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HP ENVY 15-ep の実機レビュー

【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】
CPU | Core i7-11800H Core i9-11900H |
---|---|
GPU | RTX 3050 Ti / 3060 |
メモリ | 16GB / 32GB |
ストレージ | PCIe Gen4 NVMe SSD |
液晶サイズ | 15.6型 |
液晶種類 | FHD IPS 非光沢 / 4K OLED |
質量 | 約2.15kg |
バッテリー | 最大 約8時間 |
価格[税別] | 16万円台~ ※クーポン使用時 |
HP ENVY 15-epは、クリエイター向けのミドルスペックのノートPCで、コスパの高い製品です。
例えば、Core i7-11800H、GeForce RTX 3050 Tiの高いスペックに、16GBメモリ、1TB SSDの十分な容量の構成で、当サイト向けの7%OFFクーポンを使うことで、16万円台から購入できます。
また、比較的扱いやすい質量で、ボディの質感もいいので、持ち出して外で使用するのにも適しています。
今回は以下の構成でレビューをしています。なお、当サイトの購入品です。
レビュー機の構成
Core i7-11800H、GeForce RTX 3050 Ti 、16GBメモリ、1TB SSD、FHD液晶
当サイト向け特別クーポンで安く購入可能
当サイト向けの特別クーポンを利用することで、日本HPパソコンを、通常よりも安く購入することが可能です(132,000円以上の製品が対象)。
目次
お忙しい方は、「HP ENVY 15-epの特徴」のみお読みください。
HP ENVY 15-epの特徴
高いコストパフォーマンス
ENVY 15-epは、高いコストパフォーマンスのクリエイター向けノートPCです。
最低価格は、180,000円(税込)からとなっていますが、the比較向けのクーポンを使用すると、7%OFFで、お得に購入することができます。
例えば、Core i7-11800H、RTX 3050 Ti、16GBメモリ、1TB SSDを搭載したモデルが、167,400円(税込)となります。
ENVY 15-epを購入する場合は、是非、7%OFFクーポンをご利用ください。

sRGB 100%クラスの広め色域
ENVY 15-epは、クリエイター向けノートPCというこで、比較的広めの色域です。当サイトの計測では、sRGBカバー率は95.4%でした。100%はなかったものの、ウェブコンテンツの作成や、SNS投稿用の画像の編集、YouTubeなどへの投稿用の動画の編集といった、パソコンやタブレット端末などで表示するタイプのクリエイティブな作業であれば十分使えます。
なお、4Kの有機ELディスプレイ搭載モデルもありましたが、こちらは「完売御礼」となっており、販売が終了しています。

実測で約2kgと扱いやすい質量
ENVY 15-epの質量は、仕様値で約2.15kg、当サイトの実測では約2kgでした。最大でCore i9-11900H、RTX 3060 Laptopという高性能パーツも搭載できる15.6型ノートPCとしては、比較的軽めの質量です。また、ボディの厚みも約18mmとスリムです。
そのため、持ち運びがしやすく、いろいろな場所でクリエイティブな作業を行う方にも適しています。また、テレワークなどに使用する、スペック高めのノートPCとしてもいいと思います。

メモリ換装やストレージ増設が可能
ENVY 15-epの内部を確認すると、2つのメモリスロットがあり、メモリの換装が可能です。RTX 3050 Ti Laptopを搭載したパフォーマンスモデルG2でも、16GB(8GB x2)メモリを搭載しているので、そのままでも十分かもしれませんが、作業内容によっては、32GB(16GB x2)に換装することもできます。
また、空きのM.2スロットもありました。大容量のストレージが必要な場合は、Type 2280のPCIe SSDを増設して、デュアルSSD構成にすることもできそうです。
なお、メモリやストレージの換装・増設は、自己責任となりますので、ご了承ください。


アルミ素材のユニボディで高質感
ENVY 15-epのボディは、アルミ素材を使用したユニボディとなっており、たわみにも強く、質感も高いです。
シンプルながら、背面の「ENVY」のロゴや、パームレストのエッジ部分など、ディティールにもこだわりがあります。デザイン性もいいので、使用するPCの見た目を気にする方にも、いいと思います。



