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HP Pavilion 15-cu0000の実機レビュー
【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】
CPU | Core i7-8565U Core i5-8265U |
---|---|
グラフィックス | Radeon 530 Intel UHD 620 |
メモリ | 8GB / 16GB |
ストレージ | HDD SSD + HDD |
光学ドライブ | DVDライター |
液晶サイズ | 15.6型 |
液晶種類 | フルHD IPS |
質量 | 約2.07kg |
バッテリー | 約9時間 |
価格 | 7万円台~(税抜) |
Pavilion 15-cu0000は、多くの方にちょうどいいスペックの15.6型ノートPCです。
UシリーズのインテルCoreプロセッサーに、フルHD IPSの見やすい液晶を搭載しており、一般的な用途であれば、快適に作業できるでしょう。
また、光学ドライブを搭載している点や、SSD + HDDの構成を選択できる点も特徴的です。
価格は7万円台からと比較的安いのに、見た目は高級感があり、他の人に自慢できるデザインです。
1年間のなんでも相談できるサポートのセット販売もあり、初心者にもおすすめです。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core i5-8250U、8GBメモリ、1TB HDD
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目次
お忙しい方は、「Pavilion 15-cu0000の特徴」のみお読みください。
Pavilion 15-cu0000の特徴
人気のスペックで万人におすすめ
Pavilion 15-cu0000は、HPで一番人気だったPavilion 15-cc100の後継機種です。いくつかのマイナーチェンジが施されていますが、基本的な部分に大きな変化はありません。
15.6型フルHDのIPS液晶、必要十分なスペック、リーズナブルな価格と条件がそろっており、「一般ユーザーがPCを1台だけ所有するとしたらこんなPCがいいな」というツボを押さえていると思います。
ただし、液晶は光沢で、ここは好き嫌いが分かれるところです。
光学ドライブを搭載
最近は、クラウドストレージやストリーミング配信、ダウンロード配布などによりCDやDVDを活用する機会が大分なくなり、PCも光学ドライブが省略されることが多くなってきました。ただし、まだまだ仕事や授業で光学ドライブを活用するケースもあると思います。Pavilion 15-cu0000は光学ドライブを搭載している貴重な製品です。
ボディカラーは2種類でデザインもいい
Pavilion 15-cu0000のボディカラーは、ロイヤルブルーとモダンゴールドの2色から選択可能です。
派手ではなく、すっきりとした、受け入れられやすいスタンダードなデザインです。プラスチック素材のボディですが、頻繁に触れるキーボード面には、アルミニウム素材が使用されています。パーツの継ぎ目が目立たないユニボディで、剛性とデザイン性にも優れています。
タッチパッドの縁にはダイヤモンドカット加工が施してあり、角度によってはキラッと輝きます。
グラフィックスにはRadeon 530を搭載可能だが・・・
Pavilion 15-cu0000のCore i7モデルには、外部グラフィックスとしてRadeon 530を搭載しています。
とはいっても、Radeon 530のグラフィックス性能は、CPU内蔵のインテル UHD グラフィックス 620と大差ありません。唯一メリットがあるのは、4GBのビデオメモリを積んでいるので、メインメモリの消費を抑えることができることぐらいです。無いよりはいいかな、程度に考えていいと思います。
デュアルストレージ構成が可能
Pavilion 15-cu0000は、一部を除き、多くのモデルがSATA SSD 128GB + HDD 1TBのデュアルストレージ構成となっています。
SSDを搭載することで、Windowsやアプリの起動速度が速いです。また、1TBの大容量のHDDも搭載しているので、動画や写真などのかさばるデータも容量を気にすることなく保存できます。
ただし、残念ながら、SSDのみの構成としたり、SSDを大きな容量に変更したりといったカスタマイズはできません。128GBのSSDでは容量が少ないと感じる方も多いと思うので、256GB以上のSSDが選べると良かったです。
前機種Pavilion 15-cc100との比較
Pavilion 15-cu0000と前機種Pavilion 15-cc100を比較し、変化した部分をご紹介いたします。
下図は、メーカーサイトで紹介されていた前機種との比較ですが、わずかですが筐体がコンパクトになっています。写真で比べると、狭額ベゼルとまではいきませんが、ベゼルはやや狭くなり、見た目もカッコよくなっています。
その他、変化した部分を下記の表にまとめました。
質量が軽くなったのに、バッテリー駆動時間は約20%延びています。自宅のみで使う場合でも、ACアダプターを外して使うことはあると思います。バッテリー駆動時間が延びるのは歓迎です。また、45分の充電で50%チャージできるHPファストチャージ機能も搭載しており、バッテリー周りの性能は向上しています。
