レノボ ThinkPad X12 Detachable の特徴

更新日:2021年2月10日
CPU Core i3-1110G4
Core i5-1130G7
Core i5-1140G7
Core i7-1160G7
Core i7-1180G7
メモリ 8GB / 16GB
ストレージ PCIe SSD
液晶サイズ 12.3 インチ
液晶種類 FHD+ IPS タッチ
質量 本体:約760g~
タ+キ:約1.1kg~
バッテリー 最大約15.2時間
(42Wh)
WWAN LTE 4G
価格[税込] 16万円台~

※タ+キ:キーボード装着時の質量。

久々!デタッチャブル型のThinkPad

ThinkPad X12 Detachableは、ThinkPadシリーズとしては久しぶりのデタッチャブル型 2 in 1 PCです。

タブレットPC本体と、脱着可能なフォリオキーボードから構成されている製品です。通常はWindowsタブレットPCとして使用し、メールなどキー入力が必要な時にはキーボードを装着する、という使い方に適しています。

第11世代Coreの省電力動作版(UP4)を搭載しており、LTE 4Gにも対応しています。

デタッチャブルのPCはあまり機種が多くないので、新しくThinkPad X12 Detachableという選択肢が加わったのは嬉しいです。

公式サイトはこちら

ThinkPad X12 Detachableの特徴

デタッチャブル型 2 in 1 PC

ThinkPad X12 Detachableは、その名の通り、液晶部分を含む本体と、キーボード部分の脱着が可能なPCです。

ThinkPadシリーズでデタッチャブルタイプのものというと、ThinkPad X1 Tabletがありますが、既に販売が終了しており、久しぶりのデタッチャブルタイプのThinkPadとなります。

ThinkPad X12 Detachableは、フォリオキーボードを装着すると、ノートPCのように使用することができますし、本体のみだとタブレットPCとして使用できます。360度回転するヒンジを持つコンバーチブル型PCも、同じようにタブレット形状で使用できますが、デタッチャブル型の方がタブレット時の質量が軽く、使いやすいです。

ThinkPad X12 Detachableは、タブレットPCとして使用することが多い方におすすめの機種です。

デタッチャブル型

 

CPUはUP4のTiger Lake

ThinkPad X12 Detachableは、最新の第11世代Coreプロセッサーを搭載しています。Tiger Lakeと呼ばれるこのCPUには、(Hシリーズを除くと)TDPが異なるUP3とUP4があり、ThinkPad X12 Detachableが搭載するのはTDPが低い方のUP4となります。消費電力が低く、コンパクトPCや、タブレットPCなどに適したCPUなので、デタッチャブル型のThinkPad X12 Detachableが採用しているのは、理にかなっていると思います。

下の表では、ThinkPad X12 Detachableで選択できる、UP4のTiger Lakeの仕様を比較しています。ブラウンで表示しているCPUは、vProプラットフォームに対応したCPUで、主に企業などが導入するものです。個人であれば、グリーンで表示しているCPUを選択するといいでしょう。

ThinkPad X12 Detachableに搭載可能なCPUの比較
  i7-1180G7 i7-1160G7 i5-1140G7 i5-1130G7 i3-1110G4
製造プロセス 10nm SuperFin
コア / スレッド数 4 / 8 2 / 4
cTDP-up周波数 2.2 GHz 2.1 GHz 1.8 GHz 1.8 GHz 2.5 GHz
cTDP-down周波数 900 MHz 900 MHz 800 MHz 800 MHz 1.5 GHz
ターボブースト時 4.6 GHz 4.4 GHz 4.2 GHz 4.0 GHz 3.9 GHz
キャッシュ 12MB 8MB 6MB
Operating Range 7W~15W
vProプラットフォーム 対応 非対応 対応 非対応 非対応
グラフィックス Intel Iris Xe Intel UHD
グラフィックス
最大動的周波数
1.1 GHz
グラフィックス
実行ユニット
96 96 80 80 48

 

下のグラフは、CPUの性能目安と、グラフィックス性能の目安です。以前別機種で計測した結果では、Core i7-1160G7でもUP3のCore i7-1165G7とそれほど差がない、もしくは超える高めのスコアが出ていました。

