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IdeaPad Slim 360 Chromebookの実機レビュー

更新日:
CPU MediaTek MT8183
メモリ LPDDR4 4GB
ストレージ 64GB eMMC
液晶サイズ 14インチ FHD
液晶種類 TN / IPS 非光沢
質量 約1.4kg
バッテリー 約16時間/14.7時間
価格[税別] 3万円台~
3万円台の低価格Chromebook

IdeaPad Slim 360 Chromebookは、3万円台から購入できるChromebookです。

スペックは高くありませんが、ウェブ閲覧、動画鑑賞、メールチェック、オンライン会議くらいなら、問題なくできます。

リモートデスクトップ用の端末として使うのもいいでしょう。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は、次の構成でレビューしています。

レビュー機の構成

MediaTek MT8183、4GBメモリ、64GB eMMC、IPS液晶

 

IdeaPad Slim 360 Chromebookの特徴

Chromebookのメリット・デメリット

Chromebookを使ったことがない方は、まずは、Chromebookとは何かや、Chromebookのメリット・デメリットについて書いた記事をご覧ください。

 

3万円台と安い

IdeaPad Slim 360 Chromebookは、3万円台で買える非常に安い製品です。スペックは低いですが、OSが軽いため、ウェブ閲覧や動画鑑賞、オンライン会議程度の用途であれば、十分使えます。

3万円台と安い

 

TNパネルとIPSパネルがあるので注意

IdeaPad Slim 360 Chromebookは、ディスプレイがTNパネルのモデルと、IPSパネルのモデルがあります。TNパネルは、ちょっとした画面の角度で色合いが変わってしまい眼が疲れやすいので、あまりおすすめしません。出来ればIPSパネルのモデルのほうがいいと思います。

 

レビューしている製品はIPSパネルですが、やや黄ばんだ色合いに見えます。安い製品ですので、このあたりは妥協しましょう。

 

メモリやストレージの換装は不可

IdeaPad Slim 360 Chromebookの底面カバーの中を確認すると、ご覧のようになっています。メモリとストレージは換装できないので、ご注意下さい。

PC内部

 

ディスプレイのチェック

IdeaPad Slim 360 Chromebookのディスプレイパネルは、上でも説明しましたが、視野角はいいもののやや黄ばんで見えます。色域は、当サイトの計測では、sRGBカバー率は62.5%でした。

ガモット図
※ i1 Calman for Businessで計測 
視野角

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

IdeaPad Slim 360 Chromebookのキーボードは普通の打ちやすさです。

キーピッチやキーストロークも標準的です。タッチパッドについては、軽く触れただけで沈み込み、カチッと鳴ります(カチッと鳴りますが、クリックはされません)。深く押し込んでクリックすると、2回カチカチッと鳴り違和感があります。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

パフォーマンスのチェック

IdeaPad Slim 360 Chromebookのパフォーマンスはご覧の通り低いです。ただ、OSが軽いので、軽めの作業であれば、特にストレスなく使うことができます。メモリは、4GBと少ないので、アプリを立ち上げすぎたり、ブラウザのタブをたくさん開いたりはしないようにしましょう。

Geekbench 5
MediaTek MT8183
他CPUとの比較(Multi-Core)
Apple M1 Max/Pro
10コアCPU
12758
Core i7-12700H 11027
Core i9-11900H 7831
Ryzen 9 5900HX 7306
Core i7-11800H 7215
Ryzen 7 5800U 6642
Ryzen 7 5700U 6097
Core i7-1165G7 5491
MediaTek MT8183 1393
他CPUとの比較(Single-Core)
Apple M1 Max/Pro
10コアCPU
1784
Core i7-12700H 1763
Core i9-11900H 1576
Core i7-1165G7 1573
Core i7-11800H 1547
Ryzen 9 5900HX 1496
Ryzen 7 5800U 1415
Ryzen 7 5700U 1165
MediaTek MT8183 297

 

その他のチェック

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートの動作チェックでは、下表のような結果となりました。

Thunderboltには対応していませんが、PowerDeliveryとモニター出力には対応しています。ただ、ThinkPad USB Type-Cドックでは相性が悪いのか、有線LANが使えませんでした。なお、別の有線LANアダプターについては使用することが出来ました。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × ×
PD充電器
※1
90W RAVPower GaN充電器
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器
18W cheero充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

バッテリー駆動時間

バッテリー駆動時間のメーカー仕様値は、TNパネルのモデルが約16.0時間、IPSパネルのモデルが約14.7時間となっています。バッテリー容量は、40.9Whで、普通の容量です。

ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生させたところ、9時間49分でした。

使い方にもよりますが、PCスペックも低いので1日(8時間程度)なら、バッテリー駆動できると思います。

 

スピーカー

スピーカーの音質はそこまで良くはありません。ノートPC基準で10点満点で採点すると、4点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

CPU温度&GPU温度

 

静音性のチェック

ファンレスなので、動作音は非常に静かです。

 

外観のチェック

IdeaPad Slim 360 Chromebookの外観のチェックです。

ボディはシルバー、ベゼルはブラックで、シンプルなデザインです。

 

天板には、「chromebook」のロゴが入っており、天板の3分の1は、斜めの模様が入っています。

 

高さは、18.6mmとなっており、比較的薄いボディです。

 

インターフェイスは、ご覧の通りです。HDMIポートはありません。

 

ディスプレイ面は、180度までは開きませんが、大分開きます。

 

底面は通気口が無く、シンプルな見た目です。

 

底面カバーを開くと、ご覧のような内部になっています。メモリおよびストレージはオンボードなので換装することは出来ません。

 

ACアダプターは45Wです。電源ケーブルが太いので、持ち運ぶときはかさばります。

 

まとめ

以上が、IdeaPad Slim 360 Chromebookのレビューです。

安い製品で、スペックも高くありませんが、Chrome OSなら、軽めの作業であれば、そこまでストレスなく使用できます。

用途を限定して使用したり、子供の学習用として使用したり、リモートデスク用の端末として使用したりするのにちょうどいいのではないかと思います。

 

 

3万円台と安い

IdeaPad Slim 360 Chromebook

特徴

  • 3万円台から買える安さ
  • スペックは低め
  • メモリやストレージの換装は不可

こんなあなたに

  • 用途を限定して使う方
  • 子供の学習用
  • 価格3万円台[税込]~
公式サイトはこちら