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Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)の実機レビュー/20万円前後のゲーミングノートPCならコレ

更新日:
Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)の写真
CPU Core i7-14650HX
Core i7-14700HX
GPU RTX 4060 Laptop
メモリ 16GB / 32GB
SSD 512GB / 1TB
画面サイズ 16インチ 16:10
ディスプレイ 2560×1600 165Hz
2560×1600 240Hz
質量 約2.3kg
バッテリー 80Wh
価格 20万円台~
20万円前後のゲーミングノートPCならコレ

Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)は、20万円前後のゲーミングノートPCをお探しなら、性能と価格のバランスが良くおすすめの製品です。

第14世代インテルCoreに、140WのGeForce RTX 4060を搭載し、比較的高いパフォーマンスです。

ディスプレイも2560x1600と高解像度で、sRGB 100%と色域も広めです。

ゲームにもクリエイティブワークも快適に使える性能です。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-14650HX、GeForce RTX 4060 Laptop、16GBメモリ

 

セール情報

以下のページで、レノボのパソコンのセールを実施中です。

レノボのWeb限定セールへのリンクバナー

 

目次

お忙しい方は、「Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)の特徴」のみお読みください。

 

Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)の特徴

20万円前後の予算ならこれ

20万円前後の予算でゲーミングノートPCを探しているなら、Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)はおすすめです。

ほとんどのゲームがプレイできるGeForce RTX 4060 Laptopを搭載し、放熱性も問題なく、表面温度も高くなく、安心してゲームができます。また、ディスプレイの品質も高く、クリエイティブワークにも使用することができます。多くの用途で快適に使えるノートPCです。

Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)でゲームをしている画像
バランスのいいゲーミングノートPC

 

高い処理性能

Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)の処理性能は高めです。

まずCPUですが、最近は、コストを抑えるためか、第13世代のCPUを搭載しているケースが多いですが、本製品は第14世代のインテルCoreを搭載しており、パフォーマンスが高めです。

今回、Core i7-14650HXを搭載していますが、「パフォーマンス・モード」にすれば、Core i7-14700HXと同じくらいのスコアが出ていました。

CINEBENCH R23
Core i9-14900HX 29314
Core i7-14700HX 21893
Core i7-14650HX 21567 [パフォーマンス・モード]
18350 [バランス・モード]
Core i7-13700HX 18283
Core i7-13650HX 17562
Core i5-13450HX 15857
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

また、今回、GeForce RTX 4060 Laptopを搭載していますが、最大グラフィックスパワーが140Wと高いため、GeForce RTX 4070 Laptopに迫るスコアが出ていました。グラフィックスも高めです。

3DMark Time Spy
RTX 4080 175W 18822
RTX 4070 140W 11947
RTX 4060 140W 11156 [パフォーマンス・モード]
9917 [バランス・モード]
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

高解像度ディスプレイを搭載

Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)は、2560x1600ドットのディスプレイを搭載しています。高い解像度なので、クリエイティブワークをするときに便利です。また、色域も100% sRGBクラスと広めなので、動画編集などの用途でも使いやすいです。

高解像度ディスプレイ
2560x1600ドット、100% sRGBのディスプレイを搭載

 

空きのSSDスロットがある

Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)は、メインSSDの他に、空いているM.2 スロットが1つあり、ここにSSDを増設することができます。ただ、下にケーブルが通っているので、SSDの熱でケーブルを傷めないかやや心配です。

空いているSSDスロット
空きのM.2スロットあり

 

各用途の快適度

Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
一般的な作業はとても快適です。
動画鑑賞 動画鑑賞も快適です。
RAW現像
画像編集
100% sRGBのディスプレイと独立グラフィックスを搭載しており、画像編集用途に使用することができます。
動画編集 性能が高く、ディスプレイの色域も広めなので、動画編集も快適です。
ゲーム GeForce RTX 4060 Laptopを搭載し、ほとんどのゲームが出来ます。ディスプレイも高リフレッシュレートに対応し、FPSゲームなどもしやすいです。