ThinkPad X12 Detachableでも、メーカーの設定次第では、高めの処理性能とグラフィックス性能となる可能性があります。

CPU性能の比較 ~ CINEBENCH R23 ~
Ryzen 7 4700U 6499
Ryzen 5 4500U 4764
Core i7-1165G7 4720
Core i7-1160G7 4539
Core i5-1135G7 4000
Core i7-1065G7 3965
Core i3-1115G4 2454
グラフィックス性能の比較 ~ 3DMark Night Raid Graphics score ~
GeForce GTX 1050 25325
Core i7-1160G7 16959
GeForce MX330 16714
Intel Iris Xe
(Core i7-1165G7)
15677
GeForce MX250 15406
Intel Iris Xe
(Core i5-1135G7)
14551
 :本製品で選択できるプロセッサー

 

高いモビリティ

ThinkPad X12 Detachableは、タブレット本体だけであれば、質量は約760g~、厚みは約8.8mmと非常に持ち運びがしやすいサイズです。さらに、42Whと大きめの容量のバッテリーを搭載しており、最大約15.2時間の駆動が可能となっています。高負荷の作業を行うことが少ない、タブレットPCとしては十分の駆動時間だと思います。

このように、軽くて、薄くて、ロングバッテリー駆動が可能ということで、ThinkPad X12 Detachableは、モビリティの高い機種だと言えます。

 

アスペクト比16:10の広色域液晶

ThinkPad X12 Detachableは、最近のThinkPadシリーズの流れに沿った、アスペクト比16:10の液晶を搭載しています。一般的なノートPCの1920x1080よりもやや縦方向の表示面積が増えた、1920x1280という解像度となっています。表示できる情報量が増えており、使いやすい解像度だと思います。また、色域も100% sRGBと広めなので、鮮やかな表示が可能です。

ただし、iPad Proや、Surface Pro 7といった最近のタブレットPCは、広色域で、解像度がより高い液晶を搭載しているので、このようなタブレットPCと比較すると、画像の表示という点ではやや劣ります。 

 

ペンやフォリオキーボードも付属

ThinkPad X12 Detachableには、デフォルトでLenovo デジタル・ペンと、フォリオキーボードが付属します。

ペンを使用することで、手書きメモや校正、スケッチを行うことができ、タブレットPCとしてより使いやすくなります。フォリオキーボードの右サイドには、ペンホルダーがあるので、使用しないときは、そこに挿しておくといいです。

また、本体を付属のフォリオキーボードに装着して使用することで、メールなどの文字の打ち込みもしやすくなります。ThinkPad特有のトラックポイントも付いているので、操作もしやすそうですし、バックライトも付いていますので、暗いところでもキー入力がしやすいです。

付属のLenovo デジタル・ペン
キーボードは薄型

 

なお、購入時のカスタマイズで、英語キーボードを選択したり、Lenovo デジタル・ペンと、キーボードを省く、といったことも可能です。ただ、これらは後から別で購入できるか分からないので、省かずに購入しておくことをおすすめします。

ペンとキーボードはカスタマイズで省くことも可能

 

本体にはスタンド付き

ThinkPad X12 Detachableの本体には、下の画像のようなスタンドが付いています。マイクロソフトのSurface Pro 7などと似た構成です。

どこまで倒せるのかは分からないため、後日実機で確認してみようと思います。

スタンド付き

 

モダンスタンバイに対応

ThinkPad X12 Detachableは、モダンスタンバイに対応しています。

通常のスリープモードよりも復帰が速く、スマホのような感覚で、使いたいときにすぐにオンにして使用できます。

 

LTE 4Gに対応

ThinkPad X12 Detachableは、LTE 4Gにも対応しています。LTE対応を希望する場合は、カスタマイズ画面のWWANでLTEを選択してください。

ただ、欲を言えば、サービスが開始している5G対応でないのが、少し残念です。

LTE 4Gを搭載可能

 

カメラの画質も高め

ThinkPad X12 Detachableは、インカメラとアウトカメラの2つのカメラを備えています。

インカメラは500万画素、アウトカメラは800万画素となっており、一般的なノートPCよりもカメラの画質がいいです。そのため、オンライン会議などでも鮮明な映像を送ることができます。

アウトカメラ

 

