957U | Pentium 3558U | 参考: Core i5-4200M |
|
---|---|---|---|
コア数 | 2 | 2 | 2 |
スレッド数 | 2 | 2 | 4 |
動作周波数 | 1.4 GHz | 1.7 GHz | 2.5 GHz |
Turbo Boost 周波数 | ― | ― | 3.1 GHz |
スマートキャッシュ | 2MB | 2MB | 3MB |
TDP | 15W | 15W | 37W |
PassMark CPU ベンチ | 1405 | 不明 ただしPentium 3556U のスコアは1954 |
4162 ※1 |
特徴3 - 豊富なマニュアル
本製品は、国内メーカーだけあってマニュアルが充実しています。海外メーカーだと、紙のマニュアルがほとんどない場合もありますが、NECであれば初心者でも安心です。
マニュアル類
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。あまり見やすい液晶ではありません。
まず視野角は、良くありません。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、寒色系の画面であることが分かります。
色域も広くありません。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
画素はシンプルな形状です。ギラつきはありません。


光沢液晶ですので、画面への映り込みがあります。

画面への映り込み
キーボードおよびタッチパッド、マウスのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
メーカー仕様表を確認すると、キーピッチ(横方向)18.7mm、キーストローク1.7mmとあります。縦方向のキーピッチは実測で約18.5mmです。キートップはほぼフラット、それほど滑らない素材です。
「半角/全角」キーと「BackSpace」キーが他より小さいのが少し気になりますが、それ以外は普通のキーボードです。
キーボード全体図
キーの拡大図1
キーの拡大図2
タッチパッドはクリックボタンと一体型となっています。操作性は普通です。
タッチパッド
付属しているマウスが少し変わっていて、スクロールボタンを左右に倒すと、「チャーム」や「アプリ一覧」などを表示することが可能です。また押しこむと、Windowsキーを押したのと同等の操作になります。
付属マウス
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
先ほど説明した通り、カスタマイズモデルのCPU性能は良くありません。Celeron 2957U、4GB メモリ、500GB HDD構成でのベンチマーク結果は次の通りです。
追記:LaVie G タイプ S(H)であれば、Core i プロセッサーを選択可能です。
PassMark Performance Test 8.0
3DMark
3DMarkがバージョンアップし、SKY DIVERのテストが追加されました。
※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け
PCMark 8
動画のエンコード時間
Celeron 2957U | |
---|---|
x264でエンコード | 1時間13分42秒 |
クイック・シンク・ビデオでエンコード | 動作せず |
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換
ストレージのベンチマーク
500GB HDD
カードリーダー/ライターのチェック
内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。
高速なカードリーダー/ライターです。ただし、UHS-Ⅱには対応していないようです。


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