一方、搭載可能な外部グラフィックスの性能はダウンしています。Passmarkのベンチマークソフトでは、Radeon 530より、前機種で選択できたGeForce MX130 のほうがスコアが高いです。
[本製品] Pavilion 15-cu0000 |
[前機種] Pavilion 15-cc100 |
|
GPU | Radeon 530搭載可能 | GeForce MX130搭載可能 |
質量 | 約2.07kg | 約2.17kg |
バッテリー | 約9時間 | 最大 約7時間30分 |
その他に、ディスプレイを開いたときに底部が持ち上がるリフトアップヒンジを搭載していますが、前機種よりも傾斜角が上がっています。タイピングがしやすくなっており、熱対策の点でも有利になっています。デザインはほぼ変わりませんが、スピーカーグリルが幾何学的なデザインに変わり、少しかっこよくなっています。
ライバル機種との比較
最後に、同等のスペックを選択できるデルのNew Inspiron 15 5000との比較を行います。両機種とも光学ドライブを搭載した15.6型ノートPCです。
ここでは、Core i5-8250Uを搭載したモデルを比較します。
[本製品:構成2] Pavilion 15-cu0000 |
New Inspiron 15 5000 | |
CPU | Core i5-8250U | |
ストレージ | HDD 1TB | |
液晶種類 | フルHD IPS | フルHD |
質量 | 約2.07kg | 約2.28kg |
サイズ | 376x248x24[mm] | 380x258x22.7[mm] |
バッテリー | 約9時間 | 不明 42WHr |
価格[税別] | 74,800円 | 67,983円 |
基本スペックは同じですが、Pavilion 15-cu0000の方が軽量でコンパクトです。また、Pavilion 15-cu0000のディスプレイはIPS液晶となっており、視野角が広いです。一方、価格はデルのNew Inspiron 15 5000のほうが安いです。
ただし、Pavilion 15-cu0000は、「なんでも相談サービス」がセットになったキャンペーンを実施中です。これは通常だと1年で11,400円かかる有償サポートで、365日他社製ソフトを含め、PC、周辺機器などの質問や相談を行うことができるサービスです。サポートが不要な方は、New Inspiron 15 5000の方が安いですが、PCの設定や使用にそんなに自信がないという方であれば、Pavilion 15-cu0000のサポートセットはおすすめです。
このように、HPにはデルのような○○円引き、〇%オフという表示よりも、サービスやオプションをセットにして、価格も下がっているキャンペーンモデルが販売されることが多々あるので、内容をよくチェックすることをおすすめします。
各用途の快適度
Pavilion 15-cu0000の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧、動画鑑賞、 Office作業 | ◎ | SSDを搭載しているモデルならスペックは十分です。また、液晶は視野角が広くて見やすく、キーボードも普通に打てて、スピーカーもまずまずであるため、Web閲覧、動画鑑賞、Office作業はしやすいでしょう。 |
---|---|---|
RAW現像・画像編集 | 〇 | SSDを搭載すればライトに使う分なら問題ないと思います。ただし、ハイアマチュアレベルの方が使うには、ややスペック不足です。 |
動画編集・ゲーム | △ | ソフトにもよりますが、外部グラフィックスを搭載しても性能は低いので、スペック不足のケースが多いです。 |
液晶ディスプレイのチェック
Pavilion 15-cu0000の液晶ディスプレイのチェックです。
最大輝度は、258cd/m2と普通です。
視野角は広いです。
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。青と赤が下げ調整(実際の画面は青と赤が薄くなる調整)ですが、極端でもないため違和感はそれほどありません。
色域は狭く、鮮やかさはいま一つです。
画素形状です。ギラつきはほとんど感じません。
光沢液晶ですので、映り込みはあります。
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
キーピッチは約18.7×18.7mm、キーストロークは約1.5mmとなっており、標準的な数値です。普通に打てると思います。
タッチパッドの指の動かしやすさは普通です。クリックボタンはやや重い(力が必要)です。押しやすいとは思いませんが、この機種はマウスを使う方がほとんどなので、あまり気にしなくてもいいでしょう。
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
CPU
CPUは、現在多くの最新ノートPCに搭載されているUシリーズの第8世代インテルCoreプロセッサーです。標準的な性能で、ほとんどの作業において困ることはありません。Core i5とCore i7のどちらがいいかは、やれることは変わらないので、Core i5で十分だと思います。
※現在は、選べるCPUが、Core i7-8565U、Core i5-8265Uに変わっていますが、性能はそれほど変わりません。
~ CINEBENCH R15 マルチコア ~
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
グラフィックス
