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16:10の画面比になったレノボ Yogaシリーズ最新モデル(Yoga 9i / 7i / 6)の特徴

CES 2022において、レノボから、コンバーチブル型の2 in 1 PCであるYogaシリーズの最新モデルが発表されました。
フラグシップ機、高パフォーマンス機、環境にやさしい機種と様々なタイプが揃っています。カジュアルな使い方から、ビジネス、クリエイティブな作業まで、用途に合った機種が見つかりそうです。
最新の第12世代Coreを搭載したモデルが多く投入されていることや、有機ELディスプレイを選択できる機種があるのも、大きな特徴となっています。
実際の発売は、2022年第二四半期と先の予定ですが、気になる機種が多いです。
公式サイトはこちら
製品の特徴
Yogaシリーズのフラグシップ機 - Yoga 9i
Yoga 9iは、Yogaシリーズのフラグシップ機です。エンターテイメントを一つ上の快適さで楽しみたい方や、クリエイティブな用途にも使えるプレミアムな1台が欲しい方に適しています。

主な仕様
主要なスペック構成は、下表のとおりです。
CPUには、PBP(Processor Base Power):28Wの第12世代Core Pシリーズを搭載しています。(第12世代Coreについては、こちらをご覧ください。)
質量が約1.48kg~なので、14型のノートPCとしては、やや重めの質量です。モビリティ重視ではなく、クオリティ重視のようです。
Yoga 9i | |
CPU | Core i7-1260P Core i5-1240P |
メモリ | 8GB / 16GB LPDDR5 |
ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB PCIe 4 SSD |
液晶サイズ | 14.0型 |
液晶種類 | FHD (1920x1200) IPS タッチ 100% sRGB 2.8K (2880x1800) 有機EL タッチ 100% DCI-P3 4K (3840x2400) 有機EL タッチ 100% DCI-P3 |
質量 | 2.8K/4K : 約1.48kg~ FHD : 約1.53kg~ |
バッテリー | 最大 約10時間 (75Wh) ※MobileMark 2018 |
価格 | 1,399ドル~ |
最大4K 有機ELディスプレイを搭載
特徴的な1つの点は、ディスプレイです。アスペクト比16:10のサイズで、標準的なFHD液晶でも、100% sRGBクラスと色域が広いです。100% DCI-P3とさらに色域の広い、2.8Kや4K解像度の有機ELディスプレイも選択できます。

また、デジタルコンテンツを見るだけでなく、傾き検出に対応したPrecion Pen2、もしくはe-colorペンを使用して操作したり、ドローイングや、手書きメモを取ったりすることもできます。

回転サウンドバーによる良サウンド
別の特徴として、ヒンジ部分にスピーカーが配置された、回転サウンドバーがあります。Bowers & Wilkinsのスピーカーシステムを搭載し、2ツィーター、2ウーファーにより、優れたサウンドを提供します。動画コンテンツなどをより高いレベルで楽しめそうです。

キーボード
Yoga 9iのキーボードです。
右端には、1クリックファンクションキーが配置されています。下から順に、指紋センサー、カラーモードキー(ダークモードとライトモードの切り替え)、バイブチェック(雰囲気に合わせたオーディオモードの変更)、背景ぼかし機能(Teamsや、連携している他のオンラインミーティングアプリでの背景ぼかし)、スマートパワーパフォーマンスモード(用途に合わせて動作を最適化するモードへの移行)といった機能を、ワンクリックで使用できます。


インターフェイス・ウェブカメラ等
Yoga 9iのインターフェイスは、下の画像の通りです。
USB3.2、USB-C x3を備えています。なお、左側面のUSB-Cポートは2ポートとも、Thunderbolt 4、DisplayPort、Power Delivery対応です。また、右側面のUSB-Cポートは、USB3.2のフルファンクション対応となっています。

その他に、ウェブカメラには、FHDカメラを搭載し、プライバシーシャッターも付いています。また、IRカメラ、指紋センサーを備えているので、Windows Helloの顔認証、指紋認証を使用できます。
ボディデザイン
Yoga 9iは、エッジ部分が丸みを帯びていて、デザイン性や質感も高いです。
ストームグレーのボディは、オーソドックスなイメージです。

オートミールカラーは、光沢のあるメタリックな外装で、高級な感じがします。

発売は、2022年第二四半期となっています。Yoga 9iの詳細については、下の公式サイトからもご確認いただけます。なお、国内での販売についてのアナウンスはまだありません。
レノボ 公式サイト
生産性の高い作業ができそうな - Yoga 7i
Yoga 7iは、クリエイティブな用途において、生産性の高い作業ができそうな機種です。
14型と16型の2種類がありますが、サイズの違いだけでなく、スペック構成なども少し異なります。


