マウスコンピューター G-Tune E7 [Windows 11]の実機レビュー

更新日:
CPU Core i5-11400H
GPU GeForce RTX 3060
メモリ 16GB ~ 64GB
ストレージ PCIe SSD / SATA SSD
液晶サイズ 17.3インチ
液晶種類 FHD 非光沢 144Hz
質量 約2.59kg
バッテリー 約5.5時間
価格[税込] 20万円台~
17インチの大画面でゲームができる

G-Tune E7は、17.3型の大画面ディスプレイを搭載したゲーミングノートPCです。ノートPCとしては迫力のある映像でゲームができるでしょう。

スペックはミドルクラスで、FHD解像度でのゲームなら、ほとんどのタイトルが快適に動きます。

メモリは最大64GB、ストレージは最大2基搭載することができ、ディスプレイの色域も比較的広いので、動画編集用途にも適しています。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i5-11400H、16GBメモリ、GeForce RTX 3060、512GB NVMe SSD

 

目次

お忙しい方は、「G-Tune E7の特徴」のみお読みください。

 

G-Tune E7の特徴

17インチの大画面ディスプレイ

G-Tune E7は、17.3インチの大画面ディスプレイを搭載している点が特徴です。一般的な15.6インチ液晶よりも映像が見やすく、アクションゲームにおいては迫力と臨場感が増します。グラフィック重視のゲームも映像の美しさに魅了されることでしょう。

リフレッシュレートは、144Hzとなっています。最新のノートPCとしては決して高い数値ではありませんが、ミドルスペックの本製品だと300fpsのようなフレームレートが出ることは稀ですし、本格的にゲームをするユーザーでなければ、144Hzでも十分でしょう。

先日発売されたSteam版『モンスターハンターライズ』をこのPCでプレイしてみましたが、グラフィック設定を高めにしても、高いフレームレートが出ており、美麗な映像で、素早い動作や視点移動でも滑らかに表示され、ゲームを快適に楽しむことができました。

Steam版「モンハンライズ」も高フレームレートで快適に動作する

 

ミドルクラスのGeForce RTX 3060を搭載

G-Tune E7は、グラフィックスに「GeForce RTX 3060 Laptop」、CPUに「Core i5-11400H」を搭載しており、ミドルクラスのスペックとなっています。

グラフィック性能に比べてCPU性能がやや見劣りしますが、ゲームが主目的であれば、そんなに気にすることはないでしょう。

なお、G-Tune E7の最大グラフィックスパワーは110Wとなっています。GeForce RTX 3060 Laptop搭載ノートの中では、やや高めの数値です。

NVIDIAのシステム情報で確認した最大グラフィックスパワー

 

3DMark Time Spyのスコアはご覧のようになっています。FHD解像度であれば、多くのゲームが高いグラフィック品質設定でゲームをすることが出来ます。

3DMark Time Spy(DX12) - Graphics score
ハイエンド RTX 3080 16GB 165W 12077
RTX 3080 16GB 140W 11552
RTX 3080 16GB 130W 11361
RTX 3070 130W 10327
RTX 3080 8GB 105W 10258
ミドルレンジ RTX 3070 140W 10027
RTX 3070 95W 9220
RTX 3070 85W 8838
RTX 3060 130W 8333
RTX 3060 110W 8203
RTX 3060 75W 7047
RTX 3060 65W 6450
エントリー RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050 95W 5054
RTX 3050Ti 40W 4560
RTX 3050 40W 3980
GTX 1650Ti   3700
GTX 1650   3494
 :レビュー機で計測したスコア
W(ワット)は最大グラフィックスパワー

 

メモリとSSDのカスタマイズができる

最近ではモデル販売のみでカスタマイズできるゲーミングPCが減ってきている中、本製品はメモリとSSD容量をカスタマイズすることができます。

メモリは最大64GB、SSDは最大2TBと容量も多く、十分な容量を選択できます。

メモリは最大64GB、SSDは最大2TBまでカスタマイズできる

 

2.5インチベイも搭載

複数のゲームをインストールし、さらにはプレイ中に撮影した録画ファイルや画像ファイルなどを保存するとなると、かなりのストレージ容量必要になりますが、G-Tune E7では、上記のSSDに加えてさらに最大2TBのHDDを追加することができます。大容量ストレージが必要な方は、HDDも追加しておくといいでしょう。

