HP ENVY All-in-One 32の実機レビュー

更新日:2020年7月26日
CPU Core i9-10900
Core i7-10700
GPU RTX 2080 S Max-Q
RTX 2070 Max-Q
メモリ 16GB / 32GB
ストレージ PCIe SSD + HDD
液晶サイズ 31.5インチ
液晶種類 4K IPS ハーフグレア
価格[税別] 29万円台~
これ1台でなんでも出来る

HP ENVY All-in-One 32は、これ1台でなんでも出来る液晶一体型デスクトップPCです。

31.5インチ、4Kの大画面・高解像度で、色域も広いディスプレイを搭載しています。

また、処理性能も高く、デスクトップ用のプロセッサーに、最大でRTX 2080 SUPER Max-Qを搭載可能です。

普段使いはもちろん、動画鑑賞、画像編集、動画編集、ゲームなど色々な用途で使える製品です。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-10700、32GBメモリ、GeForce RTX 2080 SUPER Max-Q

 

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目次

お忙しい方は、「ENVY All-in-One 32の特徴」のみお読みください。

 

HP ENVY All-in-One 32の特徴

31.5インチの広色域4Kディスプレイ搭載

HP ENVY All-in-One 32は、DCI-P3カバー率98%、コントラスト比6000:1の31.5インチ大画面4K液晶を搭載している点が特徴です(数字はメーカー仕様値)。大きな画面で仕事もはかどり、NetFlixなどを観ても迫力があり、高解像度であるためウィンドウの多い動画編集ソフトなども使いやすいです。

31.5インチ4K液晶

 

デスクトップ向けCPUを搭載

HP ENVY All-in-One 32は、デスクトップ用のプロセッサーを搭載しており、ノートパソコン用のプロセッサーと比較すると、一線を画す性能です。ゲームやクリエイティブワークなどが快適に出来ることでしょう。

CINEBENCH R20 マルチコア
Core i9-10900 6378
Core i7-10700 4137
Core i5-10210U 1418 (普通のノートPCのCPU)

 

最大RTX 2080 SUPER Max-Qを搭載

HP ENVY All-in-One 32は、最大でGeForce RTX 2080 SUPER Max-Qを搭載しています。こちらはデスクトップ用ではなくノートPC用のグラフィックスとなりますが、比較的性能は高く、デスクトップ用で言えばGeForce RTX 2060クラスの性能があります。動画編集、3D制作なども出来るRTX Studio対応の性能です。

高いグラフィック性能

 

高い音質のスピーカー

HP ENVY All-in-One 32は、Bang & Olufsen 2.1chサウンドシステムのパソコン用としては大きなスピーカーを搭載しており、非常にスピーカー音がいいです。奥行きが無いため数万円する外部スピーカーほどの音質はありませんが、1万円近くで買えるスピーカーくらいの音質はあります。ちなみに、ノートPCのスピーカーとは一線を画す性能で、筆者がノートPCの中で最もスピーカー音が高品質だと感じるMacBook Pro 16インチよりも高い音質だと思います。

スピーカー

 

スマートフォンなどをワイヤレスチャージ

HP ENVY All-in-One 32 は、Qi対応のスマートフォンであれば、本体の台座に置くだけで、充電することができます。置くだけなので非常に楽ですし、充電器を別途置く必要がなくなるので、デスク周りがスッキリします。

ただし、PCの電源を落としていると充電されないのが難点です。

Qi対応デバイスを充電可能

 

マルチデバイスキーボード

HP ENVY All-in-One 32に付属しているキーボードは、Bluetooth接続で、他のデバイスの外部キーボードとしても使うことができます。下図のボタンで接続先のデバイスを切り替えることが可能です。キーボード上部には、タブレットやスマホを置くことも可能です。

マルチデバイスキーボード
このキーを押すことで使うデバイスを切り替える

 

ディスプレイのチェック

ディスプレイのチェックです。

広色域・高解像度のディスプレイを搭載しておりクリエイターも使える品質です。ゲームにも使えますが、リフレッシュレートが60Hzであるため、流行りのバトルロワイヤルゲームや格闘ゲームには不向きです。

最大輝度は、当サイトの計測では471cd/m2とやや高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 映り込み
  • フリッカー

色域は広いです。当サイトで計測した色域は次の通りです。

sRGBカバー率 100%
DCI-P3カバー率 96.1%
Adobe RGBカバー率 86.4%

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色も揃っており、素直な色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

