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HP ENVY All-in-One 32の実機レビュー
【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】
CPU | Core i9-10900 Core i7-10700 |
---|---|
GPU | RTX 2080 S Max-Q RTX 2070 Max-Q |
メモリ | 16GB / 32GB |
ストレージ | PCIe SSD + HDD |
液晶サイズ | 31.5インチ |
液晶種類 | 4K IPS ハーフグレア |
価格[税込] | 26万円台~ |
HP ENVY All-in-One 32は、これ1台でなんでも出来る液晶一体型デスクトップPCです。
31.5インチ、4Kの大画面・高解像度で、色域も広いディスプレイを搭載しています。
また、処理性能も高く、デスクトップ用のプロセッサーに、最大でRTX 2080 SUPER Max-Qを搭載可能です。
普段使いはもちろん、動画鑑賞、画像編集、動画編集、ゲームなど色々な用途で使える製品です。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core i7-10700、32GBメモリ、GeForce RTX 2080 SUPER Max-Q
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目次
お忙しい方は、「ENVY All-in-One 32の特徴」のみお読みください。
HP ENVY All-in-One 32の特徴
31.5インチの広色域4Kディスプレイ搭載
HP ENVY All-in-One 32は、DCI-P3カバー率98%、コントラスト比6000:1の31.5インチ大画面4K液晶を搭載している点が特徴です(数字はメーカー仕様値)。大きな画面で仕事もはかどり、NetFlixなどを観ても迫力があり、高解像度であるためウィンドウの多い動画編集ソフトなども使いやすいです。
デスクトップ向けCPUを搭載
HP ENVY All-in-One 32は、デスクトップ用のプロセッサーを搭載しており、ノートパソコン用のプロセッサーと比較すると、一線を画す性能です。ゲームやクリエイティブワークなどが快適に出来ることでしょう。
最大RTX 2080 SUPER Max-Qを搭載
HP ENVY All-in-One 32は、最大でGeForce RTX 2080 SUPER Max-Qを搭載しています。こちらはデスクトップ用ではなくノートPC用のグラフィックスとなりますが、比較的性能は高く、デスクトップ用で言えばGeForce RTX 2060クラスの性能があります。動画編集、3D制作なども出来るRTX Studio対応の性能です。
高い音質のスピーカー
HP ENVY All-in-One 32は、Bang & Olufsen 2.1chサウンドシステムのパソコン用としては大きなスピーカーを搭載しており、非常にスピーカー音がいいです。奥行きが無いため数万円する外部スピーカーほどの音質はありませんが、1万円近くで買えるスピーカーくらいの音質はあります。ちなみに、ノートPCのスピーカーとは一線を画す性能で、筆者がノートPCの中で最もスピーカー音が高品質だと感じるMacBook Pro 16インチよりも高い音質だと思います。
スマートフォンなどをワイヤレスチャージ
HP ENVY All-in-One 32 は、Qi対応のスマートフォンであれば、本体の台座に置くだけで、充電することができます。置くだけなので非常に楽ですし、充電器を別途置く必要がなくなるので、デスク周りがスッキリします。
ただし、PCの電源を落としていると充電されないのが難点です。
マルチデバイスキーボード
HP ENVY All-in-One 32に付属しているキーボードは、Bluetooth接続で、他のデバイスの外部キーボードとしても使うことができます。下図のボタンで接続先のデバイスを切り替えることが可能です。キーボード上部には、タブレットやスマホを置くことも可能です。
ディスプレイのチェック
ディスプレイのチェックです。
広色域・高解像度のディスプレイを搭載しておりクリエイターも使える品質です。ゲームにも使えますが、リフレッシュレートが60Hzであるため、流行りのバトルロワイヤルゲームや格闘ゲームには不向きです。
最大輝度は、当サイトの計測では471cd/m2とやや高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域
- RGB
発色特性 - 映り込み
- フリッカー
色域は広いです。当サイトで計測した色域は次の通りです。
sRGBカバー率 | 100% |
---|---|
DCI-P3カバー率 | 96.1% |
Adobe RGBカバー率 | 86.4% |
キーボードおよびマウスのチェック
付属のキーボードは、ノートPCの打鍵感と同じです。もう少し「Backspace」キーが大きければいいなと思いますが、普通の打ち心地です。
マウスも普通の3ボタンマウスです。サイドボタンはありません。
