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HP OMEN Obelisk Desktop 875(インテル)空冷モデルの実機レビュー
【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】
CPU | Core i7-8700 |
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GPU | GTX 1060 RTX 2070 / 2080 |
メモリ | 16GB(最大32GB) |
ストレージ | PCIe SSD + HDD |
価格 | 19万円台(税抜)~ |
OMEN Obelisk Desktop 875(インテル)は、GeForce RTX 2080やRTX 2070を搭載可能なゲーミングPCです。
正面には、名前の通りオベリスク(古代エジプトで制作されたモニュメント)のようなデザインが施されています。サイドパネルは、強化ガラス製のシースルーパネルとなっており、ライティングカラーもカスタマイズでき、ゲーミングPCらしいかっこいいデザインです。
ツールレスで内部にアクセスでき、カスタマイズやメンテナンスがしやすいです。筐体はコンパクトなので、狭い場所でも設置可能です。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core i7-8700、GeForce GTX 1060、メモリ16GB、512GB PCIe SSD+1TB HDD
OMEN Obelisk Desktop 875(インテル)の特徴
GeForce RTX 2080を搭載可能
OMEN Obelisk Desktop 875(インテル)空冷モデルは、最新のGPUであるGeForce RTX 20シリーズを搭載可能です。
GeForce RTX 2080の性能について確認してみましょう。下のグラフは、NVIDIAが公表している、GeForce GTX 1080とRTX 2080の性能の比較です。GTX 1080も現時点でハイスペックなゲーミングPCに搭載されるグラフィックスボードですが、RTX 2080はGTX 1080の1.5倍ほどの性能を示しています。
また、RTX 2080は、DLSS(Deep Learning Super Sampling)有効時には、GTX 1080の最大2倍程度の性能を示しています。ちなみに、DLSSとは、AIを使ってアンチエイリアス処理を行うものですが、サポートしていないゲームもあります。
左側面がシースルーパネルでかっこいい
OMEN Obelisk Desktop 875(インテル)の左パネルは、シースルーパネルとなっており、本体内部が見えています。このシースルーサイドパネルにはEMIプロテクティブコーティングと呼ばれる電磁波防止効果のある処理が施されています。また、フロントベゼルとサイドパネル内部の2か所にライトが設けられており、ライティングのカラーもカスタマイズすることができます。
特徴的なフロントデザインに、ライティングされたシースルーパネルが、ゲーミングPCらしくかっこいいです。
奥行きが短い
本製品は、GeForce RTX20シリーズを搭載していながら、奥行きが短いのも特徴です。ドスパラやマウスコンピューターのBTOパソコンは奥行きが長いので、設置スペースが狭い方には、本製品はいいと思います。
メンテナンス性も高い
OMEN Obelisk Desktop 875(インテル)の筐体は、背面のボタンを押すだけで左サイドパネルが開き、ツールを使用せずに内部にアクセスすることができます。また、底面の吸気口には取り外し可能なダストフィルターが装着されており、メンテナンス性も高いです。
GAME STREAMに対応
OMEN Obelisk Desktop 875は、GAME STREAMに対応しています。これは、OMEN Obelisk Desktop 875が備える高い性能を、他の低性能なWindows10のパソコンからリモートで使える機能です。
例えば、OMEN Obelisk Desktop 875を自室に置いて、リビングにあるノートパソコンからネットワーク経由で接続し、OMEN Obelisk Desktop 875のリソースを利用してゲームができます。ノートパソコンをリビングの液晶テレビに繋げれば、大画面でゲームをすることができます。また、4G LTEなどの通信環境があれば、外出先でもOMEN Obelisk Desktop 875(インテル)のパワーでゲームをすることができます。
こちらのデモを見たことがありますが、驚くべきことに、遅延はほとんどありませんでした。
Ryzen 7 2700を搭載したモデルもあり
兄弟機種として、Ryzen 7 2700を搭載したコストパフォーマンスの高いモデル「OMEN Obelisk Desktop 875(AMD)」もあります。
CPU性能を示すCINEBENCHのベンチマークスコアは次のようになっています。Core i7-8700と比較すると、シングルコアはCore i7-8700のスコアのほうが高いですが、マルチコアはRyzen 7 2700のスコアのほうが高くなっています。
~ CINEBENCH R15 シングルコア ~
~ CINEBENCH R15 マルチコア ~
※ Core i7-8700のスコアは、別のPCで計測した数値を記載
Ryzen 7 2700は使ったことがありませんが、ゲームの場合、シングルコアの性能の高いCore i7-8700のほうがフレームレートは出やすいと思われます(ゲームにもよります)。ただ、マルチコアのベンチマークスコアはRyzen 7 2700のほうが高いので、ゲーム以外にもCPUに負荷のかかる作業をするのであれば、Ryzen 7 2700がいいでしょう。価格はRyzen 7 2700を搭載したモデルのほうが安いです。
