マウスコンピューター G-Tune P5-AFの実機レビュー

更新日:
CPU Core i5-11400H
GPU GeForce GTX 1650
メモリ 16GB~64GB
ストレージ 256GB ~ 1TB PCIe SSD
1TB ~ 2TB HDD
液晶サイズ 15.6インチ
液晶種類 FHD 60Hz 非光沢
質量 約2.02kg
バッテリー 約6.5時間 (49Wh)
価格[税込] 11万円台~
約12万円の安いゲーミングノートPC

G-Tune P5-AFは、Core i5-11400HにGeForce GTX 1650を搭載したエントリークラスのゲーミングノートです。

11万円台(約12万円)と価格が非常に安い点が特徴です。

ゲーミングノートPCとしては低めのスペックですが、重くないゲームタイトルであれば、グラフィック品質設定を下げることで、ある程度快適にゲームができるでしょう。

グラフィック品質はあまりこだわらず、たまにゲームができればいいという方に適したゲーミングノートです。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i5-11400H、16GBメモリ、GeForce GTX 1650

 

このページをご覧の方だけに

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目次

お忙しい方は、「G-Tune P5-AFの特徴」のみお読みください。

 

G-Tune P5-AFの特徴

グラフィックスはエントリークラス性能

G-Tune P5-AFは、エントリークラスのGeForce GTX 1650が搭載されています。Forza Horizon 5やFF15などの重いゲームは、グラフィック品質設定を最低ラインまで落とさないと動かすのは厳しいですが、APEX、フォートナイト、MHRなどのそこまで重くないゲームなら、グラフィック品質設定を中程度にすることで、やや高めのフレームレートが出ます。ガチ勢にはおすすめしませんが、画質はそこまで求めず、カジュアルにゲームをする程度の方であれば、本製品でもいいと思います。

軽めのゲームなら比較的快適

 

価格が安い

円安の影響もあり、ゲーミングノートPCの価格が高騰していますが、G-Tune P5-AFは、約12万円で購入することが出来ます。そこまで真剣にゲームするわけではないので、できるだけ安く購入したい方におすすめです。毎日ゲームをする方や、プロを目指しているなら、もう少しCPU/GPU性能が高く、高リフレッシュレートに対応した製品のほうがいいと思います。

約12万円

約12万円で購入可能

 

メモリとSSDのカスタマイズができる

最近ではモデル販売のみでカスタマイズできるゲーミングPCが減ってきていますが、本製品はメモリとSSD容量をカスタマイズすることができます。

メモリは最大64GB、SSDは最大2TBと容量も多く、十分な容量を選択することができます。

メモリは最大64GB、SSDは最大2TBまでカスタマイズできる

 

2.5インチベイもあり

G-Tune P5-AFのストレージ容量は、標準では256GBです。システムとゲームをインストールするとなると、やや物足りない容量ですが、上記のSSDに加えてさらに最大2TBのHDDを追加することができます。大容量ストレージが必要な方は、HDDも追加しておくといいでしょう。

ただし、カスタマイズだとHDDしか選択できず、これだと速度が遅いです。自己責任とはなりますが、2.5インチSSDを別途購入して増設するのもいいと思います。

追加で最大2TBのHDDを搭載できる

 

コストを抑えている部分

G-Tune P5-AFは価格が安い代りに、ディスプレイの品質が高くありません。多くのゲーミングノートは、144Hzなどの高リフレッシュレートに対応しているケースが多いですが、本製品は一般的なノートPCと同じ60Hzです。また残像も多めです。FPS/TPSなどのゲームにおいて、敵の発見がわずかに遅れたり、エイムが合わせにくかったりします。色域も狭いので、画像編集などの用途にもあまり向いていません。

また、スピーカーの音質があまりよくないので、ヘッドホンの着用をおすすめします。

 

