HP Elite Dragonfly G3の実機レビュー

更新日:
CPU Core i5-1235U
Core i5-1245U
Core i7-1255U
メモリ 16GB / 32GB LPDDR5
ストレージ 512GB PCIe SSD
液晶 13.5型 1920x1280
液晶種類 光沢 /
非光沢 Sure View /
光沢 タッチ Sure View
質量 約1.0kg~
バッテリー 最大約19時間30分
(45Wh / 68Wh)
LTE/5G 対応
価格[税込] 20万円台~
デュアルSIM対応の軽量ノートPC

HP Elite Dragonfly G3は、「約1.0kg~」と軽いモバイルノートPCです。

画面比が3:2(解像度1920x1280)である点も特徴で、ブラウザやWordが使いやすいです。

また、LTE/5GのデュアルSIMに対応したモデルもあります。外出先でネット接続することが多い方に便利です。

斜めからの視認性を悪くし、のぞき見を防止するSure View(プライバシースクリーン)機能付きの液晶を選択することもできます。ただし、この機能をOFFにして、正面から見ても、隅がやや暗く感じるので、ここは好みが分かれる部分だと思います。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i5-1245U、16GBメモリ、512GB SSD、非光沢 HP Sure View Reflect対応液晶

 

このページをご覧の方に

メーカーさんより、法人向けHP製パソコンが4%OFFとなるクーポンを発行していただきました。下のリンクからHPのWebサイトへアクセスすると、クーポンが発行されます。なお、7万円以上の法人モデルが対象です。

 

目次

お忙しい方は、「HP Elite Dragonfly G3の特徴」のみお読みください。

 

HP Elite Dragonfly G3の特徴

約1.0kg~のモバイルノートPC

HP Elite Dragonfly G3は、約1.0kg~と軽く、持ち運びがしやすいモバイルノートPCです。

もっと軽いモバイルノートPCもありますが、HP Elite Dragonfly G3は、持ち運びやすさと、作業性のバランスに優れているのが特徴です。

そのため、オフィスでの通常業務、家でのテレワーク、営業や出張時のモバイル用途といった色々なシーンに1台で対応することができます。

約1.0kg~と軽いモバイルノートPC

 

LTE/5G・デュアルSIMに対応

HP Elite Dragonfly G3では、4G LTE/5Gに対応したモデルを選択でき、nano SIM + eSIMのデュアルSIMに対応しているので、とても便利です。

格安SIMなどを挿しておけば、外出先でも、インターネット、クラウドストレージ、メールなどを手軽に使用することができます。また、eSIMであれば、Web上で手続きが完了するので、開通までにかかる時間が短く申し込み後すぐに使えますし、海外出張が多い方などにとっても便利だと思います。

国内で使う場合は、povo2.0などのSIMカード/eSIMを契約しておくと、ランニングコストを抑えつつ、必要な時だけネットを使えるようにする、といった使い方もできるでしょう。

なお、HP Elite Dragonfly G3には、4G LTE対応と、5G対応の2種類があるので、注意が必要です。多くのケースでは、4G LTE対応でも十分だと思われます。

LTE/5Gに対応 [nano SIM]
eSIMにも対応

 

画面比3:2のディスプレイ

HP Elite Dragonfly G3は、画面比3:2のWUXGA+(1920x1280)液晶を搭載しています。

標準的なFHD(1980x1080)液晶と比べると、表示できる縦方向の情報量が約18.5%多いことになります。そのため、ウェブページや、Wordでは、より下の方まで表示できますし、Excelでも多くのセルを一度に表示することができます。縦スクロールをする回数や頻度が少なくなるので、作業効率も少しアップすると思います。

画面比3:2の液晶

 

HP Elite Dragonfly G3はクラムシェル型

HP Elite Dragonfly G3は、クラムシェル型のノートPCです。

旧モデルのHP Elite Dragonfly G2は、360度回転するヒンジを備えたコンバーチブル型ノートPCだったので、間違えないようにしてください。

クラムシェル型のノートPC

 

なお、HP Elite Dragonfly G3は、タブレット形状などにはならないものの、液晶面の開く角度が大きく、ほぼ180度開くので、対面する相手に画面を見せたりすることはできます。