ゲームベンチマーク
本機でのゲームベンチマーク結果を下に記載します。
今回は、GeForce GTX 1060でのベンチマークです。また、他のPCで計測したものですが、RTX 2070と2080のスコアも掲載しておくので、購入時の参考にしてください。
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
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1920x1080 | 軽量品質 | 8434 / 84 fps |
標準品質 | 6488 / 64 fps | |
高品質 | 4857 / 48 fps |
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ
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1920x1080 | 標準(ノート) | 18234 / 140 fps |
高(ノート) | 14091 / 94 fps | |
最高品質 | 12493 / 83 fps |
GPU-Zで確認した各グラフィックカードの情報は次の通りです。GPU Clockやメモリ等、普通の仕様だと思います。
上に掲載した以外のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。他のPCでの計測値ではありますが、ほとんど変わらないと思います。
クリエイター向けソフトのパフォーマンス
現像時間は高速ですが、Core i7-9750Hとほぼ変わりませんでした。
※「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください。
デスクトップPCということで、Optimusに対応していません。Adobe Premiere Proの書き出しは、外部グラフィックスを搭載していても、Optimusに対応していればインテル UHD グラフィックスも同時に使って処理します。しかし、本製品はインテル UHD グラフィックスが使えないため、Optimus対応のノートPCよりも書き出しが遅くなっています。
※ グラフィックスは全てノートPC用
速いエンコード時間です。
エンコード時間 | |
x265でエンコード (※1) | 13分41秒 |
NVENCでエンコード (※2) | 4分5秒 |
QSVでエンコード (※3) | ― |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
以下、静音性、パーツの温度、消費電力の計測結果を掲載していますが、パーツの構成が異なる場合、結果が変わります。
静音性のチェック
本機の動作音(静音性)のチェック結果です。
やや低めの動作音です。
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
ゲーム時のGPU温度がやや高めですが、あとは問題ないです。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。
ゲーミングPCなので、一般的なデスクトップPCよりも消費電力は高いです。
外観のチェック
外観のチェックです。左サイドパネルはシースルーになっています。
天面にはUSBポートや電源ボタンがあります。
背面です。
底面です。
ケースの内部のチェック
ケース内部です。
ミニタワーではありますが、拡張性はそれほど高くありません。その分、内部がすっきりしており、また裏面配線出来ているので、エアフローはよいと思います。
マザーボードの画像です。CPUファンはトップフローです。
メモリは2スロットです。M.2スロットは1つです。
グラフィックカードです。
フロント部分には、縦に2つの3.5インチベイがあります。5インチベイはなく、光学ドライブは搭載していません。
電源ユニットはモジュラー式ではないため、余っているケーブルがあまり美しくありません。
まとめ
以上が、HP OMEN Obelisk Desktop 875(インテル)空冷モデルのレビューです。
GeForce RTX 20シリーズを搭載できる高性能デスクトップの割には、奥行きが短くコンパクトです。
イルミネーションも美しいですし、メンテナンス性もいいです。
拡張性はあまりありませんが、最近はあまり増設などをしない方が増えたので、特に問題ないかなと思います。
また、AMDモデルや、最近では水冷モデルも発売しています。
省スペースでもGeForce RTX20シリーズ搭載
HP OMEN Obelisk Desktop 875(インテル)空冷モデル
特徴
- 奥行きが短く省スペース
- 省スペースでも高性能グラフィックカード搭載可能
こんなあなたに
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1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
関連ページ
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ゲーミングPCの比較ページ。各社のゲーミングデスクトップパソコンについて、カテゴリ、グラフィックス別におすすめの製品を紹介。
パソコンに必須のセキュリティソフトの比較ページ。セキュリティソフトの選び方や、比較一覧表、用途ごとのおすすめ製品などを掲載。