各用途の快適度

G-Tune P5-AFの各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分なスペックです。ストレスなく、サクサク動くでしょう。
オンライン会議 高品質ではありませんが、Webカメラ、スピーカー、マイクは付いているので、オンライン会議をすることが出来ます。
動画鑑賞 △~○ スペック面は問題ありませんが、スピーカー音がイマイチで、液晶の色鮮やかさが少し物足りないです。
RAW現像
画像編集
△~○ CPUおよびGPU性能は問題ありませんが、ディスプレイの色域が低めなので画像編集向きではありません。ただし、外部モニターに接続すれば、この用途でも使用できます。
動画編集 GeForce GTX 1650を搭載しており、FHD動画の編集なら問題なくできるでしょう。簡単な編集なら4K動画の編集もできます。ただし、液晶の色域が狭いので、色の調整には適していません。また、スピーカーがそこまで良くないので、音声が他のPCから聴いた時とはやや異なる感じに聞こえるかもしれません。
ゲーム エントリークラスのGTX 1650を搭載しており、軽いゲームなら快適に動作します。重めのゲームはかなりグラフィック品質を落とす必要があります。また、高リフレッシュレート液晶ではありません。

 

ディスプレイのチェック

G-Tune P5-AFのディスプレイの詳細なチェックです。

本製品の液晶は、FHD 60Hzとなっています。色域が狭いので画像編集には向きませんが、ゲームをする分にはそれほど気になりません。視野角は広く、非光沢液晶で映り込みも少ないです。なお、最大輝度は、当サイトの計測では277cd/m2とやや低めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は狭いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は66.3%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、緑色が少し強めに発色していることが分かりますが、気になる程ではありません。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。ギラつきはそれほど感じません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認結果です。輝度をいくつにしても、フリッカーは検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約55msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延はやや少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、60Hzのディスプレイで2フレーム前くらいまで残像がありました。普通のノートPCは、60Hzのディスプレイで2フレーム前くらいまでの残像がありましたので、普通の残像感だと思います。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは約19mm、キーストロークは約1.8mmで、標準的な数値です。キートップはほぼフラットですが、底付きの衝撃は低減されており、比較的押しやすいと思います。普通にタイピングできます。

テンキーは、3列なので、4列のものとは「+」などの位置が異なっており、使いにくいです。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

LEDバックライトが搭載されています。単色のみで発光パターンもありませんが、色の変更はできます。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

動作モード

G-Tune P5-AFは、プリインストールされている管理ツール「CONTROL CENTER」から、動作モードを変更することができます。ここでは、デフォルトの「バランス」と、最もパフォーマンスが出る「パフォーマンス」で各種ベンチマークを計測しています。

動作モード

 

CPU

プロセッサーにはCore i5-11400Hを搭載しています。Hシリーズとは言え1世代前のCore i5なので、性能はそこまで高いわけではありません。ただ、グラフィックスはGeForce GTX 1650と低めの性能なので、ゲームをするにあたって、CPUがボトルネックになることは少ないと思います。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i5-11400H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-12900HX 21233
Core i9-12900H 19223
Core i7-12800HX 17492
Core i5-12500H 14673
Core i7-12700H 14546
Ryzen 7 6800H 13999
Ryzen 7 5800H 12604
Core i7-1280P 11801
Ryzen 7 6800U 10830
Ryzen 7 5825U 10040
Ryzen 7 5800U 9429
Ryzen 5 5600H 9255
Core i7-1260P 9032
Core i5-11400H 8860 [パフォーマンス]
7973 [バランス]
Core i5-1240P 8409
Core i7-1255U 8300
Ryzen 5 5625U 8107
Core i5-1235U 7589
Core i7-1195G7 6594
Core i7-1185G7 6229
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-12900H 1920
Core i9-12900HX 1916
Core i7-12700H 1823
Core i7-1260P 1802
Core i7-1255U 1776
Core i9-12800HX 1760
Core i7-1280P 1751
Core i5-12500H 1727
Core i5-1235U 1675
Core i7-1195G7 1634
Ryzen 7 6800H 1522
Core i7-1185G7 1517
Ryzen 7 6800U 1504
Core i5-1240P 1483
Core i5-11400H 1477 [パフォーマンス]
1469 [バランス]
Ryzen 7 5825U 1460
Core i7-1165G7 1447
Ryzen 7 5800H 1435
Ryzen 7 5800U 1429
Ryzen 5 5625U 1383
Core i5-1135G7 1294
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリはDDR4-3200を搭載しています。速度は普通です。初期構成で16GBあるのは嬉しいです。なお、購入時のカスタマイズで最大64GBまで搭載することができます。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GB(8GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
52.37GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
37.77GB/s
35.65GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