各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | 高い処理性能を備えており、Web閲覧やOffice作業は快適です。 |
---|---|---|
オンライン会議 | ○ | マイク、ウェブカメラ、スピーカーを備えており、普通にオンライン会議に参加できます。 |
動画鑑賞 | ◎ | 色域も広めの液晶を搭載し、色鮮やかな映像を楽しめます。スピーカー音も比較的よく、動画鑑賞は快適です。 |
RAW現像 画像編集 |
◎ | 当サイト計測でsRGBカバー率95.4%と色域広めのディスプレイを搭載し、CPUの性能も十分なので、快適に使用できます。ただし、Adobe RGBクラスの色域は無いため、印刷用途にはあまり適していません。 |
動画編集 | ◎ | RTX 3050 Ti、もしくはRTX 3060を搭載し、4K動画の編集も快適に行えます。 |
ゲーム | ○ | エントリー~ミドルクラスのゲーミング性能を備えており、画質を調整することで、多くのゲームをプレイできます。息抜きにゲームをするのには十分の性能です。ただし、ゲームメインであれば、ハイリフレッシュレート液晶を搭載した、ゲーミングノートPCの方がおすすめです。 |
ディスプレイのチェック
HP ENVY 15-epのディスプレイのチェックです。
搭載しているのは、FHD、非光沢、IPS液晶です。
色域が広めで、フリッカーも発生していません。非光沢液晶で、映り込みも抑えられているので、見やすく、クリエイティブな作業もしやすい液晶だと思います。最大輝度は、当サイトの計測では431cd/m2と高いです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
色域は広めです。当サイトでの計測で、sRGBカバー率は95.4%でした。

ガンマ補正曲線を見てみると、明部がややより明るく表示されているのが分かりますが、3色とも概ね揃っており、そこまで気にはなりません。

視野角は広いです。

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。ギラつきもほとんど感じません。

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)は検出されませんでした。

※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
キーボードおよびタッチパッドのチェック
HP ENVY 15-epのキーボードのチェックです。
キーピッチは約19×約18.7mm、キーストロークは約1.3mmです。
主要なキーのサイズは揃っており、キー配置も概ね標準的です。ただし、「enter」キーの右側にもう一列キーが配置されている点は、好みが分かれる部分だと思います。また、テンキーは付いていません。総合的には、普通の打ちやすさのキーボードです。
タッチパッドも普通の使い心地です。

※画像をクリックすると拡大できます

キーボードにはバックライトも付いています。

パフォーマンスのチェック
HP ENVY 15-epでは、下図のようにデバイスモードを変更することができます。ここでは、デフォルトの「最適」と、高いパフォーマンスが出せる「パフォーマンス」で計測したベンチマークスコアを掲載します。

CPU
今回チェックしているのは、Core i7-11800H搭載モデルで、ベンチマークスコアは、以下の通りです。
マルチコア、シングルコアともに、順当なスコアが出ていました。マルチコアスコアは、デバイスモードを、「最適」から「パフォーマンス」モードに変更することで、大きく向上しています。CPUに負荷のかかる作業を行うときは、「パフォーマンス」モードにすることで、処理にかかる時間を短くできそうです。
~ CPU性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
メモリ
メモリはDDR4-3200で、高速でした。スロットメモリなので、換装も可能です。
~メモリ性能の評価 ~


:レビュー機で計測したスコア
グラフィックス
ENVY 15-epは、外部グラフィックスにGeForce RTX 3050 Ti Laptop、または、RTX 3060 Laptopを搭載しています。
今回チェックしている、GeForce RTX 3050 Ti Laptopの最大グラフィックスパワーは80Wでした。

ベンチマークスコアは、以下の通りです。
こちらも、RTX 3050 Ti Laptopとしては、順当なスコアでした。デバイスモードを変更しても、グラフィックス性能には差がないようです。ゲームや動画編集など、グラフィックス性能を重視する作業であれば、「最適」モードでよさそうです。
~ グラフィックス性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
GPU-Zで確認したGeForce RTX 3050 Ti Laptopの情報は次の通りです。

ストレージ
ストレージには、PCIe Gen4 NVMe SSDを搭載しており、読み、書きともに非常に高速です。
~ ストレージ性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
SDカードスロット
microSDカードスロットを搭載しています。アクセス速度は普通です。
~ SDカードスロット性能 ~


クリエイターソフトの処理時間
以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。
今回は、GeForce RTX 3050 Tiを搭載しており、様々なクリエイター向けソフトを、ある程度快適に使うことができそうでした。用途によっては、RTX 3060搭載モデルを選択するといいと思います。

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値) s

比較的重い機能を実行しましたが、処理にかかる時間も短めで、快適に作業できます。RTX 30シリーズ搭載なので、AIを使ったニューラルフィルター処理も、比較的速いです。
処理時間 | |
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) | 約3秒 |
ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2)) | 約1分17秒 |
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) | 約2分22秒 |
スーパー解像度 | 約5秒 |