ただし、カスタマイズだとHDDしか選択できず、これだと速度が遅いです。自己責任とはなりますが、2.5インチSSDを別途購入して増設するのもいいと思います。

追加で最大2TB HDDを搭載できる

 

イマイチな部分

G-Tune E7はスピーカー音がイマイチです。20万円前後もする製品なので、少し性能の良いスピーカーを搭載しても良かったかなと思います。2,000円前後でも割といい外部スピーカーがAmazonなどで売られているので、音楽を聴きたい方などは、このような外部スピーカーを別途用意するといいでしょう。

画面サイズが大きく色域が広めの色域であったにしても、Core i5、GeForce RTX 3060の構成にしては、208,780円と価格がやや高めです。ただ、次に記載する通り、お得に購入する方法もあるので、こちらも是非ご確認下さい。

 

本製品を安く買う2つの方法

G-TuneE7は、安くても20万円台となっており、そこまで安い製品ではありません。以下に少しでも安く購入する方法を掲載しておきますので、参考にしてください。

その1セール品を狙う

マウスコンピューターでは、定期的にセールを行っています。もし本製品がセール対象に入っていれば、安く購入できます。

その2当サイト限定「Amazonギフト券プレゼント」を利用する

当サイト限定で、税込み130,000円以上のマウスコンピューター製PCを購入すると、5,000円分のAmazonギフト券がもらえます。なお、当サイト経由で購入されたものだけが対象となります。申請方法などの詳細は、以下のリンク先をご覧ください。

 

各用途の快適度

G-Tune E7の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
画面が大きく見やすく、スペックも高いので、Web閲覧や、Word、Excelの使用は快適です。
オンライン会議 オンライン会議に必要なカメラ、マイク、スピーカーは標準搭載されています。
動画鑑賞 画面が大きく、普通のノートPCと比べると色鮮やかですが、スピーカー音がイマイチです。
RAW現像
画像編集
ディスプレイの色域はsRGB100%クラスなので、印刷用というよりはウェブ掲載用に適しています。ただ、RAW現像、画像編集用途なら、グラフィック性能はもう少し低くても、CPU性能の高いPCのほうがバランスはいいかなと思います。
動画編集 GeForce RTX 3060の外部グラフィックスを搭載しており、比較的に快適に動画編集もできます。
ゲーム GeForce RTX 3060と144Hzの高リフレッシュレートを搭載し、多くのゲームを快適にプレイできます。

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

動作モード

プリインストールされている「CONTROL CENTER」というアプリから、動作モードを変更することが出来ます。デフォルトでは「バランス」になっていますが、ここでは「パフォ―マンス」にして計測しています。

CONTROL CENTER

 

eスポーツタイトルのフレームレート

国内で人気の高いeスポーツタイトルの平均フレームレートを掲載します。すべて同じバージョン、同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。