主な仕様
Yoga 7iの主要なスペック構成は、下表のとおりです。
14型のYoga 7i (14,Intel)では、CPUには、PBP(Processor Base Power):28WのPシリーズに加えて、PBPが15WのUシリーズプロセッサーを搭載したモデルもあります。写真編集などのクリエイティブな作業に使うのであれば、第12世代Core Pシリーズを選択するとよさそうです。
16型のYoga 7i (16,Intel)では、第12世代Core Pシリーズプロセッサーを搭載したモデルに加えて、より快適に作業したいコンテンツクリエイターや、ゲームも楽しみたいユーザー向けに、Core i7-12700H + Intel Arc Aシリーズグラフィックスを搭載したモデルも登場する予定となっています。
なお、第12世代Coreについては、こちらもご確認ください。
Yoga 7i (14,Intel) | Yoga 7i (16,Intel) | |
CPU | Core i7-1260P Core i5-1240P Core i7-1255U Core i5-1235U |
Core i7-12700H Core i7-1260P など |
GPU | CPU内蔵 | CPU内蔵 / Intel Arc Aシリーズグラフィックス |
メモリ | 8GB / 16GB LPDDR5 | 最大32GB LPDDR5 |
ストレージ | 512GB / 1TB PCIe 4 SSD | 最大1TB PCIe 4 SSD |
液晶サイズ | 14.0型 | 16.0型 |
液晶種類 | 2.2K(2240x1400) IPS 100% sRGB 2.8K(2880x1800) 有機EL 100% DCI-P3 |
2.5K IPS 100% sRGB |
質量 | 2.2K : 約1.5kg~ 2.8K 有機EL : 約1.4kg~ |
約2.1kg~ |
バッテリー | 最大 約16時間 (71Wh) ※MobileMark 2018 |
最大100Wh |
価格 | 949ドル~ | 899ドル~ |
画面比16:10の広色域ディスプレイを搭載
Yoga 7iでは、作業がしやすく、最近の上級機種で採用されることが増えてきた、アスペクト比16:10のディスプレイを搭載しています。
Yoga 7i (14,Intel)では、2.2K、100% sRGBのIPS液晶、または、2.8K、100% DCI-P3の有機ELディスプレイを選択できます。

Yoga 7i (16,Intel)では、2.5K、100% sRGBの液晶を搭載します。

Yoga 7iでは、オプションのペンを使用して、操作や描画、手書きメモを取ることなどができます。


インターフェイス・ウェブカメラ等
Yoga 7i (14,Intel)のインターフェイスは、下の画像の通りです。
USB3.2、USB-C(Thunderbolt 4、DisplayPort、Power Delivery対応)x2、HDMI、microSDカードリーダーを備えています。


Yoga 7i (16,Intel)のインターフェイスは、下の画像の通りです。
USB3.2 x2、USB-C(Thunderbolt 4、DisplayPort、Power Delivery対応)x2、HDMI、SDカードリーダーを備えています。


どちらも、USB-CポートはThunderbolt 4に対応しており、Thunderboltドックを使って周辺機器と接続することもできます。また、SDカードリーダーを搭載しているので、デジカメやスマホなどからの写真や動画の取り込みがしやすいのがポイントです。
ウェブカメラには、プライバシーシャッター付きのFHDカメラを搭載しています。また、IRカメラも付いているので、Windows Helloの顔認証を使用できます。
ボディデザイン
Yoga 7i (14,Intel)には、ストーンブルーと、ストームグレーのボディがあります。


Yoga 7i (16,Intel)には、アークティックグレーと、ストームグレーのボディがあります。


Yoga 7iの発売は、2022年第二四半期の予定となっています。Yoga 7iの詳細については、下の公式サイトからもご確認いただけます。なお、国内での販売については、現時点で不明です。
レノボ 公式サイト レノボ 公式サイト
環境に配慮したSDGsな機種 - Yoga 6
Yoga 6は、環境への優しを強く意識した、13型のコンバーチブル型ノートPCです。
ボディ素材には、リサイクルされたアルミニウムが使用されています。また、天板を覆うファブリックにも、リサイクルされたペットボトルを50%使用し、バッテリーセルの約25%にもリサイクルされたプラスチックが使用されています。

主な仕様
主要なスペック構成は、下表のとおりです。
CPUには、Ryzen 5000 Uシリーズを搭載しています。スペック自体は目新しくありませんが、日常的な用途において十分快適に使用できる構成だと思います。
Yoga 9i | |
CPU | Ryzen 7 5700U Ryzen 5 5500U |
メモリ | 8GB / 16GB LPDDR4X |
ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB PCIe SSD |
液晶サイズ | 13.3型 |
液晶種類 | FHD (1920x1200) IPS タッチ 100% sRGB |
質量 | 約1.38kg~ |
バッテリー | 最大 約15時間 (59Wh) ※MobileMark 2018 |
価格 | 749ドル~ |
アスペクト比16:10の液晶を搭載
Yoga 6は、アスペクト比16:10の液晶を搭載しています。一般的なFHD液晶よりも縦方向の表示領域が少し広く、使いやすいと思います。
また、100% sRGBクラスと色域も広めなので、sRGBで調整されたウェブページなどのコンテンツを比較的正確に色で表示することができます。ネットショッピングや、ネット動画の視聴などに快適に使えそうです。

キーボード
Yoga 6のキーボードです。
標準的なキーボードですが、13.3型のサイズで、左右にスピーカーが配置されているので、タイピングに窮屈を感じないのかが気になります。

インターフェイス・ウェブカメラ等
Yoga 6のインターフェイスは、下の画像の通りです。
USB3.2 x2、USB-C x2、HDMI、microSDカードリーダーを備えています。USB-Cポートは、DisplayPort、Power Deliveryに対応しています。
意外とポート類も充実しており、使いやすそうです。


ウェブカメラには、プライバシーシャッター付きのFHDカメラを搭載しています。IRカメラも付いているので、Windows Helloの顔認証も使用できます。
ボディデザイン
Yoga 6のボディカラーは、ダークティールです。

天板はファブリック素材でカバーされており、温かみがあります。

発売は、2022年第二四半期の予定です。Yoga 6の詳細については、下記の公式サイトでも確認できます。なお、国内での販売についてのアナウンスはまだありません。
レノボ 公式サイト

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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