※ グラフィックスは全てノートPC用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

ソフトウェアエンコードについては速いです。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blenderベンチマークでは、TOP28%程度でした。


ゲームベンチマーク&フレームレート
ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし、Afterburnerで計測したフレームレートを掲載します。
RTX 3050 Ti Laptop搭載なので、ファイナルファンタジー15のような重めのゲームでも、画質を調整すれば、60 fpsで安定したプレイができそうです。軽め~中程度の重さのゲームであれば、高画質でもプレイできると思います。息抜きでゲームをプレイするのには、ちょうどいいと思います。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
![]() 重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 軽量品質 | 99 fps |
標準品質 | 75 fps | |
高品質 | 57 fps |
![]() 中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 標準(ノート) | 148 fps |
高(ノート) | 119 fps | |
最高品質 | 95 fps |
![]() 軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 低設定 | 174 fps |
高設定 | 101 fps |
![]() 軽い部類のゲーム
フォートナイト
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 低設定 | 412 fps |
高設定 | 114 fps | |
最高設定 | 92 fps |
その他のゲーム
上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。
USB Type-C / HDMIの動作テスト
USB Type-Cの動作チェック
USB Type-Cポートを利用して、純正以外の充電器やドックが使えるかを試しました。
今回チェックした、HP ENVY 15-epのパフォーマンスモデルG2(Core i7-11800H、RTX 3050 Ti)
では、USB Type-Cポートは、DisplayPort対応となっており、下表のような結果になりました。
なお、RTX 3060を搭載したモデルでは、USB-Cポートは、Thunderbolt 4、Power Delivery、DisplayPort対応となります。
充電 | モニター 出力 |
有線LAN | ||
ドック | ThinkPad USB Type-C ドック | × | ○ | ○ |
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック | × | × | × | |
PD充電器 ※1 |
61W RAVPower GaN充電器 | × | ― | ― |
45W Lenovoウルトラポータブル | × | ― | ― | |
30W RAVPower GaN充電器 | × | ― | ― | |
18W cheero充電器 | × | ― | ― | |
モニター ※2 |
EIZO ColorEdge CS2740 | × | ○ | ― |
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
HDMIの動作チェック
4KテレビへHDMIで接続したときのディスプレイ情報は下の通りです。4K、60Hz、8ビット、RGBで出力できていました。

質量のチェック
HP ENVY 15-epの質量のチェックです。
メーカーの仕様表では、「約2.15kg」と記載されています。当サイトで計測した質量は次の通りで、仕様値よりも少し軽かったです。外部グラフィックスを搭載した、15.6型ノートPCとしては、扱いやすい質量だと思います。
質量 | |
PC本体 | 2.007kg |
ACアダプター+電源ケーブル | 622g |
バッテリー駆動時間のチェック
HP ENVY 15-epのバッテリー駆動時間をチェックします。
バッテリー容量は、83.14Whと大きいです。

バッテリー駆動時間は下の通りです。
HPは、多くのメーカーが採用しているJEITA2.0測定法ではなく、測定時間が短くなる傾向があるMobileMark 2018による計測を採用しています。そのため、軽めの処理を想定した、PCMark 10 Modern Officeによる計測では、メーカー仕様値よりも長いバッテリー駆動が可能でした。高性能CPUと、外部グラフィックスを搭載した機種としては、長めの駆動時間だと思います。
なお、構成によってバッテリー駆動時間の仕様値は異なり、RTX 3060搭載モデルは、約7時間となっています。
バッテリー駆動時間 | |
(1) MobileMark 2018 | 最大 8時間 |
(2) PCMark 10 Modern Office | 8時間25分 |
(3) PCMark 10 Gaming | ー |
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限
Webカメラ・スピーカーのチェック
Webカメラ
キーボード面には、カメラキルスイッチが搭載されており、Webカメラを隠すことが出来ます。なお、IRカメラは搭載していません。



Webカメラは、約92万画素のHDカメラです。画像はやや広角で、赤色が少し強く感じます。細部に粗さがありますが、ノートパソコンに搭載されるWebカメラとしては、普通の画質だと思います。

