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10万円からのThinkPad X201/X201i のレビュー

更新日:2010年12月23日
ThinkPad X201
レノボ ThinkPad X201/X201i

約10万円から購入可能な頑丈ThinkPad

ThinkPad X201/X201iは、約10万円から購入可能な定番モバイルノートです。

トップレベルの頑丈さや、高性能CPU抜群の操作性であるにもかかわらず、価格が非常に安いです。

ただし、ThinkPad X201s(最後にsが付く)と比べるとやや重いので、持ち運びやすさ重視ならX201sのほうがいいでしょう。

ここでは、ThinkPad X201sとの比較を交えながらレビューします。

レノボ 公式サイト

ThinkPad X201i(iが付く) は、ThinkPad X201と比べるとCPUが違うだけです。
本記事は、ThinkPad X201のレビューですが、ThinkPad X201iのレビューをご覧になりたい方も参考になるはずです。

レノボ ThinkPad X201の基本スペックをチェック

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まずは、レノボ ThinkPad X201の基本スペックをチェックします。尚、搭載可能なパーツは時期によって変化するのでご注意ください。

基本スペック

CPU
CPUは、Core i5-560MまたはCore i7-620Mを選択可能です。本機は、やや型が古いのでCore i5-540Mを搭載しています。

メモリ
2~8GBまで選択可能です。本機のメモリは2GBです。規格はPC3-8500 DDR3です。

グラフィック
グラフィックスは、CPU内蔵です。

ハードディスク
5400rpmまたは7200rpmのHDDを選択可能です。128GBのSSDを搭載することもできます。本機は5400rpmの320GBハードディスクです。

光学ドライブ
光学ドライブ(DVDドライブなど)は搭載できません。

液晶ディスプレイ
12.1型です。解像度は1280x800です。パネルは非光沢です。

その他
内蔵WiMAX、指紋認証装置、英語キーボードなどを選択可能です。

ここがすごい - 打ちやすいキーボード

キーボード
キーピッチが広く、キートップの面積が小さいため、
ミスタイプが少ないです。

ThinkPad X201のキーボードは非常に打ちやすいです。

小型のPCなのにキーピッチが19x19mmもあり、またキートップ(キーの上面)の面積が狭くへこんでいるため、ミスタイプが少ないです。

 

ここがすごい - 好評トラックポイント

トラックポイント
好評のトラックポイント

赤いボタンに圧力をかけてマウスを動かすトラックポイントは、多くのThinkPadファンに好評です。

手をホームポジションに置いたままマウスを動かすことができます。タッチパッドのように誤って手が触れて、意図せずクリックしてしまったりすることもありません。

ただ、トラックポイントはたまに何も触っていないのにマウスが勝手に動いたり、指が痛くなったりと、慣れないと不便に感じる人もいます。そういった人のために、普通のタッチパッドも同時搭載することができます。

ここがすごい - 頑丈ボディ/防滴キーボード

頑丈さはトップレベルです。

論より証拠ということで、実際にThinkPad X201sを床に落下させたり、踏んだりするテストを行いました。その様子は右の動画をご覧ください。

左の動画はX201sですが、X201もボディは一緒なので参考になるはずです。

テストの結果、どこも壊れずにすみました。液晶ディスプレイ部分にトラックポイントの跡がつきましたが、拭くととれました。

このテスト、実は撮りなおしをしているので合計3回実施しています。それでもどこも壊れずにすみました。


ここがすごい - 動作音が静か

動作音は非常に静かです。

騒音計で計測してみたところ、電源をONにしても+0.6dBしか上昇しませんでした。 また、ベンチマークを実行しパソコンに負荷をかけてみましたが、わずか+1.2dBの上昇でした。

ただし、部屋をできるだけ静かにして測定していますが、無反響室で測定したわけではないので正確な値ではありません。参考程度にしてください。

以前、メーカーの方に話を聞いたことがあるのですが、静かに空を飛ぶことができる”ふくろう”を参考にして冷却ファンを開発したそうです。また、このファンにより冷却性能も以前より高めることができたそうです。

音がうるさいと気になる人や、図書館などで使う人にぴったりです。

X201の動作音
アイドル時と高負荷時の動作音。とても静かです。

 

ここがすごい - 高いパフォーマンス

Core i5-540Mを搭載したThinkPad X201のベンチマーク結果を掲載します。ただし、現在はCore i5-540Mは搭載できません。Core i5-560MまたはCore i7-620Mになります。これらのCPUを搭載した場合はもっとスコアは良くなります。