 

ディスプレイのチェック

Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)のディスプレイは、16型、2560x1600ドット、100% sRGBです。リフレッシュレートは、165Hzのものと240Hzのものがあります。

今回は、165Hzのディスプレイを搭載しており、以下のような特性になっています。詳しくは以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトで計測した色域は下図の通りです。最大輝度は、当サイトの計測では331cd/m2とやや高めです。

  カバー率
sRGBカバー率 99%
DCI-P3カバー率 77%
Adobe RGBカバー率 75%
Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)のガモット図
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、赤と緑の色がやや強めに発色していることが分かりますが、ゲームをしている分にはほぼ気になりません。

Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)のガンマ補正曲線
ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)のディスプレイの視野角
視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。ギラつきもほとんど感じません。

Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)の映り込み
画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)も検出されませんでした。

Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)のフリッカーの有無
PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

残像

「UFO Test」のサイトの横スクロールするUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、1秒間に165回フレームを書き換える液晶で2フレーム前くらいまで残像がありました。普通のノートPCは、1秒間に60回フレームを書き換える液晶で2フレーム前くらいまでの残像だったので、本製品の残像は、少ないと言えます。

Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)の残像
「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)のキーボードは普通の打ちやすさです。

実測で、キーピッチは横:約19mm、縦:約18.5mm、キーストロークは約1.5mmでした。キートップが湾曲しているのは良かったです。ただし、「\」が小さいのと、Enterとテンキーの隙間が広く取られていない点はデメリットです。

タッチパッドの操作性およびクリックボタンの押しやすさは普通です。

Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)のキーボード
キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)のキーボード拡大写真
キーの拡大図

 

キーボードバックライトは、ホワイト1色のものと、4-Zone RGBのものがあり、今回は後者です。

キーボードバックライトの写真
バックライト

 

パフォーマンスのチェック

動作モード

本製品は下のように動作モードを変更することが出来ます。ここでは、デフォルトの「バランス・モード」と、高いパフォーマンスが出る「パフォーマンス・モード」で各種ベンチマークを計測しています。

サーマル・モードの設定画面
サーマル・モード設定

 

CPU

CPUには、前述の通り、インテル第14世代Coreを搭載しています。NPUは搭載されていないものの、CPU性能はかなり高いです。

CINEBENCHのスコアは以下の通りで、高いスコアです。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
CINEBENCH R23の計測結果
Core i7-14650HX
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 7945HX 33229
Core i9-14900HX 29314
Ryzen AI 9 HX 370 22572
Core i7-14700HX 21893
Core i7-14650HX 21567 [パフォーマンス・モード]
18350 [バランス・モード]
Core i7-13700HX 18283
Ryzen 7 7840HS 17922
Core i7-13700H 17622
Core i7-13650HX 17562
Ryzen 7 8845HS 16892
Core i5-13450HX 15857
Core Ultra 7 155H 14073
Ryzen 7 7735HS 14068
Ryzen 7 8840HS 13668
Ryzen 7 8840U 12575
Core Ultra 5 125H 12239
Ryzen 5 7535HS 10356
Core Ultra 7 258V 9676
Core Ultra 5 125U 9553
Core i5-12450HX 9496
Ryzen 5 8540U 9378
Core 5 120U 9317
Ryzen 5 7530U 8403
Core i5-1335U 8249
Core i7-1165G7 4720
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 2196
Core i7-14700HX 2113
Ryzen AI 9 HX 370 2043
Ryzen 9 7945HX 1951
Core i7-14650HX 1925 [パフォーマンス・モード]
1921 [バランス・モード]
Core Ultra 7 258V 1915
Core i7-13700H 1898
Core 5 120U 1879
Core i7-13650HX 1879
Core i7-13700HX 1868
Core Ultra 7 155H 1810
Ryzen 7 7840HS 1764
Ryzen 7 8840U 1763
Core i5-1335U 1723
Core i5-13450HX 1717
Core Ultra 5 125H 1712
Ryzen 5 8540U 1701
Ryzen 7 8840HS 1686
Core i5-12450HX 1627
Ryzen 7 8845HS 1608
Core Ultra 5 125U 1581
Ryzen 7 7735HS 1538
Ryzen 5 7535HS 1463
Core i7-1165G7 1447
Ryzen 5 7530U 1439
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

