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レノボ ThinkPad X1 Carbon (2016)
2016年2月9日、ThinkPad X1 Carbonが国内で発表されました。
同日開催された「Lenovo X1 Premier Collection」にて、2016年バージョンのThinkPad X1 Carbonの展示機を確認してきましたので、簡単にレビューします。
1世代前のThinkPad X1 Carbonは、重量1.31kg、薄さ19.5mmであったのに対し、新モデルは重量1.17kg、薄さ16.5mmと、大幅に軽量・薄型化に成功しました(メーカーのスペック表では数値が若干異なっている場合もあります)。
14型液晶を搭載し、MIL規格をパスするような堅牢性も確保しながらこの重量は素晴らしいと思います。
また、ポート類がギリギリ入るような高さしかないボディの薄さには、目を見張るものがありました。
「ThinkPad X1 シリーズの開発チャレンジについて」で説明した通り、薄型化しても放熱は問題なく、また使用環境に応じて最適な熱制御をする「インテリジェント・クーリング」機能も搭載しています。Owl(ふくろう)ファンも進化し、風量を上げると共に静音性も向上しています。
従来通り、キーボードは打ちやすく、トラックポイントも使いやすかったです(下図は英語キーボード)。
液晶はほぼ180度開きます。また、ThinkPad OneLink+ドックにも対応し、ドックから給電しつつ、外部ポートも拡張することが可能です。
ファーストインプレッションとしては、従来の良い点はそのままに、さらに軽量・薄型化して正常進化させた印象です。LTEに対応していない点は残念でしたが、それ以外はかなり完成度の高いモバイルノートパソコンだと思います。なお、LTEに対応する予定はないそうです。
レノボ・ショッピングでは2月19日より販売予定ですので、当サイトでも購入し、後日レビューする予定です。
メーカーサイト:レノボ 公式サイト |
画像を見る限り大きな変化はなく、より使いやすく正常進化した印象です。
メーカーサイトより抜粋
仕様は以下の通りです。
現行モデル(2015)と比較すると、やや軽くなっています。その他の変化点としては、プロセッサーが第6世代インテルCPU(Skylake)になり、ストレージもNVMeに対応しました。また指紋認証装置も、指でなぞるスワイプ式から、触るだけのタッチ式になりました。
個人的に嬉しいのは、「FHD (1920 x 1080) IPS 液晶のタイプもご用意しています」とメーカーサイトに書かれている点です。現行モデル(2015)のFHD液晶のみIPSパネルではありませんでした。
海外のページを見ると、「Qualcomm Snapdragon X7 LTE modem with 4G LTE Advanced」にも対応しているようですが、日本では不明です。日本のページには特に明記されていないため、おそらく搭載されないと思います。
ThinkPad X1 Carbon (2016) | ThinkPad X1 Carbon (2015) | |
---|---|---|
液晶サイズ | 14型 | 14型 |
液晶解像度 | 2K(2560x1440)IPS FHD(1920x1080)IPS |
2K(2560x1440)IPS FHD(1920x1080) |
プロセッサー | 第6世代インテルCoreプロセッサー | 第5世代インテルCoreプロセッサー |
メモリ | 最大 8GB | 最大 8GB |
ストレージ | 最大 PCIe NVMe SSD | SSD、PCIe SSD |
バッテリー駆動時間 | 最大 9.8時間(MobileMark 2014) | 最大 約11.3時間(JEITA2.0) |
重量 | 約1.2kg | 約1.3kg~ |
薄さ | 最薄部 16.45mm | 最薄部 13.5mm |
指紋認証装置 | タッチ式 | スワイプ式 |
発売日 | 未定 | 発売中 |
オプションとして「ThinkPad WiGig」が使えるのも面白そうです。ThinkPad WiGigとは、周辺機器をThinkPad WiGigに接続すると、パソコンから無線でそれらの周辺機器を使用できるドックです。外部ディスプレイも接続できるようです。
メーカーサイトより抜粋