レノボ ThinkPad X1 Carbonの実機レビュー（２）

静音性のチェック

本機の動作音（静音性）のチェック結果です。

下記の４つの状態で計測したところ、非常に騒音値が低く、静音性は高いです。

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

下記の４つの状態で計測した結果、高負荷時はややCPU温度が高めです。

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。表面温度が高すぎると、作業時に手が不快になります。

下記の４つの状態で計測した結果、高い負荷をかけるとキーボードの左側（排気口近く）が熱くなり、若干不快感はあります。裏面については上部が40℃を超えています。膝の上などに置いて作業をするときは注意しましょう。

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。

下記の４つの状態で計測した結果、消費電力は低めです。

外観のチェック

外観のチェックです。

ThinkPadらしい、黒のつや消しカーボン素材です。

天板は割と厚く、しっかりしています。

底面です。パーツ交換は基本的には出来ません。

ACアダプターはやや大きいです。

側面の端子は下図の通りです。ポート類は少ないです。室内で多数のUSB周辺機器や、外部ディスプレイを接続したい方は、ThinkPad USB 3.0 ドックなどを購入すると良いでしょう。

液晶ディスプレイの傾けられる角度は下図の通りです。下へまわり込むロールダウンヒンジの割にはかなり開きます。

まとめ

以上が、ThinkPad X1 Carbonのレビューです。

航空機やF1カーで使われるものよりグレードの高いカーボンを使用し、ThinkPadらしい非常に頑丈なウルトラブックです。

キーボードも、今まで触ったウルトラブックの中では最も打ちやすく、トラックポイントによりマウスポインタ操作も快適です。液晶画面は1600x900と高解像度で表示領域が広く、色域も比較的広く、ギラつきもほとんどなく見やすい液晶だと思います。液晶サイズも14型と大きいため、文字もそれほど小さくありません。このようにキーが打ちやすく画面も見やすいため、作業が快適に出来るモバイルPCだと思います。

ただし、ポート類が少ないです。有線LANや、VGA、HDMIポートがありません。外出先でこれらのポートを使用する方は別のPCにするか、変換アダプターを持ち歩く必要があります。室内でこれらのポートを使う場合は、ThinkPad USB 3.0 ドックなどを購入すると良いと思います。