CINEBENCH 2024
CINEBENCH 2024の計測結果
Core i7-14650HX
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-14900HX 1748
Core i7-14700HX 1313
Core i7-14650HX 1261 [パフォーマンス・モード]
1082 [バランス・モード]
Ryzen AI 9 HX 370 1226
Ryzen 7 8845HS 919
Ryzen 7 8845HS 913
Core i5-13450HX 886
Core i7-13700H 855
Core Ultra 7 155H 825
Ryzen 7 8840HS 785
Core i5-13500H 778
Core Ultra 5 125H 669
Core i7-1360P 664
Ryzen 7 8840U 618
Core Ultra 7 258V 603
Core i5-1340P 599
Ryzen 7 7730U 575
Core Ultra 5 125U 572
Core 5 120U 558
Core i5-12450HX 555
Ryzen 5 8540U 500
Ryzen 5 7530U 477
Core i5-1335U 435
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 128
Core i7-14700HX 126
Core Ultra 7 258V 121
Core i7-14650HX 117 [バランス・モード]
116 [パフォーマンス・モード]
Ryzen AI 9 HX 370 115
Core i7-13700H 114
Core 5 120U 110
Core i5-1335U 109
Core i5-13500H 105
Ryzen 7 8840U 104
Core Ultra 7 155H 103
Ryzen 7 8845HS 103
Core i5-13450HX 101
Core Ultra 5 125H 101
Ryzen 5 8540U 100
Ryzen 7 7730U 99
Core i7-1360P 99
Core i5-1340P 99
Ryzen 7 8840HS 98
Core i5-12450HX 97
Core Ultra 5 125U 94
Ryzen 5 7530U 84

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

グラフィックス

選択できるグラフィックスは、執筆時点(2025年3月27日時点)で、GeForce RTX 4060 Laptopのみとなっています。最大グラフィックスパワーは140Wと高いです。

Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)の最大グラフィックスパワー
GeForce RTX 4060 Laptop の最大グラフィックスパワー

 

3DMarkのベンチマークの結果は以下の通りで、最大グラフィックスパワーが高いので、スコアも高かったです。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
3DMark Time Spyの計測結果
GeForce RTX 4060 Laptop GPU
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 175W 21897
RTX 4090 150W 20159
RTX 4080 175W 18822
RTX 4070 140W 11947
RTX 4060 140W 11156 [パフォーマンス・モード]
9917 [バランス・モード]
RTX 4050 105W 8469
RTX 3050 Ti 95W 6063
RTX 3050 95W 5879
RTX 2050 70W 3933
Intel Arc Graphics
(Core Ultra 7 155H)
  3600
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 4060 Laptopの情報は次の通りです。

GPU-Zの結果
GeForce RTX 4060 Laptopのスペック

 

ストレージ

ストレージは読み込みは速いです。書き込みはそこまででもありません。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
SSDの速度
1TB PCIe Gen4 SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7300
7038
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

SDカードスロットのアクセス速度は遅いです。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
XXX YYYのSDカードスロットのCrystalDiskMarkの画像
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

GPU動作モード

本製品は、dGPUモードへ変更することができます。ゲームを起動すると、dGPUモードへ自動で切り替わることが多いので、ここでは全てのゲームをdGPUモードで計測しています。

GPU動作モードの画像
GPU動作モード

 