ミドルクラス性能のGeForce RTX 3060を搭載しているだけあって、いずれもフレームレートは高いです。高設定でも144 fpsに近いフレームレートが出ており、144 Hzの液晶の性能を活かし、ゲームを快適かつ優位に進めることができます。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 207 fps
高設定 145 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高設定)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 239 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 236 fps
RTX 3080 16GB 165W 235 fps
RTX 3080 16GB 130W 196 fps
RTX 3070 130W 193 fps
RTX 3070 95W 170 fps
RTX 3060 130W 163 fps
RTX 3060 95W 159 fps
RTX 3060 110W 145 fps
RTX 3060 75W 143 fps
RTX 3050Ti 60W 113 fps
RTX 3050 95W 99 fps
RTX 3050Ti 40W 95 fps
GTX 1650Ti   76 fps
GTX 1650   70 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 228 fps
高設定 200 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高設定)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 404 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 390 fps
RTX 3080 16GB 165W 326 fps
RTX 3070 130W 300 fps
RTX 3080 16GB 130W 275 fps
RTX 3080 16GB 140W 271 fps
RTX 3070 95W 270 fps
RTX 3060 75W 260 fps
RTX 3060 95W 242 fps
RTX 3050Ti 60W 238 fps
RTX 3060 130W 238 fps
RTX 3050 95W 211 fps
RTX 3060 110W 200 fps
GTX 1650Ti   180 fps
RTX 3050Ti 40W 145 fps
RTX 3050 65W 102 fps
※プラクティス 最大300fpsで計測
軽い部類のゲーム
フォートナイト
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 155 fps
高設定 102 fps
最高設定 80 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高設定)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 191 fps
RTX 3080 16GB 140W 190 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 185 fps
RTX 3080 16GB 165W 167 fps
RTX 3080 16GB 130W 159 fps
RTX 3070 130W 150 fps
RTX 3070 95W 142 fps
RTX 3060 95W 127 fps
RTX 3060 75W 127 fps
RTX 3050Ti 60W 108 fps
RTX 3060 130W 106 fps
RTX 3050Ti 40W 87 fps
RTX 3060 110W 80 fps
GTX 1650Ti   78 fps
GTX 1650   74 fps
RTX 3050 95W 70 fps
※バトルラボ v19.01で計測
軽い部類のゲーム
PUBG:BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均fps
1920x1080 非常に低い 178 fps
中型 167 fps
ウルトラ 153 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 236 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 229 fps
RTX 3080 16GB 140W 186 fps
RTX 3070 130W 186 fps
RTX 3080 16GB 165W 183 fps
RTX 3080 8GB 135W 183 fps
RTX 3070 95W 183 fps
RTX 3080 16GB 130W 170 fps
RTX 3060 130W 170 fps
RTX 3060 95W 158 fps
RTX 3060 75W 156 fps
RTX 3060 110W 153 fps
RTX 3050Ti 60W 124 fps
RTX 3050 95W 109 fps
RTX 3050Ti 40W 96 fps
GTX 1650Ti   82 fps
RTX 3050 65W 76 fps
GTX 1650   69 fps
※トレーニングモードで計測

 