グラフィックスにはエントリークラスのGeForce GTX 1650を搭載しており、性能は低めです。「バランスモード」と「パフォーマンスモード」では、スコアにそれほど差はありませんでした。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce GTX 1650
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用
RTX 3080
  17064
デスクトップ用
RTX 3070
  13393
RTX 3080Ti 16GB 175W 12614
RTX 3080Ti 16GB 150W 12194
RTX 3080 16GB 140W 11552
RTX 3080 16GB 130W 11361
RTX 3080Ti 130W 11108
RTX 3070Ti 130W 10758
RTX 3070 130W 10327
RTX 3080 8GB 105W 10258
RTX 3070Ti 105W 9901
RTX 3070 95W 9220
RTX 3060
※ディスクリート
140W 8847 [パフォーマンス・モード]
RTX 3060 130W 8302
RTX 3060 95W 7519
RTX 3060 75W 7047
GTX 1660Ti   5667
RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050Ti 40W 4560
RTX 3050 65W 4560
GTX 1650Ti   3700
GTX 1650   3459 [パフォーマンス]
3408 [バランス]
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce GTX 1650の情報は次の通りです。ブーストクロックなど標準的な数値です。なお、動作モードを変更しても、GPUクロックに変化はありませんでした。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、512GBのPCIe SSDを搭載しています。なお、購入時のカスタマイズで最大2TBまで増やすことができます。さらに、追加で最大2TBのHDDを搭載することができます。ただし、PCIe Gen4 SSDは選択できません。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
256GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 約7000
PCIe Gen3 SSD 約3500
2470
SATA SSD 約550
2.5インチHDD 約150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。速度は普通です。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

動作モード

ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし計測した平均フレームレートを掲載します。

ここでは、動作モードを「パフォーマンス」にして計測しています。

動作モード

 

各ゲームの平均フレームレート

本製品は、エントリークラスのGeForce GTX 1650を搭載しています。Forza Horizon 5やFF15は、グラフィック品質をかなり下げないと高いフレームレートがでません。画質が大分劣化するので、重いゲームをするのはお勧めしません。