各ゲームの平均フレームレート

以下は、GeForce RTX 4060 Laptop搭載モデルで計測した各ゲームの平均フレームレートです。なお、他のグラフィックスとも比較している場合もありますが、すべて同じバージョン、同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。

劇的に重い「ARK: Survival Ascended」でも、画質を低くすればプレイできるフレームレートが出ていますが、このゲームをやるなら、もう少しグラフィックス性能の高いPCがいいです。

他のゲームは1920x1200にすれば、高めの画質でも十分プレイできます。

フォートナイトやApexといったFPS/TPSゲームも、画質を調整することで、200 fps以上の高いフレームレートで快適にプレイすることができます。

ARKアイコン
劇的に重い部類のゲーム
ARK: Survival Ascended
解像度 品質 平均 fps
1920x1200 96 fps
ノーマル 53 fps
最高 42 fps
2560x1600 79 fps
ノーマル 39 fps
最高 29 fps
ARKアイコン
重い部類のゲーム
モンスターハンターワイルズ
解像度 品質 フレーム生成OFF フレーム生成ON
1920x1200 最低 88 fps 130 fps
79 fps 111 fps
ウルトラ 57 fps 78 fps
2560x1600 最低 115 fps
95 fps
ウルトラ 55 fps
パルワールドアイコン
重い部類のゲーム
パルワールド
解像度 品質 平均 fps
1920x1200 120 fps(上限)
120 fps(上限)
最高 120 fps(上限)
2560x1600 120 fps(上限)
120 fps(上限)
最高 96 fps
アイコン
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
解像度 品質 平均fps
1920x1200 144 fps
117 fps
ウルトラ 95 fps
2560x1600 127 fps
79 fps
ウルトラ 58 fps
他のGPUとの比較(1920×1080 or 1920x1200、ウルトラ)
RTX 4090 175W 136 fps
RTX 4080 175W 112 fps
RTX 4070 140W 105 fps
RTX 4060 140W 95 fps
RTX 4050 105W 77 fps
RTX 4060 60W 69 fps
RTX 3050 75W 46 fps
アイコン
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
解像度 品質 平均fps
1920x1080 軽量品質 197 fps
高品質 110 fps
2560x1440 軽量品質 141 fps
高品質 80 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 4090 175W 192 fps
RTX 4080 175W 166 fps
RTX 4070 140W 117 fps
RTX 4060 140W 110 fps
RTX 4050 105W 84 fps
RTX 4060 60W 80 fps
RTX 3050 75W 53 fps
GTX 1650   36 fps
アイコン
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均fps
1920x1080
(ウィンドウ)
165 fps
141 fps
ウルトラ 126 fps
2560x1600 158 fps
95 fps
ウルトラ 80 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 4090 175W 163 fps
RTX 4080 175W 157 fps
RTX 4070 140W 131 fps
RTX 4060 140W 126 fps
RTX 4050 105W 94 fps
RTX 4060 60W 90 fps
RTX 4050 45W 78 fps
RTX 3050 75W 62 fps
GTX 1650Ti   46 fps
アイコン
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー
解像度 品質 平均fps
1920x1200 標準(ノート) 181 fps
高(ノート) 171 fps
最高品質 120 fps
2560x1600 標準(ノート) 119 fps
高(ノート) 110 fps
最高品質 74 fps
アイコン
中程度の重さのゲーム
フォートナイト
DirectX 12
解像度 品質 平均fps
1920x1200 低設定 246 fps
中設定 166 fps
最高設定 102 fps
2560x1600 低設定 221 fps
中設定 144 fps
最高設定 69 fps
※アンチエイリアス&スーパー解像度:TSR低
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 平均fps
1920x1200 3D解像度:100%
描画距離:最高
メッシュ:低
221 fps
2560x1600 267 fps
※バトルロワイヤル ソロで計測
アイコン
軽い部類のゲーム
Apex Legends
解像度 品質 平均fps
1920x1200 低設定 274 fps
高設定 188 fps
2560x1600 低設定 208 fps
高設定 141 fps
※トレーニングモードで計測
アイコン
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均fps
1920x1200 高設定 767 fps
2560x1600 高設定 345 fps
※プラクティスモードで計測
アイコン
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均fps
1920x1200 非常に低い 313 fps
中型 247 fps
ウルトラ 181 fps
2560x1600 非常に低い 264 fps
中型 171 fps
ウルトラ 121 fps