ハーフグレアのような感じで、やや映り込みはありますが、グレアパネルよりは低減されています。

画面への映り込み

ややフリッカーが発生していました。以下は輝度0のときの写真です。

フリッカーのテスト
※カメラのシャッタースピードを1/2000秒にして撮影したときの画面

 

キーボードおよびマウスのチェック

付属のキーボードは、ノートPCの打鍵感と同じです。もう少し「Backspace」キーが大きければいいなと思いますが、普通の打ち心地です。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

マウスも普通の3ボタンマウスです。サイドボタンはありません。

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

デスクトップ用プロセッサーを搭載しており、非常に高い性能です。

CINEBENCH R20
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-10700
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 3900X 7160
Core i9-10900K 6379
Core i9-10900 6378
Ryzen 7 3700X 4904
Core i7-10700K 4777
Core i7-10700 4137 [レビュー機で計測]
ノートPC用
Ryzen 7 4800H
3944
ノートPC用
Core i9-10980HK
3713
ノートPC用
Core i7-10875H
3557
Ryzen 5 3600X 3558
Ryzen 5 3600 3436
Core i7-9700 3168
Core i7-8700 3043
Core i5-9400 2335
Core i3-9100 1630
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[レビュー機で計測]と書かれていないCPUは、他のPCで計測した代表値です

 

グラフィックス

グラフィックスも高い性能です。ただし、デスクトップ用のGeForce RTX 2080 SUPERなどと比較すると、性能は落ちます。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 2080 SUPER Max-Q
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用
RTX 2080Ti
12388
デスクトップ用
RTX 2080 SUPER
10674
デスクトップ用
RTX 2070 SUPER
9583
RTX 2080 9456
RTX 2080
Max-Q
8068
RTX 2070
SUPER
8023
RTX 2070 7778
RTX 2080
SUPER Max-Q
7363 [レビュー機で計測]
RTX 2070 SUPER Max-Q 7277
RTX 2070
Max-Q
7216
RTX 2060 6004
RTX 2060 Max-Q 5676
GTX 1660Ti 5667
Radeon RX 5500M 4342
GTX 1650Ti 3700
GTX 1650 3494
GTX 1050Ti 2201
GTX 1050 1689
※緑色のバーが、本製品で選べるグラフィックスです
※[レビュー機で計測]と書かれていないGPUは、他のPCで計測した代表値です

 

ストレージ

速度が速いSSDと、容量の大きいHDDの両方を搭載しています。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB SSD(32GB OptaneメモリーH10)
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe-NVMe SSD 1500 ~ 3600
2197 [レビュー機で計測]
SATA-AHCI SSD 550
HDD 170
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※[レビュー機で計測]と書かれていないストレージは、他のPCで計測した代表値です

 

SDカードスロット

SDカードスロットを搭載していますが、速度は遅いです。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大275MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。以下のグラフでは、レビュー機で計測したもののみ緑色にしています。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

Core i7-10700を搭載しており、現像時間は非常に速いです。

Core i9-10900K
16GBメモリ
64秒
Core i7-10700
32GBメモリ
65秒 [レビュー機で計測]
Core i9-10980HK
32GBメモリ
68秒
Core i7-10875H
16GBメモリ
70秒
Core i9-9980HK
16GBメモリ
79秒
Core i7-10750H
16GBメモリ
80秒
Core i7-9750H
16GBメモリ
85秒
Ryzen 9 4900HS
16GBメモリ
87秒
Ryzen 7 4700U
16GBメモリ
91秒
Ryzen 7 4800H
16GBメモリ
94秒
Core i7-10710U
16GBメモリ
96秒
Ryzen 7 Pro 4750U
16GBメモリ
101秒
Ryzen 5 4500U
8GBメモリ
107秒
Core i7-10510U
16GBメモリ
109秒
Ryzen 3 4300U
20GBメモリ
143秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
※[レビュー機で計測]と書かれていないものは、他のPCで計測した代表値です
※「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