その他のゲームタイトルのフレームレート

その他のゲームのベンチマークスコアを下の表に掲載します。

こちらも、いずれも高いフレームレートです。

サイバーパンクやウォッチドッグスなどの負荷の重いクラスとなると、最高設定で60 fpsを下回りますが、DLSS機能を有効することによって、フレームレートが向上し快適に動作します。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
重い部類のゲーム
ファークライ 6
解像度 品質 FSR 平均fps
1920x1080 オフ 93 fps
オフ 76 fps
最高 オフ 72 fps
バランス 83 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 3060 145W 84 fps
RTX 3070 130W 77 fps
RTX 3070 140W 74 fps
RTX 3060 130W 73 fps
RTX 3060 110W 72 fps
RTX 3060 90W 71 fps
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 DLSS 平均fps
1920x1080 オフ 90 fps
オフ 64 fps
ウルトラ オフ 54 fps
自動 66 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ、DLSS:オフ)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 83 fps
RTX 3080 16GB 140W 82 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 82 fps
RTX 3070 130W 72 fps
RTX 3080 16GB 130W 71 fps
RTX 3080 16GB 165W 70 fps
RTX 3070 95W 62 fps
RTX 3060 130W 55 fps
RTX 3060 110W 54 fps
RTX 3060 95W 53 fps
RTX 3060 75W 50 fps
RTX 3050Ti 95W 33 fps
RTX 3050Ti 60W 32 fps
RTX 3050 95W 28 fps
RTX 3050Ti 40W 23 fps
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン(DX12)
解像度 品質 DLSS 平均fps
1920x1080 オフ 73 fps
オフ 67 fps
最大 オフ 58 fps
高性能 62 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最大、DLSS:オフ)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 81 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 78 fps
RTX 3080 16GB 130W 75 fps
RTX 3080 16GB 165W 74 fps
RTX 3070 130W 74 fps
RTX 3080 16GB 140W 73 fps
RTX 3070 95W 65 fps
RTX 3060 130W 59 fps
RTX 3060 95W 58 fps
RTX 3060 110W 58 fps
RTX 3050Ti 60W 31 fps
RTX 3050 95W 29 fps
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 148 fps
107 fps
エクストリーム 44 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、エクストリーム)
RTX 3070 145W 74 fps
RTX 3060 130W 57 fps
RTX 3060 110W 44 fps
重い部類のゲーム
ボーダーランズ3(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 120 fps
85 fps
ウルトラ 73 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 101 fps
RTX 3080 16GB 130W 99 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 99 fps
RTX 3080 16GB 165W 96 fps
RTX 3080 16GB 140W 92 fps
RTX 3070 130W 88 fps
RTX 3080 8GB 105W 84 fps
RTX 3070 95W 78 fps
RTX 3060 130W 74 fps
RTX 3060 110W 73 fps
RTX 3060 95W 70 fps
RTX 3060 75W 62 fps
RTX 3050Ti 60W 45 fps
RTX 3050 95W 41 fps
RTX 3050Ti 40W 35 fps
GTX 1650Ti   29 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 軽量品質 117 fps
標準品質 100 fps
高品質 76 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 116 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 113 fps
RTX 3080 16GB 140W 108 fps
RTX 3080 16GB 165W 107 fps
RTX 3080 16GB 130W 102 fps
RTX 3070 130W 99 fps
RTX 3070 95W 87 fps
RTX 3060 130W 81 fps
RTX 3060 95W 77 fps
RTX 3060 110W 76 fps
RTX 3060 75W 73 fps
RTX 3050Ti 60W 55 fps
RTX 3050 95W 50 fps
RTX 3050Ti 40W 47 fps
GTX 1650Ti   43 fps
GTX 1650   40 fps
中程度の重さのゲーム
ファンタシースターオンライン ニュージェネシス
解像度 品質 平均fps
1920x1080 33945 / 140 fps
16436 / 96 fps
ウルトラ 10857 / 78 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 127 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 123 fps
RTX 3080 16GB 140W 114 fps
RTX 3080 16GB 165W 109 fps
RTX 3070 100W 91 fps
RTX 3060 130W 86 fps
RTX 3060 110W 78 fps
RTX 3050Ti 95W 65 fps
RTX 3050 95W 61 fps
RTX 3050Ti 40W 48 fps
GTX 1650Ti   46 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 最低 106 fps
95 fps
最高 89 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 133 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 130 fps
RTX 3080 16GB 165W 121 fps
RTX 3070 130W 119 fps
RTX 3080 16GB 130W 108 fps
RTX 3070 95W 108 fps
RTX 3060 130W 98 fps
RTX 3060 75W 92 fps
RTX 3060 95W 91 fps
RTX 3060 110W 89 fps
RTX 3050Ti 60W 69 fps
RTX 3050 95W 63 fps
RTX 3050Ti 40W 54 fps
GTX 1650Ti   50 fps
GTX 1650   46 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 標準(ノート) 126 fps
高(ノート) 122 fps
最高品質 109 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 153 fps
RTX 3080 8GB 135W 146 fps
RTX 3080 16GB 165W 134 fps
RTX 3060 130W 115 fps
RTX 3060 90W 114 fps
RTX 3060 110W 109 fps
RTX 3050Ti 95W 92 fps
RTX 3050 95W 89 fps
RTX 3050 65W 73 fps
GTX 1650Ti   68 fps
GTX 1650   63 fps
軽い部類のゲーム
モンスターハンターライズ(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 140 fps
135 fps
134 fps

 