モバイルパソコンにしてはパフォーマンスは非常に良いです。普通の最新ノートパソコンと同等のパフォーマンスです。

Windows エクスペリエンスインデックス

Windowsエクスペリエンスインデックス

CrystalMark 2004R3ベンチ

CrystalMark

表面温度のチェック - 低温で良好

ThinkPad X201の表面温度は低いほうです。

DVD画質の動画を1時間再生後、表面温度を計測した結果が下図の通りです。表面は約30℃と低く、裏面も比較的低いです。温度が高いと操作中に不快になりますが、ThinkPad X201はそんなことはありません。

X201の表面温度
ThinkPad X201の表面温度。

バッテリ駆動時間のチェック - 4セルバッテリではやや短い

X201のバッテリ
4セルバッテリの駆動時間は、実測2時間01分でした。

4セルバッテリを搭載したThinkPad X201のバッテリ駆動時間を実測しました。電源コードを抜いた後、動画(DVD相当の画質)を1つ再生させ休止状態へ入るまでの時間を計測しました。

結果、2時間01分で休止状態へ入りました。モバイルノートとしてはやや短いです。

6セルバッテリ(レノボ直販店では標準のバッテリ)を搭載した場合は、約4時間程度だと思います。バッテリ重視なら6セルバッテリのほうが良いです。ただし、4セルバッテリよりサイズが大きいので裏面がやや出っ張ります。

 

薄さのチェック - 普通

本体の薄さ
本体の薄さ(高さ)は実測で約3.5cmです。

本体の薄さ(高さ)は、実測で約3.5cmでした。

モバイルノートパソコンとして普通の薄さだと思います。尚、ライバル機種のレッツノートよりは薄いです。

重さのチェック - 普通

X201の重量
4セルバッテリ搭載時の重量は実測で1.398kgでした。

4セルバッテリを搭載したThinkPad X201の重さは、実測で1.398kgでした。普通の重さでしょう。

ただし、6セルバッテリ(レノボ直販店での標準バッテリ)を搭載すると、約1.47kgの重さになります。モバイルノートパソコンにしては少々重くなります。

もし、バッテリ駆動時間と軽さを両立させたいなら、ThinkPad X201s(最後に「s」がつく)が良いでしょう。

液晶ディスプレイのチェック - 普通

液晶ディスプレイのサイズは12.1型で、解像度は1280x800です。

液晶ディスプレイの綺麗さ/見やすさはモバイルノートとしてはこんなものでしょう。色の再現性、鮮やかさ、視野角とも良くはないですが、モバイルノートとしてなら普通に使えます。ただし動画鑑賞向きではありません。

X201の液晶
液晶ディスプレイの綺麗さ/見やすさはモバイルパソコンとして普通です。

外観のチェック

外観のチェックです。昔から変わらぬデザインで高級感があります。

X201の正面

 

天板はフラットで、書類などを上に置いて持ち運びやすいです。カバンへの収納もしやすいです。

X201の外観(天板)

 

ThinkPad X201の側面(入出力ポート)です。必要最低限の装備です。HDMIやUSB3.0などのポートは搭載していません。

X201の入出力端子

ThinkPad X201、X201i、X201sの違い

ThinkPad X201シリーズには、X201i、X201、X201sの3種類あります。

X201iは、CPUがCore i3~と低スペックなかわりに価格が安いです。

X201は、X201iのCPUをCore i5~にしただけで、その他の性能は変わりません。処理性能は最も良いです。

X201sは、Core i7-○○LMと低電圧のCPUを使っておりバッテリ駆動時間がやや長いです。また重量が0.2kg以上軽くなっています。さらに液晶の解像度が1440x900と高いです。その代わり、やや高価です。

モバイル用として使うならX201sがおすすめですが、多少重くても良いならX201でも良いと思います。ネットブックの代わりにと考えている方はX201iも良いと思います。X201iならレノボ 公式サイト(土日にご覧ください)を使えば、90,000円くらいで購入できます。

ThinkPad X201シリーズの比較
型番 X201i X201 X201s
搭載可能なCPU Core i3-370M
Core i3-380M
Core i5-460M
Core i5-560M
Core i7-620M
Core i7-620LM
Core i7-640LM
液晶の解像度 1280x800 1440x900
重量 1.47kg 1.23kg
バッテリ駆動時間 約7.6時間(6セルバッテリ) 約8.1時間(6セルバッテリ)
価格 ※クーポン未使用時 約100,000円~ 約120,000円~ 約150,000円~
※2010年12月23日時点の情報です。選択できるパーツや価格は変動する可能性があります。
※バッテリ駆動時間はカタログ値です。実際には5~6割の時間しか駆動しないのが普通です。
※価格はクーポン未使用時です。週末に発行されるクーポンを使用すれば数十パーセントの割引があります。

まとめ

まとめると、ThinkPad X201/X201iは、次のようなメリットがります。

こんなあなたにおすすめです。


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