セキュリティ機能

ThinkPad X12 Detachableは、ディスプレイ側のインカメラにはIRカメラも備えており、顔認証でのログインが可能です。また、キーボード側には指紋センサーを備えており、装着して使用する場合であれば、指紋認証でのログインも可能となります。

外も含めて、様々な場所で使用するタイプの機種なので、顔認証、指紋認証の両方に対応しているのはメリットとなります。

また、タブレットPCとしては珍しく、インカメラにはThinkShutterも装備しています。物理的にカメラをカバーすることで、プライバシー保護の点でも安心感があります。

 

Thunderbolt 4対応

ThinkPad X12 Detachableは、インターフェイスとして、USB-Cポートを2つ備えています。うち1ポート(下図の左側)はThunderbolt 4に対応しています。本体への給電や、外部ディスプレイとの接続には、このUSB-Cポートを使用します。

フルサイズのUSBポートはありませんが、必要であれば、USB-Cドックや、Thunderbolt 4対応のドックを使用するといいでしょう。

インターフェイス

 

ライバル機種の紹介

ThinkPad X12 Detachableの最大のライバルとなりそうなのは、同じタブレットPCで、サイズや質量が近い、マイクロソフトのSurface Pro 7です。

Surface Pro 7は、デザイン性が高く、ブランド力もあり、非常に人気の高い機種です。液晶の解像度はThinkPad X12 Detachableよりも高いです。Microsoft Office Home & Business 2019も付属していることを考えると、価格も高くありません。最近では、キーボードなどとのセットで少し安く購入することもできます。

一方、ThinkPad X12 Detachableは、最新の第11世代Coreプロセッサーを搭載しているのが強みです。特に、Iris Xe内蔵のCPUを搭載したモデルであれば、高めのグラフィックス性能を活かした作業を行えます。また、タブレットPCなのに、打ちやすいThinkPadキーボードが使えますし、堅牢性も高く、LTEにも対応しています。カスタマイズにより、必要に応じた構成を選択しやすいのもメリットです。

このように一見すると似た機種ですが、比較してみると、Surface Pro 7は日常遣いや、大学生の使用などにより適しており、ThinkPad X12 Detachableは、ビジネス用途によりフィットするという違いがあると思います。

WindowsのタブレットPCは、種類の少ないジャンルなので、このように選択肢が増えるのは嬉しいです。

ライバル機種との比較
  [本機器]
ThinkPad X12 Detachable
[ライバル機種]
マイクロソフト Surface Pro 7
画像
CPU 第11世代Core (UP4) 第10世代Core
メモリ 8GB / 16GB 4GB / 8GB / 16GB
液晶サイズ 12.3型
液晶種類 1920x1280 2736x1824
質量 本体:約760g~
キーボード込:約1.1kg~
本体:約775g~
キーボード込:約1.08kg
価格[税込] 16万円台~ 10万円台~
※ 2021年2月10日時点の価格

 

まとめ

ThinkPad X12 Detachableは、ThinkPadシリーズのデタッチャブル型 2 in 1 PCです。

接客業や営業の方など、立ち姿勢でPCを使用する機会が多い方にとっては、とても使いやすい機種だと思います。ペンとフォリオキーボードも付属しており、手書き入力や、メールなどのタイピングも快適に行えます。

UP4の第11世代Coreプロセッサーを搭載しており、一般のタブレットPCよりも高めの処理性能やグラフィックス性能を期待できそうです。

また、ThinkPadクオリティの堅牢性の高さも、安心して持ち運びできる要素となっています。

万人向けの機種ではありませんが、LTE対応のWindowsタブレットPCを使用したい方や、コンバーチブル型 2 in 1PCでは、重たくてタブレット形状で使用しづらいと感じている方などは、このような機種を選択してみるといいと思います。

久々!デタッチャブル型のThinkPad

ThinkPad X12 Detachable

特徴

  • デタッチャブルタイプでタブレットとして使いやすい
  • UP4のTiger Lakeを搭載
  • ThinkPadキーボードが使える

こんなあなたに

  • ビジネスに使いやすいWindowsタブレットPCが欲しい
  • タブレットPCでもThinkPadキーボードが使いたい方
  • 価格16万円台(税込)~
公式サイトはこちら

 

関連ページ