レイトレーシング有効時のフレームレート

リアルタイムレイトレーシングおよびDLSSを有効にしたときのフレームレートを下に掲載します。

DLSSを最も高いパフォーマンス設定にすることで、平均フレームレートがなんとか60 fpsを超えるタイトルもありますが、VRAMがそこまで多くないこともあり、あまりおすすめできません。レイトレーシング機能を使うなら、GeForce RTX 3080 Laptop 16GBなどのグラフィックスのほうがおすすめです。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
解像度 品質 DLSS Ryzen 7 5800H
1920x1080 レイトレ:中 パフォーマンス 64 fps
レイトレ:ウルトラ パフォーマンス 60 fps
他のGPUとの比較(1920x1080、"レイトレ:ウルトラ"、DLSS:パフォーマンス)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 85 fps
RTX 3080 8GB
※MSHybrid
135W 80 fps
RTX 3080 16GB 165W 77 fps
RTX 3080 16GB
ディスクリートモード
165W 74 fps
RTX 3080 16GB 130W 72 fps
RTX 3070 130W 72 fps
RTX 3060 130W 63 fps
RTX 3070 95W 62 fps
RTX 3060 110W 60 fps
RTX 3060 95W 54 fps
RTX 3060 75W 53 fps
RTX 3050Ti 60W 30 fps
RTX 3050 65W 21 fps
RTX 3050Ti 40W 20 fps
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン
解像度
品質
レイトレ DLSS Ryzen 7 5800H
1920x1080
最大
最大 高性能 48 fps
他のGPUとの比較(1920x1080、最大、レイトレ:最大、DLSS:高性能)
RTX 3070 130W 71 fps
RTX 3070 95W 64 fps
RTX 3080 16GB 130W 58 fps
RTX 3060 95W 53 fps
RTX 3060 130W 51 fps
RTX 3060 110W 48 fps
RTX 3060 75W 39 fps
RTX 3050Ti 60W 19 fps
重い部類のゲーム
ファークライ 6
解像度
品質
DXR反射 DXRシャドウ FSR :バランス Ryzen 7 5800H
1920x1080
最高
オン オン オン 64 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高、DXR :オン、FSR :バランス
RTX 3060 130W 65 fps
RTX 3060 110W 64 fps
RTX 3070 140W 60 fps
RTX 3060 90W 55 fps

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

ディスプレイのチェック

G-Tune E7のディスプレイの詳細なチェックです。

パネルは、「LP173WFG_SPB3」でした。

144Hzの超高リフレッシュレートに対応しており、色域も比較的広く、ゲームのしやすいディスプレイです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。なお、最大輝度は、当サイトの計測では296cd/m2と普通です。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は比較的広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は98.3%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色もほぼ一直線で自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。ギラつきは、ほとんど感じません。

画面への映り込み

フリッカー(ちらつき)の有無を、フォトディテクターで確認してみましたが、輝度をいくつにしてもフリッカーは発生していませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約43msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延は少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを1/2000のシャッタースピードで撮影し、普通のノートPCの液晶と比較しました。普通のノートPCは60Hz(1秒間に60フレームを表示)で2フレーム前くらいまで残像が表示されていたのに対し、本製品は144Hz(1秒間に144フレームを表示)で、2フレーム前くらいまでしか表示されていなかったので、本製品の液晶は残像は少ないと思います。


「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

G-Tune E7のキーボードとタッチパッドをチェックします。

実測でキーピッチは約19x19mmで、十分な広さです。キーストロークは約1.8mmで、最近のノートPC用のキーボードとしては比較的深く、しっかりとした打鍵感があります。

キートップはほぼフラットですが、底付きの衝撃は少ないです。テンキーは3列です。横幅に余裕があるので、4列のテンキーを搭載しても良かったかなと思います。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

タッチパッドはかなり広くて操作がしやすいです。クリックボタンは硬めです。


タッチパッド

 

LEDバックライトが搭載されています。単色のみで発光パターンもありませんが、色は変えることが出来ます。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。ここでは、いくつかある動作モードのうち、デフォルトの「バランス」と、最も高いパフォーマンスが出る「パフォーマンス」でベンチマークなどを計測しました。

CPU

CPUには、Core i5-11400Hを搭載しています。

「パフォーマンス」モードにすれば、マルチコアのテストでは、Core i5-11400Hの中でも高めのスコアが出ていました。GeForce RTX 3060のグラフィックスで、ゲームをするにあたっては、十分な性能だと思います。シングルコアのスコアも高めです。

ただ、「バランス」モードの場合、Core i5-11400Hとして標準的なスコアになります。TDP28WクラスのRyzen 7 5700Uとそれほど変わらないスコアなので、ゲーミングノートPCとしてはそこまで高い性能ではありません。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i5-11400H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 5900HX 13382
Core i9-11900H 13266
Ryzen 7 5800H 11986
Core i7-11800H 11893
Core i5-11400H 9640 [パフォーマンス]
8514
8341 [バランス]
Ryzen 7 5700U 8445
Ryzen 7 5800U 8086
Core i7-11370H 7123
Core i7-1195G7 6332
Ryzen 5 5500U 6250
Core i7-1185G7 6229
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
Core i3-1115G4 3149
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-11900H 1570
Core i7-1195G7 1555
Core i7-11370H 1519
Core i7-1185G7 1517
Core i7-11800H 1511
Ryzen 9 5900HX 1463
Core i5-11400H 1460 [パフォーマンス]
1453 [バランス]
1442
Core i9-11980HK 1450
Core i7-1165G7 1447
Ryzen 7 5800U 1382
Ryzen 7 5800H 1378
Core i5-1135G7 1294
Ryzen 7 5700U 1264
Core i3-1115G4 1217
Ryzen 5 5500U 1185
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