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
CPU
デスクトップ用プロセッサーを搭載しており、非常に高い性能です。
~ CPU性能の評価 ~
※[レビュー機で計測]と書かれていないCPUは、他のPCで計測した代表値です
グラフィックス
グラフィックスも高い性能です。ただし、デスクトップ用のGeForce RTX 2080 SUPERなどと比較すると、性能は落ちます。
~ グラフィックス性能の評価 ~
※[レビュー機で計測]と書かれていないGPUは、他のPCで計測した代表値です
ストレージ
速度が速いSSDと、容量の大きいHDDの両方を搭載しています。
~ ストレージ性能の評価 ~
※[レビュー機で計測]と書かれていないストレージは、他のPCで計測した代表値です
SDカードスロット
SDカードスロットを搭載していますが、速度は遅いです。
クリエイターソフトの処理時間
以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。以下のグラフでは、レビュー機で計測したもののみ緑色にしています。
Core i7-10700を搭載しており、現像時間は非常に速いです。
※[レビュー機で計測]と書かれていないものは、他のPCで計測した代表値です
※「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください
高性能CPUに、高性能外部グラフィックスを搭載しているため、非常に速い書き出し時間です。
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
※[レビュー機で計測]と書かれていないものは、他のPCで計測した代表値です
こちらも非常に高速です。
エンコード時間 | |
x265でエンコード (※1) | 10分42秒 |
QSVでエンコード (※2) | 58秒 |
NVENCでエンコード (※3) | ― |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
以下、静音性、パーツの温度を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は大きく変わります。
静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
アイドル時はやや音が聞こえるものの、非常に小さい動作音です。高い負荷をかけたときも、そこまでうるさくはありません。
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
パーツの温度のチェック
エンコード時のCPU温度の詳細
下図は、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時のCPU温度の詳細です。80℃前後で推移しており、やや高めの温度ではありますが、問題ないと思います。
FF XIVベンチ(fps制限なし)実行時のGPU温度の詳細
下図は、FF XIVベンチマーク(fps制限なし)実行時のGPU温度の詳細です。70℃台で推移しており、問題ない温度かと思います。
外観のチェック
ENVY All-in-One 32の外観のチェックです。
狭額ベゼルを採用しモダンな見た目です。横幅は約720mmあり、かなり大きいので設置できるスペースがあるか、事前に確認しておくと良いでしょう。
細いスタンドで見た目がいいです。台座は木目調になっています。
側面はUSBポート、SDカードスロットなどがあります。
背面です。ナイトフォールブラックの落ち着いた中にも高級感のあるカラーです。
背面のポート類は次のようになっています。HDMIについてはINとOUTのポートがあります。有線LANはもちろん1000Mbps対応です。
ACアダプターのサイズは、15x15cmと結構大きいため、この設置スペースも事前に考えておいたほうが良いと思います。容量は330Wです。
まとめ
HP ENVY All-in-One 32は、31.5インチの4K液晶を搭載し、大画面高解像度の画面の液晶一体型デスクトップPCです。
第10世代インテルCoreのデスクトップ用CPUに、最大でGeForce RTX 2080 SUPER Max-Qの高性能グラフィックスを搭載し、スペックも非常に高いです。
液晶の色域も広く、クリエイティブワークにも使える1台です。ゲーム用途にも使えますが、リフレッシュレートが60Hzであるため、FPSや格闘ゲームなどにはあまり向いていません。
PC本体のサイズが大きいため、設置スペースが足りるか事前に計測しておきましょう。
当サイト向け特別クーポンで安く購入可能
当サイト向けの特別クーポンを利用することで、日本HPパソコンを、通常よりも安く購入することが可能です(132,000円以上の製品が対象)。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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約15年間にわたり、年間100機種以上、パソコンを細かくチェックしている筆者がおすすめするノートパソコン。