APEX、フォートナイト、モンスターハンターライズなどのそこまで重くないゲームなら、グラフィック品質を中程度以下にすることで、高めのフレームレートが出ます。

頻繁にゲームをするなら物足りない性能ですが、グラフィック品質にはあまりこだわらず、カジュアルにゲームができればいいという方なら、本製品でもいいかなと思います。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 87 fps
61 fps
エクストリーム 20 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、エクストリーム)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 97 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
130W 97 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 96 fps
RTX 3080Ti 175W 94 fps
RTX 3070Ti 130W 90 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 88 fps
RTX 3070 145W 74 fps
RTX 3060
※ディスクリートモード
140W 60 fps
RTX 3060 130W 57 fps
RTX 3060
115W 52 fps
GTX 1650
  20 fps
重い部類のゲーム
ワンダーランズ ~タイニー・ティナと魔法の世界(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 68 fps
37 fps
ウルトラ 30 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 120 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 113 fps
RTX 3080Ti 175W 111 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 111 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
175W 108 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 101 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 99 fps
RTX 3070Ti
※ディスクリートモード
150W 97 fps
RTX 3080 16GB 165W 96 fps
RTX 3080 16GB 140W 92 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 92 fps
RTX 3080 8GB 105W 84 fps
RTX 3060
※ディスクリートモード
140W 84 fps
RTX 3070 95W 78 fps
RTX 3060 130W 73 fps
RTX 3060 115W 72 fps
RTX 3060 90W 64 fps
RTX 3060 75W 62 fps
RTX 3050Ti 60W 49 fps
RTX 3050 60W 42 fps
RTX 3050 95W 41 fps
RTX 3050Ti 40W 35 fps
GTX 1650   30 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 軽量品質 65 fps
標準品質 49 fps
高品質 34 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 127 fps
RTX 3080Ti 175W 123 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 123 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
175W 121 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
130W 117 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 116 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 113 fps
RTX 3080 16GB 140W 108 fps
RTX 3080 16GB 165W 107 fps
RTX 3070Ti 130W 103 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 101 fps
RTX 3080 8GB 105W 95 fps
RTX 3060
※ディスクリートモード
140W 93 fps
RTX 3070 95W 87 fps
RTX 3060 130W 84 fps
RTX 3060 115W 80 fps
RTX 3060 90W 75 fps
RTX 3060 75W 73 fps
RTX 3050Ti 60W 54 fps
RTX 3050 95W 50 fps
RTX 3050Ti 40W 47 fps
RTX 3050 60W 46 fps
GTX 1650Ti   43 fps
GTX 1650   34 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均fps
1920x1080 90 fps
52 fps
ウルトラ 41 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 134 fps
RTX 3080Ti 175W 132 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 127 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
175W 127 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 127 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 123 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
130W 121 fps
RTX 3080 16GB 140W 114 fps
RTX 3080 16GB 165W 112 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 112 fps
RTX 3070 145W 107 fps
RTX 3060
※ディスクリートモード
140W 104 fps
RTX 3060 130W 97 fps
RTX 3070Ti 105W 94 fps
RTX 3070 100W 91 fps
RTX 3060 90W 82 fps
RTX 3060 115W 81 fps
RTX 3050Ti 95W 65 fps
RTX 3050Ti 60W 63 fps
RTX 3050 95W 61 fps
RTX 3050 60W 53 fps
RTX 3050Ti 40W 48 fps
GTX 1650Ti   46 fps
GTX 1650   41 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 最低 93 fps
51 fps
最高 39 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 159 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 150 fps
RTX 3080Ti 175W 148 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
130W 134 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 133 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 130 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 129 fps
RTX 3070Ti 150W 128 fps
RTX 3080 16GB 165W 121 fps
RTX 3080 8GB 105W 115 fps
RTX 3060
※ディスクリートモード
140W 115 fps
RTX 3070 145W 113 fps
RTX 3070 95W 108 fps
RTX 3060 130W 105 fps
RTX 3060 115W 96 fps
RTX 3060 75W 92 fps
RTX 3080 16GB 140W 91 fps
RTX 3060 90W 90 fps
RTX 3050Ti 60W 68 fps
RTX 3050 95W 63 fps
RTX 3050 60W 56 fps
RTX 3050Ti 40W 54 fps
GTX 1650Ti   50 fps
GTX 1650   39 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 標準(ノート) 117 fps
高(ノート) 87 fps
最高品質 65 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 176 fps
RTX 3080 Ti 175W 170 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 169 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
130W 162 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
175W 160 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 153 fps
RTX 3070Ti 150W 152 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 148 fps
RTX 3080 8GB 135W 146 fps
RTX 3080 16GB 165W 134 fps
RTX 3060
※ディスクリートモード
140W 133 fps
RTX 3060 130W 125 fps
RTX 3060 115W 114 fps
RTX 3060 90W 114 fps
RTX 3050Ti 60W 94 fps
RTX 3050Ti 95W 92 fps
RTX 3050 95W 89 fps
RTX 3050 60W 84 fps
GTX 1650Ti   68 fps
GTX 1650   65 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 146 fps
高設定 73 fps
最高設定 41 fps
※バトルラボで計測

また、フォートナイトでよく使われる以下の設定でも計測しました。

解像度 レンダリングモード 3D解像度 メッシュ 平均fps
1920x1080 パフォーマンス
(ベータ)
100% 176 fps
※バトルラボで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 120 fps
高設定 56 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
モンスターハンターライズ:サンブレイク 体験版
解像度 品質 平均fps
1920x1080 162 fps
144 fps
60 fps
※体験版で計測
軽い部類のゲーム
PUBG: BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均fps
1920x1080 非常に低い 143 fps
中型 92 fps
ウルトラ 62 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 280 fps
高設定 180 fps
※プラクティスモードで計測

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。ここでは、動作モードを「パフォーマンス」にして計測しています。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

CPU性能がそこまで高くないため、書き出しもそれほど速くありませんが、待てない時間ではありません。現像作業自体は快適です。ただ、色域の狭いディスプレイであるため、色域の広い外部モニターに接続して使ったほうがいいと思います。