DDR4-3200のメモリを16GB(8GBx2)搭載しています。標準的な速度です。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GB(8GBx2)DDR4-3200メモリ
他のメモリとの比較(帯域)
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
最大 約68.2GB/s (34.1GB/s x2)
DDR4-3200
デュアルチャネル
最大 約51.2GB/s (25.6GB/s x2)
30.55GB/s
DDR4-2933
デュアルチャネル
最大 約46.8GB/s (23.4GB/s x2)
DDR4-2666
デュアルチャネル
最大 約42.6GB/s (21.3GB/s x2)
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア

 

グラフィックス

グラフィックスには最大グラフィックスパワーが110WのRTX 3060 Laptopを搭載しています。スコアは次の通りで、ミドルクラスのグラフィックスとしてはやや高めです。

なお、「バランス」から「パフォーマンス」に変更すると、スコアがやや上がります。ただし、その分、CPU温度は高くなるので、状況によって切り替えるといいと思います。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 3060 Laptop GPU
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用
RTX 3080
  17064
デスクトップ用
RTX 3070
  13393
RTX 3080 16GB 140W 11552
RTX 3080 16GB 130W 11361
RTX 3080 8GB 135W 11229
RTX 3070 130W 10327
RTX 3080 8GB 105W 10258
RTX 3070 95W 9220
RTX 3060 130W 8333
RTX 3060 110W 8203 [パフォーマンス]
7233 [バランス]
RTX 3060 95W 7519
RTX 3060 75W 7047
RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050 95W 5054
RTX 3050Ti 40W 4560
RTX 3050 65W 4560
RTX 3050 40W 3980
GTX 1650Ti   3700
GTX 1650   3494
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 3060 Laptop GPUの情報は次の通りです。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、512GBのNVMe SSDを搭載しています。速度はまずまずです。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB NVMe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
 PCIe Gen3 SSD 3500
2457
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

microSDカードスロットを搭載しており、アクセス速度は普通です。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。ここでは、「パフォーマンス」モードで計測した結果のみ掲載します。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

Lightroom Classicの書き出しは、そこまで速くはありませんが、一度に大量に書き出さなければ、実用上は特に問題ないでしょう。

Core i9-11900H
16GBメモリ
44秒
Core i9-11980HK
64GBメモリ
46秒
Core i7-11800H
16GBメモリ
53秒
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
56秒
Apple M1 Pro
10CPU/16GPU
56秒
Core i5-11400H
16GBメモリ
65秒
Apple M1
16GBメモリ
66秒
Core i9-10980HK
32GBメモリ
68秒
Core i7-11370H
16GBメモリ
72秒
Core i7-1185G7
16GBメモリ
74秒
Ryzen 9 5900HX
32GBメモリ
76秒
Core i5-11400H
16GBメモリ
77秒
Core i7-1165G7
16GBメモリ
89秒
Ryzen 7 5800H
16GBメモリ
93秒
Ryzen 7 4800H
16GBメモリ
94秒
Ryzen 7 5800U
16GBメモリ
95秒
Ryzen 7 5700U
16GBメモリ
100秒
Core i7-10510U
16GBメモリ
109秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

グラフィック性能が高いので、動画の書き出しは速いです。動画編集も比較的快適に作業できます。

4K動画の書き出し
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
3分26秒 (MacBook Pro 16)
Core i9-11900H
RTX 3080(140W)
3分36秒
Core i9-11980HK
RTX 3080 (165W)
3分45秒
Core i5-11400H
RTX 3060 (110W)
4分22秒
Ryzen 9 5900HX
RTX 3080 (130W)
4分55秒
Core i7-10870H
RTX 3060 (130W)
5分04秒
Core i7-11800H
RTX 3050Ti (60W)
5分08秒
Apple M1 Pro
10CPU/16GPU
5分51秒 (MacBook Pro 14)
Core i5-11400H
RTX 3050 (65W)
5分59秒
Core i7-10750H
GTX 1650
6分34秒
Core i5-10300H
GTX 1650
8分21秒
Apple M1 9分14秒 (MacBook Pro 13)
Core i7-1165G7 14分12秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間

