マイクロソフト Surface Duo 2の実機レビュー

 

レビュー機は、日本マイクロソフトからの貸出機で、マイクロソフトアフィリエイトプログラムを利用しており、当サイト経由で購入されると当サイトに収入が入ります。なお、今回は次の構成でレビューをしています。

 

2画面表示がかなり便利

Surface Duo 2の魅力は、何と言っても、「2画面表示できること」につきると思います。スマホを使っていると、「2画面あったらな～」と思うことが少なくないのではないかと思いますが、Surface Duo 2があれば、それができます。実際に使ってみると、思った以上に快適で、作業効率が上がります。

例えば、動画を見ながらSNSをしたり、

 

スケジュール表を確認しながら、メールを書いたり、

 

ゲームをしながら攻略サイトを見たり、

 

地図を見ながら、行先の情報を確認したりすることができます。

 

文章をコピーして、別アプリに貼り付けるときも、2画面あると便利です。

 

また、マンガも見開きで見ることができます。

 

Surface Duo 2は、普通のスマホより横幅があり、絶妙な縦横比なので、文章やマンガ、画像などが見やすいです。

 

1画面表示もできるが、おすすめはしない

アプリを1画面で表示することも出来ますが、折り曲げ方式のスマホと違い、真ん中に切れ目ができるので見にくいです。また、ウェブサイトを1画面で表示しても、PC表示ではなくスマホ表示になるサイトが多く、あまり意味がありません。基本的に、Surface Duo 2は、2画面で表示するのに適したデバイスです。

 

スタンドにもなり動画が観やすい

また、便利なのが、下図のように片方の画面をスタンドにして、ディスプレイに角度をつけて動画を視聴できる点です。新幹線の中などで動画を観ようとすると、手で持ちながらでないと視聴しにくいですが、Surface Duo 2なら、背面テーブルに置いて視聴することが出来ます。

 

ペン入力もできる

Surface Duo 2は、MPP対応のペンであれば、イラストや文字を書くこともできます。画面が小さいので、本格的なイラスト制作は難しいですが、ラフ画を書く程度なら使えると思います。

 

また、オプションの「ペンカバー」を装着すると、Surfaceスリムペン2を充電することができます。充電するときは、Surfaceスリムペン2をペンカバーに（マグネットで）吸着させるだけです。

 

指紋認証でログイン可能

このコロナ禍でも、iPhoneは未だに指紋認証装置が搭載されず、サインインなどで認証するときに面倒です。Surface Duo 2は、電源ボタンと一体型の指紋認証装置が搭載されており、外出先でもパスワードを見られることなく、簡単にログインすることができます。実際に使ってみても割と精度よく認証できました（誤認率は不明）。

 

カメラ性能も十分

Surface Duo 2 は、リア側に、12MP、f/1.7、27mmの広角レンズに加え、12MP、f/2.4、51mmの望遠レンズ、16MP、f/2.2、13mmの超広角レンズを搭載しています。

実際に使ってみても、実用上、十分な画質ではないかと思います。これ以上、画質にこだわりたい方は、一眼レフなどを買ったほうがいいです。

明るい場所で撮影

夜中、玄関灯しか明かりがない、暗い場所で撮影

 

ただし、カメラ部分が出っ張っており、逆側に折り曲げたときのデザインがイマイチです。通常のスマホであれば、カバーを付ければこの出っ張りはほぼ目立たなくなりますが、Surface Duoは背面側に分厚いカバーを付けると、折り曲げられなくなるので、それもできません。

 

ただ、カメラの出っ張りは斜めになっており、ピッタリとくっ付き、グラグラしたりすることはありません。

 

おサイフケータイには非対応

おサイフケータイに対応していない点は残念です。Suica、iD、nanaco、楽天Edyなどが使えません。これらを使いたいときは、別途カードを持ち歩く必要があります。

 

親指の付け根が画面に当たりやすい

Surface Duo2は、横幅が広いため、画面の中央より遠い位置を親指で操作しようとすると、親指の付け根が画面に触れやすく、意図せずボタンをタップしてしまうことがあります。この辺りの操作には慣れが必要かなと思います。

 

外観のチェック

最後にSurface Duo 2の外観の写真を掲載します。

オブシディアンとグレイシアのカラーがありますが、今回は前者のカラーです。表面は光沢感があって、指紋が目立ちやすいです。グレイシアのカラーは、白に近いグレイなので、こちらのほうが指紋は目立ちにくいかもしれません。

サイズは、横幅は割とありますが、縦幅はあまりないので、割と多くのポケットに入ると思います。 

 

下の側面には、USB-C端子があり、このポートで充電します。

 

右の側面には音量ボタンと電源ボタンがあります。

 

閉じた状態のままでも、電源ボタンを押すと、着信やメッセージがあったかどうかを確認することが出来ます。

 

ディスプレイを開いた時の画像はこちらです。

 

360度回転するヒンジはこのようになっており、動きはスムーズです。

 

通話などをするときは、このようにディスプレイを360度回転させて使えるようになっています。ディスプレイを180度以上回転させると、反対側のディスプレイは真っ暗になり、触っても反応しなくなるので、下図のように手のひらが触れても、誤操作することがありません。もし反対側のディスプレイを使いたいときは、そのディスプレイをダブルタップすると、使えるようになります（その代わり、元々表示されていた画面は真っ暗になります）。

 

オプションで、側面を保護するバンパーも販売されています。ただし、背面側を保護することは出来ません。

 

まとめ

以上が、Surface Duo 2のレビューです。

初めて2画面のスマホを使ってみましたが、マルチタスクで作業できるので、非常に便利でした。マップを見ながら他のページを見たり、ウェブサイトの文章をコピーして隣ディスプレイのメモアプリに張り付けたり、動画を観ながら何かをしたり、ゲームしながら攻略サイトを見たりなど、思った以上に便利でした。昔、初めてパソコンをデュアルディスプレイで表示させたときの感動に近いものがありました。

海外版Surface Duo 2のレビューなどを見ると、スワイプやタップに失敗するという情報がありますが、ソフトウェアがアップデートされたのか、そのようなことは感じませんでした。

カメラが出っ張っていて、ディスプレイを回転させると不格好というのはありますが、最近は電話をする機会も減ったので、そもそもこの形状にすることが少ないので、そこまで気にする要素ではないかなと思います。

その他、おサイフケータイが使えない、親指の付け根が画面に触れて誤操作しやすい、若干質量が重いなど、細かい不満はあり、他のレビューを見ても賛否両論の製品ですが、実際に使ってみると2画面での操作はとても快適で、不満以上に大きなメリットがあると感じます。スマホを使って調べ物をしたり、SNSをしたりする時間が長い方や、マンガをよく見る方にはおすすめです。

ただ、価格は高いです。安くても18万円台となっており、iPhoneの最上位モデルとほぼ同等の価格です。せめて10万円台前半～中盤にして欲しいです。

 

2画面での作業が思った以上に快適

Surface Duo 2

特徴

• 2つのディスプレイを搭載！
• 片方のディスプレイはスタンドとしても使える
• ペンでお絵かきもできる

こんなあなたに

• 調べ物をしたり、SNSをしたりする時間が長い方
• マンガをよく読む方

• 価格18万円台[税込]～

公式サイトはこちら

 

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