Core i9-12900HX
RTX 3080 Ti (175W)
32秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-12900HX 47秒
Core i7-12800HX
RTX 3070 Ti (150W)
52秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H
RTX 3060 (130W)
53秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i5-12500H
RTX 3060 (140W)
58秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H
RTX 3050 (65W)
59秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H 60秒
Core i7-1280P 64秒
Core i5-12500H 69秒
Core i5-11400H
GTX 1650
75秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-1260P 81秒
Ryzen 7 6800U 89秒
Core i5-11400H 95秒
Ryzen 7 5825U 151秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

動画の書き出しは、スペックの割には意外と速かったです。動画が1トラックのみであれば、4K動画の編集も快適にできました。

4K動画の書き出し
Core i9-12900HX
RTX 3080 Ti (175W)
3分14秒
Core i5-12500H
RTX 3060 (140W)
3分20秒
Core i7-12700H
RTX 3080 (175W)
3分24秒
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
3分26秒 (MacBook Pro 16)
Core i7-12800HX
RTX 3070 Ti (150W)
3分34秒
Core i9-11900H
RTX 3080(140W)
3分36秒
Core i9-11980HK
RTX 3080 (165W)
3分45秒
Core i9-12900HX
RTX 3080Ti (130W)
3分48秒
Core i9-12900H
RTX 3070Ti (120W)
3分49秒
Core i7-12700H
RTX 3070Ti (105W)
3分51秒
Core i7-1180H
RTX 3070 (140W)
3分53秒
Core i7-11800H
RTX 3060 (130W)
4分04秒
Core i5-11400H
GTX 1650
4分35秒
Ryzen 9 5900HX
RTX 3080 (130W)
4分55秒
Core i7-11800H
RTX 3050Ti (60W)
5分08秒
Apple M1 Pro
10CPU/16GPU
5分51秒 (MacBook Pro 14)
Core i5-11400H
RTX 3050 (65W)
5分59秒
Core i7-10750H
GTX 1650
6分34秒
Apple M2
8CPU/10GPU
6分41秒 (MacBook Pro 13)
Core i5-10300H
GTX 1650
8分21秒
Core i7-1165G7 14分12秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間

エンコード時間はまずまずです。

Core i9-12900HX 5分28秒
Core i7-12800HX 6分18秒
Core i9-12900HX 6分33秒
Core i9-12900HK 7分12秒
Core i5-12500H 7分46秒
Core i7-12700H 7分50秒
Core i9-11900H 8分20秒
Ryzen 7 6800H 8分42秒
Core i7-1280P 10分59秒
Ryzen 7 5825U 11分15秒
Core i5-11400H 12分15秒
Core i7-1260P 12分43秒
Core i5-1240P 14分19秒
Ryzen 7 5800U 14分35秒
Ryzen 7 5700U 15分05秒
Core i7-1195G7 16分14秒
Core i7-1185G7 16分37秒
Core i7-1165G7 24分17秒
Core i5-1135G7 26分03秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmarkによるレンダリング時間
GeForce RTX 1650

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

G-Tune P5-AFは、USB Type-Cポートを搭載していますが、DisplayPort、Power Deliveryには対応していません。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック × ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × × ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器 ×
45W Lenovoウルトラポータブル ×
30W RAVPower GaN充電器 ×
18W cheero充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740 × ×
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトには「約2.02kg」と記載されています。実測値は、以下の通りで、仕様値とほぼ同じ結果でした。15.6型のノートPCとしては普通の重さだと思います。

ACアダプターは、普通のノートPCと比べると重いですが、ゲーミングノートPCとしてはそれほど重くありません。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.008kg
ACアダプター 520g

 

バッテリー駆動時間のチェック

G-Tune P5-AFのバッテリー駆動時間のチェックです。

本機のバッテリー容量は49Whと、ゲーミングノートとしては普通の容量です。

バッテリー容量

 

メーカーが公表しているJEITA2.0、動画の連続再生時、FF14ベンチ時の描くバッテリー駆動時間は以下の通りです。動画再生程度の軽い負荷であれば、割とバッテリーは持ちます。ゲーム時のバッテリー駆動時間はそれほど持ちません。フレームレートも制限されるので、ゲーム時はACアダプターに接続しましょう。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 約6.5時間
(2) 動画再生時 5時間10分
(3) FF14ベンチマーク(ループ再生) 57分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) FF14ベンチをループ実行