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。

Adobe Lightroom ClassicによるRAW現像時間
Lightroomのイメージ画像

CPU性能が高いので、Lightroomの現像時間も速いです。

Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-14650HX 45秒
Core i7-14700HX 47秒
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
63秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13620H 66秒
Core Ultra 7 155H 72秒
Ryzen 7 8845HS 75秒
Core i5-13450HX 78秒
Ryzen 7 8840HS 81秒
Ryzen 7 8840U 87秒
Ryzen 5 8540U 102秒
Core Ultra 5 125U 103秒
Core 5 120U 106秒
Core i5-12450HX 107秒
Core Ultra 7 155U 110秒
Ryzen 7 7730U 115秒
Core i5-1335U 128秒
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間
Photoshopのイメージ画像

CPUもGPUも高速なので、処理に時間のかかるAIを使ったニューラルフィルター処理も速いです。

ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2))
Ryzen AI Max+ 395 42秒
Core i7-14650HX
RTX 4060 (140W)
1分2秒
Core Ultra 7 255H
Intel Arc 140T
2分20秒
Ryzen AI 9 HX 375
Radeon 890M
3分13秒
Ryzen 7 8845HS
Radeon 780M
3分31秒
Core Ultra 7 258V
Intel Arc 140V
4分33秒
Core Ultra 5 125U
Intel Graphics
5分34秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除)
Core i7-14650HX 1分29秒
Core Ultra 7 255H 1分36秒
Ryzen AI Max+ 395 2分01秒
Core Ultra 7 258V 2分31秒
Ryzen AI 9 HX 375 2分32秒
Ryzen 7 8845HS 3分09秒
Ryzen 7 8840U 4分44秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
Premiereのイメージ画像

4Kの書き出し時間も速いです。動画編集作業自体も快適です。

4K動画の書き出し
Core i9-14900HX
RTX 4090 (175W)
2分53秒
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
3分01秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
3分08秒
Core i9-14900HX
RTX 4060 (140W)
3分29秒
Ryzen 9 8945HS
RTX 4070 (90W)
3分42秒
Core i7-14650HX
RTX 4060 (140W)
3分49秒
Core i7-14700HX
RTX 4070 (140W)
3分55秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (105W)
4分11秒
Core i5-13450HX
RTX 3050 (95W)
5分19秒
Core i5-11400H
RTX 3050 (65W)
5分59秒
Core i7-12700H
GTX 1650
6分21秒
Core i5-12450HX
RTX 3050 (65W)
6分47秒
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
9分15秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmarkによるレンダリング時間
Blenderのイメージ画像
GeForce RTX 4060 Laptopで実行
SPECviewperf 2020
SPECviewperfのイメージ画像

 

質量のチェック

質量のチェックは、やや重いです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.438kg
ACアダプター 863g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー容量は80Whと大きいです。

バッテリー容量
バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は次の通り短いです。

バッテリー駆動時間
  RTX 4060モデル
(1) JEITA3.0(アイドル時) 約8.6時間
(2) JEITA3.0(動画再生時) 約5.1時間
(3) 動画編集ソフトでプレビュー再生 1時間37分
(1)、(2) メーカー公表値
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

今回搭載しているCPUは「Core i7-14650HX」で、このプロセッサーのベースパワー(PBP)は、55Wですが、どちらのモードでも、それ以上のCPU電力が出ており、高いパフォーマンスが出ていることが分かります。