Pavilion 15-cu0000は、外部グラフィックスとしてRadeon 530を選択できますが、CPU内蔵のIntel UHD 620と、グラフィックス性能はほとんど変わらないため、積極的に採用する必要はありません。
~ 3D Mark Time Spy - Graphics score ~
※[レビュー機で計測]と書かれたグラフィックス以外は、他のPCで計測した代表値です
ストレージ
ストレージは、HDDまたはSSD+HDDを選択可能ですが、できるだけSSDが搭載されたモデルを選びましょう。体感速度がまるで違います。
~ CrystalDiskMark Seq Q32T1 Read [MB/s] ~
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です
レビュー機で計測したベンチマーク
以下、レビュー機で計測したベンチマーク結果を掲載します。
x265によるエンコード時、クロックダウンは起こっていませんでした。
Core i5-8250U Intel UHD 620 |
|
x265でエンコード (※1) | 29分43秒 |
NVENCでエンコード (※2) | ― |
QSVでエンコード (※3) | 4分12秒 |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
質量のチェック
Pavilion 15-cu0000の質量のチェックです。
15.6型のノートPCとしては、比較的軽量です。
質量 | |
PC本体 | 2.063kg |
ACアダプター | 299g |
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー駆動時間のチェックです。
メーカー公表値は、約9時間となっており、当サイトで計測した時間は次の通りです。
"普通~やや長め"の駆動時間です。
駆動時間 | |
PCMark 8 Home テスト ※1 | ― |
PCMark 8 Work テスト ※2 | 5時間33分 |
動画再生時 ※3 | ― |
※1 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
※3 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。
静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
アイドル時でもわずかに動作音が聞こえますが、高い負荷をかけたときは、他のノートPCより静かです。
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
全体的に低めの温度です。安心して使えるでしょう。
エンコード時の温度の詳細
下図は、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時のCPU温度の詳細です。65℃前後で推移しており、問題ない温度です。
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。
低めの温度で、手が熱くなることなく快適に使えるでしょう。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。
やや低めの消費電力です。
外観のチェック
Pavilion 15-cu0000のモダンゴールドの外観写真を掲載します。
キーボード面にアルミ素材を用い、スタンダードなモデルであるにも関わらず、非常に上質な高級感のあるデザインに仕上がっています。指紋なども目立ちにくく実用性も高いです。
天板です。
スピーカーについては、最大音量は大きめですが、やや耳障りに感じます。勝手に点数をつけると、10点満点で5~6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。
また、分かりにくいかもしれませんが、スピーカーグリルは、平面ではなく、起伏があって特徴的なデザインです。
排気口はキーボード上部にあります。
液晶は、下図のような角度まで開きます。
インタフェースは、光学ドライブに、LAN、USB Type-C、フルサイズのSDカードスロットなどがあり、種類が豊富です。
前機種からインターフェイスの配置が少し変わったものの、内容に変化はありません。
底面には出っ張りなどはなくスッキリしています。
ACアダプターは小型ですが、電源ケーブルはやや太めです。
まとめ
以上が、HP Pavilion 15-cu0000のレビューです。
スタンダードな構成で価格も安く、万人におすすめのノートパソコンです。
また、比較的リーズナブルな製品にも関わらず、デザインはよく、人前で使っても恥ずかしくありません。
最近のノートPCにしては珍しく光学ドライブも搭載しています。
パーツの温度や表面温度も低めて、安心して使えます。
ただし、SSDの容量が128GBとやや少なめです。256GB以上のSSDも選べたら良かったです。
詳細・購入はこちら
HP ダイレクト
当サイト向け特別クーポンで安く購入可能
当サイト向けの特別クーポンを利用することで、日本HPパソコンを、通常よりも安く購入することが可能です(132,000円以上の製品が対象)。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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