TMPGEncによるソフトウェアエンコード(x265)時間はまずまずの速度です。

Core i9-11900H 8分20秒
Ryzen 9 5900HX 8分26秒
Ryzen 9 5900HS 8分59秒
Ryzen 7 5800H 9分07秒
Core i7-11800H 9分41秒
Ryzen 7 4800H 10分17秒
Ryzen 9 4900HS 10分55秒
Core i5-11400H 11分23秒
Core i7-10875H 11分54秒
Ryzen 5 4600H 13分10秒
Core i7-10750H 13分29秒
Core i5-11400H 13分50秒
Ryzen 7 4700U 15分44秒
Core i7-10710U 19分05秒
Ryzen 5 4500U 19分49秒
Core i7-1165G7 24分17秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmarkによるレンダリング時間

Blenderについては上位11%のレンダリング時間でした。

OptiXでの実行したときのランキング
他のスペックとの比較
Core i7-10870H
RTX 3080 8GB (105W)
6分40秒
Core i7-10870H
RTX 3070 (130W)
6分45秒
Core i7-11800H
RTX 3070 (140W)
6分57秒
Core i7-11800H
RTX 3060(130W)
9分04秒
Core i5-11400H
RTX 3060(110W)
9分15秒
Ryzen 9 5900HS
RTX 3080(100W)
9分28秒
Core i7-10750H
RTX 3060 (75W)
10分06秒
Core i7-10875H
RTX 3060 (130W)
10分40秒
Xeon W-10885M
RTX 2080 Max-Q
10分56秒
Ryzen 7 5800H
RTX 3060(95W)
12分53秒
Core i7-10875H
Quadro RTX 3000
15分38秒
Core i7-10875H
RTX 2060
15分53秒
Core i7-11800H
RTX 3060(130W)
16分58秒
Core i7-1195G7
RTX 3050 (40W)
25分17秒
Core i7-10750H
GTX 1660Ti
27分11秒

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートは、Thunderbolt 4に対応しています。ただ、相性が悪かったのか、ThinkPad Thunderbolt 3ドックは使用できませんでした。

また、PowerDeliveryには対応していませんが、DisplayPort出力には対応しています。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × × ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器 ×
45W Lenovoウルトラポータブル ×
30W RAVPower GaN充電器 ×
18W cheero充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740 ×
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hz、8ビット、RGBで表示されています。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

G-Tune E7の質量の計測結果はご覧の通りです。

メーカーサイトには「約2.59kg」と記載されており、当サイトの計測値もほぼ同様です。ボディサイズが大きいこともあり、軽くはありません。持ち運ぶ用途には不向きです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.593kg
ACアダプター 607g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

本機のバッテリー容量は49Whとなっており、標準的な容量です。

 

重いPCなので、このPCをどこかへ移動して、バッテリー駆動状態で使う方は少ないかもしれませんが、当サイトにて計測したバッテリー駆動時間は次のようになります。CPUが高性能で、外部GPUも搭載していることもあり、バッテリー駆動時間は短めです。基本的にはACアダプターが必須と考えたほうがいいと思います。

バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値)
  Ryzen 7 5800H
(1) JEITA2.0測定方法 約5.5時間
(2) PCMark 10 Modern Office 3時間27分
(3) 動画再生時
(4) PCMark 10 Gaming 1時間03分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

100万画素のWebカメラを搭載しています。物理シャッターおよびIRカメラはありません。

 

Webカメラの解像度は1280x720(約92万画素)で、ノートパソコンに搭載されるWebカメラとしては、一般的な性能かと思います。

本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

1万円以上する外付けのLogicool StreamCam C980のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※撮影方法は上と同じ

 

スピーカー

スピーカーは、底面側にありますが、そこまで音質は良くありません。ノートPC基準で10点満点で4点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。