フラットになる液晶面

 

覗き見を防ぐプライバシースクリーン機能

HP Elite Dragonfly G3には、HP Sure View Reflect(内蔵プライバシースクリーン機能)を備えたディスプレイを搭載するモデルがあります。

内蔵プライバシースクリーン機能を備えた機種では、「F2」キーを押すことで、プライバシースクリーン機能のON/OFFの切り替えができます。実際の動作は、下の画像のような感じです。プライバシースクリーン機能をONにすると、斜め方向から画面が見えにくくなります。表示されている情報を読み取ることがかなり難しくなるので、ビジュアルハッキングを防ぐことができます。

ただし、内蔵プライバシースクリーン機能を備えた液晶は、この機能をOFFにした状態で、正面から見ても、画面の隅がやや暗く見えます。後付けのフィルターを貼るよりは大分マシですが、正面からの画面の見やすさを重視するなら、HP Sure View Reflectの機能は無いほうがいいです。

HP SureView Reflect(内蔵プライバシースクリーン機能)

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分なスペックで、快適に動きます。
動画鑑賞 ディスプレイは色域が広めで、色鮮やかな表示が可能です。また、スピーカー音も比較的よく、動画鑑賞を快適に行えます。ただ、映像の綺麗さを重視するなら、HP Sure View Reflectを搭載していないモデルがいいでしょう。
オンライン会議 5MPのWebカメラ、マイク、スピーカーを備えています。カメラの明るさの自動調整、オートフレーム、AIベースでの雑音低減機能なども備えており、オンライン会議に快適に参加できるようになっています。
RAW現像
画像編集
液晶の色域は広めです。ただ、CPUのパフォーマンスが控えめなため、RAW現像には長めの時間がかかりました。画像編集がメインであれば、第12世代Core (P)搭載の機種などの方がいいと思います。
動画編集 短尺のFHD動画の編集できればできると思いますが、本格的に動画編集を行う場合は、外部GPUを搭載した機種の方がいいです。
ゲーム 軽めのゲームならできるものもあると思いますが、ゲーム目的であれば、外部GPUを搭載したゲーミングノートPCの方がいいです。

 

ディスプレイのチェック

HP Elite Dragonfly G3のディスプレイのチェックです。

以下の3種類のディスプレイが存在します。

HP Elite Dragonfly G3で搭載されるディスプレイ

(1) WUXGA+ (1920x1280), 光沢, タッチ, 1000cd/m2, HP Sure View Reflect

(2) WUXGA+ (1920x1280), 非光沢, 1000cd/m2, HP Sure View Reflect

(3) WUXGA+ (1920x1280), 光沢, 400cd/m2

 

今回は、(2)の液晶を搭載しており、パネルは「X135NV42 R1」でした。

色域が広めで、フリッカーも発生していませんでした。上述のとおり、HP Sure View Reflectを搭載しているので、周囲からののぞき見を防止することができます。その代わり、正面から見ても隅の方がやや暗めです。見やすさを重視するなら普通の液晶のほうがいいです。

最大輝度は、当サイトの計測では695cd/m2と高く、明るい窓際の席や、屋外でも使いやすいです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は広めです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は99.6%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、明部では赤色がわずかに強いものの、概ね自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

下図のように部屋が暗いと視野角は良く見えますが、部屋が明るいとやや暗く感じたり、色合いが少し変わって見えます。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、映り込みは抑えられています。ギラつきもほとんど感じません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認です。輝度を変えても、フリッカーは検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

HP Elite Dragonfly G3のキーボードのチェックです。

キーピッチは、横:18.7mm、縦:18.7mm、キーストロークは約1.3mmです。キーストロークは気持ち浅めですが、割としっかりとした打鍵感がありました。

「半角/全角」キーはややサイズが小さいものの、その他の主要なキーのサイズはほぼ揃っていて、配置も標準的です。総合的には、普通の打ちやすさのキーボードだと思います。

タッチパッドの使いやすさも普通です。サイズが大きめなので、ジェスチャーコントロールもしやすいです。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

バックライト機能も搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

HP Elite Dragonfly G3のパフォーマンスのチェックです。

 