CPU温度は、やや高めですが、問題ない範囲です。

  • バランス・モード
  • パフォーマンス・モード
バランス・モードでPrime 95を実行したときのCPU電力およびCPU温度のグラフ
パフォーマンス・モードでPrime 95を実行したときのCPU電力およびCPU温度のグラフ

 

FF15ベンチ実行度時の温

下図は、ファイナルファンタジー15のベンチマーク実行時のCPU温度、GPU温度です。どちらのモードでも、CPUおよびGPUとも問題ない温度です。

  • バランス・モード
  • パフォーマンス・モード
バランス・モードでFF15を実行したときのCPU電力およびCPU温度のグラフ
パフォーマンス・モードでFF15を実行したときのCPU電力およびCPU温度のグラフ

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はうるさくありません。下には掲載していませんが、動画編集時の動作音もうるさくありません。ゲーム時の動作音はそれなりに高くなり、気になる方も多いでしょう。ただ、ヘッドホンをしている方なら特に気になりません。

騒音値
アイドル時 FF15ベンチ時
(バランス・モード)
FF15ベンチ時
(パフォーマンス・モード)
約27dB 約47dB 約52dB
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
【PCの状態】
アイドル時:アイドル時
FF15ベンチ時:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安
騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。

ゲームをすると、キーボードの中央部分が熱くなってきますが、常時手が触れているパームレスト部分やWASDキー周りはそれほど熱くなりません。実際にゲームをしても、ほとんど気になりませんでした。

PC本体の表面温度
Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。

高性能パーツを搭載し、CPUもGPUも高い電力で推移していたので、消費電力は高めです。

消費電力
アイドル時 FF15ベンチ時
(バランス・モード)
FF15ベンチ時
(パフォーマンス・モード)
約24W 約165W 約201W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

外観のチェックです。

ボディは、ルナグレーというカラーです。派手さはありませんが、どこでも使える落ちついた外観だと思います。

Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)の正面画像

 

天板にはLEGIONのロゴが入っています。

Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)の天板画像

 

ボディの高さは、19.7~25.2mmとそれなりにあります。

Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)の側面画像Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)の側面画像2

 

インターフェースは、下図の通りです。USB-Cは2つともDisplayPort出力に対応し、左側のみPowerDeliveryにも対応しています。HDMIは、HDMI2.1対応です。

左側面のインターフェース画像右側面のインターフェース画像右側面のインターフェース画像

 

ヒンジは180度近く開きます。

ヒンジを最大まで開いたときの画像

 

底面はシンプルな構造ですが、ゴム足は高めです。

底面画像

 

底面内部の画像です。冷却ファンは2つあり、ヒートパイプの数も多いです。

内部画像

 

メモリスロットは2つです。

メモリ画像

 

SSDは、Type 2280のM.2 SSDが搭載されています。

SSDの画像

 

空いているM.2 スロットもあります。

Type 2280のSSDを装着しているときの画像

 

ACアダプターは230Wと大きく、サイズも大きめです。

ACアダプターの写真

 

まとめ

以上が、Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)のレビューです。

第14世代インテルCoreに、140WのGeForce RTX 4060を搭載し、比較的高いパフォーマンスのゲーミングノートPCです。冷却性能も表面温度も問題ありません。多くのゲームがプレイできる性能です。

また、ディスプレイが2560x1600と高めの解像度で、色域もsRGBカバー率100%と広めなので、ゲームだけでなくクリエイティブワークにも使いやすいです。165Hzまたは240Hzの高リフレッシュレートにも対応しているので、FPSゲームなどもしやすいです。

空いているM.2スロットがあるのも嬉しいです。

価格は、もしかすると高く感じる人もいると思いますが、第14世代Coreに2560x1600ドットのディスプレイを搭載している点を考慮すると、コスパは高いと思います。20万円前後のゲーミングノートPCを探している方におすすめです。

 

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特徴

  • CPU、GPUとも高めの性能
  • 2560x1600の100% sRGBのディスプレイ
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