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レノボ ideapad 110(14型、インテル® プロセッサー搭載)のレビュー

とにかく安い
ideapad 110(14型、インテル® プロセッサー搭載)は、とにかく安いノートPCです。
最小構成時なら、3万円で購入することが可能です。
3万円台のPCはCPUがCeleron 3125U等である場合が多いですが、本製品は、その約1.5倍もスコアが高いPentium 4405Uを搭載しています。コストパフォーマンスは抜群に高いと思います。※価格は、時期によって異なります。休日に安くなることが多いです。
また、当サイトの計測では、重量が1.67kgと意外と軽かったです。
製品名が長いので、以下、「レノボ ideapad 110(14型)」と表記します。
※レビュー機は当サイトでの購入品です
目次
ideapad 110(14型)の基本スペック
ideapad 110(14型)の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2017年2月5日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU Pentium 4405UまたはCore i3-6006Uです。本機はPentium 4405Uです。 |
グラフィックカード CPU内蔵です。 |
液晶ディスプレイ 14.0型、HD(1366x768)、光沢液晶です。 |
メモリ 4GBです。 |
ハードディスク/SSD 500GB HDDです。 |
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブです。 |
バッテリー駆動時間 最大 約6.0時間(JEITA2.0)です。 |
その他 薄さ22.7mm、重量約2.1kgです。ただし、当サイトの計測ではもっと軽かったです(後述)。 |
特徴1 - なんと3万円台から購入可能
ideapad 110(14型)は、とにかく価格が安い点が特徴です。
Pentium 4405U搭載時が3万円台、第6世代インテルCPUのCore i3-6006U搭載時が4万円台で購入可能です。なお、価格は時期によって異なります。休日に安くなるクーポンが出ることが多いので、価格が高い場合は休日にもう一度レノボ 公式サイトをご覧ください。
また、レノボ 公式サイト」の他のideapadシリーズのクーポンが使える場合もあるので試してみて下さい。
他社にも格安なPCはありますが、本製品は群を抜いて安いです。なお、他社の格安PCについては下のリンク先をご覧ください。
特徴2 - Pentium 4405Uが割といい
3万円台で売られているPCは、CPUが低性能であったり、ストレージが32GB eMMCであったり、メモリが2GBしかなかったりと、かなり低スペックであることが多いですが、本製品は、Core i3-6006U/Pentium 4405UのCPUに、500GB HDD、メモリ4GBと割とまともなスペックです。
特にPentium 4405UのCPUのコスパが高いと思います。
下表は、旧モデルのideapad 100で選べるCPUと、本製品で選べるCPUを比較したものです。Pentium 4405Uは旧モデルで選択できる上位CPUのCore i3-5005Uとほぼ同等のスコアです。また、本製品で選択できる上位CPUのCore i3-6006Uよりわずかにスコアが落ちる程度です。
ideapad 110 | 旧モデルのideapad 100 | |||
---|---|---|---|---|
Core i3-6006U | Pentium 4405U | Core i3-5005U | Celeron 3215U | |
Passmark - CPU Mark | 3270 | 2983 | 2920 | 1896 |
特徴3 - 意外と軽い重量
本体の重量は、メーカー仕様値で、約2.1gとなっています。
ただし、当サイトによる計測値は、1.67kgともっと軽量でした。あまりにもメーカー仕様値と開きがあるため、軽量器の故障かと思い他の軽量器でも測ってみましたが、ほぼ同じ数値でしたので間違いないと思います。この重量なら、モバイル用途で使用しても良いのではないかと思います。
ACアダプターは160gと、こちらも軽量です。

重量の実測結果
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
一言で言うと、あまり質のいい液晶ではありません。
視野角は悪いです。
視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。寒色系の画面であることが分かります。
色域は狭いです。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
画素形状です。ギラつきは無いですが、粒状感はあります。


光沢液晶ですので、映り込みがあります。

画面への映り込み
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
当サイトの計測で、キーピッチは約19x19mmと十分あります。キーストロークは約1.5mmと最近のノートPCとしては標準的な数値でしょう。キートップはほぼフラットです。
キーを打つと、やや底付きの衝撃があり安っぽさを感じますが、普通に打てるキーボードだとは思います。

キーボード全体図

キーの拡大図1

キーの拡大図2

キーの拡大図3
トラックポイントの操作性は普通です。クリックボタンはタッチパッドとは独立していますが、左右のボタンは一体となっており、やや固い(押すときに力が必要)です。また、クリック音も大きめです。

タッチパッド
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
CPU
現在の主流のCPUであるCore i プロセッサーと比較するとやや性能は落ちますが、ネットやOffice作業を中心に行うには問題のない性能です。

CPUの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません
ストレージの選び方
ストレージはHDD(ハードディスク)しか選択できません。そのため、バックグラウンドで何か処理が流れていると、やや重たく感じます。初めてPCを起動したときや、しばらくぶりに起動したときは、バックグラウンドで色々処理が流れるので、しばらく放置しておくと良いと思います。

ストレージの選び方(筆者の独自判断)
ideapad 110(14型)で計測したベンチマーク
以下、本製品でのベンチマークスコアです。
(CPU性能の評価)

Pentium 4405U
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)

Pentium 4405U、インテル HD グラフィックス 510
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
Pentium 4405U | |
---|---|
x265でエンコード (※1) | 1時間41分03秒 |
NVENCでエンコード (※2) | ― |
QSVでエンコード (※3) | 8分46秒 |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
(ストレージの評価)

500GB HDD
(SDカードスロットの評価)

UHS-Ⅰ対応カード
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー駆動時間のチェックです。
当サイトによるバッテリー駆動時間は次の通りです。普通の駆動時間だと思います。
Pentium 4405U | |
---|---|
動画再生時 ※1 | 未実施 |
PCMark 8 Home のバッテリーライフテスト ※2 | 4時間4分 |
PCMark 8 Work のバッテリーライフテスト ※3 | 未実施 |
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行
※3 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
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