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レノボ ThinkPad L430の実機レビュー

安価なThinkPad
ThinkPad L430は、ThinkPadブランドでありながら、安価な14型ノートパソコンです。
キーボードは打ちやすく、画面もHD+(1600x900)と高解像度液晶を選択可能で、作業しやすいパソコンです。CPUも第3世代インテル Core i7やSSDを選択可能で、十分な性能を持っています。
同液晶を搭載したThinkPad T430よりも、細かい点で劣る部分もあるため、この辺りは後述していきたいと思います。
また、ThinkPad L430のHD+(1600x900)の液晶は注意点があります。こちらも後述します。
メーカーサイト:レノボ 公式サイト
※レビュー機は当サイトでの購入製品です
目次
1 ThinkPad L430 の基本スペック | 2 ThinkPad L430とT430の比較/違い |
3 特徴1 - 価格が安い | 4 特徴2 - HD+(1600x900)の液晶を搭載可能 |
5 液晶ディスプレイのチェック | 6 キーボードとタッチパッドのチェック |
7 総合ベンチマーク | 8 動画のエンコード時間のチェック |
9 カードリーダー/ライターのチェック | 10 静音性のチェック |
11 パーツの温度のチェック | 12 表面温度のチェック |
13 消費電力のチェック | 14 外観のチェック |
15 まとめ |
ThinkPad L430 の基本スペック
ThinkPad L430の基本スペックを下記に紹介します。※2012年9月5日現在の情報です。BTOという性質上、時期が経つと選択できるパーツは異なってきます。
CPU 第3世代インテルCPUのCore i3~i7まで選択可能です。本機はCore i5-3210Mです。 |
グラフィックカード CPU内蔵(インテル HD グラフィックス 4000)です。 |
液晶ディスプレイ 14型ワイドの非光沢液晶です。解像度はHD、HD+の中から選択可能です。本機はHD+(1600x900)です。 |
メモリ 容量は選択できます。本機は、4GB(シングルチャネル)です。 |
ハードディスク |
SSD 容量は選択できます。本機は未搭載です。 |
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブです。ウルトラベイ・エンハンスド(脱着式)には対応してません。 |
バッテリ駆動時間 バッテリ駆動時間は、6セルバッテリ搭載時のメーカー公表値で約9.2時間です。 |
ThinkPad L430とT430の比較/違い
ThinkPadシリーズの14型クラスのパソコンには、ThinkPad L430の他に、ThinkPad T430も存在します。まずは、この2機種の違いを簡単に説明します。
選べる液晶やキーボードは両PCとも同じです。インターフェースも若干違いますが、それほど大きな違いはありません。据え置きPCとして使用するには、どちらもそれほど変わりないと思います。
ただし、ThinkPad T430のほうが軽量で、コンパクトで、頑丈です。WiMAXも搭載できバッテリの種類も多いです。外出先や別の部屋へ持ち運ぶことがある場合は、ThinkPad T430のほうが良いと思います。
ThinkPad L430とT430の主な違いを下の表にまとめましたので、ご覧頂けたらと思います。
機能 | ThinkPad L430 | ThinkPad T430 |
---|---|---|
ボディ | プラスチック(ABS樹脂) ※わりと頑丈にはなっているが分厚く安っぽい |
カーボンファイバー ※軽量で頑丈で薄型 |
ボディサイズ | T430より大きい(液晶サイズは同じ) 354 x 243 x 29.6-31.4mm |
L430より小さい(液晶サイズは同じ) 340.5 x 232.0 x 29.8-29.95mm |
重量 | 約2.31kg | 約2.14kg |
メモリ | 最大8GB | 最大16GB |
専用GPU | × | ○ NVIDIA NVS 5400M |
スピーカー | △ ※最大音量が小さく、音質も悪い |
○ ※高音質とは言えないがL430よりは良い |
2nd HDD ベイアダプター | × | ○ |
WiMAX | × | ○ |
バッテリ | 6セルバッテリ 9セルバッテリ |
6セルバッテリ 9セルバッテリ 増設スライス9セルバッテリ |
マイクロ・ハード・ディスク | × ※購入画面で選択不可だがmSATAスロットはある |
○ ※ディスクアクセスを高速化できる |
特徴1 - 価格が安い
ThinkPad L430は、ThinkPadブランドでありながら、価格が非常に安いPCです。
インテル第3世代 Core i3を搭載しながら4万円台、Core i5でも5万円台で購入可能な安さです。
法人や個人事業主の方が事務機として使用する場合に向いているパソコンであると思います。
特徴2 - HD+(1600x900)の液晶を搭載可能
ThinkPad L430は、HD+(1600x900)の液晶を選択可能です。通常のノートPC(解像度:1366x768)よりも、デスクトップ領域を広く使うことができます。
L430で選択できる解像度
ThinkPad L430に搭載されるHD+の液晶パネルは、3種類のメーカーから提供されています。このうちAUO製の液晶パネルが搭載された場合、ギラつきがきついです。長時間の使用には向きません。各メーカーのパネルの詳細については、ThinkPad T430sに搭載されるLCDパネルのページをご覧ください。ThinkPad T430sと搭載される液晶パネルは同じです。
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイの詳細のチェックです。
今回、本機に搭載されていたパネルは、Samsung製のLTN140KT03401でした。このパネルは、ThinkPad T430sに搭載されていたパネルと同じであるため、特性についてはThinkPad T430s - 液晶ディスプレイのチェックをご覧ください。
キーボードとタッチパッドのチェック
キーボードは打ちやすいです。
キーピッチ、キーストロークとも十分であり、キートップも適度に湾曲しています。キーを押すと”ストン”と落ちる感覚があり押しやすいです。タッチパッドはやや面積が狭いものの操作性は良く、クリックボタンも押しやすいです。
キーボード全体図
キーの拡大図
タッチパッド&クリックボタン
総合ベンチマーク
Core i5-3210M、メモリ4GBで構成されたThinkPad L430のベンチマーク結果です。今回、安価な構成にしたため、スコアはそれほど良くはありません。
Windows エクスペリエンス インデックス
PassMark Performance Test 7.0
3DMark06(1.2.0 1901)
1280x720で実行
動画のエンコード時間のチェック
ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5
TMPGEnc Video Mastering Works 5 による動画のエンコード時間のチェックです。
Core i5-3210M、メモリ4GBという構成の本機で計測した結果と、Core i7-3520M、メモリ8GBのThinkPad X230で計測した結果を下の表に掲載します。ThinkPad L430でもCore i7-3520M、メモリ8GBという構成は選択できるので、参考にして下さい。
エンコードをするなら、CPUは高性能なパーツを選ぶと良いです。
エンコード方法 | Core i5-3210M メモリ4GB |
参考:Core i7-3520M メモリ8GB |
---|---|---|
x264でエンコード | 31分12秒 | 26分28秒 |
クイック・シンク・ビデオでエンコード | 13分10秒 | 10分09秒 |

カードリーダー/ライターのチェック
内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。
対応しているカードは次の通りです。
対応カード | SD(SDHC、SDXC含む)、MMC |
CrystalDiskMarkのベンチマーク結果は次の通りです。高速なカードリーダー/ライターを搭載していると思います。


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