「バランスモード」の場合は、CPU電力は約45W、CPU温度は約87℃で推移しておりやや高めの温度です。

「パフォーマンスモード」の場合は、CPU電力が約62Wへと大きく上がり、パフォーマンスが向上します。それに伴いCPU温度は約96℃まで上昇し、心配になる温度です。

  • バランスモード
  • パフォーマンスモード
CPU電力
CPU温度
CPU電力
CPU温度

 

ゲーム時のGPU温度

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中のCPU/GPU温度は下図の通りです。

「バランスモード」だとCPU温度は80℃前後、GPU温度は78℃前後で問題ない温度です。

「パフォーマンスモード」の場合、CPU温度はそれほど変わりませんがGPU温度が最大86℃くらいまで上昇します。

基本的には「パフォーマンスモード」でゲームをするのがいいと思います。

  • バランスモード
  • パフォーマンスモード
CPU温度
GPU温度
CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時でもやや動作音は聞こえますが、そこまでうるさくはありません。FF15のベンチマークのような高い負荷をかけると、ややうるさい騒音値になり、気が散るレベルです。さらに、パフォーマンスモードにすると騒音値があがり、もっとうるさくなります。静音性はそこまで高くはありません。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時
左から2番目と3番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。

高い負荷をかけると、キーボードの中央からやや右寄りが熱くなってきますが、パームレストの温度はそれほど上昇しないので、そこまで不快感なく使用できると思います。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。

アイドル時は外部GPUが動作していないので、低めの消費電力です。FF15ベンチマークを実行しているときは、外部GPUが動作し高めの消費電力になります。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

G-Tune E7の外観のチェックです。

ブラックを基調としたシンプルなデザインで、ゲーミングPC感はありません。普通に仕事でも使用できるでしょう。

 

天板には「G-TUNE」のロゴが入っています。

 

電源ボタンは、キーボード内に配置されているのではなく、キーボードの上部に独立して配置されています。

 

ボディの高さは25.4mmとなっており、17.3インチのゲーミングノートとしては、比較的薄いのではないかと思います。

 

背面にはDisplayPortmini、HDMI、Thunderbolt4のポートがあります。

 

左右の側面にはUSB 2.0、USB 3.0、USB Type-Cに、microSDも備えており、十分な種類のインターフェースです。

 

液晶は180度は開きませんが、ご覧の角度まで開くので特に見にくく感じることはありませんが、座高が高い人は、もう少し開けばいいなと感じるかもしれません。

 

底面はご覧のようになっており、吸気部分は、通気が良くなっています。

 

底面カバーを外すとご覧のようになっています。2つのファンと5本のヒートパイプでCPUおよびGPUを冷却しています。

 

M.2 スロットは1つです。

 

メモリは2スロットあり、交換することも可能です。

 

2.5インチの空きスロットがあります。カスタマイズ画面では、ここに、HDDを搭載できます。ただ、SSDは選択できないので、購入後に自分でSSDを増設するのもいいと思います。

 

ACアダプターは薄型です。

 

電源コネクタは背面に配置されており、排熱口を避けて接続することができます。

 

ACアダプターの容量は180Wです。

 

まとめ

以上が、G-Tune E7のレビューです。

17.3型の大きな画面を搭載したゲーミングノートPCです。17.3型のディスプレイを搭載したゲーミングノートは、ハイクラスの製品が多い中、本製品は、ミドルクラスの性能となっており、そこまで本格的にゲームをする気はないけど、ある程度高いスペックのゲーミングPCが欲しい方に最適です。

一般的な15.6インチのディスプレイでは、物足りなさを感じる方にいいでしょう。ノートPCとしては、迫力と臨場感のあるグラフィックでゲームを楽しめます。

ディスプレイの色域は広めなので、動画編集などの用途にも適していると思います。

CPUは、Core i7-11800Hではなく、Core i5-11400Hである点がやや気になりますが、ゲームなど、グラフィック性能が重要なアプリを動かすなら、このCPUでも問題ないでしょう。ただ、CPU性能が重要なアプリを動かす場合は、やや物足りなく感じるかもしれません。

また、安くない製品なので、スピーカー音ももう少し良ければよかったです。

 

17インチの大画面でゲームができる

マウスコンピューター G-Tune E7

特徴

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