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レノボ ideapad 320Sの特徴
狭額縁デザインで第8世代CPUを搭載したモバイルノート
ideapad 320Sは、狭額縁液晶採用のシンプルデザインかつコンパクトなエントリーノートパソコンです。
第8世代インテルCoreプロセッサーのCore i5-8250U、または第7世代のCore i3-7100Uを選択可能です。また、SSDを搭載しているため振動に強く、軽快な動作が期待できます。
本体質量が約1.2kgと比較的軽量なため、通勤や通学の時も気軽に持ち運ぶことができ、外出先での軽作業にも向いています。
搭載メモリは4GBと少なめなので、画像や動画を扱う重めの処理はあまり得意としないでしょう。また、オンボードメモリなので、メモリの増設もできません。そのため、メモリ容量がウイークポイントとなります。
Microsoft Office Home and Business Premiumが付属しても価格が10万円を切るモデルもあり、リーズナブルなモバイルノートパソコンと言えます。
ただし、バッテリーの駆動時間が最大で約6.1時間とやや短いです。外出先で長時間パソコンを使用する場合は、電源の確保が課題になります。
CPU | 第7世代 Core i3-7100U 第8世代 Core i5-8250U |
メモリ | 4GB |
ストレージ | PCIe SSD 128/256GB |
GPU | CPU内蔵 |
液晶サイズ | 13.3型ワイド |
液晶種類 | 1920x1080 IPS |
質量 | 約1.2kg |
バッテリー | 最大約6.1時間 |
LTE | 非対応 |
価格 | 9万円台~ |
ideapad 320Sの特徴
シンプル、かつコンパクト
ideapad 320Sの特徴は、約 307.4x211x16.9mmのコンパクトさと、約1.2kgの軽さでしょう。カバンに入れて気軽に持ち運べるサイズと重量になっています。
ディスプレイは左右の幅が5.8mmの狭額縁となっており、筐体のコンパクト化につながっています。

横から見ても、シンプルさとコンパクトさは明らか
コンパクトではあるものの、メタル調の塗装が施されているため、外見は高級感があります。オフィスや外出先で仕事の用途にもフィットするデザインだと言えます。色を2色から選ぶことができることも嬉しいポイントです。

高級感のあるメタル調塗装
第8世代インテルCoreプロセッサー搭載だが、メモリは4GBのみ
性能の部分では、第8世代のCore i5を選択可能で、さらにSSDを採用しているため現在主流のモバイルノートパソコンのスペックとほぼ同等です。
フルサイズUSBポートやType-cのUSBポート、HDMIポート、SDカードスロットも備えており、シンプルながらも必要なインターフェイスは揃っています。
メモリが少ない点はデメリットで、動画編集などの用途には向きません。高性能な第8世代CPUを搭載しているのにもったいない構成で、ミスマッチと言えるでしょう。ただし、オフィスソフトの使用を含む軽作業であれば、ストレスなく使用できるスペックとなっています。用途を考えると、4GBメモリの本機には、Core i3-7100Uのほうが合うかもしれません。
バッテリー駆動時間が短いことはデメリット
本製品のバッテリー駆動時間は、Core i5搭載時で約5.6時間、Core i3搭載時でも約6.1時間しかありません(JEITA2.0計測法)。実際の使用の状況によってはもっと短くなることが予想され、一般的なモバイルノートパソコンと比べても見劣りする部分となっています。
同サイズのideapad 720Sとの比較
ideapadシリーズのモバイルノートPCは他にもあり、その中で、性能が似ているideapad 720Sとの違いを比較してみましょう。
ideapad 320S | ideapad 720S | |
---|---|---|
液晶 | 13.3型 IPS 1920x1080 |
13.3型 IPS 1920x1080 |
CPU | Core i3-7100U Core i5-8250U |
Core i7-7500U Core i5-8250U Core i7-8550U |
メモリ | 4GB | ~8GB |
ストレージ | PCIe SSD | PCIe SSD |
バッテリー | ~約6.1時間 | ~約13.6時間 |
質量 | 約1.2kg | 約1.14kg |
Office | あり | なし / あり |
価格 | 9万円~ | 9万円台~ |
比較表からも分かるように、ideapad 720Sと比べるとバッテリー駆動時間は半分ほどの6時間しかありません。メーカー仕様値で6時間なので実際には3時間程度の駆動時間になると思われます。外出先でバッテリー駆動状態で長く使う方には向いていません。価格は、 Microsoft Office Home and Business Premium(パッケージ版購入時は約4万円)がバンドルしていることを考えると、安いと思います。
一方、ideapad 720Sは、バッテリー駆動時間が長く、質量も軽いです。筆者としては、ideapad 720Sのほうをおすすめします。
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【公式サイト】

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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