CPU

HP Elite Dragonfly G3は、インテルの第12世代Core Uシリーズプロセッサーを搭載しています。PBP:15WクラスのCPUで、具体的には、Core i5-1235U、Core i7-1255U、または、vPro対応のCore i5-1245Uを搭載したモデルがあります。

今回は、Core i5-1245U搭載モデルをチェックしており、以下のようなベンチマークの結果となりました。

マルチコア、シングルコアともに、第12世代Core i5-1245Uとしては、やや低めのスコアでした。低めのスコアとはいっても、Officeソフトなどビジネスシーンで使用することが多いソフトを快適に動作させるのに十分な処理性能を備えています。おそらく、ビジネス向けのノートPCということで、パフォーマンスより、安定性に重きが置かれているのだと思います。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i5-1245U
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-12900HX 21233
Core i9-12900H 19223
Core i7-12800HX 17492
Core i7-12700H 14546
Ryzen 7 6800H 13999
Core i5-12500H 13213
Ryzen 7 5800H 12604
Core i7-1280P 11801
Ryzen 7 6800U 10830
Ryzen 5 6600H 10470
Ryzen 7 5825U 10040
Ryzen 5 5600H 9255
Core i7-1260P 9032
Core i5-11400H 8514
Core i5-1240P 8409
Core i7-1255U 8300
Ryzen 5 5625U 8107
Core i5-1235U 7589
Core i7-1250U 7435
Core i7-1195G7 6594
Core i5-1230U 6273
Core i7-1185G7 6229
Core i5-1245U 5606
Core i3-1215U 4969
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-12900H 1920
Core i9-12900HX 1916
Core i7-12700H 1823
Core i7-1260P 1802
Core i7-1255U 1776
Core i7-12800HX 1760
Core i7-1280P 1751
Core i5-12500H 1727
Core i5-1235U 1675
Core i5-1240P 1666
Core i7-1195G7 1634
Core i3-1215U 1592
Core i5-1245U 1538
Core i5-1230U 1532
Ryzen 7 6800H 1522
Core i7-1185G7 1517
Ryzen 7 6800U 1504
Core i7-1250U 1495
Ryzen 5 6600H 1476
Ryzen 7 5825U 1460
Core i7-1165G7 1447
Core i5-11400H 1442
Ryzen 7 5800H 1435
Ryzen 5 5625U 1383
Core i5-1135G7 1294
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリはLPDDR5-4800で、メモリ帯域幅は広いです。なお、オンボードメモリなので換装はできません。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GB(8GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
LPDDR5-6000
デュアルチャネル
64.52GB/s
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
LPDDR5-5200
デュアルチャネル
58.49GB/s
LPDDR5-4800
デュアルチャネル
53.83GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
52.25GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
30.66GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値です。理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

グラフィックスは、CPU内蔵グラフィックスです。ベンチマークの結果は普通でした。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Core i5-1245U
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce GTX 1650 45149
GeForce MX450 30425
Ryzen 7 6800U
Radeon 680M
30319
Core i7-1280P
メモリLPDDR5-5600
23333
Core i7-1260P
メモリLPDDR5-5200
23149
Core i7-1195G7
メモリLPDDR4X-4266
22853
Core i7-1280P
メモリDDR4-3200
21606
Core i7-1260P
メモリDDR5-4800
20478
Core i7-1165G7
メモリLPDDR4X-4266
20052
Core i5-1135G7
メモリLPDDR4X-4266
18718
Ryzen 7 5800U
メモリLPDDR4X-4266
17020
Core i5-1240P
メモリLPDDR5-4800
16524
Core i7-1255U
メモリDDR4-3200
16093
Ryzen 5 5625U
メモリDDR4-3200
15826
Ryzen 7 5825U
メモリDDR4-3200
15728
Ryzen 7 5800U
メモリDDR4-3200
15531
Core i5-1245U
メモリLPDDR5-4800
15070
Core i5-1155G7
メモリDDR4-3200
14917
Ryzen 7 5700U
メモリDDR4-3200
14368
Core i7-1165G7
メモリDDR4-3200
14247
Core i5-1235U
メモリDDR4-3200
13877
Core i5-1135G7
メモリDDR4-3200
13316
Ryzen 5 5500U
メモリDDR4-3200
12154
Core i3-1115G4
メモリDDR4-3200
11487
Ryzen 3 5300U
メモリDDR4-3200
11321
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe-NVMe SSDを搭載しており、十分な速度です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
 PCIe Gen3 SSD 3500
3057
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