※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

※クリックすると拡大できます。
※撮影方法は上と同じ
スピーカー
スピーカーは、底面と側面の間の斜めにカットされた部分の左右に配置されています。音質はやや良く、10点満点で5~6点といったところです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度の推移を確認します。
「最適」モードでは、CPU電力が45W前後、CPU温度は大体80℃を超えない程度で推移しています。
「パフォーマンス」モードでも、CPU電力は45W前後、CPU温度もほぼ80℃ぐらいまでと、ほぼ同じです。
どちらも、CPU温度は心配なく使用できる範囲に収まっています。
- 最適
- パフォーマンス


静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。ここでは、「最適」モードでテストした結果を掲載します。
アイドル時でも少し音がします。負荷がかかると騒音値も上がり、動画の書き出しのような高負荷時は、ファンの回転数がアップし、同等他機種と同程度~少し高めの騒音値です。

部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
左から1番目:アイドル時
左から2番目:Premiere Proで動画をプレビューした時
左から3番目:Premiere Proで4K動画を書き出した時
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。
動画の書き出しのような負荷の高い作業を行うと、キーボード面の温度が上がり、パームレスト部の温度も上昇します。特に、右手側はやや熱くなります。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。処理を開始して、10分経過後に確認できた最も高い数値を掲載しています。ただ、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。
アイドル時の消費電力は低いです。高い負荷がかかると、消費電力も上がりますが、外部グラフィックスを搭載したノートPCとしては、それほど高くない消費電力です。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
ENVY 15-epの外観のチェックです。
外部グラフィックスを搭載した機種ですが、ゲーミングノートPCのようなデザインではなく、一般のノートPCのようなシンプルなデザインです。
ボディカラーはナチュラルシルバーです。仕事にも使いやすく、様々なシーンにフィットします。

天板の中央には、「hp」デザインのロゴが入っています。

閉じた状態です。高さは約18mmと比較的薄いです。背面には、「ENVY」のロゴが入っており、かっこいいです。


指紋認証センサーを搭載しており、Windows Helloの指紋認証を使用することができます。

インターフェイスはご覧の通りです。USB x2、USB-C x2、HDMI、microSDカードリーダーを備えています。なお、前述しましたが、USB-Cポートは、RTX 3050 Ti Laptop搭載モデルが、DisplayPort対応、RTX 3060搭載モデルだと、Thunderbolt 4、Power Delivery、DisplayPort対応となっています。


液晶面の開く角度はご覧の通りです。

背面側の排気口です。高めのゴム足があり、底面側から排気できるようになっています。

底面です。

底面カバーを外すと、内部はこのようになっています。2つのファンで、3方向から排気して、冷却しています。

2基のメモリスロットがあり、メモリの換装が可能です。

ストレージには、Type 2280のPCIe Gen4 NVMe SSDを搭載しています。

空きのM.2スロットもあったので、Type 2280 M.2 SSDを増設して、ダブルSSD構成にすることもできると思います。

ACアダプターは、200Wです。大きめの出力なので、サイズも大きいですが、丸みのあるデザインなので、持ちやすいです。



まとめ
以上が、 ENVY 15-epのレビューです。
Core i7-11800H、GeForce RTX 3050 Ti、16GBメモリ、1TB SSDという多くのクリエイターに合いそうなミドルスペック構成で、価格はクーポンを利用することで16万円台となっており、コストパフォーマンスの高い製品です。
Adobe系のソフトを使用した、画像や動画の編集作業も快適に行うことができました。息抜きにゲームをプレイすることもできます。
ディスプレイは、高解像度ではありませんが、当サイト計測でsRGBカバー率95.4%と比較的広めの色域で、非光沢なので、映り込みが気にならず、作業がしやすいです。
既存のメモリやストレージの速度が速かった部分にも、作りの良さを感じました。また、自己責任ですが、メモリ換装や、ストレージの増設もできそうです。
このような構成でありながら、質量は約2.15kg、厚みは約18mmとスリムで、扱いやすいです。また、デザイン性もよく、アルミのユニボディなので、剛性や質感も高いです。持ち出して移動したり、外で使用する方にもおすすめです。スペック高めのテレワーク用ノートPCとしても、いいと思います。
なお、有機EL搭載モデルが完売となり、現在はFHD液晶搭載モデルのみとなっているのが、やや残念でした。また、比較的スリムなボディなので、高負荷時はそれなりの騒音値になります。それ以外は、上質で、バランスのいいクリエイター向けノートPCとして、使いやすい機種だと思います。
高いコスパのクリエイター向けノートPC
HP ENVY 15-ep

特徴
- 高いコスパ
- 十分な容量と速度のメモリおよびSSD
- 約2.15kgと扱いやすく、質感のいいボディ
こんなあなたに
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1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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