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

100万画素のWebカメラを搭載しており、ノートPCとしては普通の性能です。物理シャッターおよびIRカメラはありません。

Webカメラ

 

スピーカー

スピーカーは、底面側にありますが、そこまで音質は良くありません。ノートPC基準で10点満点で4点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。

「バランスモード」の場合は、CPU電力は約46W前後、CPU温度は約80℃後半で推移しておりやや高めの温度です。

「パフォーマンスモード」の場合は、CPU電力は最大60Wへ上がり、パフォーマンスが向上します。それに伴い、冷却ファンが最大で稼働し、CPU温度は約70℃前後で抑えられおり、心配ない温度です。

高い負荷のかかる作業をする時は「パフォーマンスモード」の方がいいでしょう。

  • バランス
  • パフォーマンス
CPU電力
CPU温度
CPU電力
CPU温度

 

FF15ベンチ実行時の温度

下図は、ゲーム時のCPU温度、GPU温度の詳細です。

「バランスモード」も「パフォーマンスモード」も問題ないCPU温度およびGPU温度だと思います。

  • バランス
  • パフォーマンス
CPU温度
GPU温度
CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時でもやや動作音は聞こえますが、そこまでうるさくはありません。FF15のベンチマークのような高い負荷をかけると、高めの騒音値になり、パフォーマンスモードだと、かなりうるさく感じるレベルです。ヘッドホンの装着を推奨します。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2~3番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。

高い負荷をかけると、キーボードの中央からやや右寄りが熱くなってきますが、パームレストおよびWASDキー周りの温度はそれほど上昇しないので、そこまで不快感なく使用できると思います。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご覧下さい。

アイドル時は外部GPUが動作していないので、低めの消費電力です。FF15ベンチマークを実行しているときは、外部GPUが動作し高めの消費電力になります。ただし、ゲーミングノートPCとしてはそこまで高い騒音値ではありません。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

外観のチェックです。

ブラックを基調としたシンプルなデザインで、普段使いや仕事でも使用できるでしょう。

 

天板には「G-TUNE」のロゴが入っています。


 

ボディの高さは約22.8mmとなっており、ゲーミングノートとしては薄型です。

 

内部の熱は側面の2ヵ所と側面の1ヵ所から排気されます。

 

側面のインターフェースです。右側面には、SDカードリーダーに、USB 3.1(Type-C)×1、USB 3.0(Type-A)×1、LANポート。左側面にはマイク、ヘッドホン端子、USB 2.0(Type-A)×1、USB 3.0(Type-A)×1。背面には出力端子のDisplayPort mini×1にHDMI×1を備えています。

 

液晶が開く最大の角度はご覧の通りです。

 

底面は、通気口が大きく取られています。

 

底面カバーを外したときの内部の写真です。2つのファンと4本のヒートパイプでCPUおよびGPUを冷却しています。

 

メモリは換装することができます。

 

M.2 スロットが1つに、2.5インチの空きスロットが1つあります。自己責任となりますが、換装、増設ができると思います。

 

ACアダプターは薄型で、持ち運びしやすいサイズです。

 

ACアダプターの容量は120Wです。

 

まとめ

以上が、G-Tune P5-AFのレビューです。

スペックは低めであるものの、価格が安い点が特徴のゲーミングノートPCです。

CPUおよびグラフィックスは、ゲーミングノートPCとしてはエントリークラスの性能で、ディスプレイは普通のノートPCと同じ60Hzです。

重いゲームにはおすすめしませんが、軽めのゲームであれば、グラフィック品質設定をやや落とすことで高めのフレームレートが出ます。

ガチ勢には物足りないスペックですが、グラフィックはそれほど気にせず、"カジュアルにゲームができればいいので安い製品が欲しい"という方に適した製品です。

なお、色域が狭いので、画像編集などには不向きです。画像編集のような用途で使うなら、外部モニターに接続して使いましょう。

 

約12万円の安いゲーミングノートPC

G-Tune P5-AF

特徴

  • Core i5 + GTX1650のエントリー構成
  • 価格が安い
  • メモリとSSDのカスタマイズができる

こんなあなたに

  • 安いノートPCが欲しい方
  • たまにカジュアルにゲームをする方
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