SDカードスロットはありません。

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

安定性を重視し、パフォーマンスが抑えられているようで、書き出しには長めの時間がかかりました。

Core i9-12900HX
RTX 3080 Ti (175W)
32秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-12900HX 47秒
Core i7-12800HX
RTX 3070 Ti (150W)
52秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H
RTX 3060 (130W)
53秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H
RTX 3050 (65W)
59秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H 60秒
Core i7-1280P 64秒
Core i7-1260P 81秒
Ryzen 7 6800U 89秒
Core i5-1240P 103秒
Core i7-1250U 129秒
Core i5-1230U 129秒
Ryzen 7 5825U 151秒
Core i5-1245U 170秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

CPU内蔵グラフィックのベンチマーク結果は普通でしたが、FHD動画の書き出しは意外と速かったです。たまに、短尺のFHD動画のカット編集を行うぐらいであれば、それほどストレスを感じることなく使用できそうです。

FHD動画の書き出し
Core i7-1185G7
GTX 1650 Max-Q
2分10秒
Core i7-1185G7
MX450
2分28秒
Core i7-1280P
Intel Iris Xe
2分40秒
Core i7-1260P
Intel Iris Xe
3分02秒
Ryzen 7 6800U
Radeon 680M
3分05秒
Core i5-1245U
Intel Iris Xe
3分11秒
Core i7-1185G7
Intel Iris Xe
3分33秒
Core i7-1260P
Intel Iris Xe
3分38秒
Core i7-1255U
Intel Iris Xe
3分56秒
Core i5-1240P
Intel Iris Xe
4分1秒
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
4分6秒
Core i5-1145G7
Intel Iris Xe
4分40秒
Core i5-1135G7
Intel Iris Xe
4分41秒
Core i7-1065G7
Intel Iris Plus
7分41秒
Core i7-10510U
Intel UHD
16分54秒
※ FHD/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートの動作チェックです。

HP Elite Dragonfly G3は、Thunderbolt 4に対応したUSB-Cポートを2つ搭載しており、USB-Cドックや、Thunderboltドックも含めて、今回チェックした全ての機器を使用できました。USB-Cアダプターでの給電に関しては、18Wと出力が低いアダプターでも充電できていました。持ち出すときは、カバンに小型のUSB-Cアダプターを入れておくと便利だと思います。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器
18W cheero充電器
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hz、8ビット、RGBで出力出来ています。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

HP Elite Dragonfly G3の質量のチェックです。

約1.0kg~1.22kgと、構成によってメーカー仕様の質量には差があります。今回チェックしているモデルは、メーカー仕様で「約1.06kg」となっていました。当サイトによる実測値も、メーカー仕様値とほぼ同じでした。持ち運びがしやすい質量です。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.054kg
ACアダプター+電源ケーブル 309g

 

バッテリー駆動時間のチェック

HP Elite Dragonfly G3のバッテリー駆動時間のチェックです。

今回は、約45Whのバッテリーを搭載しています。13インチクラスのモバイルノートPCとしては、普通の容量です。

なお、68Whバッテリーを搭載したモデルもあります。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は下の通りです。当サイトのチェックでは、負荷の軽い動画再生時でも、バッテリー駆動時間はあまり長くありませんでした。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 最大 約14時間32分
(2) 動画再生時 7時間22分
(3) CPU9%、GPU7%の負荷
※画面輝度は約120cd/m2
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき

 

充電速度は比較的速いです。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
70%(約31Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラにはシャッターが有り、キーボードのON/OFFキーで切り替えることができます。なお、IRカメラを搭載しており、Windows Helloの顔認証が使用できます。

Webカメラは、5Mピクセルのカメラです。ノートPCのWebカメラとしては解像度が高く、くっきりとした画像でした。色味も自然で、オンラインミーティングにも使いやすいと思います。