高性能CPUに、高性能外部グラフィックスを搭載しているため、非常に速い書き出し時間です。

Core i9-10900K/16GB
GeForce RTX 2080Ti
3分50秒
Core i9-10980HK/32GB
RTX 2080 Super Max-Q
4分18秒
Core i7-10700/32GB
RTX 2080 Super Max-Q
4分37秒 [レビュー機で計測]
Core i7-10750H/16GB
GeForce RTX 2060
4分51秒
Core i5-10300H/16GB
GeForce GTX 1650Ti
5分18秒
Core i7-10750H/16GB
GeForce GTX 1650
6分34秒
Core i9-9980HK/16GB
Radeon Pro 5500M(8GB)
8分15秒 (MacBook Pro 16インチ)
Core i5-10300H/8GB
GeForce GTX 1650
8分21秒
Core i7-1068NG7/32GB
Intel Iris Plus
19分35秒 (MacBook Pro 13インチ)
Core i7-1060NG7/16GB
Intel Iris Plus
26分57秒 (MacBook Air)
Core i7-10510U/16GB
Intel UHD
49分32秒
※テストに使う元動画およびエフェクト内容を変更しました
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
※[レビュー機で計測]と書かれていないものは、他のPCで計測した代表値です
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間

こちらも非常に高速です。

  エンコード時間
x265でエンコード (※1) 10分42秒
QSVでエンコード (※2) 58秒
NVENCでエンコード (※3)
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
x265でのエンコード時間
Ryzen 9 3900X
デスクトップ用
6分31秒
Core i9-10900K
デスクトップ用
7分30秒
Core i7-10700
デスクトップ用
10分42秒 [レビュー機で計測]
Ryzen 9 4900HS 10分55秒
Ryzen 5 4600H 13分10秒
Core i7-10750H 13分29秒
Ryzen 7 Pro 4750U 13分53秒
Core i7-9750H 15分37秒
Ryzen 7 4700U 15分44秒
Core i7-10710U 19分05秒
Ryzen 5 4500U 19分49秒
Ryzen 3 4300U 25分22秒
Core i7-10510U 28分32秒
Core i5-10210U 28分53秒
Core i3-10110U 42分20秒
Core i3-8130U 45分24秒
※[レビュー機で計測]と書かれていないものは、他のPCで計測した代表値です
x265でエンコード時間中のCPUクロック

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は大きく変わります。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はやや音が聞こえるものの、非常に小さい動作音です。高い負荷をかけたときも、そこまでうるさくはありません。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から3番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ実行 60fps制限なし(最高品質、1920x1080)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

エンコード時のCPU温度の詳細

下図は、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時のCPU温度の詳細です。80℃前後で推移しており、やや高めの温度ではありますが、問題ないと思います。

CPU温度
x265でエンコード中のCPU温度

 

FF XIVベンチ(fps制限なし)実行時のGPU温度の詳細

下図は、FF XIVベンチマーク(fps制限なし)実行時のGPU温度の詳細です。70℃台で推移しており、問題ない温度かと思います。

GPU(グラフィックス)温度
FF XIVベンチ(最高品質、fps制限なし)実行中のGPU温度

外観のチェック

ENVY All-in-One 32の外観のチェックです。

狭額ベゼルを採用しモダンな見た目です。横幅は約720mmあり、かなり大きいので設置できるスペースがあるか、事前に確認しておくと良いでしょう。

 

細いスタンドで見た目がいいです。台座は木目調になっています。

 

側面はUSBポート、SDカードスロットなどがあります。

 

背面です。ナイトフォールブラックの落ち着いた中にも高級感のあるカラーです。

 

背面のポート類は次のようになっています。HDMIについてはINとOUTのポートがあります。有線LANはもちろん1000Mbps対応です。

 

ACアダプターのサイズは、15x15cmと結構大きいため、この設置スペースも事前に考えておいたほうが良いと思います。容量は330Wです。

 

まとめ

HP ENVY All-in-One 32は、31.5インチの4K液晶を搭載し、大画面高解像度の画面の液晶一体型デスクトップPCです。

第10世代インテルCoreのデスクトップ用CPUに、最大でGeForce RTX 2080 SUPER Max-Qの高性能グラフィックスを搭載し、スペックも非常に高いです。

液晶の色域も広く、クリエイティブワークにも使える1台です。ゲーム用途にも使えますが、リフレッシュレートが60Hzであるため、FPSや格闘ゲームなどにはあまり向いていません。

PC本体のサイズが大きいため、設置スペースが足りるか事前に計測しておきましょう。

 

これ1台で何でもできる

HP ENVY All-in-One 32

特徴

  • 大画面・広色域・高解像度ディスプレイを搭載
  • デスクトップ用プロセッサーで高い性能
  • 最大でGeForce RTX 2080 SUPER Max-Q

こんなあなたに

  • 1台でなんでも出来るPCが欲しい方
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