Webカメラ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

スピーカーは、キーボード面の上部と、底面の手前側左右に、Audio by Bang & Olufsenのクアッドスピーカーを搭載しています。音質も比較的良く、ノートPC基準で10点満点で6~7点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

CPU電力は、ターボブースト時には25W前後まで上がりますが、その徐々に下がっていき、15W前後で落ち着いて、そのまま推移しています。CPU温度は、一瞬85℃ぐらいまで上がっていますが、CPU電力の低下に伴い温度も下がり、66℃前後と低めの温度を保っています。

全体的にCPU温度は低めに保たれているので、安心して使用できます。

CPU電力&CPUクロック
CPU温度

 

静音性のチェック

HP Elite Dragonfly G3の動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。エンコードのような高い負荷がかかっても、低めの騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

負荷がかかると、キーボード面の温度が上がりますが、パームレスト部の温度はそこまで上がっていません。負荷がかかる作業中にタイピングをしても、不快に感じることはありません。

底面の温度もチェックしてみました。アイドル時でも底面はやや温かく感じ、負荷のかかる作業をすると、さらに熱くなります。ひざ置きで使用する場合は、低温やけどに気を付けた方がいいでしょう。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

15WクラスのUシリーズプロセッサーなので、低めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

HP Elite Dragonfly G3の外観のチェックです。

ビジネスノートPCらしい、無駄のないシンプルなデザインです。CNC削り出しのマグネシウムボディなので、質感、剛性、堅牢性が高いです。

ボディカラーは、スレートブルーです。落ち着きのある色で、ビジネスシーンにもフィットします。

 

天板には、「hp」のロゴがデザインされています。

 

閉じた状態です。約16.4mm(最薄部、突起含まず)とスリムなボディなので、カバンへの出し入れがしやすいです。

 

指紋認証センサーも搭載しています。

 

インターフェースはご覧の通りです。USB ×1、USB-C(Thunderbolt 4対応) x2、HDMI2.0を搭載しています。LTE/5G対応の場合は、下の画像のようにSIMスロットもあります。プッシュ式なので、SIMカードの交換が簡単です。

 

液晶面はほぼ180度開き、フラットになります。商談時などに、対面する相手に画面を見せやすいです。

 

底面です。

 

ACアダプターの容量は65Wです。

 

まとめ

以上がHP Elite Dragonfly G3のレビューです。

旧モデルはコンバーチブル型の2-in-1 PCでしたが、HP Elite Dragonfly G3はクラムシェル型のノートPCになりました。

約1.0kg~と軽いボディに、13.5型の液晶を搭載しています。この13.5型液晶は、解像度が1920x1280の画面比3:2の液晶です。FHD液晶よりも縦方向に少し広いため、ウェブ閲覧やWordでの作業時などにスクロールする頻度が減り、作業がしやすいです。そのため、モバイル専用機としてだけでなく、オフィス、宅内、屋外と色々な場所で快適に使用することができるでしょう。

また、LTE/5G対応モデルも選択することができます。しかも、nano SIM + eSIMのデュアルSIMに対応しているので、とても便利です。外回りや、出張のあるビジネスパーソンにおすすめです。

HP Elite Dragonfly G3は、HP Sure View Reflect(内蔵プライバシースクリーン機能)液晶を搭載したモデルがあります。ビジュアルハッキングなどを防ぐためには有効な機能だと思いますが、個人的には、プライバシースクリーン機能をOFFにしても、隅がやや暗く見えるのが少し気になりました。見やすさでは、通常の液晶ディスプレイの方が上だと思います。LTE/5G対応モデルは、全てHP Sure View Reflect液晶を搭載していたので、通常の液晶を搭載したモデルも選択できれば良かったです。

全体的には、様々なビジネスシーンに安心して使用できるノートPCとして、使いやすそうな機種だと思います。

 

デュアルSIM対応の軽量ノートPC

HP Elite Dragonfly G3

特徴

  • 約1.0kg~の軽量ボディ
  • 画面比3:2の液晶を搭載
  • SIMカード+eSIMのデュアルSIMに対応

こんなあなたに

  • オフィス、ホーム、屋外の色々な場所で使用する方
  • 作業がしやすいモバイルノートPCが欲しい方
公式サイトはこちら

 

関連ページ